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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 捨て回かと思ったら意外に良い話になっていたよ、第66話。いや、理不尽なのも無茶苦茶なのも相変わらずだけど、このくらいの適当さはいつも通りですし。ケリー先輩がなんだかいいキャラだったのと、エマちゃんが可愛かったので許せそうな気がする。

 Aパートはもう、理不尽の嵐。というかある意味正論と正論のぶつかりあいでもある。圧倒的戦力差を持つ青銅と鋼鉄の関係性が赤裸々に描かれており、この世界では貴重な「聖闘士じゃない一般人の心情」もなんとなくくみ取ることが出来る。ただ、終盤の恰好いい展開に比べると、戦場であたふたする鋼鉄コンビの情けなさはどうにもフォローしがたい。昴が頼もしく見えるという希有な状況である。基本的にスチールボルトアローくらいしか武器がない鋼鉄に頑張れってのも酷な話なのかもしれないが、わざわざパラスベルダまでついてきて戦う意志を表明したんだから、もう少し頑張れる連中じゃねぇのかよ、と。「逃げるしかない!」と慌てふためき、「自分たちは4級(この呼び方初めてじゃないか?)よりも弱いんだ」と落ち込む。そんなことなら本当に足手まといだと自ら証明しているようなもんである。さっさと帰れ、である。

 そして、「わざわざ戻ってきてやったぜ!」と大義名分を忘れてる感がある蒼摩との出会い。まぁ、蒼摩の場合は本当に「弱きを助ける」キャラなので、味方の劣勢を放っておけなかったのは仕方ないのだろうけども。自分たちが苦労していた4級パラサイトを一網打尽にする蒼摩との出会いは色々と刺激的だったみたいで、そこからの一同の会話は本当に「そらそうよ」のオンパレード。全編見た後だと、蒼摩&昴側の言い分も、鋼鉄コンビの言い分もそれなりに思うところがあるのは分かるが、リアルタイムで見てると「それ言ったらおしまいじゃ……」という台詞もちらほら。

【エマ】「何をへらへら笑っているんですか」(正論)

【昴】「そりゃ八つ当たりってもんだぜ。パラサイトの下っ端相手にピンチになるお前らが悪いんじゃねぇか」(正論)

【エマ】「私たちが足手まといって事?」(事実)

【エマ】「私たちって必要なんでしょうか? 敵も倒せず、ただやられていくばかりで……」(事実)

【エマ】「気合い馬鹿は黙ってなさいよ!」(正論)

 結局、エマさんは何しに戦場まで来たんでしょうね。そのまま不毛な愚痴の言い合いになるかと思ったが、空気を読んで登場してくれたのは、スチールをいびることには定評のある3級パラサイトいちの雰囲気イケメン、ロゲさん。相変わらず「蜂ロボが強いだけに見えるけど、どこからがお前の実力なんだ」というファイティングスタイルは安定している。隠し球の爆発蜂で新生聖衣をまとった蒼摩を吹き飛ばし、特大のダメージを与えることに成功。その後のケリー先輩の煙幕弾でどうやって逃げたのかはまったく分からなかったのだが、とにかく4人が本音で語り合う時間をくれた。そして避難した民家でも相変わらず正論バトル。聖衣を脱いだエマちゃん可愛い。

【エマ】「私たちはいない方がいいんですか? 分かってるんです、どうせ私たちは弱いし、足手まといなんです」(事実)

【昴】「蒼摩はそんなこという奴じゃない」(適当なフォロー)

【エマ】「昴は馬鹿だから分からないのよ!」(正論)

【エマ】「鋼鉄って何のためにいるの? 本当に必要? ただの青銅の引き立て役なの?!」(事実)

 うむ、大体視聴者が持ってた感想と一緒だ。エマさんがすっかり腐っちゃったもんだから、気付けば割と年長者だったケリー先輩が適切なフォロー。このあたりからケリー先輩が急にナイスガイになる。序盤に「うひょー! 蒼摩さんカッコイイー!」とか言ってた人と同じとは思えないシリアスぶり。でも、彼のいう「一般人から見たら神なんて全部同じ、単に巻き込まれたとしか思えない」というのは実に貴重な一般人の意見である。言われてみれば確かにそうで、聖闘士と関係無い人間からしたら、先のマルス大戦も今回のパラス石化騒動も、「突如降って湧いた天災」でしかない。ブロンズが頑張ってるだとか、アテナのための戦いだとか、そんなこたぁどうでもいいのである。それでも、家族を失った悔しさから何とかパライストラを見つけ出して鋼鉄に志願したケリー先輩の根性は大したものである。

 そして、「仲間たち」の意味を蒼摩やエマが理解したところで、ロゲさんとの再戦。エマさんちゃんと戦えるんじゃん、とか、地面潜って移動出来る鋼鉄聖闘士って実は凄いじゃん、とか、ハリケーンってなんやねん、とか、最後のライオネットボンバーはケリー先輩も確実に吹っ飛ばすだろ、とかいう突っ込みはさておいて、良いお話である。最後に一番大事な蜂を見逃してケリー先輩を見殺しにするあたり、蒼摩はどこまで行っても成長しきらない感が残念ではあるが、これでまた蒼摩と鋼鉄の因縁が1つ増えたので、今後蒼摩がケリー先輩の魂を背負って戦ってくれることに期待しよう。「名も無き戦士達」というタイトルの割に、はっきりとケリー先輩の名前は歴史に刻まれたのである。そして、2人目の3級脱落者として、ロゲさんの墓碑銘も刻まれたのである。先週のタルヴォスさんの侠気溢れる死に様とはエラい違いだ。しかし、来週以降、エマさんは蒼摩と行動を共にするのか、それとも足手まとい感を無くすためにいなくなるのか……

 次週、ついにあの「肝心なときは大体いない」で有名なエデンさんがようやく体育座りから立ち上がって久しぶりの登場。星矢・エデン・昴という、どう考えても接点が無い連中の絡みがどうなるのかは全く予想が付かない。「神か人間かの選択を迫られるエデン」っていうコピーもよく分からない。エデンに別に神の要素は無いよなぁ。ルードヴィグさんもメディアさんも普通の人間だったわけでなぁ。更に、昴に与えられた「破格の小宇宙」という安売りのセールストークみたいなフレーズも謎。確かにこれまで片鱗は見せていた昴だが、エデンやエウロパさんとの絡みで一体何が起こるというのか。ケリー先輩のことなどすっかり忘れて、待て次回。

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