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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「きんいろモザイク」 5→5

 可愛かった。うん、可愛かったよ。少なくとも「ゆゆ式」を観ていたときみたいに禅問答のような激しい自問自答ループに陥るようなこともなく、「可愛いものだから観ていて楽しいなぁ」と思える作品だった。そして、そこから先は、特には。

 色々と質の高いアニメだったのは事実である。Studio五組も最近はすっかり「萌え作画の安定ブランド」となりつつあり、常に白みがかってほわほわした「きんモザ」ワールドは統一感があって良いデザインだったし、監督の天衝氏によるディレクションも確かなもの。この作品を売るにはこの方向が一番だろうな、というポイントを見事に射貫いた作品作りになっていたのではなかろうか。5人のメインキャラがそれぞれに独自のカラーを出し合い、素直に可愛らしさと可愛らしさが絡んだ結果の世界が構築されている。この「既にある世界を壊さない画面作り」は非常に安定しており、製作スタッフとしても、監督ほか名和氏、名村氏、佐藤卓哉監督や池端監督まで並べて、非の打ち所がない。脈々と流れ続けるきららアニメ文化の1つとして、確固たる地位を築いた作品だろう。

 ただ、個人的にはもう一押しが欲しかったところ。具体的にあげるなら、他の4コマアニメに比べて、どうしても単発ネタのぶつ切り感が強く、「ここからここまでが4コマの1ネタなんだな」というのが分かりやすい。これは悪いことではないのだが、全ての区切りをアイキャッチで固定してしまうと、どうしても統一感に欠け、作品総体としての評価がしにくい。そして、個人的に一番惜しかったのはアリスの心情面について。たとえば、忍は幼い頃から単身イギリスに乗り込むほどの金髪マニアであり、ちょっとしたことでもたがが外れる危険人物として描かれているので、アリスへの過剰な愛情は理解出来る。同様に過剰な愛情がたった1人に向いている綾のキマシ脳も非常に分かりやすく、あざとすぎるとはいいながらも、真っ直ぐな百合模様は微笑ましいカップリング。しかし、唯一アリスが忍に向けている愛情だけが、理由を持たないのである。鬼畜こけしの名をほしいままにする要注意人物大宮忍。幼い記憶を元に彼女に憧れて日本に渡ってくるところまではいいのだが、流石にあそこまでの暴走や裏切りを見てもなお、アリスが忍を偏愛しているのはどうかと思う。あれだけ浮気性(?)の主人公なのだ、アリスはもっともっと壊れていいと思うのだが、その部分だけは何故か「アリスだから」の一言で片付いてしまっていた。理由無き百合も良いものだが、過剰な偏愛レベルにまでなるなら、やはりそれなりのバックグラウンド、惚れられる対象の人間性に説得力が欲しいのである。忍は、流石に、ちょっと……。

 いや、でもこのアニメで最もオリジナリティを発揮しているのは忍である。「重度の金髪マニア」というよく分からない設定のおかげで、モラルを全てかなぐり捨ててでも萌えに走れるその才気。彼女が中心にいるからこそアリスとの関係性もヒートアップするし、脇を固める百合成分もほどよく毒気が抜けておいしく頂ける。今作で一番好きなキャラを選べと言われたら、(からすちゃん先生を置いておくと)忍ということになるだろう。鬼畜こけしフォーエバー。もっとキチガイじみた方向に行ってしまえば唯一無二の作品にもなっただろうが……その方がファンは減る気がするけども。

 ま、余計なことを考えなければ、なるようになって充分ペイのある作品だった。今作は中の人も顔出しで踊り狂う大変な作品であったわけだが、やはりそんなキャスト陣を引っ張り続けた鬼畜こけしの中の人、中の人も鬼畜でこけしっぽい西明日香がMVP。「洲崎西」の放送も同時に始まり、彼女の爆発物としての特性も存分に世間に知らしめられた現在、更なる鬼畜の所業にも期待が高まるのである。サポート陣に配された東山・内山・種田・しゅが美あたりの仕事ぶりも見事なもの。じわじわと若い世代の地固めが進んでいる印象。そして、今作で華々しくメインキャストの舞台に上がった田中真奈美。アリスから解き放たれた後、彼女がどのような活躍を見せるかも注目が集まるところである。問題なんて、何もないね。

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