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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 いつまでたっても問題は消えず、第8話。サブタイトルは「波乱」だけど、毎回毎回波乱ではあるよな。

 WUG内での問題は前回の藍里騒動で一段落したかと思われたのだが、残念ながら何一つ片付いてはいなかった。前回「こいつが一番悪いんじゃね?」と突っ込んだ菜々美がついに牙を剥いた。前回の態度に「次回からみんなで力あわせて頑張るはずなのに、こいつ駄目やな」と思ってたら、本人は全くそんなことを考えてなかったっていう。確かに光塚云々は前から言っていたし、別に目的意識が違うことは悪いことじゃないが、そのことをメンバーに一切打ち明けずに黙々と練習に参加してるってのはどういう腹づもりなのだろうか。わざわざ人払いして松田マネにこっそりと離脱の意志を伝えており、本人の中では既に「アイドルの祭典とか出ないし」と思っているはずなのに、素知らぬ顔をして合同練習に参加するってのは、他のメンバーからしたら迷惑以外のなにものでもないだろう。最終的に1人抜けたところでそこまで影響は無いのかもしれないが、前回の顛末のおかげで佳乃や真夢は「この7人で頑張っていく」っていうモチベーションを高めているわけで、本番が近づいてから「いや、やらんけど」とか言われたらキレる。もう参加しねぇんだったら、さっさと他のメンバーに伝えて離脱すればいいのに。今のところ、どう考えてもメンバーで最低なのは菜々美である。まー、藍里との対話なんかを見てると、本人もまだ迷っている部分はあると思うんだけども。

 そして、そんな不穏分子に加えて、根本的な「実力不足」も引き続きメンバー全員の足を引っ張っている。藍里が性根を入れ替えて上昇志向になったのはいいのだが、他のメンバーたちはそんな藍里の「出来なさ」に甘えて油断していたところもあったのだろう。プロアイドルに比べると大したことない程度の練習でも「頑張っている」と自己満足してしまっていた。そりゃ、素人の女子高生集団だったら仕方ない部分ではあるんだけどね。社長とマネが実際のステージに対してはほとんどコメントをくれないので、これまでの活動には外からの目がほとんどなかったのだ。早坂が加わったことでようやくその「管理」が始まったわけだが、いきなりの温度差についていけてないことは前回から分かりきっていたこと。今回も早坂が少し目を離していたせいで、求める目標値がどうしても低くなってしまっていた。そして、そのことを原因に再び真夢と佳乃がぶつかることに。

 今回の件に関しては、はっきり言って真夢が正しい。別にI−1と比べずとも、「他のアイドルと呼ばれる存在に比べてまだまだ努力が足りない」というのは客観的な事実なのだろうし、それを主観視点でもジャッジ出来るのは、実際にアイドル活動をしていた真夢しかいない。今まではどうしても「I−1と比べると」という発言は角が立つので遠慮していた部分があったが(藍里との2人練習のシーン)、早坂に煽られたことで、勇気を出して禁忌と思われていた「I−1と比べて」という切り札を切った。メンバーに覚悟が出来ていればこれは充分に効果的なものだったはずなのだが、やはり「素人集団」では目先の苦労ばかりが気がかりで、なかなか真夢の求める理解は得られない。そんなメンバーの意見を肩代わりして、佳乃がぶつかることになってしまったのだ。客観的に見るならば、佳乃の言い分にはあまり理がない。「練習量が足りなかったから早坂に怒られた」のは事実であるし、それを訴えた真夢に対して「I−1は関係無いだろ!」と切れるのは筋違いである。ただ、佳乃の気持ちも分からないではない。実際はそうじゃなくても、「前に在籍していたグループの基準でものを見るメンバー」は気持ちのいいものではないだろうし、今のWUGでは、真夢がそういう態度に出た、と思ってしまうのも不思議ではない。そうした不信感をリーダーなりの裁量で裁いた時に、「真夢をたしなめる」というのは1つの選択肢だ。そして、これを機会に「真夢とI−1」というわだかまりを解消させてしまうことが今後のグループ運営に必要なのも事実。社長の言うように「膿を出し切る」ことで、佳乃が本当の意味でのリーダーになれるということだろう。ただ、その選択肢は相当な茨の道なのは間違い無いのだが……真夢が「I−1と比べて」っていう地雷を踏まずに上手くメンバーにはっぱをかけられたら良かったんだけどねぇ(まぁ、その場合でも菜々美爆弾は残ったままであるが)。

 残った話数を考えると、WUG内に残った課題は菜々美・真夢・佳乃だけで終わりそうだ。今回のエピソードは序盤だけは割と和気藹々としたシーンが多くて、現段階でのいい感じの立ち位置がチェック出来る。実波、未夕は完全に平和チーム。このアホの子っぽい2人で食い物の話をしているときが、WUGに一番平和な空気が流れている時間。藍里は前回の復活劇があったので、健気に頑張るチームの礎。今回も真夢がイラッとしてしまうくらいにダンスで後れを取っていたわけだが、もう余計な後ろめたさが無くなったので、その「出来なさ」を武器にして、とにかく「努力」を訴える存在に。この3人がムードメーカーになるわけだが、残る1人、夏夜の立ち位置も実はこっち寄り。真夢と佳乃の喧嘩を必死に仲裁しようとしたのも夏夜ちゃんだったしね。見た目はややケバい方だが、悪い子じゃないんだろうね。現時点で唯一個別エピソードが無さそうなのが不憫だけど、画面に映ってると目立つから、何とか存在感を出せるように頑張れ。もう、いっそのこと菜々美がいなくなった方がバランス取れる気もしてきた。

 こうして子供たちが頑張っているわけだが、相変わらずこの世界は大人たちがクールに頑張っている(松田を除く)。いちいち感心してしまうのはI−1社長の白木さん。彼の持つアイドル業の信念って、実はすげぇ真っ当でリアルなんだよなぁ。全て正しいとは思わないが、少なくとも正解の1つではある。純粋な「商品の生産者」としてここまで純度の高い教育が出来る人間ってのも貴重。「集中ほどファンの心を掴むものはないのです」っていうのは名言だ。「休まない! 愚痴らない! 考えない! いつも感謝!!」 まー、ブラック企業の影もちらつきますが、アイドル業なんて元々ブラックなもんだしな。「考えない」を取り除けば割といいコピー。そして、そんな白木社長と楽しげに盛り上がる早坂も相変わらずのリアリストで、なおかつロマンチスト。彼が教えてくれるのはたった1つのシンプルな事実、「甘ったれんな、努力しろ」。至極真っ当なスポ根だなぁ。

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