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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「蟲師 続章」 5

 何とも何とも懐かしい、「ソウルイーター」が5年前の作品なら、こちらは約10年前の作品。20052006年当時というと、アニメ製作事業が隆盛を極め、製作本数が最大値となったアニメバブルのあたり。そんな中でポロッと出てきたこの作品は、粗製濫造の作品群の中でもきらりと光る存在感を放っていたものである。当時よくわからんかったから特に録画もせずに見ていたために後になって後悔したことが、私の現在の偏狂的なまでの「録画保存主義」を産みだしたと言っても過言ではない。

 そんな10年越しの作品。つい最近特別編が放送されていたようなのだが、そちらはうっかりチェック出来ていなかったので本当に久しぶり。制作スタッフもほとんど変わっていないし、スタジオもART LANDである。ぶっちゃけART LANDってあんまり印象の無いスタジオで、この当時も「僕等がいた」なんかを同時に手がけていた記憶はあったのだが、その後どんな作品に関わっていたのかも定かじゃない。そのせいで私の中では「蟲師専門スタジオ」みたいな印象になってたりする。監督は「惡の華」でやりたいことをやり尽くした感があった長濱さんなわけだが、こちらの作品での采配は忘れずに旧作通りに手堅いものになっている。あの当時感動した幻想的な風景、必要以上に押しつけず、ただ「そこにあるもの」として蟲を描き、そこに暮らす人々の生活を彫り込んでいく原作通りの作品作りは、アニメ視聴の忙しない現代においては一際ありがたい清涼剤である。こういう作品が世に出ることが出来るっていうだけでも、まだアニメ業界にも多様性は維持されているということだね。

 正直言うと、10年前と同じコンセプトで同じクオリティということになると、当時は感心したわけだが、日進月歩の世の中ではそこまで目を引くものではなくなっているのも事実。ただ、こういうものって新しさを求めるよりも、そこにある不変性を求めて見ているものなので、余計なことはせずに、当時の志のままで忠実にやってくれることが一番望ましい。今期は水曜日がスポッと抜けたようなアニメ空白曜日になっているので、そこにこの作品が入ってくるのは実に良い配分なのだ。まぁ、その分木曜日がパンクしそうなんだけどな……。

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