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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ぎゃああああぁぁ! 完全にホラーになってしまった! 第8話! まさかこんなに早く夢限少女が誕生することになるとは思わなかった。が、しかし……。

 今回も放送後の提クレで笑わせてくれたあきらっきーであったが、前回あれだけ大仰な登場をしてみせた彼女もあんまり出番無し。むごたらしい顔面の傷を見せつけて「すげぇだろ」って自慢したあと、「お前らも同じにしてやるぅ!」と八つ当たりに挑むものの、なんであんなトコうろついてたのかよく分からない警官(警備員?)に見つかって晶のターン終了。その後の行方は杳として知れず。しかし、先週も思ったけど、なんで晶はるう子たちの記憶残してるんだよ。「セレクターバトルに関する記憶を失う」っていうのもペナルティに含まれてたんじゃなかったっけ? バトル以外に付き合いがあった一衣がるう子たちを完全に忘れてたんだから、バトルしか接点の無かった晶が覚えてるはず無い気がするんだけど。ひょっとして、一衣の記憶喪失は「友達」契約のペナルティの一部なのだろうか。だとしたら、ほんとのほんとに可哀想な願いをしてしまったものである。

 しかし、そんな一衣の惨状を見ても止まらなかったのが、今回の主役である遊月さんである。「一衣の願いは、夢限少女の力を借りずとも叶えられるものだった」と振り返り、自分がバトルに拘る理由を正当化する。うん、まぁ、事実ではあるんだけど、だからこそ一衣ちゃんが救えないわけでね。全く必要のないペナルティを払ってしまったんだものなぁ。挙げ句、気の利くお母さんは消沈する娘のためにご丁寧に諸悪の根源であるWIXOSSを買ってくるという更なる精神攻撃まで。これだけ陰鬱な物語なのに、何故か一衣さん一人だけ可哀想パラメーターが振り切れっぱなしですね。もう、るう子はずっとおばあちゃんと一緒にきぬさやの筋取ってればいいんじゃないかな。

 さて、そんなこんなで決意を新たにした遊月さん。一衣・晶と悲惨な結末ばかりを見ながらも、現実はそれよりも暗澹としているせいで、「もうやるしかない」と開き直っての無差別バトル。ちゃんとショップの自由記入ノートに書いておくとカモが捕まるあたりは優秀な町である。どうやら夢限少女になるための条件としては、プレイヤーが精神的にどこか吹っ切れてゾーンに入る必要があったようで、晶のようにどれだけ戦っても何も産みださない輩もいれば、覚醒遊月のように「ここで勝てば夢限少女だなぁ」ということが肌で感じられる人間もいる。つまり、バトルでの勝敗なんてものは、そこまで大した要因ではなかったということだ。まだ詳細は分かっていないが、やはり願いへ向けての「覚悟」の違い、そしてルリグとのシンクロ状態などが、夢限少女への扉を開けるファクターになっているのではなかろうか。行きずりの対戦相手を蹂躙して勝ちを確信した遊月は、花代さんに連れられてバトルフィールドへと降り立ち、改めて正式契約を交わすことで「願い」の成就へと向かう。しかし、夢幻少女誕生の儀式には一切の光はささず、どす黒い闇の中へ引きずり込まれるという恐怖の結末。飲み込まれた先は、カードの中だ。

 時を同じくして、香月はクラスメイトから「お前らinfectっていうかむしろincestじゃねぇの?」という疑惑(違うとは言っていない)をかけられており、心無い上に無茶苦茶なクラスメイトの発言に激昂した香月は、雨降って地固まる理論で、かえって遊月のことが気になってしまう。「でもなぁ、双子だしなぁ」と思って帰宅してみると、さて、遊月の様子がおかしい。まるでそこにいるのは「全然違った双子のピース」のごとき遊月である。ここ最近のくさくさした様子はなくなっているし、あんなこと言われちゃったせいか、いつもの遊月が女性として魅力的に見えちゃうゾ! と困ってしまう。が……いや、良く見ろ。良く聞け。どう聞いても声が違うだろうが。どういじっても川澄ボイスになってるだろうが。ヤバい。「夢限少女」とは、どうやらこれまで数多登場したルリグそのもののことを指した言葉だったようだ。遊月はめでたく「願い」を現世で叶えたはずだが、その「遊月」はカードの中へ放り込まれて新たな花代さん(?)として再び少女を冥府にたたき落とす役割を。そして、花代さんは「遊月」として願いの成就のために現世での活動を。これが、願いの叶った世界なのか。もう、完全にフォーマットだけで言ったら「世にも奇妙な物語」なんかのバットエンドである。

 現状、はたして花代さんと遊月に何が起こったのかは定かでないのだが、「遊月が記憶を失い、ルリグとして機能しはじめた」ことは事実。現在香月と絡み合っている「遊月」が、単に「別な遊月」なのか、それとも「全てを理解した上で遊月をのっとった花代さん」なのか、「花代さんの記憶を失った花代さん的な遊月の代理存在」なのかは分からない。何一つ救いのない物語であるが、せめて花代さんだけは悪い人じゃなかったと思いたいので、彼女が「現世に立ち戻る」ためにバトルをけしかけていた、っていう最悪のシナリオだけは勘弁して欲しいのだ(ただ、少なくとも彼女も元は普通の人間であり、遊月同様にバトルに勝ってカードの中に放り込まれたのは間違いないだろう)。遊月の窮状を見て辛そうにしていた花代さんの気持ちはきっと嘘じゃないだろう。ひょっとしたら花代さんも、夢限少女誕生の後に何が起こるのかを知らなかった(忘れていた)のかもしれないし、花代さんパワーを持った現世の遊月もあくまで遊月であり、「幸せな結末」を手に入れた人間が1人いるのは確かなのかもしれない。きっと、「次の夢限少女のために」遊月がルリグとして新しく仕事せにゃならんだけなんだ。だってさ、流石に緑子さんとかタマが「体を乗っ取ってやろうとしてる悪い奴」には見えないじゃん。きっと、彼女たちも知らないセレクターバトルの理があるのだろう。まぁ、どこをどうつついてもハッピーエンドには見えないけどさ。

 さて、願いがやぶれて不幸街道をひた走る一衣と、願いが叶ったはずなのに何故かバットエンドにしか見えない遊月っぽいルリグが何の因果か再び出会ってしまった。セレクターバトルは一回敗退しても、新たなルリグを手に入れたら復帰可能なんでしょうかね? その辺も全部上位概念存在のさじ加減1つな気はするけど。これでまたセレクターバトルに手ぇ出したら、もう流石に一衣さんも救いようが無い……でもなぁ、ルリグがあれだからなぁ……最悪の展開もあり得るよなぁ……るう子、もう外に出ない方がいいと思う。この町は多分どこで何やってもバッドエンドしか待ってないわ。

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