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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ヒーローは超合金! って、いつの時代のお子様なんだろう、第11話。いや、ひょっとしたら今のヒーロー玩具も素材は昔と大して変わらないのかもしれないけども。「超合金」っていう名称はあんまり使わないよな。

 コンクールから一夜明けて次のステージへ、という繋ぎのお話。前回ラストで登場した謎の女性は、公生ママのお知り合い、瀬戸紘子さん。どうやら公生の幼い日のあれこれも大体知っているようで、スペックで言うなら「ピアノの世界でも対話が出来る、椿の上位互換」ということになる。ただ、あくまでもスタンスは「親」側なので、今回自ら「後見人」という言葉を持ち出して公生との関係を説明していた。なるほど、確かに公生と宮園さんだけではあくまで中学生同士のお付き合いであって、嫌味な審査員とかがいる大人のしがらみも関係しているピアニスト業界に風穴を開けるには何かと力不足。武士も絵見もちゃんと実力に見合った師匠の下で戦いに挑んでいるのだから、公生も同様にちゃんと「戦いに挑む準備」をすべきということだろう。

 公生の過去の顛末を理解しているということは、今の公生が復帰してピアノに向かっていることの重大さも重々承知している人物ということ。決して彼を悪いようにはしないだろう。今回回想で公生ママとの思い出も少し語られていたが、公生ママだって産まれながらの調教マシーンだったわけではなく、しばらくは愛するわが子を育てる立派な母親だった時期もあるのだ。そうした公生の「良い思い出」も共有出来る人ならば、母親の幻影を単なる悪霊で終わらせるのではなく、正しい母子の関係性に引き戻す手伝いも出来るのかもしれない。なお、瀬戸さんのCVは園崎未恵。くぅ、やっぱり格好いい。ちなみにその娘さんはなにげにCV水瀬いのりちゃんだったりもする。安定の幼女。

 さておき、こうして「大人の世界」との接続の目処が立った公生であるが、本人は特に難しいことを考えているわけではない。演奏のモチベーションだって本人が言っていたように「君に届け」であるし、コンクールに負けることだってある意味想定済み。突っかかってきた武士に対しても、それが「ありったけの自分」であることを赤裸々に告白し、自分の過去数年間が決して無駄だったわけではなく、現在でも決して遊びでピアノを演奏しているわけではないと決意を述べている。確かに不格好な演奏にはなったのかもしれないが、今や彼の目標は母親の掲げた「完全なるピアニスト」ではなく、宮園かをりのみせてくれた「新しい舞台」に立つ「変なピアニスト」である。武士が共感してくれるかどうかはまだ分からないが、他の人間もどこか放っておけないような、新しい音楽家の小さな一歩が始まったわけだ。

 ここで、「新しいことをやるんだから好き放題、野放図に暴れ回ればいい」というだけでは終わらせないあたりが現実的な線引き。瀬戸さんは、一人演奏を終えて帰ろうとする公生に「結果発表は見ていきな」とだけ指示を出した。分かりきった結果などわざわざ見る必要があるのかと訝しむ公生であったが、発表の場には、彼のライバルとなるであろう武士や絵見の姿もあり、同世代の他の人間たちが公生をどのように見ていたのか、ダイレクトな反応が公生に降りかかる。更に、その場に広がっているのは試合結果に一喜一憂する悲喜こもごものライバル達。これまで公生は一度たりとも感じたことのない、「悔しい」という感情が溢れかえっていた。新鮮な驚きとともに、公生はその感情が自分の中にもくすぶっていることに気付くのである。会場からの帰り道、椿や渡には「全然気にしていない」と言いながらも、わだかまった感情を抑えきれずに叫び、駆けだしてしまう公生。瀬戸さんの言葉を借りるなら、「立派に男の子している」のである。椿を背負って歩いた線路沿いの道、今回は踏切の遮断機が降りて、「何かがやってくる」ことを暗示するシーンが印象的。この踏切は「渡る」ものではなく、勢い増してやってくる電車と線路沿いに併走して「駆ける」ものである。公生の中に、新しい何かがやってきた暗示である。

 そんな公生の門出を満足げに見守っていた宮園さんであるが、さっそく次なる課題を持ち込み、公生へのアプローチは止まる気配がない。隣の椿は相変わらず唇を噛んでいるのが悩ましいが、実は公生と宮園さんの関係もまだまだ悩ましい。公生の方はあくまで「友人A」のつもりだし、宮園さんはあの通りの性格だし……これ、渡が聖人君子でなければもっと面倒なコトになっていた可能性もあるよな。瀬戸さんもにやにやしてましたが、ピアノが語る公生の「気持ち」ってのはどんなものなんでしょうかね。ただ、そんな宮園さんも視界良好というわけではなく、やっぱり身体の問題が気にかかる。「命の灯」をそっと手に収める彼女の心境とはどんなものなのか。宮園家の両親が初登場して、なんだか割と温かそうな家庭だったし、出来れば幸せなままで進んで欲しいところではあるのだが……波乱はどこからやってくるのかねぇ。

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