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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 モザイクファクトリーわろた、第11話。既に色んなもののパロやら肖像権ギリギリの人物描写で突っ走ってきた今作であるが、あそこまで露骨なのは初めてだ。いや、モザイクかけたってアウトはアウトだろ。ザクとか、モザイク模様でもディティールかわらねぇし、よりアウト度が増すだけの結果になっているという。いや、そういうネタなんだろうけどね。

 今作が2クールだということを最近知って割と衝撃を受けた。すげぇな、この内容で2クール分引っ張るネタが……まぁ、あるわなぁ。基本的には宮森たちの仲良しチームの物語ではあるものの、いくらでも「業界それっぽい話」でネタは出てくるだろうしな。オリジナルで、しかもこんなキワモノネタでも余裕で2クール回せるのは流石のP.A.といったところ。水島努にこんなおもちゃを与えて半年放置しておくというのもなかなかに刺激的な状況である。今回のモザイクのかけ方だって、一歩間違えば「アザゼルさん」と同じレベルのアウトネタって考えるとものすげぇ下世話だしな。楽しそうに仕事していて何よりです。

 今回のテーマは大きく2つだろうか。1つ目は、宮森の心の傷をダイレクトにえぐってくる素敵イベント、就活面接。当然アニメ制作会社も一般企業と同じ面接をやっているわけで、現在働いている社員さんは皆この面接の結果としてムサニで働いているわけだ。宮森さんだってほんの1年ほど前にその面接をくぐってきたわけで、彼女の就活戦争の苦しさが回想シーンで蘇ってくる。そうか、彼女は高校卒業後は普通の大学の経済学部か。それなりに真面目な大学生だったのだろうけど、大学生で真面目一辺倒ってわけにもいかないし、普通に遊んでたんだろうなー。どんな連中と付き合って、どんなキャンパスライフを送っていたんでしょうか。その間絵麻ちゃんとは一緒だったのか。普通に考えると、大学4年間の生活を経て、しかもそれが経済学部でアニメと全然関係無かったりしたら、高校時代の友達との契りなんて忘れてしまいそうなもんだけどね。よっぽど大学生活がつまらなかったのか、彼女達の夢が本物だったのか。結局アニメ制作の仕事に舞い戻ってくるだけのモチベーションがあったのだから、それはそれで偉い。

 しかし、そうは言っても採用する側から見れば宮森なんて十把一絡げで溢れかえっている単なる「就活生」でしかない。とある大手の制作会社は、宮森のアドリブのきかなさとと浅慮から彼女を落としているし、面接の様子を見る限りじゃムサニも落とされても文句は言えないくらいの内容。タローと宮森は同期だから、宮森は「タロー以上である」という程度のハードルを乗り越えての採用ということに。「ひょっとしたらムサニ社長は意外にも見る目があり、宮森の抱えるポテンシャルに気付いたのかもよ!」とかポジティブに考えようかとも思ったが、タローがいる時点で全部無駄である。なぜ宮森がムサニで働けるようになったのか、その意味は、今のところ誰にも分からない。まぁ、好きな仕事につけて良かったよね(現状でもそれが言えるかどうかは微妙だが)。

 しかし、ムサニ志望の5人の男女もなかなかのもんである。現代の就活生ってこんなんばっかりなんですかね? いやまぁ、宮森もいっていたように「一流プロダクションで駄目だった余り物」たちだと考えれば納得も出来るが……特に2番目の男は酷かったな。こういう面接シーンとか、就活の苦労話を聞いて心の傷を刺激される人ってのもけっこう多そうな気もする。まぁ、わたしゃ就職面接したことないから大丈夫なんですけどね(間違いだらけのドヤァ)。

 そんなサブイベントを挟みつつ、宮森は就活の面倒なんて見ている場合じゃない。もう1つのメイントピックは「えくそだすっ!」最終話が完成するかどうかというお話。構成から考えて、この「えくそだす事件」が1クール目のクライマックスということになるのだろう。宮森が急遽担当することになった13話の体制は未だ整わず、あの手この手で必死に原画マンを探すも、現代アニメ業界はいつだって人手不足。こんな急場で人が見つかるはずもなく。どんどん無くなっていく可能性、迫り来るタイムリミット。みんなで一緒に「万策つきた〜」。最後の頼みの綱、ナベPのところに乗り込むも、ナベさんは大事な大事な接待麻雀の最中。焦る上司を尻目に、冗談半分のお偉いさんに遠慮なく突っ込み、なんとまさかの「原画マンとして庵野(仮)を紹介される」というとんでもない事態に。すげぇな、突然なんの変哲もないアニメの最終話原画の名前に庵野が出てきたら、そりゃみんなびびるわ。話題性はバッチリやね。これ、宮森の押しが功を奏して庵野に仕事させちゃう流れなんだろうか。来週はそのキャラクターが出てくることになるだろうから、いっそ庵野本人に声優やらせればいいと思うよ(もしくは山寺宏一ってことになるが)。

 色々と無茶は混ざってるだろうが、宮森が必死に電話帳とにらめっこしながら原画マンをしらみつぶしにするくだりは「あるある」なのだろう。社内でばらまいて20カットの余り。それを使えるコネを全部使って処理しようとするも、仕事始めたばっかりの新人進行では限界があるのだろう。頼まれた仕事を断る理由も様々で「演出一本にしぼっちゃったから」なんてのもあるし、「同人誌の仕事が忙しいから」なんてのもある。後者みたいな状態になってる人って、矢野さんのいう「自称原画マン」に近い気もするけど。そういう「他の絵の仕事」と兼業でやってる原画マンって多いのかねぇ。あと、「あの監督とは二度と仕事しねぇよ」っていう理由の人もいたけど、この辺は素人では気付きにくい「業界内情話」の1つだ。確かに、作画崩壊と騒ぎ立てる時って作監ばかりをあげつらうことが多いけど、何も責任の所在がそこにあるとは限らないんだよなぁ。最近はTwitterのせいで個々のアニメスタッフが余計なことをつぶやいて問題になるケースがちょこちょこ発生しているが、ファンの勝手な思い込みで戦犯扱いされてたりしたら、文句いいたくなる気持ちは分かる気もするな。

 さて、来週は当然庵野(仮)との絡みが見どころになるのだろうが、それ以外にも矢野さんの身の振り方がどうなるか、ってのも気になるところ。普段は元気な矢野さんも、たった1人の親御さんのこととなるとまるでレイプ眼のごとき憔悴っぷり。同僚が2人もまとめて辞めて、有能な矢野さんに大きな負担もかかっていたのだろう。持ち直してくれないと今度は宮森の負担が増えて潰れることになるので、なんとか復帰して欲しいものである。あと、今回意味ありげに描かれていたおじいちゃん原画師の動向ね。今回の感じだと、「馬のシーン、めっちゃ上手いやん!」っていう流れになるのかな。職人気質のベテランさんも頑張れ。

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