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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「失われた未来を求めて」 4→4

 終わってみれば、思っていたよりも悪くないアニメだったと思う。ちゃんと1クールの中でお話としてはまとまっていたし、それなりに独自の売りとなる部分もあった。

 印象が改善された一番の理由は、今作独特の作画デザインに慣れた、っていうのが大きいだろう。もう1話目の印象は虚ろなのでひょっとしたら放送中に自然な方向へと徐々に変化させていってる可能性もあるのだが、とにかく最終的にはキャラクターデザイン云々でマイナスイメージはほとんど無くなった。まぁ、細かいモーションの部分ではカクカクと不自然な部分もあり、相変わらずこのデザインのうまみってのはさっぱり分からないままではあるのだが、一応、本作のメインプロットとなるSF設定とのかみ合わせを考えると、「不確かな未来」「不確かな今」を表現するための輪郭だったと考えれば、納得出来なくもないだろう。

 そうした映像面でのマイナス成分が弱まれば、お話としては「普通のエロゲ」ではあるのだ。エロゲってプレイしたことないし、数も多いから何を持って「普通の」としたらいいかも定かではないのだが、学園設定と、「なんかよく分からんコミュニティ」というセッティングのベタさ、そして恋愛を絡めるためのSF・ループ設定などは、多分その道の人にはお馴染み過ぎるレベルのものなのじゃなかろうか。アニメで見た作品に限定しても、一番簡単な言い方をすれば「シュタゲフォロワー」の1つということになる。もちろん、「焼き直し」というような悪い意味ではなく、今作は今作なりに、「多重世界」を真面目に取り扱っており、ドラマとしては充分成立している。2人のヒロインを巡っての過去と未来の葛藤劇は、おそらくゲームとしてじっくりテキストを読みながら進めていけば、割と楽しめる部分も多かったのではなかろうか。

 まぁ、その上でやっぱり「ここが良い」って大々的に取り扱える部分が無いのも事実だったとは思うんだよね。「シュタゲでいいじゃん」は言い過ぎだと思うが、どうしても「複数のシナリオを多層的に攻略する」というエロゲの設定上、こうした世界改変、タイムトラベル、ループといったテーマはありきたりのものに見えてしまう。今期だけに限定しても「大図書館の羊飼い」は世界改変の物語であるし、放送時間が並んでいる「天体のメソッド」も(エロゲじゃないが)タイムトラベル・ループが絡み、最終話の放送時はまさかの2作品続けて「記憶なくなっちゃった」ネタをやられて無駄に残念な気持ちになってしまった。何かもう1つ、はっきりとした今作オリジナルの押しがあれば見やすくなったとは思うのだが……。その「あと1つ」が至難の業なんだよなぁ。

 あ、あと人を殺すときに一番手軽なのが交通事故なのは分かるが、なんかこう、もうちょっと考えてもらえると嬉しいです。今期事故死多すぎ。

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