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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 正臣のスマホの待ち受けが気になってしょうがない、第6話。あれなんやねん、チーズ星人か。

 相変わらず、同時多発的にトラブルが起こる時のお祭り感の演出が楽しい作品。前回のラストを飾ったセルティ暗殺シーンが今回だけで2回も流されており、同じ映像が複数回出ているはずなのに、何故かそうした部分での冗長さは感じない。むしろこれらが無いと時系列の繋ぎが難解になるので、変則的な時系列構成の中で、不思議とうまい効果をもたらしているという。話数も6話ってことで、そろそろこの感じにも慣れてきましたな。1期は後半になるとこういう技巧的な構成が無くなっちゃったけどねぇ。

 今回メインとなるのは、やはり新キャラの紹介パートだろうか。ロシア出身とおぼしきちょっとイカれた殺し屋、ヴァローナさんと、そのお供のヘンテコ外人スローン。まぁ、この街にいる人間は全員おかしな連中ばかりなので今更そこまでおかしい感じもしないのがすごいところだが、やっぱり冷静に見たら変な奴らである。彼女達が池袋にやってきたのは、どうやら芸能プロダクションの元社長、そして現在はヤクザの鼻つまみ者となった怪しげな老人、澱切陣内の手引きらしい。澱切という男が何者で、目的が何なのかは今のところ全くの不明だが、セルティと敵対する位置にいるのは間違いないので、作品全体としては「敵側」に回るの人間だろう。最近の作品でCV飛田展男の悪役率の高さは尋常じゃない。この胡散臭さはやはり彼の持ち味ということなのだろう。恰幅の良い老人なので一見すると豪放磊落なように見えるのだが、ひとたび口を開くと(商売相手の前とはいえ)かなり慇懃な態度で話す。どこか鷹揚な物言いは捉えどころが無く、平然と誘拐や殺しの依頼を出せる時点で、カタギの者ではないだろう。彼が狙っているのは久野ちゃん幼女、粟楠茜ちゃん。彼女の立ち位置も現時点では全く不明だが、名字から予想が付いていた通り、彼女はあのインテリヤクザ・四木さんの所属する粟楠会の社長令嬢(つまりヤクザのボスの娘)であった。彼女が何を思って静雄を「殺し」に行ったのか、そして、家出した彼女を澱切が追いかけている理由はなんなのか。彼が元々運営していた芸能プロダクションにはあの聖辺ルリも所属していたらしく、まだまだ多方面から絡みが多そうである。

 そんな渦中に飛び込んできたヴァローナさんとスローンだが、どうもこの街に集まるロシア人はおかしなところを選り抜いて集まっているらしい。日本語は片言なのに、何故か雑学の解説の時にはスラスラと言葉が繋がるヴァローナさん。常に小難しそうな本を手放さないところを見ると重度の書痴であり、無駄知識も役立つ知識も豊富なかなりのインテリ。そのくせ実際の仕事はデスクワークではなく現場でのアサシン業務ってんだから分からないものだ。彼女の傍らには常にYahoo知恵袋みたいなどうでもいい質問を繰り返すスローンが控えており、彼女の仕事をサポートしながら、日々悩みの中で苦しんでいるようだ。乳首の謎については、僕も勉強になりました。

 ヴァローナさんの即断即決により、粟楠の娘を誘拐するよりも前に、まずはやっかいな用心棒(になりそうな)首無しライダーを殺害。仕事人テクニックは本物のようで、確実に「頭部のない胴体」を確認してお仕事終わり。ライダースーツを脱いでサービスショットを披露するところまで、完璧な仕事ぶりである。流石のセルティさんもここのところ平和な(?)生活が続いていたため、首(メット)を切断されたのにはショックを隠せない。別に切られた部分に痛みはなかろうが、いくらかは鋼線の衝撃はあったし、何よりも転倒した際のダメージでしばらくは動けず。なんとか相手バイクにアンカーを打つくらいの機転はみせたが、バイクも馬に戻っちゃったし、その後の追跡ではうっかりメット忘れて走り出したから完全に都市伝説が事実になってしまっている。もう、池袋民はこれくらいのことで驚かなくなったのかしら。このまま何事もなければ来週にはヴァローナ・セルティが邂逅することになると思われるが、もし出会ったらヴァローナはどんな反応を見せるんだろう。

 そして、物語はさらに大きく2極で動いている。1つは新羅宅。誘拐容疑を各方面からかけられ続けている可哀想な静雄ちゃん。緊急避難場所としては便利な闇医者の家を選んだわけだが、まぁ扱いがひどい。新羅も自分の身が危ないことくらい分かるんだからいちいち静雄にちょっかい出さなきゃいいのに、つい軽口を叩いてしまうあたりが残念である。トムさんがいてくれるからなんとか無事でもってるけど、静雄が本気出したら新羅くらいならデコピンで消し飛びそう。しばらくは幼女の扱いに困っていた面々だったが、幸か不幸か、茜ちゃんは急な発熱でノックアウト。医者のおうちでしばらくの療養である。渦中の「誘拐目標」がこんなところにいると分かったら、ヤクザ事務所と澱切サイドはどのように動いてくるのだろうか。四木さんなんてついさっき新羅の家に来たばっかりだったのに、本当に絶妙なタイミングですれ違っているのである。

 そしてもう1極、動き出したのは帝人とダラーズ関係。前回埼玉から乗り込んできた六条千景の軍団は今回一切描かれなかった(おそらく時系列としては彼らが決起したのが同じ夜のことだろう)が、各方面からきな臭いにおいがしている。正臣からの警告は「ダラーズが埼玉方面で悪さをしている」というアサインであり、ちょっと気をつけようと思ったところに、狙ったかのような(狙ってると思うけど)黒沼青葉からの誘い。帝人君はお馬鹿ではないので一度は断ろうとしたが、あまりにナチュラルな青葉のナンパテクのせいで、気付いたらのせられている可哀想な青少年。杏里ももうちょっとはっきり断らないと、帝人も安心できやしない。更にログチャットでは何故か折原姉妹に焚き付けられ、帝人は事実関係を知ることになる。ここでの折原姉妹の動きは、単に面白半分なのか、青葉の狙いなのか、それとも臨也の狙いなのか。姉妹の動きを見る限り決して兄と繋がっているようには見えないのだが、その後で臨也が電話してきたタイミングが何となく胡散臭い。全ての意志が自然に帝人を渦中に放り込もうとしているようである。まぁ、昼間出歩くくらいは問題無い気もするけども……青葉はどんな行動を取っているときでもどこまで本気か分かりにくいので、既に薄気味悪い印象。

 そして、そんな夜に園原家にも謎のご挨拶ですよ。この町の玄関ドアの信頼性のなさといったら。蹴破られたり、ストーカーにピッキングで解錠されたり、なんか色々駄目だ。いや、明らかに町の方に問題があるけども。

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