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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「ちゅーぶら!!」 4→4

 題材が病気な作品だったが、気付けばどうでも良くなっているのが恐ろしい。「下着同好会」って言う言葉が凄く普通に聞こえるんだもんなぁ。まぁ、どこまで危険な作品かと言われると、別に大したことなかったんじゃないか、という気もする。

 結局、この作品の製作理念は「女子中学生がブラやらパンツやら言ってはしゃいでいるのを見てハァハァする作品」ではなく、「ちょっとイレギュラーな青春要素を中心にして学園ものをやるだけの作品」である。描かれていたものはエロがゴールではなくて、それを使ったコミュニケーションによる友情の描写であったり、大人と子供を行き来する微妙な年齢の心情の描写であったりする。「下着部合宿」だって、ちょいとシフトさせて「合宿に行って特訓する話」だと解釈すれば(いや、してねぇけど)、学園青春ものとして特におかしな展開ではないし、最終回に向けての燃料は学園ものでは定番の引っ越しによる別れだ。やろうと思えば野球だろうがバスケだろうが描けるような作劇である。結局、骨子はスタンダードなので、そこまでおかしなものは出来上がらなかった。まぁ、それでいいような気もするんだけど。各々のキャラクターはそれなりに立っていたし、別につまらなくはないわけだからね。

 ただ、結局それって誘致要因が薄いっていう話でもあって。この作品はどういう製作姿勢なのか分からないが画面がちょっとぼやっとしていて画的なセールスが薄く、シナリオを追う以外の作業が視聴時に発生しない。そのシナリオがチープなものであれば、残念ながら楽しめる要素は少ない。そりゃまぁ、この設定で「微に入り細を穿つ緻密な描写をするのだ!」というのはちょっとした変態紳士の主張になってしまうわけだが……

 というわけで、個人的にはキャストの力で見てた部分が大きいですな。メインヒロイン奈由役の茅原実里は、こういう地声に近い役だと演技がぎくしゃくしないので安心して聞けるし、寿美菜子もおそらく初めての「地声よりもやや低めの声」だったので、これまでとは少し違った演技の切り口が見えた。まだまだ他のメンバーに比べると見劣り(聞き劣り?)してしまうのだが、確実に進歩はしているだろう。そして珍しい関西弁の役を振られてきちんと構築してみせた矢作紗友里も、随分貫禄が出てきた。日笠陽子も、キャラとしてそこまで立ってはいないが、癖のない使いやすさが好印象。全体的に、若手連中と中堅のバランスがいい感じでした。

 そして、巨乳皆勤賞を続ける水野先生役の大原さやか。結婚に萌える天然巨乳女教師……あ、なんか切ない。憧れの先輩が櫻井孝宏だったんで、「空中ブランコ」の2話を思い出してちょっと楽しかったです。

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