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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「青春×機関銃」 5→5

 当初思ってたよりも随分楽しめる作品になっていた。みかこし元気でショタが良い(今作はショタではないが)。

 サバゲアニメという謎の鬼門、そんな中に飛び込んでいく3つ目の作品。これまでのヘンテコサバゲアニメに比べると、今作が最もまともにサバゲをプレイしていたし、サバゲの楽しさが伝わってくるシナリオになっている。いや、ホントにこれまでの2本がおかしかっただけなのだが。まぁ、スポ根ものなんかの定石ではあるのだが、「何も知らないけどどこか突出した才能がある新人が、そのスポーツの楽しさを先輩に教えられてチームで成長していく」というフォーマットのお話である。ただ、サバゲの場合には野球やサッカーのゲームメイクと異なり、「何がどう上手くなればいいのか」がよく分からないので、あまり「競技としての成長劇」は作れない。結局作中で描かれた性能って、立花がやたらと身体能力が高いけどひたすらノーコンっていうことだけだったし、武器の性能差とか、作戦の機微とかもVSホシシロ戦でちょっとやっただけだったし。基本的には、サバゲを通じてキャラクターの人間関係を描くの主な目的。

 そうしてみたときに、トイガンガンの3人の関係性はなかなか面白い。3人が3人とも積極的に個性を主張してくるし、どれもこれも「よくあるキャラ」で終わらないだけの魅力もある。まぁ、松岡だけはシナリオの展開上「なんかウジウジした奴」という残念なレッテルを貼られがちではあるのだが、別に悪人として描かれてるわけではないしな。立花の無鉄砲な性格は実に主人公向けで、色々と見当違いの悩みを抱えながらも真っ直ぐに生きているのが分かりやすいから印象は良いし、雪村のキャラも、いわゆるテンプレ的な「オタクキャラ」から逸脱して不思議な愛嬌がある。そして、そこに「立花は実は女なんですが」という今作最大の眼目が関わって面白い人間関係になるわけだ。まぁ、まとめると「雪村→松岡」が純正ホモ、「松岡→立花」が精神的ホモ、というくくりになるわけだが。その辺がホモにまとめられるのは時代の流れだからしゃーない(そうか?)。結局アニメでは作中で女性カミングアウト出来なかったけども、原作ではあの後ちゃんと打ち明けることが出来たんでしょうかね。あの直後に打ち明けてたら松岡のメンタルが色々大変なことになってたと思うけども……いや、むしろ安心するかな。「良かった、男に惚れた訳じゃないんだ」って。

 大抵こういう「性別誤認」はなんだかやりきれないドロドロが付きまとうものだが、今作は立花が馬鹿なのでそういう心配もあまりない。男2,女1のセッティングながら、雪村がホモなので(??)余計な三角関係にならずに済みそうだし。そういう意味で、今後の3者の関係性も気になるので続きが見てみたい作品ではあるな。敵対するホシシロについても、最終的には「嫌な奴だけど悪人ではない」という結論に落ち着き、立花がスキルを上げて改めて直接対決になれば、案外すっきりさわやかなバトルが展開出来るかもしれない。まぁ、何にせよ「遊びなんだから気楽にやればええやんけ」の一言で終わるわけだけどねー。

 というわけで、割と楽しんで観られた良い作品でしたよ。やっぱり「みかこし元気でショタが良い」だよな。今作はエンディング歌唱、挿入歌歌唱なんかで色々と活躍し、マルチな才能を披露してくれている。ホントに器用なスタンスである。あと雪村役の松岡禎丞。個人的に、あんまり松岡君に対しては面白味を感じたことはないのだが、たまにこうして飛び道具みたいな役が出てくると「やっぱり一線張ってる役者は色々持ってるもんだなぁ」と感心させられる。良いキャラでしたよ。

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