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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「終物語」 5

 最後の「傷物語」の予告で阿良々木さんと忍野の会話を観ても、「どうせチョロ松とおそ松の会話だろぉ?!」みたいな気持ちになる今日この頃。現代アニメの6割くらいに同じシステムが適用出来ますので、お試し下さい。

 汲めども汲めども尽きることのない泉のごとく、まだまだ出てくる物語シリーズ。一体どんだけあるのか、原作を知らない私なんかはただひたすら右から来たシャフトアニメを左に受け流すことしか出来ないが、毎回楽しませてもらってますよ。年末2時間スペシャルのイメージが強かったが、今回は「セカンドシーズン」以来のシリーズアニメとのこと。また引っかき回すことになるんでしょうかね。

 初回の一時間スペシャルということで、実にまとまった内容になっているわけだが、この作品で改めて見せつけられたのは、「シャフト声優」という精鋭の力である。まるで忍野扇というキャラが来ることが分かっていたからこそ温存していたかのように、ここに水橋かおりが絶妙のハマリ方を見せる。これまでもシリーズのいくつかの作品に登場して「なんやこいつ」という存在感を見せてくれた扇だが、いよいよ表舞台に立つことになるのだろうか。そんな彼女のCVがシャフト声優としてお馴染みのミズハスなわけで。いや、彼女はシャフト作品に毎回毎回顔を出しているわけではない。冷静に考えりゃ2作品だけなのだけども、そこで「宮子」「マミさん」という特大のインパクトを残しているからこそのここでの起用であろう。阿良々木さんよりも年下キャラということで作中では神原や撫子、シスターズなんかと同じカテゴリに入るはずなのに、それらどのヒロインとも異なる超然とした特異性は、独特のビジュアル、そして水橋ボイスによって実現されたものだ。萌え袖に裏打ちされた圧倒的ヒロイン力。彼女の活躍が観られるというだけで、今回のシリーズには期待も高まろうというものだ。

 そして、おそらく原作読者ならば初読の時点で脳内再生が確定していたのではないかとすら思われるのが、老倉育役の井上麻里奈である。もう、この委員長はキッチリしすぎてます。いつ阿良々木さんがスコップで撲殺されるのだろうと冷や冷やしていたが、幸い(?)そんなこともなかった。麻里奈も「ここまで温存してたんじゃないか」と思えるレベルのハマりっぷりである。もう、この奇跡のコラボが観られただけでもある程度満足。ちなみに、今回ガハラさんの台詞はモブが議論の最中にギャーギャー騒いでる最中の「よく分からないわ」の一言だけである。メインヒロインちゃうんか。さらに、神原なども含めればそれなりの数の女の子が出てきたにも関わらず、ラストを締めるのは羽川さんの阿漕過ぎるアピールプレイである。やっぱり羽川さんがナンバーワン!

 とまぁ、そんな感じで、このシリーズは「各ヒロインがどの程度魅了してくるか」を注視しておけばいい作品だと思っているが(ほんとに思っているが)、それ以外にも、相変わらず技巧に富んだ板倉さんの画面造りだって楽しい。個人的に印象深いのは、今回は密閉教室の中が舞台ということで、ことある事に机と椅子がフィーチャーされていたこと。教室の中にあるマテリアルだけで色々と表現しなければいけないのだから必然的にそうなるのかもしれないが、現在のシャフトのスタイルが固まった1つのピークともいえる「ぱにぽにだっしゅ」においても「机」は非常に重要なモチーフとして使われていたし、その後発表された「ネギま!」における机の存在は言わずもがな。こうしてみると、今作はこれまで刻んできたシャフトの歴史を振り返るような不思議な厚みが感じられるのである。あと、これは穿った見方なのかもしれないけども、「学級会」「犯人当て」っていう要素のせいか何となく「ダンガンロンパ」を意識したような演出が多かった気がするね。

 こうして、「いつものシャフトながらも、いつも通りに面白い」画面は存分に堪能させてもらい、スタート時点での点数はもう少し上げ目でもいいかとも思ったのだが、流石に今回はシナリオの密度が薄すぎるな。軽めの短編一本分のネタだからしょうがない。これでもおそらくかなり描写は削ってるんだろうし。基本的に、西尾維新っていう作家はカルピスメイカーなんだ。何かひとネタを用意し、そこを詭弁と駄弁で徹底的にかさ増しさせる創作スタイル。あまりにも薄めていくために、私なんかはあんまりこの人の文章には触れたいと思わない(ソースは小説版めだかボックス)。ただ、この人が薄めて作るカルピスはとても変な味のものが出来上がるので、それは決して「薄味」とは言えないし、このくどさを好きになる人がいることも理解出来る。そして、このくどさを上手い具合にマイルドにしてくれる素敵な調整過程の1つに「アニメ化」があるのだ。アニメにする場合、流石に原作通りの駄弁をそのまま垂れ流しては成立しないために、脚本からどんどん切ってくれる。さらに映像で別方向からの楽しみが付加されるので、より手軽に、自分にあったスピードで「変な味のカルピスのいいところ」を楽しめるのである。だから僕は「西尾維新の小説は好きじゃないけどアニメなら好きだよ」という具合になる。ただ、今回のシナリオはあんまり良い調理法ではなかったのではなかろうか。これ以上伸ばしてダレるのも悩ましいし、かといって今回のシナリオが切り詰めまくった結果というほどに詰まってもいない。むしろ冗長さ、薄めるための水の味が強く出ていた部分も多い。この辺りのバランス感覚は本当に難しいところで、ひょっとしたら受け手側のバイオリズムで変わってきたりするかもしれないんだけども。

 まぁ、文句は言いつつも、尺に見合ったものはきちんと得られたと思うし、たっぷり一時間ハイパー扇ちゃんタイムというならそれだけでも充分。さて、この先のストーリーはどうなっていくことやら。

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