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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 萌え袖でチャリ乗るのは危なくない? 第6話。でも扇ちゃんはよくチャリで登場するイメージがあるな。今の道交法だと警察にお叱り受けるんじゃなかろうか。

 老倉育編の決着エピソードにして、「終物語」の始まりといったところだろうか。毎回、エピローグというか風呂敷のたたみ方というか、そのあたりはきちんと余韻を持たせながら「終わった」感を出すあたりは本当に卒のない作劇。中盤がなあなあだったり、筋立てが無茶苦茶だったり、逆に凡庸だったりしても、最終的に「まとまった感」があるだけでも印象は随分変わってくるもので。そこで撫子の時のラストみたいにぶっ込んでくるかどうか、ってのでもまた話は変わってくるけども。今回のラストは「中身が分からない手紙」ですか。まぁ、この手の「残し方」は基本ですわな。ちゃんとハッピーエンドって分かるだけでも良心的。

 さて、今回はAパートのメインが「羽川VS扇・再び」であったが、羽川さんのことをガンガン罵倒していく扇ちゃんを見て少し扇ちゃんが嫌いになるくらいのお話。いや、元々「ラスボス」なんだったらあれくらいの言動はしょうがないのだろうけども(全部計算づくでやってる部分もあるだろうし)、僕らの英雄羽川翼に対してあんな口をきいたら、そりゃギルティですよ。どこぞの白猫に首根っこもぎ取られても知らんぞ。そして、そんな罵詈雑言に対して怒ることのない阿良々木さんにも幻滅だ。扇ちゃんが本気ではなくていつも通りの憎まれ口、ってんで流してるのだろうが、分かった上で聞いていたとしても羽川さんサイドからしたら不快なものだろうに。少しでいいからたしなめるくらいはして欲しかったな。やっぱり「扇ちゃんには甘い」のだろうか。

 しかし、そんな後輩の無礼に対しても、羽川翼はキャラを守りきった。生意気な後輩の挑発を真正面から受け、彼女の数えたカウント10。今回最大の見せ場といえばこの10秒だったんじゃないでしょうか。それまでも執拗に「おっぱい」に絡んだ描写が多かったが、このシーンでの10のカット割り、「羽川の本気」が垣間見られて、扇ちゃんの言葉を借りるなら「全盛期」が見られたようで嬉しかったですね。ストライプ羽川に戻れば処理速度も上がるのかな。やっぱり人間幸せになってしまうと何かが抜け落ちるのかも。「あの頃のテンションに戻っちまったよ」みたいなやんちゃしてる方が格好良いのかもしれません。作中一のいい女、羽川翼。

 謎を解いた2人の才媛からヒント、っていうか答えをもらって滅多打ちにされる阿良々木さん。今回は「密室の謎」ということで期待を持たせたが、まぁ、今更西尾維新が新しい密室トリックなんて考えるはずもないわけで、ミステリとしては(むしろホラーとしては?)割とありきたりな結論。別に期待はしてなかったのでそこはいいのだけど、扇ちゃんと羽川さんが「こんなひどい想定を」みたいなことをずっと言ってた割には、「まぁ、そうなるやろ」みたいな答えだったのはちょっと拍子抜けである。そもそも、答えっつうか扇ちゃんの勝手な妄想だしね。あくまでも「考えられる1アイディア」であって、それが真実かどうかは誰にも分からない(老倉しか知らない)。一応、この「あり得る1つの可能性」に真実味を持たせるための背景の設定は流石に上手くて、例えば一番の問題になった「玄関の鍵」というファクターについても、老倉にはっきりと「鍵が閉まっていた」と証言させるのではなく、「覚えていない」と答えさせ、その結果、羽川さんたちが「印象に残っていないということは閉まっていたのだろう」と論を補強している。ここでもし老倉が「鍵は閉じていた」と証言していたのであれば、老倉の故意を疑う必要があり、物語が「そうかもしれない結論」に収束しない。あくまでも「老倉は気付かなかったけど、その可能性が高い」という結論を作り出すのが目的であり、そのために老倉は「無自覚な殺人に加担していた」という事実が晒されるのである。

 こうして、老倉育を巡る事件は割とあっさり収束。いや、事態としては割ととんでもない話なのだが、少なくとも老倉の人生においては「終わったこと」をきちんと片付けられたというだけの話であり、過去にどんなことがあったかはそこまで重要ではないのだろう。彼女の中で、「母親のこと」「阿良々木のこと」という2つの問題が同時に解決したことを素直に喜ぶべきだ。持って回った言い回しは大体意味が無いために肩透かしをくらうことが多い本作(というか西尾維新作品全般)だが、「仇であっても返せるものがあって良かった」という阿良々木さんの台詞はちょっといいかも、と思ってしまった。まぁ、意味はやっぱり分からんのだけどね。

 エピローグではあけすけなガハラさんのメールなんかで妄想が膨らんだりもしたが、扇ちゃんの意味深な台詞でこれから続くであろう試練を感じさせるのが大きな要素。そして、旅行と称して無敵兵器の羽川さんが合法的に退場してしまうことも告知されてしまった。羽川さんがいなくなったら何を楽しみに見続けたらええんや……良いキャラだった老倉さんも退場しちゃうし、他のヒロインは頑張ってくれるかなぁ。しかし……このエピソードを御母堂に見せちゃう老倉さんの中の人もすげぇな。確かに良いキャラではあったが、母殺しを実母に突きつけるのってどうなのよ。役者の親って刺激が多くて楽しそうだ。

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