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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 レプリカの、レゾンデートル。第8話。まだ擦れる設定が色々とある。ほんとにちゃんと自分で作った「レプリカとは」という設定に責任を持ち、面白くしてくれる作品である。

 先週判明してしまったピリピリした雰囲気は一旦お預けにして、前半は思いっきり学園祭を楽しむナオさん(とアキくん)のターン。ここのところ素直との関係性は本当に良好で、彼女もナオのことを応援してくれているし、記憶の伝達も実にスムーズ。2人が入れ替わっているとは思えないくらいにすんなりと学園祭初日と2日目で役割分担ができている(初日の素直、果たしてどんな態度でクラスの出し物に貢献していたんだろうか)。あとはお祭りの諸々を堪能するだけである。

 今作は作画とかで積極的に魅力を打ち出すタイプではないのだが、そんな中で妙に気合が入っていたのはお化け屋敷探索シーン。ほんとに怖いものがダメらしいナオがピーピーいう表情が実に良かったし、いろんな所作が「お化け屋敷苦手な人あるある」で面白かった。最初から半目でろくに前を見ないで歩きますよね。あ、ちなみに私もお化け屋敷苦手民ですが、「あるあるだよね」とか言いながらろくに入ったことすらないのでよく分かりません(主な参考資料は相羽あいなさんです)。そもそも高校の文化祭でお化け屋敷やるクラスのことがよくわかってません。教室にそんなもん再現できるもんなんだろうか……俺が高校生だった時に自分の学校にあったかどうかはよく覚えてない(体育館みたいな別な場所に作ってたような気はする)。でも、ナオさんが愚痴ってた「壁ぶち抜いて隣の教室と繋げたんじゃないの〜!」という悲鳴も何となくわかる気はする。教室ってさ、普段机並べて大人数で生活してるから気づかないけど、当然家とかと比べたら面積はめちゃくちゃでけぇんだよ。それを暗幕やら壁やらで細く区切ってルートを構築すると、1つの教室とは思えないくらいのロングコースになるっていう……まぁ、相当制作に気合いれないとそこまでできないだろうけど。青春だなぁ。

 さらに「怖すぎて腰を抜かす」もあるあるかもしれないけど、冷静に考えたら人生において未だ「腰を抜かして立てなくなった人」にも会ったことはない。ナオさんはガチで足腰立たなくなってしまったが、アキくんからしたらたいそうな役得である。このカップルのイチャイチャ、ほんとに無限に続くんだよな……末長く幸せになればいいのに。

 とかいう優しい気持ちで終われたら良かったのだが、当然そうは問屋が卸さない。いよいよ本題となる演劇が幕を開けようというとき、生徒会長(レプリカ)が鏡を見て自我を刺激されて制御不能に。慌ててなだめるナオだったが、流れで話させた会長の人生があまりに壮絶すぎた。なんと、このレプリカはアキの「怪我した時に出して以降一度も引っ込めてない」を余裕でぶち抜き、「13年前に生まれてこのかた、ずっと存在し続けている」という十年選手のレプリカであった。そういう存在もあるのか……と思ったが残念ながら彼女の存在は望まれたものではなく、幼少期に無邪気に分身したら母親(CVお姉ちゃん)がぶっ壊れたという。……まぁ、気持ちは分からんでもない。

 その時にすぐに消してしまえれば良かったのだろうが、おそらく幼い本体は消し方もよくわからなかったのだろう。そのまま文字通り「忌まわしき」ドッペルゲンガーに認定されてしまった会長(偽)は哀れ里子に出されるという斜め上の方法で処理されてしまう。送り出されたばあちゃんたちもさぞ困ったことだろう。「旦那さんの隠し子かいね」とか思われたんだろうか。もしくは世間に隠さなければならぬ忌まわしき双子とか(黄泉のツガイだ)。まぁ、とにかくそうして「レプリカ」というよりは「単なる別人」として育てられてきた会長さん。ここから分かることは、レプリカは出しっぱなしにしてもふつーに成長して変化していくということ。これ、こまめに出し入れしてるナオの場合は時間の流れってどういう処理になるんでしょうね。本体と同じ状態を維持して同時に変化していくのかな?

 ただ、そうなってくると今回会長が怨嗟とともに吐き出していた「レプリカであるが故の呪い」はちょっと説明がつかなくなる。レプリカは「容姿はそっくり」だが性格にやや差があることはナオもアキも認識しているところ。この2組の場合はそんなに大きな差ではないのであまり気にしてなかったが(ナオは気にしてもしょうがなかったが)改めて「ずっと別々に生きてきた」会長から「レプリカの生きる意味って、怖くね?」という話を持ち出されてしまう。おそらく、レプリカと本体の性格に差が出るのは、そのレゾンデートルに決定的な違いを持って生まれているからだ。それが「本体への献身」というプログラム。ナオもアキもこれまで何一つ疑問に思わなかったが、レプリカは、とにかく本体の幸せを願って動くという大前提が存在している。そのせいで、微細な行動の差が降り積もって性格の差が開いていくのだろう。ナオがその分かりやすい事例で、いくらか身勝手な素直本体より、明らかにナオの方が他者利益を優先する性格である。なるほど、これが「生まれた意義」に紐づけられているのだとしたら、何とも罪作りな存在である。

 「こんな生き方でいいのか」と訴える会長だったが、そう訴えるご本人も脳内に組み込まれた「本体優先プログラム」には抗えず、無茶苦茶な高校生活はすでに破綻寸前。ここまで追い込まれても、レプリカとしての職務を全うし続ける姿は、確かに恐ろしくも見える。さぁ、ナオさんはそんな会長の姿をどう見るだろうか。レプリカという己の生き方を、再び否定してしまったら、今度はアキでもリカバリーできない気がするが……。

 
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