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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ずっと聞いてるだけアワー、第9話。まぁ、この作品では割とよくあることなんだけどね。こういう回を見てると、やっぱり「物語」シリーズのアニメ化ってのは尋常ならざる無茶な所業であって、それをどうにかこうにか成立させているシャフトって特異な存在だな、ということが再認識出来るわけです。

 これまた本作ではお馴染みであるが、今回の臥煙さんの説明はありとあらゆる部分が持って回った言い方をしているために、あれだけ説明のテキストで埋め尽くされていたというのに、現在何が起こっているのかは今ひとつ分かっていない。長口上の内容をまとめると「忍が死んだと言っていた最初のサーヴァントがまだ生きてたんだよ」「それが妖刀を取り返そうとしているよ」ということくらいしかはっきり分かっていない。鎧武者の怪異が町を訪れたのが15年前、というのは阿良々木さんが生まれて間もない頃ということになるが、そのタイミングに何かがあった、という示唆こそあれ、それが正確に何なのかは全然分からないし、今回、過去の怪異がまとめて襲ってきたことの説明もまだ待ちぼうけをくらっている状態。前回の時点では「過去の怪異に似せた何か」なのかとも思っていたのだが、今回阿良々木さんははっきりと「蛇切縄」と認識しているので「そのもの」であるようだし、臥煙さんの台詞からして、シリーズスタート時点で様々な怪異が阿良々木さんの下に集まったこともどうやら偶然ではないらしい。まー、この手の「シリーズもので累積した偶然を後から偶然じゃなかったと説明する」ってのはなんだか阿漕な話な気もするが(例えばコナンや金田一が「お前の回りで人が死にすぎるのは偶然だと思っていたのか?」とか聞かれたらそりゃショックだろうよ)、利用出来るものは全て「伏線っぽい感じ」で使っていく原作者の貪欲さは評価したい。とにかく、事ここに及んで、巻き込まれ体質の阿良々木さんの苦難の人生の理由がはっきりするということなのか。そうなのか?

 とりあえず、そんな大きな話になってしまっているために説明は長い。Aパートこそ襲撃してきた怪異を3人で打ち倒すシーンで動きがあったが、白蛇神社に着いてからはもう臥煙さんしかしゃべってない。久しぶりに「本作らしい」展開になってきた。過去にも、こうして歴史を語り尽くす展開というのは何度かあったわけだが、そのたびに、シャフト演出は奇をてらった画面構成でその冗長性をくぐり抜けてきた。一大絵巻物に仕上げたり、羽川さんの旅行記をパノラマ風に綴ってみたり、見ているだけでも退屈しない画面というのは作れるもので、さらにテキストの補分として映像面にもさらに意味を持たせるシャフト的「多重構成」が極まったのも今作の手柄。1期の画面の密度は相当なものだった。

 ただ、今回の話に限っていうと、「奇をてらった」部分は面白く見られるものの、画面自体にはあまり意味を含んでいないように見える。コンテ担当の潮月一也氏は元々作画出身の人で、「画面を退屈しないように面白おかしく動かす」ことについては意識を割いているが、そこに意味を読み込ませるところにまでは注意を回していないために、どうしても「何となく面白そうな画が動いている」という印象が否めない。臥煙さんの熱弁のおかげで退屈ってこともないのだが、もうちょっと「シャフトイズム」が匂い立つ画面構成が見たかったものである。まー、元をただせば無茶な脚本書いてる原作者が一番悪いわけだが……。

 ま、それはさておいても作画状態は安定してるんだけどな。忍はシリーズを重ねるごとに愛嬌が増している気がする。幼女も童女も可愛いんだなぁ。もう、それでいいじゃない。

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