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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「最強武将伝・三国演義」 4

 今期は、なんか凄いらしいという噂を聞いた。既にとりあげた「SDガンダム三国伝」と、これ、そして「真・恋姫無双」に「一騎当千XX」と、実に4本もの三国志ネタアニメが割拠しているのである。まぁ、うち2本が萌えエロ、1本がガンダムというのが日本人の素晴らしいところではあるが……

 そんな空前の三国志ブーム(?!)の中で、最も硬派で堅実な三国志を描くのがこの作品。何でも中国様が莫大な資金を費やして作っているらしく、その壮大さは三国志というブランドの存在感を嫌でも伝えてくれる。日本語版でもオープニングテーマがささきいさお、エンディングテーマがMay’nと無駄に豪華であり、劉備役のキャストはなんと船越英一郎、ナレーションは鹿賀丈史。なんでもホリプロが全面協力しているらしく、キャストの過半数を俳優、タレントが占めている。ま、ドラマと違って声優業務だとどれくらいギャラがかかるかは知らないけど……(少なくとも声優の値段じゃねぇんだろうなぁ)。

 実際に画面を見てみると、なるほど、いわゆる「中国産アニメ」という響きが持つうさんくささとはひと味違う。近いところを敢えてあげるなら、キャラクターのモーションは日本製のアニメよりもディズニーなどのアメリカ産のものに似ている。おそらく動画を画面全体1枚単位であげるのではなく、キャラクター1人1人につき別個にあげて繋げる手法を採っているのだろう。多少CGの塗りが浮いてしまうあたりは本家アメリカと比べるとまだまだ技術が追いついていない感はあるものの、労力がかかっていることは充分伝わってくるし、日本アニメに慣れた私のような病人でなければ、こちらのぬるぬるした「自然な」動きの方が質が高いと言う意見も多いかもしれない。実際、日本のスタジオでこんなことやろうとしたらエラい手間と金がかかるので、まねしようとしてもまねできないだろう。中国アニメがどういう方向に進化したのかがよく分かる、見事な出来だ。

 ただまぁ、個人的にはあんまり好みじゃないんだけどね。こればかりは「好み」というあまり使いたくない単語を使うしかない気がするが、やはり各々のキャラクターの連動性が薄くなるため、掛け合いのタイミングがずれたり、無駄な動きが多くなっているように見えてしまう。もちろん、それには吹き替えをしたが故のズレも関わってくるだろう。桃園の誓いの前の酒屋のシーンなんかが分かりやすいが、どうしても早口になってしまい、キャラクターの動きとのシンクロが弱いし、芝居がリアルなものにならない。間の取り方を大切にするか、個々のキャラクターの動きの正確さを優先するかという問題になるのだろうが、どうしても後者がそこまで活かし切れているように見えないのだ。

 そして、やっぱりキャストの問題もある。参加している人間は素人ではないのでそこまでひどいものではないのだが、ここまでの完成度を誇るアニメーションとなると、細かい齟齬が誇張されて見えてしまうのだ。もちろん、純粋に下手な奴もいる。いろいろな方向に欲を出したいのは分かるのだが、ちょっと足並みが揃っていない部分が気になってしまうのだ。まぁ、このあたりは見続けていれば改善されるものかもしれないのだが……見続けるかなぁ。

 毎度毎度のことだけど、桃園の誓いの時期の劉備、老けすぎだよね。 

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