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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」 6

 冒頭からいきなりびびらせる展開。なるほど、そう来たか。大川さんのナレーションはひとまず3部までで終わりってことなんやろな。だとしたら6部のウェザーリポート役を続ける可能性もワンチャン。

 さて、第4部である。4部というと、これまで私は「JOJOで好きなのは何部?」っていう質問には「4部」って答えていたタイプなので色々と期待も高まっている部分。まぁ、既に8部まで進んでいるし、歳を取った今になって改めて読み直したら他の部も負けじと面白いので悩んでしまうが、4部ってのは私がリアルタイムで最初から最後までジャンプで読んだ初めてのタイトルなんですよ。3部の途中から読み始めてるから。そういう意味では思い入れも強いし、独特の雰囲気はやっぱり荒木先生がやりたいことの極致みたいな気がするので、好きなことは間違いない。「一番好きなボスキャラは?」だったら文句無しで吉良だし。

 しかし、この第4部、アニメ化となると色々と難しそうではある。3部までとはガラリと雰囲気を変えて「日常に潜む謎」を描いた作風になっており、3部までと同じテイストで描くのでは色々と齟齬が出る可能性もある。当の荒木先生は同じ筆致で描いているかと思いきや、あの人も歳を重ねると平気でどんどん絵柄を変えていく人だからなぁ(本人の人相は変わらないのに)。4部も、最初のうちは3部から引き継いだテイストを残していたが、どんどん「4部用」の画に変化していった印象がある。鈴美のデザインなんかは3部の女性とも6部の女性とも全然違うしね(5部のトリッシュとは通じるものはあるかな)。そんなわけで、この4部全体の雰囲気を「どの荒木絵に合わせるか」っていうのは、アニメ化する際の最大の焦点になるわけだ。

 そこで、これ。うーむ、また思い切ったデザインを起こしたものである。唯一シリーズを跨いで登場した承太郎を見ればその変化は一目瞭然。全体的にシュッとしてスマートになり、筋肉のごつさが減っている。描き込みもあっさり目になり、全体的には荒木絵独特の意匠を強めに押し出す感じか。また、3部ではしばらく抑え気味だった色彩のどぎつさも1部アニメに近い状態に戻っており、黄土色の空に紫色の森という、暴れ放題の着色だ。おそらくこの4部アニメについては「奇妙な」の部分を強調してミステリアスなテイストを大事にするつもりなのだろう。背景画も3部のオリエンタルで息づくようなリアル志向を離れ、完全に「組み上げられた街のパーツ」としての舞台設定。まるで箱庭のように作られた杜王町全体がなんだかうさんくさいまとめ上げ方になり、地球まるごと舞台にしていた3部のロードムービーとの対比を見せている。万一アニメしか見たことがない視聴者が見たら度肝を抜かれることだろうが、このデザインもまた、荒木絵の一側面である。今後も様々なところで、ヘンテコ面白い画を楽しむことが出来るのではないだろうか。それにしても、やっぱりこうしてみると康一君の身長はおかしいよな……承太郎に「190㎝はある」って言ってたけど、その尺度だとお前の身長1mもないぞ。

 こうしてデザインが完成し、描かれた物語も色々と捻ってある。冒頭のラジオからスタートする導入もいきなりで吹いたが、そこからまさかの食卓のカット。冒頭からいきなり見せていくのはアニメオリジナル。あのテーブルの1枚絵だけでも圧倒的に不穏な感じが満ち満ちており、初見の視聴者は何が起こったかと驚くだろう。他にもちょいちょい展開はいじられており、一言一句漏らさず、徹底して原作に忠実だった3部までとはまた違ったコンセプトで脚本部分が構成されていることが分かる。まぁ、4部ってのは荒木先生の適当さも存分に発揮されたパートでもあるので、アニメではそのあたりを補完しつつ、矛盾点を解消して不要なものを切り取るなど、全体を見据えたリビルドがなされているのだと思われる。原作が手元に無いので不確かな記憶だが、たとえば最初に康一君と承太郎が出会った時の康一君の「杜王町の人口が云々」みたいな台詞はカットされている。これは、後々まで読んでいくと別に康一君はそういう余計なことをいうウザキャラじゃないからだ。他にも、仗助と康一君はこの日が初対面なので、2人が親しくなる過程が多少追加されていたり、詰まった尺の中でも自然に見えるように組み込まれた脚本が面白い。少なくとも3部の時にはアニメで追加された要素は全て面白いものばかりだったので、今回も色々期待してよいのではなかろうか。しかし、どれくらいの尺でやるものかねぇ。

 中の人については、発表後話題になった仗助のキャスト変更が最も注目すべきところだろうか。個人的には確かに渉版仗助でいってほしかった部分はあるのだが、まぁ、おのゆーもイメージは合ってるし、キッチリこなしてくれることは疑いないのだから大丈夫。すぐに馴染んでくれるよ。朋子役に豊口めぐみっていうのもナイスキャスト。若奥様がさらに色っぽくなった。彼女の食べかけの鎌倉カスターが食べたいです。そして敵キャラ第1弾、アンジェロ役にはハマケンこと浜田賢二が登場。なかなかよいスタートだね。他のキャストもこれから毎週楽しみ。とりあえず由花子と吉良さえゲーム版から変わってなければいいな、とは思う。あとついでに辻綾も(放っておくと色々出てくる)。

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