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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 仗助がやってたのはグラディウスなんですかね、第11話。原作だと具体的にどんなゲームかは出てなかった気がするけど。ちなみに作中時間なら99年だからプレステ全盛だが、掲載時期を考えると実際やってるのはスーファミかな。なんかメガドライブみたいな色したハードだったけどな。

 レッチリ戦の開幕。4部に入って初めての「巨悪」と呼べる敵キャラとの対戦だ。レッチリさんは4部のスタンド中では突出して戦闘能力が高いにも関わらず、「電気」というテーマ性があるので日常生活の諸々と絡めて変なシチュエーションを作り出すことが出来る性質が秀逸。今回も、別に堂々と東方家に登場すればいいだけなのに、何故かテレビ画面の中で寝っ転がっていたりする。あれ、スタンドの「電気」っていう性質だけを考えたらおかしな話なんだけどな。ものすごく高度な電子的操作を駆使してブラウン管に自分の映像を投影していたんだろうか。いや、単に「ちっちゃなレッチリ」があの空間にいたと考えることも出来るけども。スタンドは大きさを自由に変えられますからね!(死んだ設定)。ちなみにその他にも、今回「電力によって強さが上下する」という設定も確認されている。登場時は具体的な説明は何も無かったし、そういう設定は自然発生的に出来るものではないので、ここでちゃんと「電力の切れ目が力の切れ目」ということが表示されることで、後の対決の時に攻略の糸口が掴めるようになっている。考えてみりゃ、スタンドってのは「精神力の具現化」なわけで、音石明の精神力が電気とつながってパワーを増減させるというのも妙な話なのだが、まぁ、おそらく本人が「電気のスタンドだ」と認識し、その性質を十全に慣らして運用出来るようになったとき、自然に「大電力なら大パワー」というイメージを作りあげたのだろう。キルアの念と同じ理屈。ひょっとしたらやろうと思えばマジで巨大化とかも出来るかもしれませんね。

 しかし、実際のレッチリさんはガタイのいいCダイヤモンドやザハンドに比べると随分小柄。デザインだってそこまで「強キャラ」感は出ておらず、鳥のような顔の造形はむしろコミカルですらある。それでも原作だと迫力のあるシーンは充分強そうに見えるようになっており、東方家でのマッハパンチ、電力回復後の小指クイッなどは、小さい身体だからこその怖さみたいなものも感じられる。近いところだと案外フリーザ様あたりを参考にしているのかもしれない。ただ、残念ながらアニメの映像になると、クチバシ部分の間抜けさが先に立って、なんか微妙に格好悪く見えてしまっている気がする。具体的なデザイン以外にも、「終始電気でピカピカしてるしバチバチしている」という電気の演出がアニメではなかなか難しく、微妙に安っぽい「黄色いなにか」になってしまっているのも見映えが良くない原因なのかも。以前虹村邸で出てきた時には薄暗い場所との対比で鮮烈な印象だったのだが、今回はだだっ広い野原の真ん中で黄色かったので、貧相なボディラインばかりが気になってしまった。むしろ電力を失って色がくすんだ時の方が、落ち着いた色味になって顔の造形にも迫力が出ていたような気もする。まー、この辺は荒木絵の全部が全部を100%アニメで再現しきれるわけではない、っていう限界のラインなのかもね。

 そんなレッチリさんを前にして、先週までのんびり飯を食っていた男子高校生たちも急激にシリアスモード。特に億泰はここが一番シリアスな見せ場ということで、戦闘後に悔しがる表情のカットなんかは非常に良く描けている。きっちりジョジョらしい「頭を使った」戦い方でレッチリを追い込んでいるにも関わらず、どこまでも「単細胞な部分」がクローズアップされて戦局を左右させているのが面白いところだ。振り返ってみると、これまでのジョジョってどのシリーズでも、どの戦闘でも、基本的に「頭の良い」試合ばっかりなんだよ。元々「能力頭脳バトルもの」としてデザインされているので当たり前ではあるのだが、全員がクレバーということになるとなかなかキャラ差も生み出しにくい。3部のポルナレフなんかはおちゃらけムードも含めてそのあたりの「クレバーになりすぎない」絶妙なラインのおかげでキャラが立った好例だが、億泰はそうした「間抜け」デザインをさらに一歩進めて、「アホだからこその見せ方」というのがより先鋭的になっている。この後、船の上のシーンでも億泰の「アホなりの戦い」は見せ場になっているし、これがどんどん極まっていくと、5部ではナランチャが「全部ぶっ壊しても勝てばいい」という腕白戦法をとり始めたりするわけだ。荒木先生、絶対アホを描いてる時は楽しんでるはず。

 広々とした野原での死闘。なんかもう、バイクでどれくらい移動したんや、とか、承太郎たちがのんびり歩きすぎだろ、とか色々と突っ込みどころはあるものの、とりあえずの痛み分けで終了。考えてみりゃ、主人公クラスをこれだけ相手取って見事出し抜き逃げ延びたレッチリさんは敢闘賞ものだよな。この後もっと健やかに成長を続けていれば、主人公すら上回る実力者になっていたのかもしれない。でもなぁ、結局音石も「アホ」サイドだからなぁ。こんなに暗殺向きのスタンドなのに、これまで承太郎の存在を放置していたんだから、やっぱりどこか抜けてるんだろうなぁ。時間が止められるつっても、寝込み襲っちゃえば一撃だろうに。どうせホテルの滞在場所も分かってるんだしさぁ。よっぽど形兆がその実力を水増しして伝えてたのかな。

 さて、来週はいよいよジョセフが正式に登場。そして実は割と珍しい「仗助と康一の共闘」も見られるぞ。……康一って大体「承太郎になにか教える」ポジションにいるよな。ミートくんみたいに。

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