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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「アイドル事変」 6

 その発想は無かったし有ってほしくなかった。いや、でも、アリなのかな。

 アイドル+政治というアホみたいなテーマ設定。いや、でも考えてみたら「AKB0048」も大して変わらんか。アイドル+農業だったら「のうりん」があったし(?)、政治に正義の味方が絡むアニメなら「サムライフラメンコ」があったが、アイドルと政治家を兼任する話は初めて見た気がする。「ガッチャマンクラウズインサイト」あたりは近いと言えなくもない? まぁ、とにかく色んなカリスマ性をはき違えた、いい感じにやらかしている設定だ。「ろこどる」のレベル99バージョンと思えばいい。

 アイドルで何も知らない小娘だけど国会議員になる、という流れは完全に政治を馬鹿にしている、というかネタにしているはずだが、現代日本はこれが笑えないくらいの状態になっているあたり、なかなか皮肉が効いている。そして、現実とアニメが違うのは、アニメのアイドルなら、まだ純粋に「アイドルになりたい」という欲求から真摯に物事に取り組んでいるという点だ。今作のヒロイン・夏月は、頭は悪いし政治は出来ないだろうが、汚い大人に汚れてもいないし、夢に向かって真っ直ぐなのは事実なのだ。ぶっちゃけ、普通のアイドルアニメとその辺の設計は一緒である。そして、「馬鹿にして」いて「ネタにして」いるこのネジの外れ方は、「アイドルとしての立身出世」を上手いこと分かりやすい構図に置き換えているので、お話がかなり見やすいものにしている。このアニメの1話目で言いたいことは、「アイドルは体力さえあればどうにかなる」という事実だ。それもどうなんだ。アイドル坂オープンのくだりとか、完全にギャグなのでなかなか潔い設定ではないか。

 前クールの「アイドルメモリーズ」なんかはわざわざオリジナルの世界を創造してその中での「アイドル道」みたいなものを作っていたが、ファンとの関係性や世界の中でのアイドルの立ち位置などが全然ピンと来なかったせいで、ヒロイン勢の努力が全く物語として機能していなかった。こちらの作品なら、「政治家が国を変える」というテーマがアイドル活動のモチベーションと直結しているため、(訳は分からないが)お話としてとても見やすくなっているのである。あとはまぁ、これをギャグとしてどの程度盛り上げられるかだ。

 制作はMAPPA。通常の画面もヒロイン勢のデザインが安定しているし、ライブシーンに代表されるCG作画も、新鮮味は無いが崩れることはなさそう。ヒロインのコロコロ変わる表情なんかも見やすいし、途中で飽きる可能性はあるが、初回のインパクトの強さを加味して多少プラス評価にしてみる。今後もたくさんのアイドルが国会を舞台に(?)バトルする展開になるだろうが、どんな話が展開するのかは(良くも悪くも)楽しみである。あと、新潟県民から怒涛のお叱りが来ないことを祈るばかりだね。流石に新潟馬鹿にしすぎやろ。

 中の人は、主人公夏月役はほぼ新人とおぼしき八島さららという子。なんだか初期の三森すずこ(というかシャロ)を彷彿させるようで、何とも憎めないキャラが出来上がっている。Wikiを見に行ったらこれまで諸々のアイドル活動をしていた子のようだが、数年前に芸名を現在のもの(本名)に改名した、って書いてあって、これが本名なのかよ、ってのが一番びっくりした。その他のキャストは、アイドルの相方役に渕上舞、そして、変なフィクサー役に上田麗奈という配置。うえしゃまのヘンテコ演技がかっ飛んでいるのは相変わらず見ていて楽しい。

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