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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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5月10日 ドラフト模様(WAR×3)

ピック順 【Chrolony】→【Tanaka】→【Thraxi】→【Alessi】→【Serra

 

 灯争大戦第2回戦! ただ、前回が初回記念の8人戦だったところから一週間空いた上に一気に人数が減って元の5人戦に戻ってしまったので、なんだか全然違うゲームになったような気もする。多分最終的には気のせいなんだろうけど、今回のセット、コモンの偏り酷くない? なんかもう、最初に目星をつけた方の色で外すと目も当てられない気がするんだけど。基本的に意固地なタイプが多い卓だから、毎度のことながら魂を削るピックになりそうだよ……。

 ちなみに私ごとですが、先週なんやかんやのご縁があって念願のWindowsマシンをいただき(タダで!)、それを使ってついにMTG Arenaデビューいたしました。……しちゃった……触っちゃいけないってわかってたのに……。ねぇ、1日どれくらいが健全なプレイ時間なの? 一回ドラフト始めると軽く時間単位で消し飛ぶし、ジェムが減らないと止めようがないんだけど。リアルと違って対戦が気楽→それなら強いデッキが作りたい→(課金せず)カードを集めるにはプレイを繰り返してコツコツ貯めるしかない→無限にプレイという地獄絵図。まぁ、今ある資産だけでやりくりするのも醍醐味といえば醍醐味なんだけどさ。せっかく頂いたPCをどこかで封印しなきゃいけないくらいに日常生活に支障をきたしているよ。助けて神様。

 そんなわけで(?)、次回の予定はいつも通り……だったっけ? 結局予定確認したのに忘れてしまった。一応土曜昼(14時)で問題なかった気がするのだが、もし問題がある人は早めのコールを。日曜は無理な人が多かったみたいなので、土曜で調整できなかったら中止やろな。

 

 




 

   AL SE TH TA CH

AL ー  ○  ×  ◎  ×  2ー2 3

SE ×  ー  ×  ○  ×  1ー3 4

TH ○  ◎  ー  ○  ×  3ー1 2

TA ×  ×  ×  ー  ○  1ー3 5

CH ◎  ◎  ○  ×  ー  3ー1 1

 

1位 【Chrolony】 赤青黒 <虐殺少女 ヤヤの挨拶 永遠神の投入

 おそらく私と同等か、はるかに私以上にアリーナにもいるんだろう、こちらの男が環境初制覇。色々と小理屈を重ねる性格だが、やはりこうしてみるときちんと実践を伴った理論形成を日々の鍛錬の中で行なっているのだろう。今回は「虐殺少女」スタートで黒狙いではあったが、その後の青の流れが良く、逆に黒はそこまでの魅力がなかったことに加え、2パック目以降はむしろ赤に触りやすかったために最終的には「蔓延する蛮行」や「永遠神の投入」というボムレアにタッチする形でのイゼットカラーになった。下のピック表を見ればわかる通りにPWは0枚。その割にクリーチャー11体と額面上はさほど多くないが、そこは青赤の絡みで軍団トークンを大きく育てていくギミックが存在しているためである。圧巻なのは3体集まった「永遠衆の双子」で、どれだけ捌いても軍団は発生し続ける。そして相手の手に蓋をする「退路無し」×4(!)がとにかく鬱陶しい。3ターン目以降にカウンターがほぼ確実に飛んでくるデザインなので、実は2ターン目に置ける「空戦域の大梟」も結構なプレッシャーとなり、その後も「雷のドレイク」「永遠衆の天空王」と空からの突破口を開くことができる。……やっぱり5人戦で4枚ピックできるコモンが出てるのって偏ってない?

 

山×7 島×7 沼×2 ギルド門通りの公有地

 

<クリーチャー>11

突飛な幻想家 空戦域の大梟

エイヴンの永遠衆 呪文持ちの奇魔

怒り狂うクロンチ 戦慄衆の双子×3

雷のドレイク 永遠衆の天空王

侵略するマンティコア

 

<その他> 12

ヤヤの挨拶×2 チャンドラの螺旋炎

退路無し×4 王神への敬意

都市侵略 蔓延する蛮行

道迷い 永遠神の投入

 

 

2位 【Thraxi】 赤黒 <呪文喰いの奇魔 心火 永遠神オケチラ

 正直言えば、優勝できなかったのがものすごく悔しかったデッキ。最初はかなりピーキーなデザインになったので勝ちきれるかどうかが不安だったのだが、初戦からの3連勝で自分のデッキが強かったことを確信。最終戦で初めて同じ色である赤デッキに当たって競り負けてしまったのは本当にやるせない。いや、でもワンツーフィニッシュやむなしという赤の強さ。上のデッキも2マナ火力が3枚入っているが、こちらは「螺旋炎」「チャンドラの勝利」2枚ずつに「ヤヤの挨拶」「心火」と6枚体制。なぜこんなにかき集めたかといえば、1パック目の1、2、4引きで「呪文喰いの奇魔」をかき集めたからである。前回の試合で「うわ、強いなこいつ」と惚れ込んだので、とことんフィーチャーしたデッキが組みたかったのである。結果的にデッキはほぼ赤単であり、3パック目1引きオケチラは本当に欲しいものがなかったから納得のカットである。いや、2色目を白にする案も考えたのだが、最終的にクリーチャーがあんまりデッキインされなかったことに加え、2マナ火力てんこ盛りデッキにはもう1つのレアである「戦慄衆の解体者」の方ががっちりハマったもんだから、「解体者」と「予期せぬ助力」の2枚だけ黒タッチである。本当に信じられないスピードでライフを削りきる恐ろしいデッキだった。「蔓延する蛮行」さえこの世界に無ければ……。

 

 

3位 【Alessi】 白緑 <煌めく監視者 瀬戸際の勇気 瀬戸際の勇気>

 上家にオケチラをカットされた白デッキがこちらになります。不満タラタラだったが、うん、やっぱりカットして正解だったようだね(ニッコリ)。ちなみに、前回も白緑だったので他の色に行きたかったらしく、実際1引きからディミーアカラーのカードを立て続けに引いているのだが、他の連中が頑なに白緑系を引かないせいで、いち早く折れたのがここだったわけだ。おかげで4引きで「ヤングー」を引いてから余裕で「モーウー」が一周して帰ってくるのを待てるし、「団結の誓約」が9引きとかいう割とおかしな現象も。あとは「瀬戸際の勇気」をかき集めてレッツ増殖である。「進化の賢者」なんかもいるので本当にブン回ったら下品なくらいのカウンターが載せられるのだが、如何せん、上2人は除去の枚数が多すぎて基盤づくりをさせてもらえないっていう。緑白系はクリーチャー数が如実にデッキに影響するので、まだまだバランス調整が難しそう。そして今回も「花粉光のドルイド」が全然取れないっていう。

 

 

4位 【Serra】 黒白 <古呪 栄光の終焉 混沌の船長、アングラス>

 「古呪」スタートというかなり思い切ったピック。流石にニッチすぎるカードだがそれが結果的に黒主張になったということ……なのだろうか。その後は上家にかぶる形での白にも入ったが、上家が白をやらざるを得ないと判断したのが1パック目もかなり後の方になってからなので、実質「被せられた」被害者はこちらと言える。上家も「ケイヤ2枚ともとったよな?」とかわかった上で流してるわけでね。ただ、やはり下馬評通りに白は全体的に骨子が見えにくい色なので、「法ルーンの執行官」などの良カードは取れているもののそれだけでは勝ちきれない。そこをサポートしたのが除去カラーの黒だったわけだが、こちらもお世辞にもクリーチャーが潤沢とはいえない。結局相手の場をさばききってもフィニッシュ手段がなく、ひたすらドローを繰り返すが土地をおくばかり、なんて展開も見られた(まぁ、俺の試合では土地引きすぎてたとは思うが)。今回の環境はどの2色でもデッキが成立するとは言われているが、白と組み合わせる時はどの色も神経を使いそうである。

 

 

5位 【Tanaka】 緑青白 <伝承の収集者、タミヨウ 時を解す者、テフェリー 終局の始まり

 前回参加できなかったので今回が環境初参戦。それなのにピックが色々変だと上家からやいやい言われてたのは可哀想である。経験の乏しさは如何ともし難いし、何より、今回の環境は難しいのである。例えば「カズミナの変成」なんて普通の環境なら青のトップコモンになってもおかしくない性能のはずなのだが、今回の環境ではそこまでの制圧力がない。そうした部分まで初見で見抜くのはさすがに無理だろう。だからリミテッドでタミヨウを1引きするのもしょうがないことなのである。……しょうがないかなぁ……。そこからはもうほぼ決め打ち気味でシミックなのだが、例えば緑赤でないと真価を発揮しにくい「クロンチの世話人」、結局何がやりたいのかよくわからない「一騎打ち」、度々誘発を忘れている「空戦域の大梟」などなど、そりゃまぁ、なかなか勝てないでしょうよ。環境理解まではまだまだ時間がかかりそうである。その割に優勝デッキだけぶっ倒しているのは謎といえば謎だが、「時の一掃」が綺麗にハマったとかなんとか。やっぱりこの環境はボムがボムだなぁ。

 

 

 

 

今回のピック表

 

Chrolony】(赤青黒)→【Tanaka】(緑青白)→【Thraxi】(赤黒)

                     

Serra】(黒白) ←  Alessi】(緑白)

 





Magic思い出日記




○第22回 伝説は死してなおレギュレーションに名を刻む(ディセンション)

 ラストエキスパンション強いの法則はあるものの、このラヴニカ世界ではちょっとばかり事情が違う。「最後」には違いないが、あくまでも「10のギルドの残り3つ」であり、ここだけ露骨に強くなってしまったら他のギルドに怒られる。まぁ、最初の4つに比べたら登場が半年も遅く、環境で使える期間も短いのだから多少優遇されてもいいのかもしれないが……幸か不幸か、特にそんな印象もないのがこのディセンション。結果的には、「触れた期間が短くて剥いたパックの数も少ないので印象は薄い」というのが正直なところ。そう考えると、諸々の問題を解決するために現在の1セット1ブロック制になったのも致し方なしか。

 さて、残された3つのギルドはアゾリウス・ラクドス・シミックの3つ。このうち、アゾリウスは明らかにコントロール寄りのギルドであり、ラクドスは攻め気の強い速いギルドになることは確定していた。歴史を振り返ってみても、白青の2色で組めばそれはコントロールを意味し、昔ながらの「壁で守って空で勝つ」方向性も顕在。「まぁ、そうなるよね」というカードが色々と開発され、「糾弾」や「宮廷の軽騎兵」などが環境では活躍した。

 

 

 対するラクドスは暴勇というシステムが後々マローから失敗認定を受けてしまったことは残念だが、そのスーサイドなデザインは強烈な個性を生み出し、少し後にプロジェクトXという謎のデッキ名で活躍することになる「墓所の勇者」などを送り出すに至った。

 

 

 

 さて、ここで問題だ。残されたシミックってのは、どんな色なのだろう? このディセンションに至るまでのMagicの歴史において、青白は何となくコントロールだろうし、赤黒は暴力的で速そうだ。しかし、敵対色の組み合わせである「緑青」という2色は、これまでの歴史でほとんどフィーチャーされたことがなかった。例えば「カウンタースリヴァー」や「青緑マッドネス」のようなデッキでこの2色が中心となって共闘したことはあるものの、それはあくまでもセット独自のギミックを与えられたためであり、「青緑のデッキと言えば」というような方向性は、この当時あまり思いつくものではなかった気がする。そう、このディセンションは、初めて「青緑」に性格付けし、肉付けした記念すべき第一歩ということが出来るのである。

 マローも青緑は2色の組み合わせの中でも難しい部類だと正直に告白しており、例えば2色の共通要素を探り出そうとしてもなかなか出てこない。現代なら呪禁があるが、その当時はまだ呪禁も被覆も(キーワードとしては)存在しておらず、明確な性格付けとして使えるかどうかも微妙なところ。唯一濃い繋がりとしては「両方ともドローが得意」という部分があったが、流石にドローソースばかりを提供するわけにもいかない。このセットでも「とぐろ巻きの巫女」などが生まれて人気を呼んだが、そればかりでは色の特性としては物足りないだろう。

 

 

 

 結局、一番クリーチャーが多い緑と一番クリーチャーが少ない青の組み合わせは、「青い効果を持ったクリーチャー」を作ることでしか解決出来ないという悩みはこの時点では完全に解決されたわけではないのだが、何とか「青と緑の要素を同時に持った概念」を作ろうとした結果産み出されたシミック連合という組織は、「イカれた生物学者集団」というトンチキな方向付けで後々の世界に影響を与えていくことになる。そんな「シミックが生まれた場所」を代表するカードといえば、やはりこれしかないだろう。

 

 

 

 「シミックの幻想家、モミール・ヴィグ/Momir Vig, Simic Visionary」である。いや、ぶっちゃけこのカード自体はほとんど世間的には活躍していない。しかし、彼ほど奇妙な理由で有名になった伝説のクリーチャーは他にいないだろう。そう、ご存じの方も多い「モミールベーシック」の存在。時代が進み、ネットのデータ上でMagicが出来るようになったことで産み出された、狂気の産物としか思えに新たなフォーマット。本人も予想してなかったところで、彼の名前は歴史に名を刻むことになったのである。後にも先にも、1つのフォーマットの中に名前を残したクリーチャーってのは彼くらいのものである(まぁ、「双頭巨人」っていうのもいることはいるが、あれはフォーマットの後にクリーチャーが誕生してるから)。

 こうしてモミールさんがヘンテコフォーマットの顔として使われるようになった理由は、厳密にいえばアバターが云々という細かい話になるわけだが、それ以上に、クリーチャーをとんでもない方法で産み出すなら、やっぱりシミックに任せるべきだ」という1つの「シミック像」が完成したことによるのではなかろうか。イゼットは青を起点としたインスタント・ソーサリーの専門家。そしてシミックは、青に片足を突っ込みながらもクリーチャーの専門家。これだけはっきりとしたフレーバーを盛り込めたことが、この「ディセンション」における最も大きな歴史の一歩だったと言えるだろう。また、このシミックが「移植」というキーワードを生み出したおかげで、その後の緑青の組み合わせには、あらたに「+1/+1カウンター大好き集団」という特性も与えられることになり、イクサランマーフォークのような一部のコンセプトが固まっていくことになるのだから、彼らの業績はラヴニカを飛び出して多元宇宙の全土の渡っているのである。

 ちなみにこの当時から、何故かシミック連中は両生類が好きでな……このこだわりはなんなんだろう。新しいラヴニカではすっかりこのイカレ具合が突き抜けて、「クリーチャータイプ大喜利をやる連中」みたいなイメージになってしまったが……。

 

「ディセンション」の公式カードリストはこちら。

 

 

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