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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 数の暴力!!!! まぁ、キュウレンがでてる作品はだいたいその一言で片付いてしまうわけですが……。お久しぶりの正当(?)VSシリーズ。キュウレンジャーVSジュウオウジャーがなくて代わりにスペーススクワッドが制作されたので、一応真っ当なVSものは2年ぶり。でもまぁ、VSシリーズにならない理由はなんとなく想像がつく。何しろほら、キュウレンだけでもこの量だし……まぁ、ヒーロー大戦も事実上のキュウレンメインみたいなやつがあったけども。とにかくそんな久しぶりの作品だが、とにかく「またルパパトに会える!」というのが一番のお楽しみポイントですね。正直、今ひとつリュウソウにハマってない身としては、すぐにでも圭ちゃんたちに会えるってんで駆けていきたい思いでした。まぁ、結局一週間遅れたからパンフレット買えなかったんだけどさ……。

 

 

<問題ない気もするけど、一応以降ネタバレ注意>

 

 




 …………すげぇな。ほぼ1時間笑いっぱなしだったわ……今回の脚本は荒川さんなんだが、もう、細かいところは投げ捨てて全力でネタに走った感があるな。いいぞ、この賑やかさは特殊設定戦隊のこいつらだからこそできるお祭り騒ぎだ。何しろ2世代だけなのに総勢19人(20人ですか?!)、もう、これだけでもヒーロー大戦の趣がある。この人数で何か意味のあるドラマを作ろうと思っても、全員に視点を散らしたら絶対に無理だろうし、半端に「VS要素」なんて付け足しても無駄な束縛になるだけ。それならいっそ、「まぁ、VSって言ってるけど戦わないことくらい良い子のみんなは知ってるよね」ってんでさっさとやりたいことに入ってしまった方がいい。一応、無理やり考えると冒頭で圭一郎がラッキーを逮捕したのは「VS」と言えないこともないが……いきなりの国際警察の権限からして笑いどころだもんなぁ。

 「突然宇宙から救世主が降ってきて悪の魔王を追っていると告げる」っていう無茶な展開だが、それに加えて様々なメタネタもぶっこんで来てるもんだから全く収拾がつかない。そして、もうこの際それでいいじゃん、っていう勢い任せの脚本である。幸い、私は下手に理屈をこね回すよりもこういう直情的な脚本が好きだったりもする。だって、面白いんだもん。いいじゃん、よくわからなくてもさ。謎のまま投げっぱなしになっている要素は複数あると思うが、個人的に一番気になったのは冒頭部分で活躍した「明らかにジェラシットの関係者である」ジェラタロウの存在である。確認したらギャバンの映画にも(本人の方が)でてたんだっけ? すげぇな、ジェラシット一族はゴーカイで生まれ、そのまま10年近くも脈々とスーパー戦隊シリーズの中で生き抜いている。ある意味最強の宇宙人といえるかもしれない。そしてホシ☆ミナトが結局最終的にどうなったのかさっぱりわからないこととか、ツルギがどうやって「他の宇宙」なんて無茶苦茶を国連(えっ)に信じさせたのかとか、ラッキーがやったジークフリート作戦は結局意味があったのかとか、尺の問題もあって色々とすっ飛ばしてるとこが多いのだが、まぁ、ほら、ハッピーエンドだったからいいじゃない。

 VSシリーズとはいえ、なんと2作品合わせてレッドが4人という大所帯。しょうがないので全部が全部をぶつけるのは諦め、圭一郎とラッキーの絡みが一応「世代を超えた」友情の代表として取り扱われた。ルパレンの方は「怪盗」つながりでバランスとナーガが受け持った。なるほど、このチーム分けなら確かに無理なく設定できる。まぁ、どうしてもキュウレンは人数が多くなってしまうので1人1人のウェイトは軽くならざるを得ないが、思い切って5人をほぼ切り捨てて「ギリギリ6人くらいの戦隊」としてバランスをとったのは正しい判断だろう。正直、俺はガルの活躍とか別に見たくないし(ラプターは見たかったけど)。なんか作中で終始ハミィのテンションが高かったのは、もしかしたらVシネキュウレンのあの事件の後だったからかもしれませんね。

 そうしてチームを分けて、あとはそれぞれの戦隊が好きに持ち味を発揮するだけ。やはり注目したいのはルパパトの方だが、もう、冒頭のコグレさんとノエルのクソ芝居だけでも満足である。ノエルさん、あんなくっさい芝居じゃない普通の演技も絶対にできる奴だと思うのだが、「まぁ、圭一郎くんたちはこれくらいやった方がいいでしょ」みたいな計算であの演技だった気がするのがすげぇむかつく(最高)。今回ノエルは本当に美味しいところを拾って「オ〜ララ〜」って言ってるだけの役なんだけど、それだけで充分際立つのがずるい。他にも同じストライカーから射出される戦隊スーツでも、ルパレン側が機動力重視、パトレン側が火力と防御力重視になっているなんて設定が明かされているのもちょっと面白い。あそこで節操なくケイサツチェンジできるのが魁利たちの強みよな(圭一郎とか死んでもカイトウチェンジしたくないだろうし)。

 そして今作MVPを選ぶとするなら、やはり一切の空気を読まないKYヒーロー、朝霞圭一郎を置いて他にはおるまい。どれだけふざけた設定、ふざけた空気でも、全て「そこにあるもの」として受け止めてクソ真面目にぶつかる圭一郎がいればこそ、今回の無茶な設定が成立している。ずれそうになったら方向修正する、意味がわからなくてもとにかく動く。そうしたおまわりさんの活躍が、今作を「飛び出してるけどハズれてない」エンターテイメントに仕上げてくれたのだと思う。ありがとう圭ちゃん。

 あとは気になったあれこれをダイジェストで書いていくしかないのだが……もう多すぎて覚えてねぇや。しょうがないから厳選した結果の「このシーンがもう一度みたい」ベスト3。

 第3位「突然の女子会」。あの女子会シーンの華やかさはすごい。つかさ先輩が可愛いんだよなぁ。どうせだったらラプターの中の人も行けばよかったのに。ちなみに個人的には「復活のアキャンバー」もかなり嬉しい要素。もう、いっそアキャンバーの中の人も(略)

 第2位「BNコンビ大活躍」。相変わらずキュウレン側ではBNコンビが使いやすいようで、どんな作品でも必ず前面に出てくる。バランスはあの通りだし、ナーガも余計なことをしないのですごく使いやすいのだろう。これがスティンガーだとややクドい(まぁ、そこが彼の良さでもあるのだが)。それにしても、ナーガは本当にいい笑顔で笑えるようになってるのよねぇ。新しい怪盗仲間もできたし、今後もちょいちょいあの宇宙に来てほしいもんである。

 第1位「黄色いシェフと青いシェフ」。途中で「戦隊史上もっとも声の甲高い料理人ともっとも低音の料理人やな」って気づいてから面白くてしょうがなかった。ついに作中でも「声が高い!」って突っ込まれちゃったし。名乗りシーンのスパーダ、もうやりきってやろうってんで完全にふざけてただろ。ほんと好き。そして対する青い方は……もう、レオタードいじりはええやんけ……。キツツキは?! キツツキはとんでこないの!?

 以上です。

 あの、そういえば結局、世界の王者はなんでいたんですかね?……さっぱりわからんかったし、マジで何もないまま終わったので「ひょっとしてホラーなのでは?」って怖くなったんですが。みっちゃん、どういう思いで出演してたんだろう……。

 

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