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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 こどもシュレッダーじゃん……第6話。すげぇ、今まで以上に情報量が、というか、設定ダイレクトアタックが。何事もなかったかのようにとんでもねぇ設定ぶっこんでくるのやめろ。

 前回ついにテンプレートが歪み、1話だけでカパゾンビを撃退することができなかった一稀たち。そのせいでカッパの姿から戻ることができず(そんな設定なのかよ!)、ついでにハルカに全部バレてしまったことで一稀は自暴自棄。もうカッパとしての人生(カッパ生?)でいいやってんで、仲間二人と現実逃避のカッパプレイ。そうだね、カッパが好きなものといえばやっぱりきゅうりと相撲だよね(あと尻子玉)。単にカッパの嗜みとして相撲に興じる一稀、そしてそんな一稀と肉のぶつかり合いで絶頂する燕太。「ゴールデン」コンビって言葉に合わせて股間を蹴り上げるのはあまりに意味深すぎるからやめろ。それにしてもカッパ形態でちょこちょこ動くといちいち可愛いなこんちくしょう。

 そしてわけのわからないテンションになってしまった一稀を心配する燕太が「でも、これって一稀と2人ですげぇ秘密を共有してることになるんだよな」ってハァハァしている間、その隣で2人を甲斐甲斐しく世話してくれているのは久慈である。久慈のやつ、今回は何一つヒールっぽいムーブをしてないんだよな。とにかくカッパ化した3人の下支えをし、クライマックスとなるカワウソ工場では十年来のマブダチかよ、ってくらいに一稀のために全力を尽くしてくれている。「その場のノリ」ってのが一番重要な要素だとは思うが、それ以外にもやっぱり3人だけの仲間だっていう意識は強くなっているし、何よりも「弟を想う兄の気持ち」を最も尊重したいと考えているのが久慈だ。(少なくとも現時点では)久慈とその兄のつながりは絶対的なものであり、兄は久慈の人生そのもの。それを考えたら、なんとしても「弟」であるハルカを救いたいし、そのためにもがく「兄」である一稀を手助けしたいと思うのも当然のことなのだろう。まぁ、それにしたって友情が格好良すぎるが……。

 やけっぱちの一稀がこのまま現実から逃げ続けていれば物語も進みようがなかった気がするが、そこはもちろん、毎回ジェットコースターなこのアニメのこと。さっさと次の段階へと歩を進める。なんと、警官コンビの1人であるレオがハルカに直接コンタクトを取ってきた。今まで基本的に交番(と関連施設)から外に出ることがなかった彼が、いきなり陽の光の下に現れ、カッパと繋がりがあるハルカに接触したのは何か狙いがあってのことだったのだろうか。今回の顛末でケッピの存在が知れたのはたまたまのような気がするのだが……あくまでハルカは「多数ある犠牲者のうち1人」として箱詰めされたってことなのかしら。

 ようやく「カッパVSカワウソ帝国」という対立構図がはっきりしたわけだが、急に出てきた「帝国」という言葉に燕太がクエスチョンを浮かべるのは致し方ないこと。何しろこの世界には「帝国」など影も形もないのだから。ケッピの歴史説明では「カッパが滅亡した」理由は分かるのだが、「カワウソ帝国が今どうなっているのか」まではわかっていない。Cパートの映像を見る限り、おそらくどこかで隆盛を極めたカワウソたちも、欲望を集めすぎて、その欲望の怪物(文字通り)に飲み込まれてしまったのだと推察できるわけだが……そうなると、カワウソ側もカッパ同様、一度滅んでしまった過去の栄華の再建が目的ということなのだろうか。

 そう考えると、カワウソ帝国の生き残りであり、帝国復権の尖兵であるレオとマブが警察官をやっている理由もわかる気がする。犯罪者を取り締まる存在ということは、それすなわち人間の純粋な「欲望」の最前線ということでもある。過去5話分のエピソードではそうして特殊な欲望を持った人間をカパゾンビとして育て上げていたし、今回のように警官として振舞って一般市民を拉致することだってできるのかもしれない。まぁ、あれだけの箱を一気に生産しているとするなら、既に浅草の人口は半分くらいに減ってそうな気もするが……(それとも、あの工場は世界中に散らばるカワウソたちが加工品の原料を送り込む一大生産拠点なのだろうか)。まぁ、なんにせよこの世界の構図がきちんと描けるようになってよかった。

 対抗勢力であるカワウソがはっきりと表に出てきたことで、これまで垣間見られた様々な対立構造も確定的なものとなった。カワウソが「欲望」ならカッパは「愛」。つまり「繋がり」を求める生き物だが、そのために繋がりの根源たる尻子玉を搾取しちゃうあたりは結構残酷。現時点でケッピは一稀たちと協力関係にあるので問題視されないが、今後、カッパサイドが力を取り戻すことを考えるなら、カッパと人間は必ずしも協調路線には無い。最終的にケッピが人間とどのように共存関係を見出すのかは気になるところだ。

 そしてカッパがまぁるく広がって世界につながる「皿」であるなら、カワウソ側は外界との断絶を示す「箱」。何をするにしてもとにかく箱を使うカワウソは閉鎖や遮断の象徴といえるだろうか。彼らが箱をないがしろにするのは、「欲望」ではなく「愛」だと判明した対象をシュレッダーにかけるときくらいである。まぁ、あれをシュレッダーと呼んでいいものかどうかも微妙だったが……。ほんと、あの工場は一体なんなんだろうね。あんなに簡単にケッピの侵入を許していいもんかよ(まぁ、おかげでケッピの存在が割れてしまったようだが)。

 ひとまず、今回の一件で矢逆家のトラブルについては一段落ということになりそうだ。まだまだぎこちない関係かもしれないが、そもそも問題の発端は一稀の自意識だったわけで、彼がハルカの「愛」を認めて繋がれるなら、両親との関係性も自ずと回復することだろう。そうなると、次に話が進むとしたら久慈の家庭事情かなぁ。今のところ一番きな臭いのがそこだからね……あとは、レオ&マブのガッチガチの関係性もさらに掘り下げられることになるのかも。カワウソ側のモチベーションがもうちょい見たいところですね。

 

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