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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「まちカドまぞく」 6

 わぁいきらら系。一時は毎クール1本の割合で安定供給されていたきらら系アニメだが、さすがに原作ストックにも限界がきたのか、確認したら直近の放送はおよそ1年前の「アニマエール!」。3クールの休憩を経て、満を辞して繰り出されたきらら系新作がこちらになります。

 そして……うわぁ……。視聴開始時には当然オープニングでスタッフロールを確認しながらみていくわけだが、「へぇ、今回はJ.C.の制作なのかぁ」と思った次の瞬間、「監督が……桜井さん?!」。 まさかの桜井弘明監督。最近あんまり見かけないなぁ、と思って確認したが、そういや「斉木楠雄」が桜井さんの仕事だっけ。それでもまともな作品(失礼な言い方だ)では2013年の「ジュエルペット」以来の監督ということらしく、久しぶりに骨の髄まで叩き込まれる桜井ワールドを展開される。

 もう、本当にこのテンポよ。会話を途切れさせたら死ぬんじゃないかっていうくらいに息つく間もなくつなぐ会話劇、油断するとどこから飛んでくるかわからないボケの波状攻撃。書き文字なんかを多用したチープでポップな演出傾向。いやぁ、やっぱりお変わりありません。原作は知らないので勝手な想像になるが、きらら系作品ってことは原作はここまで怒涛の展開を見せるような刺激物ではないんじゃなかろうか。手頃なボケの密度を持つほのぼの作品寄りだと想像するのだが、これが桜井さんの手に渡れば、ご覧の通りの有様である。原作ファンにはどう映るのかは気になるところだが、私の場合は……やっぱり好きなのよなぁ。きらら系はゆるすぎて目的意識が分からないというユーザーも見かけることがあるが、ここまで詰め込んだボケの流れがあれば不満はないでしょう。

 また、作品の空気感が桜井さんの世界観にマッチしているのもありがたい部分。「ちょっとしたご町内ファンタジー」的なズレの生み出す面白さってのはいかにもな設定で、それこそ「斉木楠雄」ならサイキック、「デジキャラット」なら宇宙人、そして今回は魔族。月4万円生活をしいられる魔族の一家は普通に考えたら不憫極まりないが、危機感の一切ない平和ボケした性格のおかげで悲壮さもなく、母娘の三人の連携プレイはきらら作品らしいほのぼのプレイ。「悪意が全くない世界」とかいう状態ではなくて悪い奴は悪い奴のはずなのだが、多分キャラの中で一番人の心を持ってないのはクラスメイトのあいつだと思う。ヒロインの方は精一杯の敵意を振り絞る物語だが、その敵意も本当にご町内レベルの可愛らしいもので、あらゆる部分が萌えやら笑いやらに接続する。いやぁ、これは良い世界だわ。桜井さん得意のへちょい絵の演出がそこまで出てこないなー、と思っていたらエンディング画面がそれで埋め尽くされてたのがちょっと面白かったわ。こっそりその辺にゲマが飛んでてもバレない気がする。

 そして中の人。ポンコツ平和世界といえば、もうすっかり1枚看板の趣、小原好美の文句なしの壊れっぷり。「日常的に敬語」のキャラがよく似合う。周りを取り囲むキャラもフレッシュで売り出し中の面々が顔を連ねており、今期何作目になるか分からない鬼頭明里の名前も。そして嬉しい配役として「魔族の母」に選ばれました大原さやか。そう、やっぱりこういうポジションがどストライクですわね。今後ともあらあらうふふな世界観が広がりますように。

 

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