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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ちゃんと野球、第10話。これまでもちゃんと野球だったはずなんだけど、どうしても作画面ばかりが気になってなかなか集中できなかった。今回だってそりゃ難も多いのだが、今まで積み重ねてきたものが着実に効果を発揮しているおかげで適切な場所にピースがはまっていくような快感がある。きちんと「強豪との試合」が出来ている。

 多分、これって本当に野球好きの作者が「理想の成り上がり野球」を描いているのだろうけど、ワンプレイごとの意味がきちんと感じられる展開になっているので、1つ1つのシーンから目が離せない。強豪相手に無謀な新越谷が勝つためには、情報戦の有利を活かすしかない。敵ピッチャーを割とバシバシ打てているのはそうした情報戦が活きていることの表れだし、とにかく必死に考えてチャンスを広げようともがいている様は、有利な状況でも常に緊張感が維持されている。自軍ピッチャーの詠深が単なる無敵の魔球投手になっておらず、打たれるところではあっさり打たれてしまうし、その打たれ方がまさに「強者だから」という有無を言わせぬものになっているのが憎らしい。

 必死に戦略を練る芳乃は明らかに焦っており、ともすると彼女の独りよがりな戦略野球に見えてしまいそうであるが、彼女が焦るのは前述の通りの「序盤の有利」を活かすしかないというシチュエーションにあれば仕方のないこと。刻一刻と変化する状況の中では、どれだけシミュレーションを繰り返していたとしても、最適解を見つけるのは難しい。他のメンバー同様に、彼女だって実戦経験はほとんどないのである。素人混じりのチームの中の「素人指揮官」は、むしろ善戦しているとすらいえるのではなかろうか。そして、そんな芳乃をサポートするようにして個々のプレイにもちゃんと練習の成果が出ており、細かいところで「戦える」様子もまた好印象。特に2回の息吹の走塁なんかは、ゲームの展開からすると別に意味はない(点につながらなかった)プレイではあるのだが、「あそこで走れる」というのは相手チームにとって、そして視聴者にとっても意味のあるアクションだ。

 そうして試合展開に見るべき点が多いだけに、やっぱり返す返すも「作画がなぁ」というのが悔しい。何もモーションの問題だけでなく、「野球アニメのセオリー」というか、もっと見せられる作劇がありそうなのだが、如何せん「迫力あるプレイ」には届かない画面作りになっているのが勿体無い。例えば1回の希の凄まじい当たりが運悪くアウトになるシーンなんかは、相手選手の超絶守備の見せ場だったところだが、キャッチングが前後と関係ない妙な構図で展開してしまい、何がすごいのかがよくわからなくなってしまっている。そういうところでの演出面が際立てば、同じような作画リソースでももっと見せられる作品になりそうなのだけど。あとはまぁ、試合中なのになぜかスタジアムの外観で尺をつないだりするシーンとかね……うーん。

 まぁ、試合が面白くなりゃそれでいいや。野球アニメ2本という謎のシーズン、リアルプロ野球が出来ない分はなんとか頑張ってくれよ。

 

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