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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 刺激的男女関係、第9話。これはこれで鼓田ミナレという女の素性がよくわかるお話ではあるな。

 視聴者からすれば、光雄という男はろくなもんじゃないだろうな、ということはすでに深層心理にまで刷り込まれているレベルのお話なのだが、今回の展開はギリギリまで「あれ? 実はそれこそがミナレの独りよがりな勘違いだった?」と思わせる狙いがある。登場後からラストのオチまで、光雄は確かに好印象を匂わせているが、そこまで露骨な「実はいいやつ」アピールをせず、かなりの自然体で「まぁ、過去のことは2人のほんの行き違いだったんだよ」というくらいの雰囲気を感じさせる、「ありそうな痴情のもつれ」を正当化しそうなバランスになっているのが憎らしい。「ミナレさん、もしかしてこのままよりを戻す展開が……いや、やっぱり無いのか? でも……」と右へ左へ振り回されて、印象がどんどん揺らいでいくのが楽しい。そして、この感情の揺らぎは、まさに殺意からスタートして最終的に別れ話へと帰着するミナレの感情そのものなのである。

 やっぱり、こういうシーンで首尾一貫して光雄への憎しみを抱えきれないあたりがミナレさんらしいところなのだろう。自分でも「チョロい」と分かりつつも、当たり前すぎる男の対応にもたやすく揺らいでしまう乙女マインドがどこかにこびりついており、そのまま都合のいい女として陥落してしまうのかと思いきや、シャーロックホームズもかくやというとんでもない推理力から突然女の影を看破して見事な決め技を叩き込んだりもする。チョロさとバイオレンスの両天秤。ミナレさん、なんとか幸せになってほしい。

 それにしても、浮気者ボイスが浪川大輔っていう当て書き(???)がやけにハマっちゃうのも皮肉なものである。年齢を考えると割と無茶してるはずなのだが……こういうのも声優の本懐(??)ですかねぇ。

 

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