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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「お前は御館様と呼ばれる側じゃなくて呼ぶ側だろうが」と誰もが思うだろう第4話。男たるもの一国一城の主となりたいでしょうが……智樹の器じゃなぁ……

 3話に引き続き、会長の悪だくみメインで進行しておりますこの作品。いきなり寒くなったので季節感はそれなりのものですが、気付けばニンフ奪還作戦が完了してから1年経った初雪の頃らしいです。いつの間にそんなに時が経っていたのかと多少驚きではありますが、ニンフとイカロスの落ち着きっぷりを見ると確かにそれくらいの経過は感じられるかも。そういや、あれだけがっつり雪が積もるって、空見町は一体どの辺にあるんでしょうか。

 アストレアで遊ぶための今回の題材は雪合戦。とは言っても、相変わらず乗りのいい近隣住民(というか学生軍団)のパワーを利用するためか、「一撃失格」という雪合戦の基本ルールを完全に無視し、「首領にとどめをさすまでは何をしてもいい」という凄まじく適当なルールでの勝負。しかし、そんな無茶苦茶でもきっちり利用して戦術に昇華するのが智樹のたくましいところ。布陣で利を得た女性陣に対し、名軍師英四郎を擁する男性軍は破竹の勢いを見せる。今回は会長の悪だくみも特に機能しているわけではなく、智樹たちの力業もそこそこの効果を見せた。そりゃまぁ、突然の思いつきで始まったイベントにあそこまでの武装が用意出来る手際の良さがありゃ、街亭や定軍山の1つくらい占拠出来る気がしますけどね。

 会長の目標は何故か知らないが山中の温泉。「サービスシーン」→「智樹が駆け付ける」→「本陣ががら空き」っていうところまで予測して温泉掘りに挑んだのかしら。でも、その場合にはのこのこ出てきた智樹を捕らえるのが一番手っ取り早いと思うんだが、そういう様子は見られなかったんだよな。今回は会長の意図がいまいち読み取りづらい。結果的に「そはだるま」のおかげで一騎当千劇場が見られたわけだが、結局単機のスペックで勝つ結果になっているわけで、あんまり策士っぽい勝ち方じゃなかったしなぁ。いや、この作品でそんなプロット部分をあれこれいう意味も無いけどさ。

 さて、今回描かれた要素としては、1つは「アストレアの目的」である。クライマックスでは雪玉の中という緊張感の欠片も無いロケーションの智樹が等身を戻してアストレアに同情するわけだが、お馬鹿なアストレアはあんな安っぽい揺さぶりでも結構揺れる。ニンフの時と違ってアストレアはダウナーとの接触がほとんど無いし、「私の使命はシナプスからの命令を果たすこと」っていう目標でも別に構わないと思うんだけどね。突然智樹がシリアスモードになったからそれに飲まれてしまったのだろうか。アサシンに狙われて今まさに命を落としそうなのに微塵もうろたえなかった智樹には覇王の素質を感じないではないが、「本当に自分で考えて選んだことなのか」って、自分の意志で動いた結果そんな格好になってる奴にいわれたかねーよ。結局、おっかないイカロス先輩に恫喝されてアストレアはあっさりリタイヤ。ほんと、エンジェロイドってやつらはどこまで真面目なのかが分からないなぁ。

 そして、今回意外にも深く描かれたもう1つのテーマは、会長と英四郎の過去の話であった。別に過去に直接触れているわけではないが、最近すっかり忘れていた「英四郎が家に帰っていない」という事実や、会長の過去の栄光などが二人の会話から確認出来る。英四郎は会長の過去についてもよく知っているようだが、「地面を掘るとその時ほしい物が出土する」という会長の人智を越えた能力は、エンジェロイドや新大陸なんかよりもよっぽど恐ろしい気がするのだが、そのへんを気にしないのか。

 傍若無人、天衣無縫の会長であるが、英四郎に対してだけは「幼なじみ」という属性があるおかげか幾らか人間らしい反応も見せてくれる。全裸で迫ることについては「面白そうだから」というので躊躇しない口ぶりだが、実際は別に英四郎に迫るわけではなく、あくまで茶化すレベルの話。いつも通りだったら、もっと遠慮無く暴れ回るところだろう。英四郎相手だからこそ、節度ある接し方をしているようにも見えるのである。こういう関係性って、なんだかいいですね。「英四郎のことを一番知っているのは会長だけど、美香子のことを一番知っているのも英四郎なのだ」っていう。ただ、会長は今回ニンフに対して放った2回の舌打ちのおかげですげぇひどいイメージも固まっちゃってますけどね……やっぱこの人は基本属性が悪なんでしょうね。ニンフはあれだけ言われてよくいいなりになってるよな。逆らったらまずいことは理解しているのか。会長は冒頭で英四郎に対して「辞表」も突きつけているし、今後のこの2人の関係性にも注目です。

 そして、今回も本当にひどい目にしか遭っていない、第2メインヒロインであるはずのそはらちゃん。未だかつて、恋心を寄せる幼なじみキャラに対して「埋めろ」だの「息の根を止めろ」だのと罵声を浴びせた作品があっただろうか。前回にも増して人智を越えちゃったそはらさんは、確実にオチの人としてのポジションを確立しつつあります。おいしいなぁ。あの後、どうやって脱出したんだろうね。

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