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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 エルマざんまい! 第9話! もう、このフレーズからして魅力満載ですよ。まぁ、今作の場合はなにざんまいでも満足できてしまいそうだけどね。ファフニールざんまいとかじゃない限りは。

 というわけでエルマざんまいだ。改めて彼女の日常を見るにつけ、ドラゴンが人間社会で生活する理由ってのは本当に紙一重なんだな、ということを思い出す。どうしても小林周りの環境があまりに平和的で、当たり前のような異種間コミュニケーションが成立しているので気にもしないのだが、人間などよりも圧倒的に偉大な存在であるドラゴンがわざわざ人間の中で暮らす意味って、普通に考えたらこれっぽっちも無いんだよね。トールはあの通り小林さん一筋という強烈な動機ができたのでこれはOK。まぁ、こないだ考えたみたいに「小林の方がはるかに束の間の命なので、小林がいなくなったらどうするか」みたいなところは考える必要はあるけど、とりあえず現状はそれでいい。ファフニールも「財宝」の意義次第で人間を生かしておく意味は大いにあるし、召喚されてしまったルコアも(形式上は)ゴロゴロと日常を満喫する意味がある。

 しかし、それに比べてエルマは明確なモチベーションがなかった。これまで彼女の最大のパーソナリティである大食漢(そして超甘党)という部分がフィーチャーされ、「うまいもん食うためにおるんやろ」というので一応は納得できていたのだが、ドラゴンの力を持ってすれば、別に働かずとも人間の生み出したものを接収するくらい簡単なことなのだ。わざわざ死んだ目をして残業に精を出す必要はない。それでも彼女が人間界に居着いた理由は、1つは彼女の生真面目さ故のことだろう。今回の労働環境改善運動でその辺りがよく分かるが、彼女はとにかく敷かれたルールは絶対に守り、はみ出すことを良しとしないのだ。不法行為を経ずに人間の産出物の恩恵に与るには、なるほど労働が手っ取り早い。まぁ、今回エルマがあれだけ頑張ったのに大願を果たせなかったのは、どう考えても翔太くんのお父さんがやべぇ奴だからなのだが……ドラゴンを相手取ってのらりくらりと人間の常識で丸め込んじゃう魔法使い、割とシャレになってない。ルコアが息子さんを苦しめているのも分かった上で放置しているらしいし、実は一番うまくドラゴンの力を使えてるのってこの人なのかもしれない。

 まぁ、そうしてルコアは「枠内にはめられること」を強いられたせいで、ひとまずは人間社会の中で生きている。それではなぜ、「枠内にはめられること」を良しとしたのかというと……その辺りの心境が今回語られたわけですね。そうか、隣にいてほしい相手がそうしているからか……これはなるほど尊い考え方だ。荒くれ者でならしていたトールがまさかの混沌転げで調和的な活動をしている。それなら、もともと調和派の自分が合わせないわけにもいかないし、目線を人間に合わせることができれば、それすなわちトールにも合わせることになる。親友でいたいからこそ、エルマは喧嘩を続けていたのである。ほんと、不器用だけど良い子よね。

 本当にエルマの魅力をぎっちり詰め込んだ「三昧」でございました。今回コンテ演出を担当している太田稔氏という人はまだまだ若手っぽいのだが、ハイパー作劇も含めていい仕事見せてくれてますね。京アニの未来に期待しよう。

 今日の結論:あんだけエルマが頑張ったのに、おっぱい担当がイルル。

 

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