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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なるほど……人類には早すぎる映画だったのだ……なんか最近、人類が作ったとは思えない映画との遭遇率が高いな? いやぁ、先週時点では「これ、前後編で分けられたら内容忘れてまうやんけ、まとめてくれたらよかったのに」とか思ってたわけだが、観終わったあとだと心底前後編で良かったと思ってるよ。こんなもん、一気に180分流されたら脳に直接AEDぶち込む必要があったわ。無理無理。ちなみにあらましを先にまとめておくと、

「4話:何言ってだ」

「5話:ほんと何言ってだ」

「6話:ユニバァス……」

という印象です。

 

<以下の感想には盛大なネタバレを含む可能性が高いため、自己責任でお願いします>

 




 

 正直、3話目までの時点では「宇宙ドタバタ冒険活劇はこれでほぼやりきったんじゃない? 後半って何するのさ?」と思ってたわけだが、なるほどこういう方向に向かうわけね……多分4話目を観てる間はずっと宇宙猫の顔になっていたと思う。3話目まではかろうじてイメージできていた技術についての言及が、ついに閾値を超えてどこかへ飛んだ。いや、言ってることの現実性とかは案外似たり寄ったりだったのかもしれないが、その使い方が異次元になっていった。「SFとしてのリアリティより面白み」みたいなことを磯監督が発言していたらしいのだが、3話目までは案外「え、でも割と真に迫ってありそうな未来技術じゃない?」と思っていたところを、ホップからステップ抜きでジャンプした感じ。「何が起こってるんや〜〜〜」と必死に脳から煙をあげてる間に着実に彗星が自分の仕事をこなしていく。最初のうちは「うるせえミーナ! オメェ緊張感なさすぎるんじゃい。真面目に頑張ってる男の子の邪魔すんな!」って思ってたのに、途中から「ちょっと待って、もっとミーナ入れてって、間に休憩挟んで、ねぇ待って」ってすがるような状態だったものね。ミーナが最初から最後まであの調子じゃなかったら、多分視聴者の何割かは解脱してたんじゃないかな。宇宙の真理、意外と近くにある。

 そして第5話はナサさん大暴れパート。ごめん、私のような人間からしたら、多分後半3話で一番心置き無く楽しめたのはやっぱりここなんよ。ナサさんのキャラが輝いておった……私どうしても生まれ持った性癖でクソ女が大好きなので。いや、でもナサさんはクソ女カテゴリに入れるの抵抗あるんだよなぁ……彼女の盲信って一切ブレがないし、最後まで貫き通してるからまさに「もう1つの正義」のままで終わったんよ。彼女は彼女で最初から「子供は嫌いだ」って明言してたし、その後次々と「意外と悪い人じゃなかったん?」みたいな伏線回収されていくし、どう処理していいかよくわからなくなっちゃった。でも、少なくとも彼女が銃を持って暴れまわってるシーンはどれもとにかく格好良くて輝いていた。もう、そこだけで満足。なんかね、地球の上に仁王立ちするナサさんのあまりのクソ女っぷりには富野由悠季ワールドがちらついたわね。地球に冬の時代をもたらそうとしてるのはお約束ですしね。中の人の伊瀬茉莉也がまたいい仕事するのよなぁ。最近だと伊瀬ちゃんは「メガトン級ムサシ」で似たような役回りやってたっけ。え? 似てない? うん。

 無重力の中での電脳バトル、終始戦闘要素が電子世界だけで完結してるのに、それがバシバシ目に見える形で表現されるのが本当に「快」って感じでたまらんかった。ナサさんのシーンだけひたすらリピートしてたい。水滴の表現とか、上下左右がわからなくなる様子とか、そういうところできちんと「宇宙バトル」が出てきてる。ここでとにかくエキサイトさせてもらったわ。

 だって、その後になるともう観念の勝負になってくるので。そうかぁ、心葉のポジションはそこかぁ……結局「未来」と「今の命」ってもののトレードが中心にあるのでヒューマンドラマとしてはあまり枠の外に飛びだすものにはなってないはずなんだけど、そこに「フレーム」という独特の概念が絡んでくるから色々と考えちゃうのよね。地球外・地球内。そして正気の内と外。自分の中に人を入れるのか、拒絶するのか。こんな面倒なことを少年少女たちに任せちゃダメなんだろうけど……そこはね、「史上最も賢いもの」が関わってますのでね。……そこそこ野崎まどの領域だな。野崎まど・磯光雄の共作とか実現したらどうなるんだろう。

 まー、最終的に「よしわからん!」で片付いたから良しとしようじゃないか。いや、何も良くないのだが。僕は振り切れた作品性がたたきつけられればそれだけで満足です。世間のSF好きに見せたらどういう評価になるのかは気になるところ。あくまでいち「アニメ好き」としてはこれでOKなのです。

 

 

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