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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「処刑少女の生きる道」 6

 読み方は「生きる道」とかいて「バージンロード」と読むそうです。いや、無理やろ。

 またまた異世界だが、またまたなろうじゃない。前クールの総括で「異世界だろうが転生だろうが、なろう以外の媒体なら普通に面白いもんが出てくるよな」という話があったが、こちらの作品もまさにそんな感じだろうか。異世界転生のお約束を踏まえた上で、そこにきちんと独自のネタを積み重ねて新しい作品を作り上げている。デザインとしては「少年漫画における異能バトル」に対する「無能なナナ」に近いかもしれない。能力バトルものの能力者って怖くね? というので討伐目的で駆り出されたのが我らがナナしゃんだったのに対し、こちらの主人公・メノウさんは異世界転生してきた能力者の誅滅を職務としている。こうして一周回って別視点からの世界構築が出てくるというあたり、しっかりと異世界転生文化が煮詰まっている証拠だろう。もちろんナナしゃんのような全力サスペンス方向に振ったりはしないだろうが、こっちの作品は真っ向からバトルものとして伸びてくれればそれでいいだろう。

 単に「異世界勇者を誅滅する」という設定が出オチに終わっておらず、「異世界転生者、うちの世界にはよく来るんですよねー」という世界設定から、「日本人ばかりがやたらと転生してきやがったせいですっかり日本に染まった異世界」という、「そんなん異世界にする意味ないやんけ!」みたいな舞台が作られているのがまず面白い。そうだよな、ドヤ顔でマヨネーズやらリンスやら組み上げ井戸やらを伝来させる連中が大挙してきたら、受け皿となる世界はおいしいところはいただいて社会構造は似てくるはず。どうやらいろんなタイプの連中が転生してきたらしく、電気っぽい何かしらの動力源も運用されているし、文字媒体や証券といったシステムに至るまで、この世界では日本ライクに綺麗に回っている。そして、そんな世界に今更男子高校生がポンと転生してきても、別にドヤれる要素なんて特にないっていう。まぁ、そりゃそうだ。よくなろう系のスレとかで議論されてる「俺たちが転生しても、特にマウント取れる要素ないよな」というお話を大真面目にやったわけだ。

 こうしてなろう系を茶化しつつも、「そこはそうなってるんやな」というのが飲み込みやすい世界を構築しており、あとは「異世界転生者、放っておくと危ない」というこの世界ならではの事情をひとつまみ。その結果生まれるのが「処刑人」というわけだ。転生に夢を持ちすぎる若者たちに天誅を下す、なんとも胸のすくような存在ではないか(なろうに親でも殺されたか?)。さて、今後は彼女がどのような物語を繰り広げていくのか。単に転生者をバシバシ殺して回るっていうだけでは終わらないっぽいよね。ナナしゃんもそれではおわんなかったしね。

 そうして目先が変わった物語だけでもちょっとワクワクするが、映像部分に関してもかなり面白いものが見られるので期待度が高い。製作はJ.C.だが、細やかな動画モーションにも気を配っているし、途中で登場した謎の砂魔神の奇怪な形成行程など、アニメとして見ていて楽しいパートが多い。そして何より、女の子がちゃんと可愛くて巨乳を押し当てる際の質感も実に良いものだ。今後ともこの調子でおっぱい。違う、いっぱい頑張って欲しい。

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