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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ○「Wolverine –ウルヴァリン-」 3

 アニマックスで放送を開始した「マーベルアニメ化プロジェクト第2弾」だそうな。「え? 第1弾はなんだったの?」と思ったら、昨クールにすっかり見逃していた「アイアンマン」だったらしい。うん、やっぱりこっち方面には心底興味が湧かない。

 今回はたまたま新番組の開始に気が付いたので、一応の視聴。ウルヴァリンとかマーベルっていうと和月伸宏が大好きなイメージしかないくらいに無知なので、単に雰囲気ミュータントアニメとしてボーッと見るだけのあまりお利口じゃない視聴者。おかげで、ピンと来ないってレベルじゃないんですよ。そもそもこういう現代アニメの萌え絵的なものからかけ離れたキャラクターデザインっていうのは、一体誰得なのかと頭を捻らずにいられない。いや、勿論萌え作品ばっかじゃ駄目ってことは分かっているつもりだが、アニメ製作側もソフトを売っていかなきゃいけないわけで、はたしてこのアニメや「アイアンマン」がセールスに繋がっているのかどうかということが心配になるんですよ。アメコミファンとか、そういうコアな層が買いにいくのだろうか? でも、熱心なアメコミファンはわざわざマッドハウスが作った胡散臭いジャパニメーションには手を出さない気がするんだけどなぁ……

 まぁ、お門違いの心配はさておき、内容の話だ。「ウルヴァリン」といえばかぎ爪がトレードマークのイカしたマッチョ親父のイメージなわけだが、今回のアニメ化ではかなり若々しい青年として描かれており、一見すると町のチンピラ風。そして、実際にやってることはチンピラ、というか極道。人間と違う部分は頻出するかぎ爪部分と超人的な再生能力くらいで、1話目でいきなりヤクザの組長の駆使する音速木刀相手に大苦戦している。うん、あんまり格好良くないな。しかも行動目的が「昔の女に未練があるせい」という何とも女々しい動機であり、アメコミの持つドカーンでズバーンな爽快感は感じられない。作画はマッドハウス品質で言うと並レベルだけど、目新しいものもなく、アメコミ意識というほどでもなく、日本の劇画調なのでどこか安っぽい。うーむ、やっぱりどういう層にアピールしたいのかが分からない。「ウェルカムトゥニューヨーク」の部分だけが2chのコピペを思い出してちょっと笑った。

 小山力也主演、敵のボスに柴田秀勝、昔の女が折笠富美子というだけでVシネマみたいな臭いがぷんぷん漂ってくるキャスト陣はうまくはまれば癖になるかも。力ちゃんがやる役はどうしてこうもお馬鹿な印象になるのか分からないけど、やっぱり格好いいのは事実である。来週以降は「ウルトラヴァイオレット」な朴璐美姉さんも登場するみたいだし、エセアメリカンな感じはさらに助長される見通しだ。いや、だからどうしたってわけじゃないけど。

 ほぼ確実に、1シーズン通じての視聴は絶望的だと思われるこの作品。ただ、こればかりは私の好みに依拠する部分が大きいので、こういうのが好きな人は楽しめるものなのかもしれない。是非、好きな人はその魅力を私に教えてほしいものである。

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