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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「宇崎ちゃんは遊びたい!ω」 ―→5

 今期何本かあった「さっさと爆発しろ」作品の1本。その中でも最も爆発要素に集中できる構成であり、非常にまとまった作品だったとは思うのだが、2期ものの宿命なのか、特に話題になることもなく、一番の話題が「放送途中でオープニングテーマの作曲者名だけクレジットから消えたwww」だったのは寂しい限り。

 2期目ということで、単純に宇崎と真一の関係性も発展……してるような、してないような状態。この「なかなか前に進まない関係性を外野が冷やかして楽しむ」というコンセプトに全力を傾けているのが今作最大の特徴で、外野は全員2人の気持ちを知ってるし、なんなら当人たちだって自分や相手の気持ちに気付いてるのに、諸々の障害で決定打にかける関係を続けるという「寸止めラブコメ」。よくある設定と言われればそうなのだが、ここまで徹底しているとこれはこれで味わい深いものである。宇崎も単なる面倒臭い後輩キャラからスタートしながら、ちゃんと彼女にしたいと思えるだけも魅力を発信しているし、それを受ける真一だって「根がいいやつだからモテてもしょうがないし、宇崎が必死になるモチベーションも理解できる」というキャラ作りが安定している。そんな2人が堂々とイチャイチャしてんだからムカつくだけの話のはずだが、外野が率先して「この2人の関係性はこうやって楽しむものなんですよ〜」というガイドを用意してくれているので、視聴者もどこか遠い目をしながら眺めることができるのである。

 今期は両者の家族がフル回転してまさに「家族計画」へと進出しており、そんな中でも宇崎父・宇崎妹あたりのキャラが強烈。パパさんのすれ違いコントは俺くらいの歳になると(子供もいねぇのに)娘を思う父親の気持ちの方がわかる気がしてちょっと切なくなるが、「父親と、その娘の彼氏」の関係性としてはとても健全で良い光景である。こんだけ不健全なアニメなのに、どこかギリギリで健全ラインを維持しているディフェンスの敷き方も手慣れたもんである。

 ここまで来たら最後まで見守りたい気もするのだが、今作の場合はゴールインされたらそれはそれで「俺たちは何を見せられたんだ」という心持ちになる気もする。どしたらいいんでしょうね?

 

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