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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 だいぶ構図がスッキリしてきた、第6話。主人公(?)連中がのんびり孤島で飯食ってるけど、与り知らぬところで死闘が起こってるのはどうにかならんか。

 「島編」(そんなふうに呼んでいいんだろうか)の方はとっても平和。なんやらファンキーな村長にも迎えられ、ヴァミリオちゃんもヘルクも安心安全の漂流生活を送れている。まぁ、ヘルクはどこだろうと生活はできただろうが、この島で「歓迎」されたことをことさらに喜んでいるのは素直な感情の表れのようである。そして、そんなヘルクの行動を見て少しずつヴァミリオの方も警戒を解いていく。ハナからそうしてれば早かったのではないかと、今になれば思えてしまうが、ついにここで「何故人間を捨てて魔界へ来たのか」という問いがヘルク本人に投げかけられた。まぁ、もっと前なら、多分ヴァミリオはヘルクが何を言おうと信じなかっただろうが。そしてそれは視聴者目線も似たり寄ったりかもしれない。これまでのヘルクだったらあの不適な笑顔でどんな綺麗事を言っても「裏があったらどうしよう」と勘繰ってしまっていたが、この度ついに本人の口から語られた動機は、「多分本当なんだろうな……」と思えてしまった。天使という現象をすでに見たあとだからってのもあるかもしれないけどね。

 今まではっきりしていなかったヘルクの動機。それは、「人間がすでに変わってしまったから」だという。それは人間の醜さとかいう話ではなく、「人間の王」と呼ばれる存在により、人間という種の全体が変化を受け入れ、天使に変わりつつある。それは圧倒的な武力の強化であり、何者かに仕えるという目的意識を満たしてくれるものでもあるのかもしれない。今回攻めてきた天使連中を見ていると、どうやら「人間の王のために魔王を討ち滅ぼせ」という命令に何一つ疑問を挟む余地はないようだ。この人間全体の統治と征服が、ヘルクの恐れる最大の要因。そうして人間を全て「握られて」しまったため、彼は魔族に助けを求めるしかなったのだろう。「人間を滅ぼそう」という過激なセリフはこれまでギャグのように受け取られてきたが、彼からしたら「変わり果てて取り返せなくなった人間は殺す以外に救いがない」という悲痛の決断だったことになる。勇者はどこまで行っても孤高で、悲劇的だ。

 そうして天使側の目的もだいぶ明確になってきたところで、魔族VS人間の対決は避けられないものに。魔王候補生たちの奮闘も虚しく、他勢に無勢で一時は陥落寸前までいったが、魔王城からの援軍がなんとか間に合い、ここで意外なまでの強さを見せてくれた。正直、アズドラが強いのはまぁ、いいだろう。一応ヴァミリオと並び立つ存在だったはずだし、これまでもその力を見せていない節はあった。びっくりなのはホンさんがきちんと戦闘でも役に立っていたことである。まぁ、彼だって魔王のおそば付きとして活動していたのだろうし、単なるサポート役では務まらないポジションだったのだろうが……つい最近まで散々ギャグってた連中がふつーに強いというこのギャップも案外魅力なのかもしれません。戦闘描写も不思議と説得力があり、そこまで動画パートとかがキレキレでもないのに、ちゃんとバトルの説得力は最低限保持されている。そうね、こういうのでいいのかもしれないわね。

 

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