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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「明治撃剣-1874-」 5→5

 さて、世界中で今作を最後まで視聴した人間はどれくらいいるのだろう。BS松竹東急限定放送という謎すぎる歴史アニメでした。

 「そんなマイナー作品、わざわざ観てたってことはさぞ面白かったんでしょうか?」と聞かれたらノーと即答はできるんですが、なんだろ、環境のことで贔屓しちゃってる部分はあるかもしれないが……なんか憎めない作品でしたね。まぁ、「わざわざ見た作品」なのでバイアスかかってる感はあるのだが……でもさ、この作品を特に宣伝するでもなく、粛々と放送してるチャンネルって大変だよなぁ、という気持ちはあるんですよね。

 映像は並かやや下。内容は「明治期の歴史もの」と言われたらなんとなく想像できるようなバックグラウンドに、程よくトンチキ要素を混ぜ込んだおかげで「確かに実写の時代劇でやるのは抵抗あるかもな」くらいの内容。「なんでわざわざアニメにしたん?」という疑問については「まぁ、中身を見ろよ」でギリ理解できるくらいか(まぁ、世の中には想像を絶するトンチキ時代劇もいっぱいあるらしいけど)。序盤は静馬をめぐる割と渋めの展開だったのに武術会開催あたりから少しずつトンチキに寄っていき、最終的に黒幕の陰謀がいい具合にイカレてたのは個人的に嫌いじゃない要素だったよ。

 あと、「なるほどこの時代を描こうとしたらちゃんとるろうに剣心になるんだな!」というのも1つの発見だった。ほら、俺なんて時代劇とか時代小説に1ミリも興味がないからさ、明治時代に触れてるのなんてマジで「るろ剣」くらいなんですよ。すると時代背景が「るろ剣で見たやつだ!」ってなる。藤田五郎の存在なんかはニヤッとさせられるし、やっぱりこの時代の悪役が暴れようと思ったらガトリングを撃つしかなかったりする。短銃もガトリングも現役で活躍できる時代なのに、やっぱり最後は剣で決着をつけなきゃいけないあたりも悲しいほどに明治剣客浪漫。修羅神のキャラも嫌いじゃなかったしな。

 改めて、「じゃ、ちょっと観てみますね!」って言われたら、「いや、別に観るほどのもんでも……」っていうけどね。おじいちゃんおばあちゃんがいるご家庭で折衷案にいかがでしょうか(何の?)。

 
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 そういや村瀬迪与もTRIGGER声優っぽさあるよな、第13話。ガイナックス声優といえばなんといっても新谷真弓だと思うんですが、その系譜を継ぐ「変な声声優」の流れ。

 さておき、予想もしてなかった展開になってしまった……先週時点で「2クールありますよ」と教えてもらったので「こっからファリンと一緒に更なる冒険を続けていくんだろうな」となんとなく思っていたのだが、残念ながら兄妹の同道はまだ先のことになりそう。「狂乱の魔術師」なるとんでもない奴の逆鱗に触れてしまったらしいライオス御一行。そして何故かそんな大物に隷従させられてるっぽいファリン。理由は今回チルチャックが「何故魔術師に目をつけられているのか」というので似たようなことを考えていたが、オーク娘の発言も加味して、まず単純にレッドドラゴンを殺しちゃったことがトリガーだという可能性が高い。そしてレッドドラゴンと魔術師の繋がりが強いと仮定すると、そのレッドドラゴンの血肉を基にして復活してしまったファリンがなんらかの影響力でもって支配されているというのも頷ける話。いや、よく分かんないけど。

 一応もう1つ、「マルシルが黒魔術を使って復活させちゃったことがなんらかのトリガーになった」という可能性もあるが、これは「ファリンのみが魔術師にコントロールされている」=「マルシルの使った魔術の大元が狂乱の魔術師である」という仮定が正しい場合にのみ成り立ちそう。単に黒魔術が嫌いなのだったらファリンはむしろ殺されてしまいそうだし、黒魔術自体は決してタブーとして扱われてはいない様子。マルシルが魔術師の生み出した魔法生物を「解除!解除!」って夜神月みたいにぶっ倒していたのも、その魔術が同根である示唆であろうから、黒魔術研究は良くも悪くもこのダンジョンとの繋がりを深くするものだったと考えられる。マルシルが半端に優秀だったもんでドツボにハマってる感があるよな……。ファリンと友達になったのはよかったのか悪かったのか。

 そうしてピンチピンチで追い詰められてしまった面々は偶然オークたち(とセンシのコネ)に救われるが、状況としてはファリンがレッドドラゴンの腹の中にいるのと大差ない、いや、それ以上の窮状。もはや手に負えるものではないとチルチャックは早々に匙を投げる。そしてそこから彼の内面を掘り下げるお話になっていくわけだが、やっぱり一行の中で一番クレバーに物事を判断できるのがチルチャックなのは間違いない。彼の主張は確かに感情的な要素もゼロではなかろうが、何一つおかしなことは言っていないのだ。それがうまいこと通らないのはライオス・マルシルがことファリンのこととなると冷静ではいられないせいであり、感情的な要素を押さえ込むのが非効率的だと考えるチルチャックが一時のこととはいえ離脱を考えるのも無理からぬこと。お互いカッカしてたら話なんて通じない。そこをまぁ、うまいこととりなしてくれたのがオーク娘のリドさんだったわけだ。こういう時に、より直感的に動けるモンスターたちの方が真理に近いことってあるよね。

 チルチャックの素直な気持ちはちゃんとライオスに通じた様子。あとはマルシルが何を言い出すかだが……流石にライオスが折れたらマルシルは無理できないんじゃなかろうか。一旦ここで地上へ戻り、ダンジョンの知識を深めた上で更なる深層へ。ふぅむ、第2クールも波乱は絶えずか……。ところで、今回ついに料理要素がほぼゼロになったぞ。2クール目、料理する余裕あるか?

 

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「ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season」 ―→3

 よくもまぁ、めげずに3シーズンも付き合っているとは思うが……ここまで一貫して1期2期3期と同じ感想になる作品というのもむしろ稀有かもしれんな。ちなみに印象は悪化の一途。

 今期で言えば例えば「真の仲間」のように、どんだけおもんないと思ってた作品でも2期目になって世界が広がればその分だけ面白さがプラスされることも多い。継続は力とよく言うが、ドラマの構造だって続けることで実るものもあるだろう。しかし、今作の場合はそうして続けるとどんどん同じ疑問が肥大化していくだけで、上に何かが積み重なっている感じは特にないのである。まー、ハナから興味がないと思ってから観ているせいではあるのだろうが……「そのうち補完されていくかもしれない」と期待していた要素が特に埋められもせず、表層だけのなんとなく物語が続いていくこの世界、何をモチベーションに観続けたものか。

 いい加減書き飽きたが、「この学校の目的はなんやねん」という疑問の答えは相変わらず出てこないままだし、「実力主義」の「実力」がなんなのかも結論は出ない。ダイスでも振って決めてんのかと思うような適当な「勝負」に駆り出された学生たちは、嫌だ嫌だと言いながらもそのゲームという名の茶番に身を投じて盛り上がったり怒ったりしている。その勝負が面白ければエンタメ小説として成立するのだが、よりによって「1年生編完結」とか言ってる大一番でフラッシュ暗算を始めたり、「最終戦はチェス」と言われたから何か驚天動地のトリックでも出てくるのかと思ったらふつーに「特に描写で説得力は出さないけどチェスが強い奴」と「やっぱり本人がチェスが強いと言ってるだけの奴」が戦った結果、チェスの強い奴が勝った。なんやそれ。

 2期目までの「櫛田とかいうクソ女を見て楽しむ」という目的も、今期は櫛田摂取量が減ってしまいイマイチだったし、主人公の過去を掘り下げられてるような、そうでもないような状況で興味も湧かず。できれば4期は勘弁願いたいのだが、多分あるんだろうなぁ……どうしたもんかなぁ……。

 
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 ご無沙汰しております。いや、最終回シーズンだからブログの記事数としてはさっぱりご無沙汰じゃないんですが。こちら、久しぶりにお呼びがかかったので約3ヶ月ぶりにお届けしますたほいやです。ちなみに、どこぞのコメントに「SeaChickenさんは元気ですか?」との質問が出ていたかと思うんですが、こちらに参加しているので一応確認したところ「まぁ、元気は元気だよ」と歯切れの悪い回答をいただいたことをご報告しておきます(世界中の誰が知りたい情報なんだ)。

 


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SYNDUALITY Noir(第2クール)」 ―→6

 最終回の感想書いてからしばらく空いちゃったので、なんかまとめようと思ってた気もするけど忘れちゃったわ。まぁいいや、毎回の感想で色々書いてたからそんなに追加で書くこともなかろうし。

 今作について、ガチのロボットファンとか、マジのSFファンだと物足りない部分も多かったんじゃなかろうか。あくまでSYNDUALITYというメディアミックスプロジェクトの一端でしかないという理由もあるが、今作は良くも悪くもあんまり「オリジナルのロボットアニメ」という気負いが無い。もちろん最後に宇宙に飛び出す展開とか、しっかり盛り上がりを作れるようにコフィンの配置なんかもしてる部分はあるが、あくまでも中心となるのはカナタとノワールの関係性であり、ちょっとロボが愉快な青春ドラマくらいに受け取るのがちょうどいいバランス。それこそここからいろんなメディアに広げられる世界のスタート地点と捉えてもいいだろうし、ほどよく2クールで世界の広さを感じさせてくれるドラマだったという満足の仕方もある。個人的にはこれくらいの温度感で満たされるドラマに不満はなかった。

 最後まで見てきちんとタイトルの意図が回収できたというか、納得できた部分も評価ポイントで、ヴァイスさんが恐れていた「機械人形が人類を害する」という、いわゆるシンギュラリティ(SINGULARITY)という単語は元を辿れば「ただ1つ」を表すsingleから来ている言葉。そこに「2つ」を意味するdualを重ねた造語がsindualityであり、常にヒトとメイガスが2人で動かすコフィンは1話目からその象徴として機能してきた(もちろん、1クール終わりではノワールとミステルのdualも意味しただろう)。実は、作中の描写だけではヴァイスの思想は否定されていない。彼は最後まで「メイガスは人類の敵だ」というスタンスを崩さず、それを変えることをよしとせずに命を捨てた。目の前で彼の生き様を見せられたノワールやシュネーからしたら複雑な心境だろう。どこまでいっても、そうしてメイガスに不信感を覚える人間はいるはずだし、その不信感を払拭する方法は今のところ無い。いつの日か、本当にメイガスが人類に反旗を翻す日が来るかもしれない。しかし、あくまでカナタたちはそうならない未来を信じているというだけ。彼らが生きている間に、「single」と「dual」の間に答えを見つけられる、そんな希望が込められた良いタイトルである。

 続編があったら喜んで観ちゃうと思うんですが、流石にアニメでのプロジェクトはないかな。コフィンのデザインも割と好きだったんだけど、あんまりおもちゃとして人気が出る気はしないのがなー。

 
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30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」 ―→4

 覚えてる人はいるでしょうか、こちらのタイトル、新番チェック時に拒否反応が出て「もう無理」と宣言して点数づけすら拒否してしまった作品でした。端的に「ホモ無理」ということだったんですが……。

 無理ではなかったです。なんか、こういうダイレクトなBL観るのが久しぶりだったもんで、1話目では過剰に身体がびっくりしたみたいです。「無理だ」って宣言したけど「3話までは観る」という私の生態のおかげでしばらく見続けることになり、「まぁ、しんどいことはしんどいが、これくらいの作品は昔観てたわ」というので回復。無事に最後まで視聴することに成功しました(なんでそんなに頑張るかは今更聞くことじゃぁないぞ)。

 まー、そうまでして頑張って視聴したからって面白かったかと言われたらさして興味は惹かれなかったが、「純愛」作品だと思えばこういうフォーマットがあっても別に悪いもんではない。野郎どうしの恋愛もの、なんでか知らないけどちゃんと手に職がある人間がメインになりがちなのって、やっぱりメインでこういうのを摂取してる層は「ちゃんとした男」が喘いでる方が燃えるということなのだろう。女子高生どうしの百合が中心の逆の業界とはだいぶ違うもんである(もちろんOLどうしの百合だって大歓迎だが)。

 今作を見ていて面白かった部分その1、この手の作品ではお約束だが、ホモの周りには何故かホモが集まる。今作は作中でカップル2つだからまだ少ない方だけど。……でも百合作品も百合が集まりがちだよな……まぁ、どちらの性別だとしてもその方が作品作りがしやすいのだろう。面白かった部分その2、「童貞」の概念、ホモセッでも卒業できる。最終回のオチは流石に笑っちまった。これ、攻めと受けでも扱いに違いがあったりするんでしょうか。でもな、今作主人公はどう見ても受けだろうし、けつあな確定でも卒業可能なのかもしれません。神様、多様性への理解がありすぎる。

 ここまでガチンコで交際・SEX、そして結婚までもが描かれるBL作品ってのは実は初体験だったので、なんだかんだでいいものを見せてもらいました。僕はどこまで行ってもノンケです。

 
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 俺たちは1クールの間、いったい何を見せられていたんだろうな……最終話!!! 徹頭徹尾、この感情を沸かせ続ける作品ってすげぇと思うよ。いいか悪いかは別にして!

 最終回は「お約束ラッシュ」というお約束のはずなのに、その1つ1つの断片に「見たことないやつ」が紛れ込んでくるのが今作の病巣。ベタのみの展開だったらどれだけアツかろうが馬鹿馬鹿しかろうが眠くなっちゃう可能性はあるのだが、いちいち「ん?」ってなるタイミングがあるせいで、それがまるでスイカにかけた塩のごとく、なんとも引っかかる味になる。その「ひっかかり」こそがブレイバーンなのだろう。なんやそのアニメ。

 前回ラスボスとなるツダケンボイス・イーラによって一刀に伏されたブレイバーン。残されたスペルビア&ルルも抗おうとするが焼け石に水。なんでそんなに強いのかよくわからんラスボスはとにかく強い。そして挫ける畜生イサミ。かつてロボットものの主人公でここまで最低の人間がいただろうか(多分割といた)。いや、そもそもこいつ主人公でもなんでもない気もする。今作の主人公はルルもしくはスミスだな。まぁ、とにかく死にたくないイサミの必死の訴えに、残されたスミスの魂、すなわちブレイバーンが最後の呼応。思い切り殴っちゃうイサミは更なる畜生だが、なんか分かんないけど分かんないなりに覚醒。最終形態が黄金に輝くのも絶対条件だ。変身後の語呂の悪さなんて気にしてらんない。

 なんのために出てきたか全くわからない溶岩食べてる人は勝手に昇天、おこりんぼのイーラも当然のように瞬殺し、ラスボスの後の裏ボスはなんとここでも釘ボイス。今期2本目の、「ラスボス倒したと思ったら突然なんの脈絡もなく最強の釘が出てくる」というとんでも展開。もう、世界は釘宮理恵をなんだと思ってるんだ(ラスボスだよ)。でも、せっかくくぎゅが頑張ってくれてるのに話を聞かないイサミたちは自分たちのペースで宇宙を救う。スペルビアって剣っぽいよね、は無理がないですかね?

 誰だかよく分かんないモブもいっぱい集まって、最後に人類がやるべきことはなんだい? そうだ、カラオケでの合唱だね。うん、まだ配信間に合ってないからTVサイズで勘弁してくれよな。って、もう各種カラオケにはフルバージョンで配信されとるわ。今後この曲にアニメ映像がつく日は来るのでしょうか。ちなみにグリッドマンはついてる。グレンラガンもある。……あるかもね!

 俺たちはいったい何を見せられてきたんだ!

 
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「魔法少女にあこがれて」 5→6

 1話視聴時は地上波版で見て、そこからはAT-Xに切り替えて視聴していますが、別にそれが点数に影響を与えたわけではありません。ほんとだよ。言えば言うほど嘘くさくなるよ。

 開始直後の感想は「設定はとても好みで美味しそうだが、作画がしょぼそうだし、無理やり安っぽいエロを挟み込まなきゃいけない作劇だとダラダラとしょーもない画になっちゃいそう」というもの。結果的に、まぁ作画については実際そこまで力が入ってたわけでもなく、トータルで見れば「しょぼい」寄りだったと思うのだが、「安っぽいエロ」ではなく「価値あるエロ」を爆誕させたおかげで無事に歴史にヤな爪痕を残すことに成功した。ちょっと前の「不徳のギルド」に続き、「放送規制版があるくらいのエロメイン作品のくせして観る価値がある」というなんとも人様にお勧めしづらいカテゴリが増えてきた。面白いアニメが増えるのは良いことだが、「今期どんなアニメが面白かった?」と聞かれて答えづらいのは困りものである。まぁ、そんなこと聞くやつには堂々と答えてやればいいんですけどね。

 今作はとにかくもう、主人公・マジアベーゼ/うてなちゃんが作り出した世界。彼女のねじくれた愛情表現が実に素晴らしいフェティシズムとエロに繋がり、それをサポートする素敵なお友達であるキウィちゃんとこりすちゃんが、阿吽の呼吸で彼女のエロを強力サポート。なんなら敵対勢力であるトレスマジアも、なんならロード団もみんな手に手を取って極力エロくなるよう、闇が深くなるようにサポート。エロがしっかりとテーマとして一本立ちし、ギャグアニメの魅力に直結した。「不徳のギルド」は純粋にギャグの面白さを評価した作品で「エロはなくてもギリ成立する」デザインだったが、こちらの作品はフェティシズムそのものが最大の魅力となっているため、もはやエロそのものが魅力の核であり、エロ無しで語ることができない圧倒的な年齢制限作品。「エロくて格好いい」「エロくて可愛い」「エロくて面白い」「エロくてヒドい」「エロくてエロい」。これらの同時性を満たす実に挑戦的な作品であった。

 いや、多分こういう狙いの作品って過去にも例はあったと思うんだけどね。真正面から恥ずかしがらずにアニメ化してくれたおかげで総体としての完成度が高くなったのは逆にさまざまな規制を乗り越えた上で達成された時代ゆえのことなのかも。どれだけ社会が変わろうと、人がエロを求め続ける限り、姿形が変わったとしてもどこかでその噴出は起こるのである。

 まー、殊更にエロのことばかり祭り上げてみたけど、普通にヒロインが可愛いアニメだよね。やっぱうてなちゃんとキウィちゃんのメインカップル(??)の友情・愛情描写が最高なんスよ。うてなちゃんの病的な可愛さをまっすぐ馬鹿なキウィちゃんが支えてくれる構図がとても良い。ほんでこいつらはバトルもの展開でもしっかり盛り上げてくれえるのが嬉しいよね。その場合にはアズールなんかもその一助になってるけど。こんだけわちゃわちゃ女の子が出てきてるのに捨てキャラなしで全員どっかおかしくてエロいというのは実によくできた設定です。

 唯一の問題は、これの原作を買ったものかどうかと言う部分なんですよね……アニメを超えるものが出てくるかどうか……(ちなみに「不徳のギルド」は買った)。有識者の皆さんのご意見をお待ちしております。

 
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「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」 ―→6

 ほんとに珍妙な作品だよなぁ。でも考えてみりゃ「思春期における人間関係の悩み」って文学作品で描くテーマとしてはおっそろしく真っ当なものだし、当たり前と言えば当たり前の題材。それがこうしてダイナミックに学園青春ものに落とし込まれ、さらにラノベ的けれん味も混ぜ込んで……ただただ「よぅやっとる」という言葉しか出てこねぇや。

 しかしなぁ……この決着なのか……もうさ、1期からみみみ派だった人間からしたら、「ラノベだぞ」って言われたからって納得できない部分はあるよなぁ……いや、決して菊池さんが悪いわけじゃない。なんなら菊池さんだって魅力的なヒロインだし、素敵な彼女になりそうなのは間違いないのだが、どこに着地したところで「ハーレムものって難しいよね」という結論しか出てこない。いや、今作をハーレムものというのも暴論だけどさ。「ここに可愛い女の子が3人いるじゃろ」の状態からどれか1人を選んだら、そりゃ「残り2本のルートはどうなっただろうなぁ」っていう心残りがあるのはしょうがないじゃない。僕はみみみルートが見たかっただけなのさ。

 というわがまま勝手な感想を除けば、やっぱり独自路線を突き抜けた作劇はお見事だと思う。本当に「思春期のあれこれ」をそのまま描こうとすると凄まじく難度が上がるし、受け入れてくれる層もグッと縮まってしまう恐れがある。だからこそ今作は導入を「根暗陰キャの生まれ変わり計画」というオタク層にもなんとか届く設定にし、そこからゲーム感覚を交えて社交術を描いていく。いわば残念コミュ障オタク向けの、作者なりのハウツー本である。もちろん全部が全部正論でもないだろうし、「どうせオタクの考えた妄想やんけ」と言われたらそれまでだが、今作を見てちょっとでも何か身につまされるものがあるとするなら、それはやはり「何か刺さっちゃった」ということなのだろう。

 そうして「どこか説教じみた内容だけど虚言との混ぜ合わせがギリギリのラインを維持している」という作劇を下支えしたのは、やはり日南葵という怪物ヒロインであったのだろう。あの「人間関係計算マシン」が友崎のコンサルをやっていたからこそ、世界がこんな見え方になったのだ。5話のあの地獄のようなプロットは今作でなければ実現し得なかったもの。最強のヒロインが最恐のラスボスもかねているというこの感覚、いかにもラノベ的でありながら前代未聞。このお話、結論はどこにいくんでしょうね。もうここから日南と付き合うとかいう展開はないよな。……ないよね?

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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