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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「正反対な君と僕」 6→7

 祝! 分割2クール! これ以上ないくらいに模範的な分割で、3ヶ月休んだらすぐに帰ってきてくれる。それがまずは素直に嬉しい。

 というわけで、今期イチャラブ作品の中では一番のお気に入りとなった作品。構造だけでいえばシンプルに「ラブコメ」なのであまり掘り下げる要素もないかな、とか思ってたんだけど、気づけば毎週新鮮な楽しさでもって感想を書くことができたし、まだまだこういう作品にも刺激をもらえるものだと嬉しくなる。まー、いい歳したおっさんが若者のラブコメ模様を見て一喜一憂(今作では一喜百喜か)してる様子は客観的に見たらだいぶキモいのだが、キモさについてはアニメオタクの時点でメーター振り切ってるので気にせずに楽しいものは楽しいと主張していこう。

 まだまだ続くので現段階で結論じみたものを出す必要もないのだが、本作の楽しさはいくつかの要素に分解できる。まず大きな1つ目は何度も取り上げた絵柄のポップさ。デフォルメの使い方がとても愉快で、特に鈴木のいろんなフォルムがいちいち可愛らしく、それでいて単なる「かわいい」だけじゃないどこかヒネたようなテイストもあって、画を見ているだけでウキウキできる愉快な作品になった。ラパントラックによる映像クオリティの高さがこの「画の楽しさ」に大きく貢献しているわけだが、ちらっと読ませてもらった原作漫画でももちろんこのテイストがあるし、アニメ演出でそのパワーを増幅させたというのが正しい見方だろう。今作のオープニングとエンディングは映像込みでほんとに大好きで、毎週全く飛ばせなかったのがいい思い出。

 2点目はキャラの個性の賑やかさ。ラブコメなんてメインカップルのあれこれを深掘りしてけば成立するし、実際に今作でも中心にあるのは鈴木と谷で間違いない。鈴木1人とっても毎回のヘアアレンジのバリエーションが可愛かったり、写真に映るときは絶対に表情がひきつったり、とにかく解像度を高くして1キャラのカロリーが高くなっている。だが、周りに散りばめられたバリエーションだって豊かな「正反対」っぷりは本当に退屈しないネタの宝庫。個人的にはカップル未満でしかない平・東組のどーしようもない距離感と人間性が大好きだったし、最終話で盛り上がった山田・西ペアだってそれぞれにいいところがよく出ている。当然その隣に(そして脳内に)いてくれるホンちゃんだって魅力満載だし、とにかく1人1人の「高校生」がそれぞれの信念を持って何気ない日常を過ごしているのが伝わってくる。今作における最大の発明は、ホンちゃんの唇巻き込みフェイスだと思ってるよ。

 そして毎度のことながら、やっぱり中の人。MVPは当然鈴木役の鈴代紗弓で、今期大量に押し寄せた鈴代ヒロインズの中でもトップクラスの活躍ぶり。ほんとにエネルギーに満ち満ちていて素敵だった。次点には東役の島袋美由利をあげようかな。あのどうしようもない平熱感と闇エネルギー、ほんと最高に東。他にも西さん役の大森こころ、ホンちゃん役のともりるあたりもやっぱり良き仕事。

 こんな高校生活を送ってみたかったです(ダイイングメッセージ)。

 
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「うるわしの宵の月」 5→5

 最初から最後までずっと不純な目線で見守ってきました、僕です。新番チェックの時にもしっかり書いたんですが、「ど、どうみてもNTRものの導入展開だ……」という認識は、間違っているとは分かっているし本当によろしくないと思っていたのになかなか拭うことができず……。

 という部分は謝罪しつつなんですが、今作を見る際に重要なポイントは実はそこなんですよ。最後まで拭いきれなかったのは間違いないんですが、1クールかけて、その認識がかなり薄まりました。つまり、「チャラ男with王子系女子」というNTRの王道ラインでずっと「不純さ」「不道徳さ」の陰を勝手に妄想し続けていた脳が、少しずつその不道徳を消していったんですよ。言い方を変えるなら、「ちゃんとアイツの恋愛は、真っ当だし報われるべきものかもしれない」と思えるようになっていったわけですね。それって当然今作が視聴者に「思ってほしい」ことなわけで、伝えたい内容はしっかりと伝わったアニメだということなんです。

 うん、自分でもおかしなとこを評価してるってのは分かってるんだ。「応援したくなる恋愛だ」なんて感情はなんなら1話目で持つべきものだし、いちいち熱烈なメッセージにして伝えずともこのアニメを観るためには前提条件として受け入れる部分なのだから。ただ、私の脳が特殊な構造をしていたために(?)なかなか受け入れられず、1クール分の時間がかかってしまった。それでもなお、じっくりと私の脳を治療し、正しい認識を伝えるだけのメッセージ性は持っていたということで、最終的には「ちゃんと恋愛ドラマとして納得させてくれてありがとう」という結論に到達できたわけである。めでたしめでたし。

 ……我ながらひでぇ感想だな。まぁ、世の中にはそういう厄介な人間もいるということで。ちなみに「ちゃんと受け入れられることができた」理由は多分真っ当に演出部分の力だと思うのだが、特殊な症例すぎてあまり細かい分析には至らなかったのは申し訳ない。まぁ、罹患者と治療者って普通は同居しないからな。でも、映像部分はかなり安定してたよね。特に目立った部分があったわけじゃないんだけど、キャラの透明感のあるデザインは一貫してたし、ちゃんは最後まで可愛かった。

 こういう作品で少しずつリハビリして、社会復帰を目指そう(アニメで社会復帰とは)。

 
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「勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録」 6→6

 激しい作品でしたね。最終話の感想書いたもんでまた総括忘れるところだったけど、まぁ、毎週触れてたし、2期も決まってるし、今慌ててまとめるような必要もなさそうだ。

 なろうじゃなくて「カクヨム」掲載とのことだが、媒体の違いってのはどれくらいあるものなのだろう。いわゆるなろう系とは一線を画す、割とハード寄りな世界設定はまさに「ライトノベル文化」と言ってしまっていいのかもしれない。近いニュアンスの作品は最近だと漫画作品の「ラグナクリムゾン」あたりがあったが、「滅亡」とか「終末」とか、その辺の世界を描いた作品は他にも色々と思いつくんじゃなかろうか。今作は一応「終末」とまでは言われてはいないのだが、魔王現象を相手に人類はだいぶ劣勢。少しずつ明かされる世界の内実を見るに、早晩滅んでもおかしくないくらいの段階。そんな世界でさらに「死すら許されぬ」という地獄の懲罰勇者を描いた作品ということで、どんだけヘヴィーにしてもしたりないというエグいお話。そしてエグい話はエグく描けば描くほどいいんだから。今作はその辺の絶望感の描出がいいバランスだったんですよね。

 そんな作風に大きく拍車をかけるのは、もちろんスタジオKAIによるアニメーションのクオリティ。最後まで勢いを落とすことなく走りきった見事なアクション作画は、これまで数々の良き作品を残した当スタジオの中でもトップクラスの出来。単に「動画がシャキシャキ動く」っていうだけじゃなくて、バトルシーンなんかはみたことないような演出もバシバシ出てきて全然目が飽きなかったんだよな。個性的な勇者が集った際のキャラ作画もパリッと決まっていたし、今作は間違いなくアニメ化の甲斐があったと言えるだろう。このクオリティが2期以降も続いてくれることを祈っている。

 あとはまぁ、中の人の話をすることになるが……やっぱ一番人気はテオリッタ様だったのだろう。飯塚麻結はだーいぶ下積みが長かったがようやく「看板」と言える役を手に入れたということになりそう。いや、正直私も今作まで全然その存在を認識してなかったくらいですけど。いい声ですよね。次世代の宮村優子みたいなポジションで頑張ってほしい(奇しくも今期は宮村優子がふつーに仕事してたけど)。

 

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SI-VIS: The Sound of Heroes」 6→5

 これを持ちまして、「歌って戦うニチアサアワー」は一旦終了となります。次なるステージをお待ちください。

 キラキランドが平和になり、アリスピアにも笑顔が戻った。残された地球も、これにて歌が響くことに。大団円ではございますが、まぁ、1話目の6点は作画点を含めてだったので……そこは遠慮なくまびかせてもらうで。わざわざ言及してなかったけど、1話でそれなりに期待を持ってた翌週、2話目でいきなり作画がメタメタになって腰から砕けたショックを忘れやしねぇからな。

 ということでニチアサらしく(?)作画は低調気味で、どうにもキャラの魅力を発揮しきれずに終わってしまった感がある作品。単に作画枚数が減るだけなら仕方ないとは思うのだが、今作は作画の崩壊方向がやたら致命的というか、人体の構造を根本からぶっ壊したような崩壊が多かったのでどうにも視聴に身が入らなかった。ほんとにそこが勿体無い。

 お話の方は、最初はシンフォギアだと思っていたわけだがどちらかというと「シンカリオン」の方が近いかもしれない。敵の正体が分からない間はだいぶ不穏な展開が続いていたが、敵性存在がはっきり認識された後の戦いと交流の物語はだいぶシンカリオン。悲劇も数多くあったが、それでも音楽を通じて分かり合える絆があることを伝えてくれたことは無駄ではなかったかな。常々言ってることだけど、「わちゃわちゃしてる敵組織」はやっぱり好きなんですよ。今作の場合はゼノス内でのギスギスっぷりも尋常じゃなかったけども……まぁ、それはSI-VIS内も同じこと。最終的なメーデイアさんの立ち位置がやたら愛おしかったし、その辺の人間模様は見ていてそれなりに楽しくはあった。

 やたらキャストが贅沢だってんで話題になったSI-VISだったけど、アニメは完全に閉じちゃったし、中の人ユニットがあるわけでなし、ここまでの使い捨てコンテンツだったんだろうか。なんか勿体無い気はするけど……今後の展開とかあるんですかね?

 
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「プリンセッション・オーケストラ」 5→7

「うわぁ、ぺっ、ぺっ! なんだいこのシンフォギアってのは、クドくて刺激臭がして、味が濃くて飲めたもんじゃないや!」

「それはお困りですね、それではこうしたらいかがです?」

「あれ、すごく飲みやすくなった……美味しい! 美味しいよこれ!」

「先ほどのものをお湯で割って少々ハチミツを加えただけですよ。どうです、良いお味になったでしょう?」

 こうして生まれたのがプリンセッションオーケストラである。

 まぁ、全身の血管をフォニックゲインが流れている私みたいな人間からすると純正シンフォギアの方が美味しかったりはするのだが、それでもやっぱり今作の点数を下げることはできないよ。ほんとはもうちょっと抑えるつもりだったんだけど……だとしても! 最終話の歌唱、そして何より赤の女王と白の女王が手を握り合う際のやたら執拗な描写で脳を焼かれ、勢いでこの点数とさせていただく。

 ほんとに制作理念としては「ぐっと飲みやすくしたシンフォギア」。1年に渡ってあの濃度を垂れ流し続けるのはまずいので多少希釈して、だいたい1年で「G」か「GX」くらいまで放送したよ、という感覚である。まぁ、流石に花の騎士編までの展開があまりに「G」すぎて笑ってしまったが、今作ではセレナ(りりちゃん)が死ななくて済んだ世界線だし、何よりも陽だまり(ナツ)がシェンショウジンで闇落ちせずに済んだ世界である。オートスコアラーたちの代わりにバンドスナッチと絆を結び、世界を壊すキャロルの歌を最後には打倒することができた。どこをどう見てもシンフォギアである(個人の感想です)。

 実際はそうしたプロットをきちんと「ニチアサ的に」翻案してくれているし、序盤から中盤にかけて「まぁ、いうてニチアサっぽいよな」と思いながら見ていた1話完結の女の子たちの物語も、終盤にかけて全員集合していくパートで1人も「モブ」がおらずにみんなが主人公だったことを示してくれている。全てのコマが揃った終盤の1話1話の熱量も相当なもので、ナビーユのあれこれにもいちいちびっくりしてる暇すらないほどだった(まぁ、みなもたちすら騙せてない時点で視聴者が本気で騙せるとも思ってなかっただろうが)。露骨すぎるシンフォギアとの接続はそこまで強く押し付けるでもなく、それとなく(主に次回予告で)コアファンに向けて狙撃してくる程度にとどめていたので、正しいファン層に向けてはまっすぐなプリンセスアニメとしても受け取ってもらえる、よい匙加減だったのではなかろうか。

 惜しむらくはやはり1年という尺の長さもあり(あとスタジオのスタミナもあり)作画部分で常にフルパワーとはいかなかった部分だが、もうニチアサはそれくらいは受け入れていくしかない。言うほど大きな崩れがあったわけでもないし、要所で締めるところは締めてくれている。これ以上を望むのは贅沢ってもんだろう。

 なんでもシンフォギア絡みの(?)プロジェクトはこれで終わりではないようですが、今作は今作単体で、正しく評価されるべきプロジェクトだったと思う。1年間、お疲れ様でした。

 
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Fate/strange Fake」 6→7

 作業量きちぃので最終話感想と込み込みで。まぁ、毎週まとめはしてたので問題なかろう。

 今作の最大の問題点は「なんも分かってないしなんも終わってない」ところである。まさかの聖杯戦争のさらに倍という尋常ならざるキャラクターが大挙する群像劇の限界を超えたhyper mass像劇を展開しておきながら、ほぼ退場者なしで1クールを終えるとは思っていなかった。未完の作品と知ってはいたが、謎は解決するどころか更なる謎を産むばかりでここまで投げっぱなしで放置されることになるとは思わなんだ。このシリーズを作るためにも相当な歳月を費やしていたはずなので、仮に2期があったとしても、放送されるのは5年後か、10年後か……何とも無責任でとんでもねぇアニメである。

 ただ、そんだけ文句は言っても、面白いもんは面白い。投げっぱなしだからこそできる大言壮語、風呂敷を広げるだけ広げて見せるたぬきのキンタマ八畳敷き。でけぇからこそ見せられる大活劇ってのは間違いなくある。先の展開など憂うのは諦めて、ただこの1クールのはちゃめちゃバトルロイヤルとして堪能するのが吉だろう。ほんで「もう誰も退場しなくてもしょうがないや!」とこっちが割り切ったと思ったら突然のフラットくんヘッドショット。もう、完全に手のひらの上でグルグルに揉みしだかれている気分である。なんやこのアニメ。

 複雑な絡みに、私としては珍しく公式サイトと首っ引きで見守らせてもらったのは良き思い出。願わくは、これが単なる思い出で終わらず、次に繋がる作品になりますように。

 
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○「春夏秋冬代行者 春の舞」 6

 季節が巡り春がやってくると……新番が始まる。今期口火を切ったのはこちらの作品。3月中の新番スタートは若干イレギュラーではあるが、こちらは少し早めに終わった「グノーシア」の後枠ということで、タイトルに相応しく(?)先陣を切った形。

 原作はラノベらしいのだが、当然のことながら何も知らん状態での視聴スタート。制作がWITということでアニメーションのクオリティは比較的高く、画面を観ている分には素直に期待値が高い。ただまぁ、お話の中身の方は至極ありきたりな切り出しで、1話完結のハートフルSpring has comeストーリーとしては取り立ててみるべき点はない。1話目単体の感想か総合的な期待値かは悩んだが、まぁ、せっかくの1作品目なので、ご祝儀相場でちょい期待優先に。

 日本には四季がある。四季が「あった」と言われて久しく。今やJapanは夏夏夏冬。四季は崩壊し情緒もへったくれもない。おかげで「四季」という概念はある種の羨望を持って語られることすら出てきてしまっているが、言うても日本人の心には深く根付いた重要な要素。四季を題材にした創作物はそれこそ神代の昔から存在しているし、「四季の擬人化」みたいな作品だって昔話からBLまで、掃いて捨てるほどにあるはずだ。そんな中で改めて「四季」をテーマにしたラノベが登場し、アニメ化にまでこぎつけたという。はてさてどんな展開になりますことやら。

 一応、特徴としてみるべきは「4」季ではあるが各季節に「メインの代行者+そのサポーター」というバディものの要素を取り入れているようで、キャラクターとしては「8」季を味わうことができるという点。男女の別も特徴があるらしく、公式サイトに確認にいくと春は今回活躍した「女×女」の香り高き百合風味。夏はどうやら姉妹らしい。秋は女×男のノーマルカップリングだが「被保護者」としての要素が強く、冬は男×男のバディとのこと。こうした関係性をそれぞれに味わうというのが本作の主眼になると思われ、ニュアンスとしては(だいぶ古い作品だが)「妖狐×僕SS」みたいな楽しみ方ができればよいのではなかろうか。

 春のペアは中の人が泣く子も黙る貫井柚佳&青山吉能というハイカロリーなペアとなっており、1話目ではゲストキャラの奈央坊も含めてなかなか良きドラマ展開を見せてくれている。まぁ、筋立てはまだ分からんところも多いし、テーマがテーマなので陳腐なドラマに成り果てる可能性も大いにあるが、そこは広い心で持って見守って行ければ良いだろう。

 
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「多聞くん今どっち!?」 6→6

 恋愛にもいろんな形があるもんですね……。最近色々気になる「ただいちゃいちゃするのを見守るだけラブコメ」の1種。……いや、違うか? いちゃいちゃはしてないのか?

 実にファンキーでファニーな作品であった。最初のうちは「うたげさんはほんとにおもしれー女だなぁ」というところをとっかかりに楽しんでいたわけだが、話が進むにつれて「実はヤベェのは女じゃなくて男のほうじゃねぇか」ということが分かってくると、刺激が多方面に広がっていく。「ちょっとずつメンバーを追加して新しい事件を追加していく」という構造は進行としては分かりやすいものだが、その道の分かれ方がちょっとずつ予想の斜め上に向かっており、埒外のキャラが出てくるのがいちいち楽しい。最初のゴリラの時点で「これ、メンバー全員イカれてるパターンだ……」というのは想像できるわけだが、オウリがうたげさんに対して横恋慕したところで「あれ、これみんなしてうたげさんに惚れ込んで逆ハーレムになるパターン?」とか考えてたら、残りのメンバーは決してそうはならないというのもお利口な部分。これで単純なハーレム形成してたらやっぱ面白くなかったと思うし。

 あとは変人博物館をのんびり見守るだけなのだが、キャラのイカれ具合を放置するだけではなく、「推しアイドルから惚れられちゃう女の子」という少女漫画的には定番な「ありえない」設定を、ギリギリで成立するラインを保持しているのも重要なポイントかもしれない。いや、そりゃまぁリアルに考えたら夢小説でしかないんだけど、うたげさんが頑なに「ファンとしての距離感」を保とうと動いてくれるおかげで多聞が神としての意味を失わないし、ハーレムにもならないから一応男女1対1の恋愛譚(まぁ、現状は1対2だが)が成立して必要以上にごちゃつかない。こういう形で少女漫画のフォーマットを成立させるパターンもあるのかとちょっと感心してしまった。

 アニメはナツキのエピソードまでは終わったわけだが、フェイスのメンバーはまだ1人残っている。当然こいつもイカレているのは確実なわけで、何とか2期目も見てみたい作品になりましたな。限界オタク早見沙織は永遠。

 
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「不滅のあなたへ Season3」 ―→7

 物語は永遠不滅とは行くまいが。その行く末を見届けられたことを幸せに思おうではないか。

 ラストが2話連続だったことと、最終回ラッシュで時間的にしんどいので最終話感想とまとめてにさせてもらうが、まぁ、エピローグである最終話は今作全ての集大成。もう、全部ひっくるめて「お疲れ様でした」でいいだろう。最後まで責任を持って製作されたアニメ。無事にエンディングまで見届けられたことには素直に感謝している。

 トータルで見て不満がゼロというわけではない。1期2期であれだけ死闘を繰り広げたノッカーたちとの決着が「まー、お互いめんどくなったし、別に争わなくてもよかったんだよ」てな話になっちゃったのは正直肩透かしではあるし、ミズハのあれだけの情動が全部丸め込まれてしまったのは如何なものかとも思う。ハヤセの一族との決着は、もう一段階劇的な幕引きがあってもよかったじゃないかとね。でもまぁ、それもピントのズレた要求なのだろう。今作は「不滅」という大上段のテーマはありつつも、そこに描かれるべきは「変化」の方。これを「進化」と言ってしまうとまたややこしいのだが、とにかくフシ目線では理解が追いつかないような「良くも悪くも変わってしまうこと」こそが生きている意味なのだという哲学を伝えたかった作品。

 それに加え、最終的には「くろいの」の物語にも決着がついたが、彼の物語は「自己と他者」の哲学だった。結局、我々が「自己」を認識するには周りの「他者」を認識するしかない。「くろいの」の始まりがそうだったらしいし、絶対不変の「自己」のみではいつか崩壊してしまう。だからこそ変化を求めた果ての「他者」の極みがノッカーであり、くろいのはフシを通じて「自他」という現象を見守り続けた。そして「他」との関係の「変化」の果てにたどり着いたのが、この最終話の世界。もちろんこれだって「不滅」ではないわけで、ここから数百年後にはもしかしたら新たなノッカーとの戦いが勃発するかもしれない。全然関係ない別な外敵が出てくる可能性だってある。しかし、それはそれで世界の変化。くろいのが、そしてフシが絶対の力を捨てて求めた「世界」である。この結論にフシが辿り着くための細やかな階段を、この3期ではしっかりと見届けることができたのではなかろうか。

 ちゃんと見届けられて嬉しかったし、3期に入ってからはアニメーションとしても見るべき点はちょいちょいあったのでとても満足です。本当にお疲れ様でした。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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