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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 Oh, Japanese traditional KIMODAMESHI、第16話。海外にも肝試しの文化ってあるんでしょうかね。ざっと調べてみたら似たようなレクリエーションはそれなりにありそうだけど、今回チセたちが体験したようなデザインはかなりジャパニーズオリジナルかと思われる。前回根掘り葉掘り聞かれてたのはこのイベントのためだったのだね。

 というわけで、学生たちがペアに分かれての肝試し。普通、アニメ&肝試し&男女ペアといえばラブコメの大定番イベントであり、そこでラッキースケベはハプニングとかが起こって仲良くなったり揉めたりするものだが、残念ながらこちらのクッソ硬派な世界観ではそんな浮ついた展開にはなり得ない。そもそも肝試しの舞台となる学院があまりにも肝試し向きすぎるというか、ゴーストがふつーにその辺ふらついてるロケーションなのでレクリエーションで済むレベルじゃねぇんだわ。そんでよりにもよって主人公も含めて同性ペア組まされてるところもたくさんあるし。どうにも色恋とは無縁のイベントのようである。その代わりといっちゃぁなんだが、面倒臭い感情が色々と飛び交ってはいるのだけど。

 なんだかすっかり主人公みたいなポジションに落ち着いてしまったリアン。フィロメラをめぐる騒動の鍵を握るのは彼になりそうなので、みんなして彼の顔色を窺いつつ、リアンもフィロメラも不幸にならないように気を遣ってくれている。本人もアイザックをはじめとするお友達連中が気にしてくれているのは分かってるみたいなのだが……どうにも、チセとは違ったタイプの不器用キングらしく、厄介な背景を抱えた魔術師社会では、まだ答えも見えないようである。となりのアイザックさんもまだまだ苦労は多そうである。

 一番意外だったペアはゾーイ&ルーシーだろうか。前回「問題が一通り解決した組」としてくくってしまったが、一応どちらもチセに助けられた立場で、多少余裕を持って周りの状況が観察できるメンタルになっているのだろう。まぁ、だとしてもゾーイと2人だけで気兼ねなく話せるルーシーが見られるとは思ってなかったけども。今後は是非ともうまい具合にチセさんのサポートにまわってあげてほしい。

 そしていよいよ直接の対峙、我らが主人公・チセさんと、底知れぬ腹黒オーラも漂わせているヴェロニカさんのマンツーマン。ふむ、どうなんでしょうね。ヴェロニカさんは確かに「いい人」ではなさそうだが、彼女がフィロメラに向けている感情は決してネガティブなものではなさそうなんだよね。乱暴に括れば「主従関係」ということになるのだろうけど、ヴェロニカさんは割と享楽主義というか、心のどこかに常に刺激と余裕を持っておきたいタイプの人。フィロメラがあの通りの性格、あの通りの家柄なので不必要に拗れた関係性に見えるが、もしフィロメラがもっと健全であったなら、関係性はもっとずっと簡単なものだったのかもしれない。今のところヴェロニカ側からチセに対して悪意ある行動をとっているようにも見えないし、案外このままフィロメラをだしにしてスッと理解し合える可能性だってあるのだ。まぁ、個人的には「上田麗奈ボイスのクソ女(仮)」にはこのまま穏やかに終わってほしいとは思わないけども。

 

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 流れ変わったな、第3話。いい方向なのか良くない方向なのかはまだ分からないけど……予想外の展開になったので気になる度合いが高まったのは事実である。

 先週の引きの時点でちょっと「あれ?」とは思ったが、てっきり「ハッタリ成り上がり武勇伝」ものだと思っていたのだが、今週はまさかのオールシリアス。ギャグで押し切れるような展開ではなくなってきている。ちゃんと「姫としての武勇」を描く展開になっていくってことなんでしょうかね。

 「いいのか悪いのかよく分からない」と書いたのは、本作独自の設定が今後どのように機能してくるのかが全く読めず、今のところはなんかちぐはぐな印象を与えているためである。独自の設定ってのは当然「人が死なない戦争」のことで、魔核という謎の存在のおかげでこの世界では人が死なないと言われていたわけだが、てっきり人死にを笑って済ませるようにして「軍記もの」を丸ごとギャグにしちゃうための道具立てだと思っていたのだが、今週はそこに「神具」というルールブレイカーが登場。「神具で殺された奴は魔核の能力で蘇生しない」という例外があっさり提示されてしまい、どうやらギャグでは済まなくなった。となると、なんでこの設定がわざわざ用意されたのかがよくわかんなくなっちゃった。

 ただ、だとしたら単なる無駄なのかと言われるとそうでもなくて、「生き返る死」と「生き返らない死」という2種類の「死」の概念があるのは何か使えそうな道具立てではある(どう使うのかは今のところは分かんないけど)。今回立ちはだかったミリセントのように限られた人間のみが「生き返らない死」を与えられる特別な存在だとするなら、そこに何か意味を見出して盛り上げることはできそうな気がする。ただ、現時点では少なくとも「いや、普通の世界で普通に生き死にを描けばいいだけでは?」という状態なので、もうちょい見守る必要はある。これでほんとに意味がなかったらがっかり。いくらなんでもしょっぱなからこんなとっぴな設定を用意してなんの意味もないってことはなさそうだが……。

 そうして「この世界の死ってどういう概念?」というのが揺らいでいる状態で生き死にの物語を見守らなきゃいけないので、足元がおぼつかずにどうにもふわふわした印象で話が進む。ただ、その割にはコマリとヴィルの関係性が知らない間にどんどん盛られていったり、いい具合に壊れた最悪の敵であるミリセントのキャラがバリバリに立っていたり、普通に「美少女キャラものアニメ」としては面白いのでついつい見てしまう。いや、単に「人を人とも思わない雨宮天」がツボっただけなのかもしれないけど。どうにも私は「人を人とも思わないクソ女」が好きすぎる傾向があるな?

 いや、でも今回の天さんすごく良くないですか? 直近で「雨いろプロトコル」の天さんについても触れてるんだが(そして奇しくもこちらのアニメでも某スパイ練習生のコンビになっているのだが)、最近とみに、業界が雨宮天という素材をどう使うべきかを完全に理解したきらいがある。もしくは天さん本人が自分の使い方をマスターした感がある。デビュー直後から何かと目立っていた天さんだが、どうにもパッとした役に繋がらず、看板役としてぶっ飛んだアクア以外だとそこまで「らしさ」につながっていなかった気がしてたんですよ。まぁ、「かのかり」の千鶴なんかは実は結構なハマり役だったとは思うんだけど、作品自体があんまり好きくなかったもんで評価しにくかったってのもあるけど。そして今回のミリセント。いい具合にハマってるのですよ。「地声がそこまで低くないキャストの低音で魅せるキャラ」ってすごく技術がいる分野なんだけど、高低の効かせ方が確実に上手くなってる。「なるほど、これが僕らが追いかけるべき雨宮天だったのかぁ」と妙な納得感がある。

 もちろん、それを受けて立つ楠木ともりのお仕事ぶりも相変わらず見事なもんで。今作はコマリ様のキャラが「好かれる」存在じゃなきゃ何をやってもアウトになると思うんだが、こんだけ破滅的なキャラなのにどこか憎めないラインで繋いでおいて、「過去に何かあったのか」という今回のエピソードから、いよいよ主人公らしい立ち回りへと進化できそう。刺激が増えてきたガールミーツガールのドラマ、わたしゃ大好きです。なんとか、この世界を成立させられる展開を維持してくれ。

 

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 「てんしん」って「転心」って書くのね、第4話。てっきり変身することだから「転身」だと思ってた。ウォウウォウォウォウォ。

 ドがつくくらいにストレートなヒーロー話。やってることはハードだが悪い人がいないというとても優しい世界のみで繰り広げられた解りあうための物語で、先週時点でなんとなく匂わされていた「スターダスト、別に悪い奴じゃないのに使命感からちょっと悪ぶってる」感がいいあんばい。こういう「責任が取れる大人」がちゃんと存在している世界観はとても安心する。いや、別にスピリッツが頼りないとかいうわけじゃないわよ。……「能登麻美子にスキットル持たせるの似合うなぁ」とか思っただけ。「スキットルとハズレの舟券持たせた能登麻美子の撮影会とか兼六園で開催しようぜ」って思っただけ。

 まぁ、本心はどうあれ、スターダストの試練はスパルタだったのは間違いない。彼はすでに「転心輪」による力に目覚めている状態とのことで、この世界のヒーローもきっちり1人に1つずつの個性を持った存在だった。よかったよ、前回まででほんとにシャイが単なるパワーファイターでしかなかったから、「いくら見た目が個性的でも、単なる力自慢集団じゃ面白くなりようがないやろ」ってちょっと心配してたから。まぁ、そのスターダストの能力の全貌もよくわかっていないのだが、喜久子おねーちゃんの解説によると「周りの何物からも影響を受けず、全てを支配している」とのこと。一方通行のベクトル操作のめっちゃ機能限定版みたいなものを想像すればいいんだろうか。とりあえず言い方次第でどんな使い方でもできそうな能力である。

 それに対し、シャイは小細工もできないし周りに影響も与えない。ただひたすらに一意専心。彼女のひたむきさが炎となってその身に宿る。主人公が炎系能力者というストレートな設定も現代ではむしろ珍しい配置かもしれない。まぁ、炎系といっても現時点では単に殴ってるだけだし、今後はこの「正義の炎」がどのように変化するかも予想できないけど。今のところスターダストの「支配」とシャイの「炎」、そして新キャラの「治癒」しか能力がわかってないから、どの程度の縛りなのかも分かんないしね。流石にスタンド能力みたいな限定的なものではなさそうだけど。

 というわけで、強さと優しさを武器に、真っ直ぐに、最短で、一直線に戦ったシャイの判定勝ち。スターダストがきちんと大人の役割を果たし、シャイのレベルアップイベントが終わった。いっちょまえの戦力となったシャイが次に展開するべきは、同じような能力を持った仲間たちと顔を合わせ、立ち向かうべき敵を確認することだろう。初音ミクみたいなツンデレお嬢さんは「看護班」とのことだったので戦力なのかどうかもまだよく分かんないけど……一応この世界のヒーローの力は「転心輪の力で変身した後、その心が能力として宿る」とのことだったので、変身した時点である程度戦闘力はアップしているのかもしれないね。そしてシャイがご自宅のテレビで見ていたニュースの中には明らかに中国のヒーローらしきチャイナ娘の姿も。こちらはオープニングにも映っている子なので、おそらく次回以降に焦点が当たることだろう。

 真っ直ぐでブレない見やすい展開、引き続きいい感じよ。

 

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 結局エンディングそれかい、第3話。いや、毎回映像変えてるのは偉いとは思うが……その内容じゃ説得力ねぇよ。

 1人追加。最終的に10人前後な感じだが、ここまで3人→+2人→+1人という分布なのであと2〜3話で揃うイメージだろうか。今回登場したのは、すでにオープニング映像などでインパクト抜群だったKISS風味のペイント野郎、足立。CVが木村昴という時点で色々とネタ臭は強く、フェイスペイントで学校に来てる意味がマジで分からんトップクラスのトンチキ野郎なのだが、その実、人間としては割とまともでクセのない人物だったりもするのがますます厄介。こいつに比べたら先週加入したITの方がよっぽど面倒な奴であり、なんか、看板に偽り有りみたいな展開になってしまった。まぁ、最終的に大会に出る時にフェイスペイントが認められるかどうかっていう問題があるのでまだ終わった事件でもないのかもしれないが……響の野郎が絶対に1ミリも気にしないだろうし、そのまんまで大会出ちゃう可能性もありそうだよな(審査員の印象がすこぶる悪そう)。

 「ジャイアンボイスに合唱をやらせる」っていうのが1つのネタになるかとも思ったが、残念ながら木村昴はすでに各方面での歌唱活動を散々行なっているので、今更出てきても「まぁ、木村昴は達者だから」で終わってしまう話。そりゃな、歌う作品のキャストなんだからきっちり歌える人間を用意するに決まってんだよな。いや、他のキャストがどうなのかは知らんけどさ。そんで3話目時点では、「烏合の衆」と言われるそのままに、試しに合わせた合唱はメタメタ。響は割と満足気に見ていたが、このクオリティはそりゃ大会なんて出られるわけもないというのがすぐに分かるというのは親切な展開かもしれない。拙者「3話目のぐだぐだライブ大好き侍」だが、こんだけグダってても割とみんな満足げで特にツッコミ役もいなかったのはあんま好みじゃないでござる。ここから劇的にクオリティを高めるためには、かなり説得力のある要素が必要になる気がするが……まぁ、「毎日頑張って練習しました」でいいのかなぁ。そんなんで大会勝てるほど現実甘くないぞ。

 

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 ヤッター! 人を人とも思わないタイプの上田麗奈だ!!! 第4話!! もう、性癖どストライクのたまらん展開ですね。早く人類滅びないかなー!

 はい、というわけで10001記事目も平常運転で行きますが、絶望作品はきっちり絶望展開を描いてくれる方が圧倒的に好み。「こっからどう勝ったらええねん」みたいな展開を描いちゃう作品といえばやっぱり「進撃の巨人」がパッと浮かぶので、そこからの大逆転がかなり無理ゲーになってしまって作品の最終的な完成度には不安が残るのだが、とりあえず考えうる限りの絶望を叩き込んでおくっていう展開は好き。多分これもドMであるが故の性分だと思います。類例としては「コードギアス」あたりも絶望度合いは割と高いところに主人公のチート能力(&無敵の魔女)という展開は似てるかもしれませんね。

 今回は特に、前半で「風獄竜をハメゲーで陵辱するクリムゾン」を描いておいて「あれ、竜族ってクソ雑魚やん」って思わせておきながらの後半の地獄だったので、その辺のギャップの描き方も周到ですね。まぁ、クリムゾンの口からわざわざ「風獄竜は雑魚なんかじゃない」って言わせてますけどね。あれはどう見ても雑魚の死に方やろがい。

 とりあえず、ラグナたちは最強の武器を持っているのできちんと対策を打ってはめプに持ち込めば竜を倒す手段があることは間違いない。ただ、それを知った上でも「いやいやどうしようもないやろ」っていうド級の強さを持つ敵のラスボス(の一歩前)を見せつけることで今後の展開を予測不能なものにしている。ラグナはラグナで頑張れるのかもしれないが、その間にも人類がさっさと間引かれて絶滅する危険性もめちゃめちゃ高いという危うすぎる状況。前半で狩人グループの人たちと笑顔で別れたのがそのまんま皮肉な伏線にもなっているし、王様がいちいち丁寧なフラグを立ててくれるので、わかってんのにそれを丁寧に回収していく竜のお嬢さんの親切さに痛み入る。ラスボスが時間操作系の時点で反則なんだけど、ここでラグナ自身もタイムリープ(?)経験者っていう対比が活きてくるのかしら。ジョジョ3部じゃん。

 それにしてもいいですね、「天翼竜」の二つ名を冠する、事実上の「竜王」に次ぐNo.2ポジションと思われる畜生ボス。「天から舞い降りることをお許しください」とかいう前代未聞の上から目線低姿勢で「なにいってだこいつ」という興味をひいておき、あとは怒涛のうえしゃまボイスでただひたすらに理不尽を浴びせてくれる理不尽の塊。慈母のごとき清さの象徴たるうえしゃまボイスも気持ちが良いですが、こうして「人智を超えた存在」になっちゃった時の声は一際沁みます。まぁ、うえしゃまもだいぶ人間を惨殺したり、世界を滅ぼしたりするのには慣れてますのでね。ちゃんと対峙してる王様も「声がいいなッ!」って評価してくれてんの草。

 今回のボロクソ展開、最近どっかで見た容赦なさだな、って思ったけど、これって「OVERLORD」でモモンガ様がやってることを逆視点から見てるようなもんだね。蹂躙劇というものは、どちら視点から見ても味わい深い。個人的な嗜好でいえばこの調子で竜の方々が思い通りに人類を滅ぼしていく様をただ眺めていたい気持ちですが、クリムゾンがそれを許してくれないだろう。ころしあえー。あ、でもその過程でレオがどうなっちゃうかも気になる……上田麗奈VS水瀬いのり、世界を制するのはどっちだ?!(A:村瀬歩)

 

 

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 やっぱ公式が一番プロゲーマー馬鹿にしてんだろ、第3話。「プロゲーマーあるある」がいちいちネガティブなことばっかなの笑ってしまうが、まぁ、世間的なイメージならだいたい合ってる気がする。ゲーマーがチーム抜ける理由の第1位が炎上。

 さて、想定通りに映像クオリティはどんどん下がっている。今回はもう、動画部分がほとんどのシーンで怪しいレベルになっており、前クールであまりの酷さに伝説級となった「現実主義者」に迫る勢い。幸いにしてそんなに動きが必要じゃない作品ではあるのだが……それだけに、満遍なく動画がショボいということがより明確になってしまっているのである。この一線を超えたら製品としてもアウトになってくるが……さぁ、ギリギリのところで踏みとどまることができるかどうか。

 そんだけぼろぼろクオリティのしょぼアニメなのに何故今のところ着いていけてるかといえば、やっぱりシナリオラインが割と面白いからなのよね。冒頭でいじったプロゲーマーの不祥事の描写なんかもそうだけど、ちゃんと「e-sportsというテーマの中でやれることをやろう」という意識が伺えるので、単なる部活ものっぽい空気ではなく、どこか切実さを伴うような、「世知辛い業界で勝ち抜きたいスピリット」が感じられる。そして今回は、そんな目的のために必死で集めた仲間連中がいちいち変なやつらだということが紹介されるお話なので、仲間内でのわちゃわちゃをみてるだけでもそれなりに愉快。特に前回注目を集めたばくれつくんこと女優のユウは、明かされた正体があまりにも粗野でかえって親近感を覚える設定になっている。このあからさまな二面性の描写に雨宮ボイスがよく絡む。あの様子だと主人公を巡った恋の鞘当ても展開されそうなのだが、両手に雨宮ヒロイン・水瀬ヒロインを抱えている様子は現代声優世界のカルマを煮詰めたような設定でとても素敵である。まぁ、どこぞのスパイ学校で一緒に学んでいた(?)2人でもあるけども。これ、多分映像クオリティがもっと高くて「破天荒だけど男友達っぽさが惹かれる天さんヒロイン」と「世話焼きで所帯じみた感じが気になっちゃういのすけヒロイン」という2人のキャラが引き立ってたらラブコメとしての切れ味も増してたんだろうけどな。ネット空間を利用して相手の自分評を引き出そうとしちゃうユウさん、黒いけど可愛いじゃない。

 他にも、主人公・瞬は妹さんのことを気にしてあれこれ世話を焼いているのだが、Discordのプレイ通知から秘密にしてることがバレちゃうっていう設定もなんだか現代らしくてよい。そういや気にしたことなかったけど、あのプレイ通知って表示消せないんでしょうかね。もし消せない仕様だとしたら、妹さんとフレンド繋いでるのに忘れてた瞬の不注意だな。まぁ、今の時代どこで何ししてもネットの足跡は消せないとは思うが……そんな状況で身バレのリスクのある世界に飛び込んできてくれたユウさんにはもっと感謝してもいいのかもしれないね。杉田は…………まぁ、意外といい奴だった。いや、普段からコスプレ衣装を大量に持ち歩いてる奴がいい奴と言えるかどうかは知らんが。

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 「うまく会話が続かず、申し訳ありません。私は、他者へどのように声をかけるべきであるのか、未だ分からないのです」第15話。俺が常日頃かかえてるやつ。俺、もしかして人造精霊と同程度のコミュ力しか持ち合わせてないのか?

 さておき、改めて2クール目でございます。オープニングが変更になり、映像がやたらめったら不穏すぎて色々と楽しみ。ここまでのテーマソングが「Here」→「Dear」と来たから何か言葉遊び的要素が続くかと思ったら、「眠らされたリネージュ」というタイトルなので特にそんなこともなかった。ただ、今回はなんと作詞作曲が石川智晶なのよね。久しぶりに名前を見たし、「らしさ」が全然変わってなくて安心したわ。

 2クール目は学院がずっと閉鎖されっぱなしなのだが、その中でもあまりに多方面に動きがあるので追いかけるのが大変。ただ、ありがたいことに今回の「悪いやつ」の所在はだいたい定まってきたようで、フィロメラんとこのババアが人狼と繋がったことで、複数の悪意の同時攻撃という可能性は薄れた。最終的にフィロメラさんの問題を解決することで、この度の異変の多くは根絶できそうだ。まぁ、それ以外にもルーシーのとこのお話とかもまだありそうだが……結局、人と人ならざるものの間の軋轢という永遠のテーマはそう簡単に解決はしないだろうからね。

 当たり前の話だが、事前に問題を解決してもらっている連中の方が、現在のフットワークは軽い。例えばルーシーはチセとの関係改善に成功したので今のところ仲間内では最も信頼できそうな存在になっているし、抱え込んでた問題を真っ先に解決してもらったゾーイも今は一番素直に思ったことを口にできるいいポジションについている。ひと足先に禁書の影響でぶっ倒れたと思われるシメオン先生も、なんとか元気になってエリアスの良き相談相手になってくれそうだ。今回の芋虫保健医との人外トークなんかも微笑ましかったんですが、そこに一緒くたにされてたエリアスさんからすると、その扱いは妥当だったのか納得いかないものなのか……。

 でも、こうして「ちょっと人外」な人たちとエリアスが絡むことも、きちんと本作の大テーマにつながっているから無駄じゃないのよね。どれだけ学院の人間関係がゴタゴタしたところで、本作のタイトルはあくまで「魔法使いの嫁」。最終的にはエリアスとチセの2者関係に帰着する。今回、人造精霊アルキュオネさんとの対話もあり、エリアスは久しぶりに「やっぱチセと自分は違ってるし、まだまだわかんないこと多いなぁ……」というちょっとした不安(関心?)を抱いている。雨の中、2人で取り止めのない家族トークをしているパートは穏やかで幸せそうな時間が流れていたが、その後でチセがクラスメイトと普通に話しているのを見て、「人間とはこんな感じで話すよなぁ。自分はチセの昔のことなんか聞かなかったけど、こいつむっちゃグイグイ聞いてくるし、普通のコミュニケーションってこんなものなのかなぁ」とか考えてるくさい。2人の足元が映されるカット、「2人の距離はこれだけ近いし、依って立つところも地続きなんだよ」という示唆にも見えるが、しとしとと雨が降る中の薄暗いカットなので、どちらかというとエリアスの不安感とか無理解を暗示するカットのようにも見える。

 人と人外という問題は、過去にもゾーイなんかが触れているところだし、まだまだ考え続けなければいけないテーマ。今回はそれに加えて「魔法使いと魔術師」なんて違いも出てきたのだが、まぁ、そこはぶっちゃけよく分からん。未だにその2つの違いが理屈でピンときてないので「とにかくチセは特別なんだなぁ」くらいで捉えているのだが、別に魔法使いは魔術師の上位種というわけでもなし、チセが学院で新しい仲間たちと交流を深めることによって、そのうちに融合できる部分ではあるかもしれない。

 では「主人と従者」の関係は? フィロメラさん、だいぶ煮詰まってキツそうなメンタル。リアンはそのことに随分イライラしちゃってるのだけど、怒られた通りにもうちょいフィロメラのことを考えてあげないとダメかもね。ヴェロニカさんはちゃんと考えてくれているのかしら……あのお嬢さん、どうにもいい子には見えないので……なんとかフィロメラさんだけでも今の苦境から脱する方法を見つけられるといいんだけど。チセは彼女の目を見て過去の自分と重ね合わせており、何かチセだからこそ繋がれる部分もあるかもしれない。多分、親身になって仲良くなればすげぇ頼れるお友達だと思うんだけどね。

 

 

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 やっぱなんか好き、第3話。1話時点で「捨てキャラじゃね?」と思ってたフェニックスとかパパ(ゴーレム)とかがしっかり生き残って(?)活躍してるの草。

 いや、フェニックスは捨てキャラなわけなかったけど、想像以上にアリッサたちの生活に食い込んでて嫌な存在感を発揮しまくってるのがやたらツボにハマってしまっている。やっぱ土師さんボイスが全部ずるいんだけどさ、あの声で漏れてくるセリフのワードセンスがいちいちイカすのよね。3秒で描けそうな落書き顔のクセして最強だったり不死身だったり優しかったりポンコツだったり、いろんな側面が見られるのも素敵。別にフェニックスがメインのアニメじゃないんだけどね。

 「ネロ」とかその他諸々のどうでもいいギャグも微妙に芯くってんだか外してんだかよく分からないのがどうにも気になっちゃう。ネタ回しはアリッサが突っ込むタイプの真っ当なボケもあれば、その他の面子にひねったツッコミを任せるパターンとか、ナレーションに丸投げするパターンとかもあって、ちょっとずつメタが入ったりもする。一応「魔女アニメ」なので思い出したように幻獣要素とかが入ってくるのもなんかせせこましくて憎めない。脚本でだいたいの要素を引っ張ってるから映像部分には全く気合は入ってないんだけど、要所で落書きみたいな映像をちょこちょこ描き込むだけでサービスになっちゃうのはずるいデザインである。こういうのを見てると、やっぱりアニメってのは映像クオリティが全てじゃないよな、と思えてちょっと勇気がもらえるのです。いや、やっぱギャグアニメだからハマらん人には単なる低クオリティアニメでしかないんだろうけど。

 

 

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 あのルービックキューブ、キタちゃんが5勝した時点でどうしたらいいんだろうな……第3話。「ゴルシさん、5面までなら揃いました」っていう怪現象が起こるんだろうか。

 迷ったけど、一応次回以降のために書いておくと、ちょっと危惧していた展開になっている。正直、2話3話とあんまりピンときてない。1期2期と楽しんだ勢としては期待しながら見守っているのだが、一応はキタサンが結果を出した2話は意義は分かるが今一つ熱が伝わってこなかった感があり、3話に至っては「何が描きたいエピソードだったの?」というのがよく分からなかったのである。ここまでシリーズを追いかけてきて、どうにもピンとこない流れになっているのが不安ではある。

 いや、「何を描いたか」は分かるよ。ゴルシのラストランだってあんだけ大仰に言いたててたわけだし。でもさ、これまでの流れで、そこまでゴルシってセンターにいなかったじゃん。アニメの本放送以外のいろんなところで看板の役割を務めてくれてたのは知ってるし、過去のシリーズでも傍にいる賑やかしとして頑張ってた印象はあるが、彼女が中心になるレースってなかったし、ゴルシがどういう気持ちでレースに参加してたのかは全然分からん。その状態でラストランと言われて(しかもなんかよく分かんないけど移籍とか言われて)、そのレースのパッとしない結果をどう受け取ったらいいのかが分からんのよ。「いっそゴルシがメインじゃなくてキタサンを引き立てるエピソードなのか?」と思ったらキタサンの方もピリッとしない結果だったし。今回のレースはゴルシの物語としても、キタサンの物語としてもとても「大舞台」には見えないので、これで何かが終わったのだとしたらもやっとした感情が残るばかりである。

 もちろん、このヘンテコ「史実アニメ」のこと、多分ゴルシが有馬記念で8着っていうのが真実なのでそれを入れ込んでいたということなのだろうが、そこまでの導線が無かったら、単体のレースとして見るべき点がない。「ラスト」ランと言われてるのだからゴルシにこの先の活躍のチャンスもなさそうだ。となると、唯一「ゴルシから後輩へのバトンパス」という側面だけがクローズアップされることになるが、ここまでの2話でキタサン×ゴルシ間の関係がそこまで強調されたわけでもない。単に「なんか今までふざけてた先輩が引退したぞ」くらいのもんで、例えるなら「はじめの一歩」で青木が負けた試合くらいの印象でしかないのだ。

 こうした印象を抱いてしまった理由が、純粋にシナリオが噛み合ってなかったが故なのか、単に私が「ソシャゲをやってないから」ピンとこないのか、そこが分からないのが怖いというのがいつもの状況。3期に入って、やはり「なんかよく分からん脇のキャラがしゃしゃり出てくるなぁ」みたいな展開も増えて、不安は膨らむばかりなのである。流石にこんだけソシャゲが大きくなってしまうと、ユーザー以外の視聴者がメインターゲットから外れちゃうのはしょうがないのかしら。だとしたら寂しいわねぇ。そうじゃないとしたら……もっと純粋に寂しいわねぇ。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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