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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 京まふの記事の時に「今年の声優イベントはこれで最後」って書いたけど、ありゃ嘘だ。すまんな。だって、まさか当選すると思ってなかったんだ。定員50名様のイベントやぞ。俺のくじ運で当たるわけないやんけ、って思ってたけども、考えてみたらわたしゃ声優イベントに関しては割とくじ運は良くなるという技能があるのだった。東京のイベントは100人、そして神戸でのイベントは50人。日本全国から選び抜かれた精鋭たち。その中に、私も僭越ながら加えさせて頂きました。

 

 (以下の文章はとみに宗教色が強くなる可能性がありますのでご注意下さい)

 

 私にとって、このイベントは「参加」というか、「拝観」なんですよね。ご本尊を拝みに行く貴重な機会。過去に桑島法子を生で見たのは2回。最初は「純色ブリリアント」の発売記念イベント(大阪)だったので、あれが10周年記念だったことを考えれば丁度10年前のこと。そしてもう1回は記事にも書いた「いなり、こんこん、恋いろは」の上映イベントのとき。そして今回は20年目という節目の歳で3度目の拝謁。別に、朗読イベントなんかは毎年やってるのだから会いに行こうと思えばもっと回数は増やせるのだが、なんだろ、そういうことじゃないんだよな。お百度を踏むわけでなしに、ここぞという契機でこそ、自分の無事と、世界の平穏を確認するために拝観する。信仰ってのはそれで事足りるんですよ。それ以上の距離に、詰められないんですよ。この辺りの感情については、僕もよく分かりません。とりあえず、このブログの右柱部に書かれている通り、僕の人生を変えた2人の声優のうち1人、それが桑島法子であり、未だ揺らぐことのない「開闢の声」であり続けているのです。

 そんな「ご本尊」の拝観イベント。50人という少人数参加イベントの時点でどやねんとは思っていたのだが、当選はがきを見てさらに驚いた。何しろ、開場がイベントホールでもなんでもない、ふつーのカフェなのである。一応イベント会場として使用出来るというので多少の広さはあるが、それでも用途としては「結婚式の2次会」程度(ご本尊談)。そんな場所に、歴戦の古強者が集まってファンイベントをやるという。うーむ、20周年恐るべし。実際、本日向かった先のカフェは、入場時こそ整理番号で区切られたものの(たかだか50人程度でね)、店内に入ったらちょっとした広さの店内にテーブル、椅子が並び、「入店したお客さんから好きに着席して下さい」というユルさ。店内ではビュッフェ形式でお菓子が調達出来て、ドリンクも無料で頂ける。マジで、どこぞの同窓会に紛れ込んだかのような、あまりにも近すぎるイベントスタイルである。流石にこんなのは初めてだ。テーブルにつくのは見ず知らずの人間たちばかりだが、皆、志は同じもの同士なわけで、イベント開始前に自然と歓談してるテーブルなんかもあったりして(まぁ、コミュ障の僕には無理な相談ですけどね)。会場全体を見渡すと、今回のWebラジオのリスナー層からも分かっていた通り、年齢層は高い。まさに「桑島法子と供に歳を重ねてきた」人たちなのだろうね。dbリスナーであることが条件であることを考えると、私なんかは本当に小僧っ子ですね。

 そんな不思議な会場に、何ともラフな感じで主人公登場。めいっぱいの拍手で迎えられるも、特に気負いもなく、そしてお変わりなく。いつも通りにしれっと始まるイベント。本人のテーブルにもお菓子が配置されるが、流石に食べている余裕はなくてそのままマイクを持ってこのたびのアルバム作成、そしてブックレットの写真撮影の話を中心にトークを展開する。あまりに客との距離が近いために、基本的に「トークショー」ではなくて「近くにいる馴染みのお客さんとの雑談」である。なんだこれ、やりたい放題やな。ありがとうございます。東京会場でも流したらしいが、アルバムのCMスポットにも使用したというメイキング映像(というか撮影中のオフショット)を流しつつ、写真の好みや、現代技術でいかにして写真が加工されていくか(?!)を中心に話が進む。会場のオーディエンスは、特に指示もされていないのに大多数がちゃんとCDの現物、ブックレットを持参してくるという訓練のされよう。みんなして「この写真が好き」だの「こっちがいい」だのと(被写体本人を中心に)盛り上がるのである。本人曰く、「寒かった」「スズメバチがいた」etc.

 そして、このVTR上映からの流れで個人的には垂涎ものの展開となったのが、なんと本人初のオリジナルアルバムとなる「Flores」の撮影の為にイギリスへ渡った時の映像公開。撮影素材ではなく、本当に単なる旅行記念で撮っていたものであるとのことで、画質は確かにそこまで良くないものだが、ファンからすれば私財を擲つ価値のある超絶お宝映像である。26歳当時の桑島法子、それはつまり、私がこの魔道に踏み込む原因となった原因そのものだ。私がこの出口の見えない冥府魔道に迷い込んだルートは「NOIR」の霧香から入っての「Flores」なのである。あのアルバムを買わなければ、あのとき「原体剣舞連」を聞かなければ、あそこで桑島法子を体感しなければ、ひょっとしたら私はもっと日の当たる人生を歩んでいたのかもしれない。そんな「人生の大転機」の記録映像なのである。あかん、やっぱり私は、この桑島法子に殺されてしまった人間なのだ。当時の映像を観ながら、抗いようのない多好感に埋没していくしかない。やはり、存在全てが神秘だ。

 映像の中で、彼女は突然笑い出す。何の前触れもなく、けたたましく笑う。そんな14年前の映像を観て、現代の桑島法子は「何がおかしかったんでしょうね、彼女は何かが憑依する系の人間だったんですよ」と語る。そう、アルバムのジャケット撮影でも、PVの撮影でも、どうやら何かが「憑いている」ようなのである。多分、本質的に「憑いてしまう」部分は今でも変わってない気はするのだが、若かりし頃の「憑き物」は非常に鮮烈である。そりゃ、当時の私がその毒気にやられてしまうのは致し方ないことだったのだろう。この14年で彼女と同じように歳を重ねた私は、改めて「これは仕方ない」と納得したのである。

 14年前の桑島法子と、現代の桑島法子。2つの「元凶」が目の前で渾然となっている。そんな異空間にほんの1時間。正直、この文章を書いている現時点でも、あれが現実のことだったのかなんなのか、よく分かっていません。手元には何も残ってないしね。50人の参加者のうち5人に当たるという異例の高確率のプレゼントコーナーも当然当たらないしね(参加権の時点でくじ運を使い切るために、お約束のプレゼントコーナーで何かが当たった試しはない)。あ、でも神戸会場限定という、彼女の眼鏡姿(ブックレット内で着用していたもの)の記憶ははっきり残っていますし、イベント中になかなかお菓子に手をつけられない客を気遣って(?)、突然目の前の女の子に「食べさせてあげようか?」とか言い出した彼女の無茶苦茶さははっきり覚えています。あの瞬間が文句無しで最高にヒートアップしたところだったはずなんだけど、まぁ、結局食べさせてはもらえなかった。そんなことしたら事務所に怒られるわ。言われた女の子のメンタルが無事だったかどうかが心配です。

 ラストはお客からのリクエストに応え、「いなこん」のうか様の台詞で退場した桑島法子。ふらっと神戸の街に現れて、好き放題にしゃべって消え失せた彼女の記憶を糧に、私はこれからの10年間を生きていくのだと思います。30周年の時には、彼女はどんなサプライズを見せてくれるのでしょうかね。

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 報せを受けた直後は頭が真っ白になって何も考えられなくなりました。しばらく時間を置いてようやく少しは頭が動くようになってきたので、改めて文字にしていこうと思います。人に命の貴賤無し。それが失われることもまた然り。だけど、やっぱり特別に悲しい報せというのはあるものです。そして、そんなときに何かを書き留めておかないと、今のこの感情が無くなってしまう気がして、書き連ねる性分なのです。出来ることなら楽しいこと、嬉しいことばかりを綴っていきたいものだけれど、こういうことも避けて通ることは出来ない。どうかご容赦願いたい。

 私が松来さんの名前を初めて認識したのは、確か「ダイバージェンス・イヴ」だった。丁度私がアニメやら声優やらに興味を持ってはまっていった時期が彼女のデビューと大体重なっていた。当時は「MEZZO」「蒼穹のファフナー」などでも声を聞く機会があり、特徴的な声だったのですぐに名前を覚えた。しかし、当時の彼女はまだまだ声が細く、声質の特性は際だつものの、それを持てあましているような印象があったものである。その後、「月詠」「ぱにぽにだっしゅ」などのシャフト作品への出演機会が増え、同時に「チェリーベル」によるいじられ役も定着。次第にキャラを固めていき、仕事も順調に増えていった。

 そして、決定的な転機となったのはやはり「ひだまりスケッチ」の吉野屋先生役ではなかっただろうか。それまでの松来未祐像を打ち破る配役と、見事にキャラを食って存在感を磨き上げた功績は、同作品の発展にも大きな影響を与える見事なものだった。同番組のラジオにおけるアスミスとの掛け合いも楽しく、声優・エンターテイナーとしての松来未祐が完成したのがこの辺りの時期なのではないかと思っている。その後も、毎年のバースデーイベントなど、常にファンのことを第一に考えて行動してくれる旺盛なサービス精神で印象に残る活動を続け、気付けばすっかり「松来ワールド」を構築していた彼女。「ニャル子さん」のクー子を経て、結果的に彼女の遺作となってしまった「下セカ」では、彼女にしかなし得ない、あまりに見事なアンナ・錦ノ宮を演じきった。彼女の仕事を観て、聴いて、誰しもが松来ワールドの完成を確信したことだろう。

 円熟味を増し、いよいよここからが役者としての人生の花道。そんな矢先の訃報である。本当に口惜しくて、無念でしょうがない。彼女にしか出来ない仕事、彼女に望まれたことが、うんとたくさんあったというのに。あまりに大き過ぎる損失である。あまりに早過ぎる喪失である。

 彼女の喪失の大きさについては、実感するまでにはまだ時間がかかる気がする。こうしてデビュー直後から応援してきた声優さんの訃報というのは初めてのことなので、本当にぽっかりと大きな穴があいた心地だ。関係者の方々の反応を見るに、誰しもが同じように大きな喪失感を抱えている。松来未祐という役者・人間は、そうして誰の心にも残り続ける、本当に素敵な人だったに違いない。

 改めて、ご冥福をお祈りいたします。

 

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 秋のイベント! 京アニの感謝イベントは前回も参加したのですが、毎年やってるわけじゃないから2年ぶりってことになりますね。出展してるタイトルもだいぶ様代わりしており、Freeが目立っているおかげで男女ともにアピール度の高い、かなりの人数が押し寄せる大盛況イベントとなっている。やっぱり製作会社がたった1社でイベントを起こしてここまで盛り上がるのは京アニだからこそだろう。凄まじい会社である。

 なお、毎年秋になると学祭諸々で声優イベントをはしごする私だが、今年はプライベートな理由もありつつ、さらに近隣であんまり行こうと思う催しがなかったため、実はこれが最初で最後のイベント参加である。ちょっと残念。もっと関西でもイベントプリーズ。


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 今日、とある知人からブログの更新頻度についてお叱りを受けたので、特にアニメに関係無いけども更新するために何となく記事を上げておきます。単にGWの休みの時間を持てあましてるだけ、っていう話もあるけど。はて、更新頻度は多すぎるって言われたんだっけ、少なすぎるって言われたんだっけ……忘れましたが、まぁ、頻度上げて怒られることもないやろ(名案)。

 


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 さて、結果が出ましたが……うん……なんだろうね、この結果を見たときの感情は……何と表したらいいのかまだ整理がついてないけど、失望のような、憤慨のような、諦観のような……。これまで9年間に渡って追いかけてきたこの声優アワード。来年は節目となる10年目になるわけですが、今年はかなり明らかに、その旗幟を鮮明にした印象がある。毎年1部門ずつ見て一喜一憂してきましたが、今年は少し形を変えて、アワード全体に対する考察をいくらか綴っていきたいと思います。


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 勝手な毎年恒例! 「声優グランプリ」付録冊子、声優名鑑のチェック記事でございます。どうなんだろ、こんな暇なことやってる人間ってどれくらいいるんだろうね。割とうちのブログの検索ワードで「声優名鑑」は思い出したように該当することがあるのよね。ちなみに、昨年分はリンク参照のこと。

 

 さて、毎年やっているこのチェックだが、やり始めた時期には「まぁ、1回やれば毎年毎年そこまで変化なんてないやろ」という思いがあったのは正直なところ。だって、1つの業界内でそんなに大量に人員の出入りなんてあると思わないじゃん。しかし、まだまだ声優業界は余力を残していた模様。掲載人数の推移を確認しておくと、私の手元にある最古の「名鑑」が2002年度版で、こちらが343名。そして、この記事を書き始めたのが2010年度版からで、以降の変化は536人→536人→548人→596人→644人。年々微増を続けていたが、冊子がフルカラーになった昨年度から爆発的に増加。そして、今年も昨年同様のフルカラーの背綴じ版。更に冊子の前後に日ナレ関係の広告ページを増やし、実際の名簿部分も4ページ増。1ページに12人が掲載されているので、去年からさらに48人を追加し、今年度の掲載人数は過去最多の696人である。どこまで行くんだ声優名鑑。流石にチェックしきれないぞ声優業界。実際には女性編だけでこの人数なわけで、「声優ファン」を自称するなら男性を含めて軽く1000人以上もの対象を相手にすることに……。いや、全部覚えなくてもいいんだけど。ざっと見ても知らない人いっぱいいるし。それにしても……多いなぁ。

 

 さて、いつものように、今回も「新規加入」と「退場」で声優業界を見てみましょう。

 

IN61名)

茜屋日海夏 朝井彩加 あんどうさくら 飯塚麻結 生田善子 

磯部花凜 板野清夏 伊藤彩沙 今村彩夏 内田愛美

大和田仁美 奥野香耶 小澤亜李 柏山奈々美 木村珠莉 

桜井春名 里咲芽生 篠田みなみ 下地紫野 白石真梨 

白川愛実 鈴木絵理 関根明良 藏合紗恵子 高野麻美 

高橋李依 立花理香 田中あいみ 田中美海 谷口夢奈 

冨岡美沙子 長嶋光那 長縄まりあ 長弘翔子 鳴海杏子 

新津奈々 新田ひより 花守ゆみり 日野未歩 平野文

深川芹亜 藤田奈央 M・A・O 槙乃萌美 松井茜 

松田颯水 松田利冴 松本まりか 舞山裕子 水野麻里絵

峰あつ子 村中知 杜野まこ 山賀晴代 山崎エリイ

山下七海 山田悠希 山根希美 優木かな Lynn 

和久井優

 

 全部で61名、昨年度はモバマス関連の加入が多かったが、今年は割と分散しているだろうか。複数出てきているタイトル別に見ていくと、まずは私がカバーしていないジャンル、アイカツ、プリリズ勢。このあたりって若手が出やすい土壌なのでしょうかね。

 その他、まず目に着くのはWUG絡みの名前。7人のメンバーのうち、奥野香耶田中美海山下七海の3名だけが今年ようやく名鑑に掲載されるにいたった。それぞれハナヤマタ、異能バトルでレギュラーを張っており、おそらくこの3人は声優に絞って活動を続けていくことになったのだろう。残り4人はどうなってるんだろうね。同様に新人を多く起用した最近の作品では、たとえば「六畳間の侵略者」があり、早苗役の鈴木絵理、ティア役の長縄まりあの2人は今年から。あれ、でもゆりかちゃんの中の人とかは入ってないんだな。

 また、現在も注目されているのは「SHIROBAKO」勢だろう。宮森役の木村珠莉、美沙ちゃん役の高野麻美、りーちゃん役の大和田仁美と、去年いなかった人間は全員クレジットされている。全員新人らしからぬ安定感なのが良いところね。そしてもう1作、「ユリ熊嵐」も紅羽役の山根希美、るる役の生田善子の2名が初登場。その他、「新妹魔王」で主演デビューした朝井彩加はすでにもう一本主演が決まっているし、たった一本の作品でいきなり人気声優の仲間入りをしてしまった小澤亜李ちゃんも今年からのシンデレラガール。「ワールドトリガー」の村中知、「ローリングガールズ」の花守ゆみり、「グラスリップ」の深川芹亜、「ズヴィズダー」や「サムライフラメンコ」で活躍した山崎エリイなんかも見覚えのある名前である。

 やや意外な枠としては、例えば歌手としても活躍中の鳴海杏子。そうか、まだ声優名鑑には載ってなかったんだな。まぁ、大して大きな役をやってないのは事実だし、これから先はアーティストメインでやっていく気もするが。そして、そう言えばまだだった枠は貫禄のM・A・Oだろう。本気で声優活動始めてからまだ2年程度なんだよな。驚きである。逆に、ジワジワちょっと前から仕事してたけど、プロダクションエースブッキング作品以外ではなかなか活躍出来なかったおっぱい魔神こと藏合紗恵子。声質は独特なのだから、良い仕事にハマれば一気に出てくる可能性もあるのだが……。あ、そういえばファフナーの放送に合わせてか、松本まりかも帰ってきてるな。

 それ以上に意外な枠としては、平野文・峰あつ子という重鎮の名前が何故かこんなところに。この二人の名前は、私の所持する過去13年分の名鑑にも一度も掲載されてないのよね。なんで今更になって載ったのかは相変わらず謎。ただ、平野文は最近また活発に声優活動を行うようになってきているので、その影響はあるのかも。

 

 

OUT13名)

浅田葉子 尾小平志津香 加藤優子 児玉明日美 鮭延未可 

笹島かほる 鉄砲ゆりの 藤屋裕子 松山薫 真山亜子

三宅華也 宮島依里 宮本佳那子 

 

 紙面から名前が無くなってしまったのは13人。ページ数が増えているのだから消える名前はそう多くはないのだが、それでも毎年何人かはいるものだ。多くは最近あまり表立った活動がなく、ひょっとしたら仕事を控えているのかな、という人たちが多い。調べてみてもここ数年の仕事履歴が確認できなかったりね。そんな中で気になる名前は、まずは笹島かほるだろう。これまでずっと掲載されてきたかほるん。元相方は今や釣りにプロレスにと大忙しの謎タレントとして開花しているが、かほるんの方は今年づけで事務所を離れてフリーになっているために、活動中ながらも名前が無くなってしまったようだ。

 また、尾木プロという事務所所属の人間の名前が2人含まれている(尾小平志津香、鮭延未可)。声優事務所としては小規模なところだが、掲載人数が膨れあがると、どうしてもそういうところの名前から減っていくことになるんだろうか。事務所関連では、オフィス野沢(加藤優子)、大平プロ(松山薫)といった大御所の立ち上げた事務所が事実上の業務終了のために所属の役者がフリーになったり移籍したりしているために名前が消えている場合も。このご時世、なかなか養成所や事務所の経営も楽ではないようだ。また、まこぴー役などで2年ほど前に出てきた宮本佳那子は、体調不良による長期の活動停止とのこと。そして一番気になるのは、ついに三宅華也の名前が消えてしまったことだ。まぁ、確かに声優としての活動は最近見られなかったけどさ……うっかり侍、大好きだったのだが……なんとかこの業界に戻ってきてくれないかなぁ。

 あと、個人的にずっと気になってた存在、それが鉄砲ゆりのであった。ずっと名鑑には載ってたんだ。そしてこのインパクト抜群の名前に加え、アー写のインパクトも絶大なのである。「この人、何者やねん」と思って調べても、大して仕事はしてないのである。結局、何者だったんだろう……。

 

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 びゃぁぁぁ! すっかり忘れてたよ! 声優アワードの時間だよ! 今年は諸々忙しかったせいで、いっぺん「あ、やらなきゃ」って思ってたことすらすっかり忘れてた! 気付けば一般投票の締め切りすぎてるし!! ……というわけで、今年は投票すら出来ませんでした。声オタ失格やんけ。まぁ、どうせ一般投票なんてどの程度活きてるかも分からない企画ですから(負け惜しみ)。

 細かいことは気にせず、恒例のアワード予想記事と個人的願望について綴っていきたいと思います。投票もしてねぇのに希望だけ語るのもどうかと思うけど、やらかしたからこそのお願いだと思えば。みんな、選挙の投票にはちゃんと行こうね!(時事ネタ)。

 昨年度分の予想記事結果寸評についてはリンクを参照のこと。

 


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 本年最後のイベント参加は、我らが火の玉野郎、洲崎綾の京都大学トークショーである。ここ数年は京産→同志社→京大の3点回りが定番化してきました。私のような出不精で遠征費も捻出できない人間は、近場でイベントがある学祭シーズンは本当に助かります。

 さぁ、洲崎綾である。あやっぺである。彼女の場合は躍進のきっかけとなった作品のおかげで京都とも縁が深く、さらに京都の中でも左京区は出町柳商店街と関係が深い。超近場。でも生でみるのは初めて。良いチョイスである。あやっぺについては、はっきり言って「急成長株」なのでそこまで多くの作品で接する機会があったわけではない。ソシャゲをやらない私は艦これもデレマスもしらないので、作品単位でピックアップしても「たまこ」→「キルラキル」→「ダイミダラー」→「シドニア」で大体全部と言ってしまっても過言じゃない。しかし、それらの作品を覆い隠すほどの存在感を示す「洲崎西」のインパクト。まぁ、そこやね。元々「たまこま」のときには「なかなか綺麗な声で聞かせてくれる新人さんが出てきたなぁ(あ、いうほど若くない)」という印象だったのだが、そこから禁断の果実である西明日香に手を出してしまったがために、現在のSuzaki Styleが覚醒、そこから綺麗にマコ→リッツとつながって今に至る、というのが私の印象。つまり、声優であり、クソダサファッションリーダーであり、スナック「ぺ」のママであり、危険物であるというのが私の中の洲崎綾像だったのである。

 さて、そんなあやっぺだが、はたしてソロでの活動は一体どうなるものか、というのがイベント前には正直少し心配だった。本人もラジオで「1人で学園祭に呼ばれるのは初めて」と言っていたし、なかなか1人で回すイベントなんてものは経験していないだろう。相方無しでどのくらいイベントの時間を維持出来るんだろうと気になっていたのだが、ほんと、ホントにごめんなさい。私のような下賎な人間が心配すること自体がおこがましかったです。洲崎綾は、既に完成されたスタイルだったのです。まさか、ここまで腹筋がぶっ壊れるイベントになるとは思っていなかったよ。時間は1時間半きっかりだったが、本当にあっという間の90分。多分90分のうち50分くらいは、あやっぺによるdisりトークで埋め尽くされていたのではなかろうか。食ってかかるスタイル、奪い取るスタイル、これがアイム声優に脈々と受け継がれる山賊の伝統……。いや、見事でした。洲崎綾、ここにありです。

 思い返してみれば、去年の京大声優同好会のイベントでは、一番の見どころは「取って喰わんばかりに攻め続ける謎の司会役、紙一重の狂気をさらけ出す一般参加者」という、なかなか京大らしい攻めの姿勢だったわけだが、今年のイベントでは、その構図がまるきり裏返った。開始数秒から、既にあやっぺのスタッフいじり、スタッフdisりが幕を開けるのである。今回の司会はちょいと小太りの京大二回生会員、三田君。あやっぺは登壇直後の自己紹介の時点で、「ダイノジ(大地)に似てるね」という何気ない一言から完全に場を掌握、自己紹介のはずが、自分のことよりも司会の子のことをしゃべる時間の方が長かったという。初のソロイベントということでひょっとしたら緊張していたのかもしれない。しかし、その緊張感はとちったり、もつれたりという方向には一切表れず、司会と進行を気にせずに怒濤の攻めを展開するマシンガントークとなって表れた。テンション高めでひたすらしゃべり続けるあやっぺ。なんだその勢いは。すげぇぞ。よくぽんぽんそこまでネタが出てくるな。別に隣に西明日香は必要じゃなかったのか!

 以下、星の数ほどあったスタッフ、客席disりの一部を抜粋。

(椅子に座ると教壇の陰に隠れて生首みたいになってしまうため、ずっと立ってイベントをやると宣言するあやっぺ)

「オイ、誰だ今立ってもあんまかわんないッつった奴?! お前か! お前のせいで進行が狂ったぞ!」

(お題にそって3分丁度のトークにチャレンジするというコーナーにて)

「必死でゆっくりしゃべってるんだけどね! 無理だよ! 誰だよこんなクソつまらない質問考えたやつ!」(以下、司会のダイノジと2人でお題と関係無い世間話を始める)

(チャレンジ失敗、得点はもらえません、と言われた時)

「あんた、あたしの方が年上だって分かってる?」

(クイズコーナー、問題に対して客席に答えを聞き始めるあやっぺ)

「分かる人いる? あなた? あなた分かる? 立って! そこに立って私に教えて!」

「これで間違ってたらただじゃおかないからね」(結果間違った)

(ファッションについて)

「今日のお客さんは色んな色の服がいていいね! 東京でイベントやってもみんな真っ黒だからさ」

(ジェスチャーゲームで、なかなかお客さんに伝わらなかった結果)

「やっぱりなー、男ってやつぁ鈍いからなー」

(物まね、「大笑いする西明日香」チャレンジ後)

「あの、なんにも考えてない笑い方は明日香の専売特許だから」

 

 そういえば、今回のイベントではそこまで「西明日香」という名前は出てこなかったかもしれない。こないだのラジオで西の方のイベントでは「あやっぺは?あやっぺは?」という話になったらしいが、今回のイベントはそこまで西推しにはなってなかったね。多分、あやっぺ本人以外の人物で名前が挙がった人達をピックアップしていくと……

1位「ダイノジ」。途中で「あそこまで太ってないよね、ショウノジくらいだ」と余計なフォローが入るも、最後まで「ダイノジ」としか呼ばれない。

2位「タツヤ(藤原竜也)」。まさかの、今週の藤原竜也である。例によって「シチュエーションを決めて台詞を言ってもらう」コーナーがあったわけだが、「ちょっと身体の不自由な女の子」という設定を、どう読み取ってしまったのか、「腕の骨とか折れて苦しんでる子がいいの? タツヤみたいな声でやらなきゃいけないじゃん」と解釈。ロマンチックな長台詞を延々とタツヤ節で読む謎のサービスが発生した。ど゛う゛し゛て゛な゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!゛

3位「寿美奈子」。憧れのアイドルは寿美奈子だそうです。現在も共演中で、彼女の格好良さには憧れるとのこと。うーむ……キャラが違い過ぎるな……なんだろう、兵庫県の人間に憧れる体質なんだろうか。

4位「西明日香」。そりゃそうだ。ちなみに実際のアニメでの共演本数は割と少なく、過去1年間ではきんモザと六畳間の2本だけらしい(京大声同、ダイノジ調べ)

5位「洲崎博史・京都大学教授」。クイズのお題が「洲崎さんと同姓の京都大学の教授の専門はなんでしょう」という無茶過ぎる問題でした。正解は法学関係だそうです。「ひろし! ひろし誰だよ! 今日来てないの?!」って文句言ってました。「アタシと同じ名字なんだから教育に興味持てよ!」

 

 コーナーの詳細とか、正直勢いがありすぎてあんまり覚えてないな……まぁ、レポじゃないからいいか……。ざっと思い出してみると、最初のふつおた(質問)では「今日のファッションコンセプト」でコーディネートを披露。決してクソダサくないです。確かにあやっぺらしい、秋めいたシックな出で立ちが実にオシャレでした。ベレー帽は「井の頭公園で絵を描いてる女の子」がコンセプト。その辺はちょっとよく分かんないですけど……。

 1つ目のチャレンジコーナー(試験を乗り越えて、単位を取ろうというコンセプト)、3分制限お題トークでは「モンゴル人になりたい」という不可解な過去の夢が判明しました。「ヤギの乳を飲まなきゃいけないらしいけど、大丈夫、ジンギスカンなら食べたことあるから」 会場に「??」の嵐。クイズコーナーでは、「出町柳商店街の店の名前を答える」という難問が出題されたものの、なんとすべてきちんと把握しており、余裕で正解を導くことが出来たのは流石。出町商店街には本当に足繁く通っていたようだ。なお、クイズ自体は東西を間違えてハズレになるというオチもきちんとつけるあたりが流石。

 ジェスチャーコーナーは「飛行機」を伝えるために「ぶーん」するあやっぺが尋常じゃなく可愛い。というか、基本的にちまっこいので身体を使って何かするととにかく愛嬌がある。まぁ、答えられないお客さんは容赦無くぼろくそに言うんですけどね。何故か指名された回答者が致命的に察しの悪い人間ばかりが揃うという奇跡がありましてね。「あれ、絶対あんたらの仕込みの人でしょ?!」

 最終的にチャレンジコーナーは点数が足りずに単位取得に失敗したものの、「なんかお客さんが単位をあげたくなるような台詞を言って解決しましょう」という流れになり、相変わらずのタツヤ芸を披露。見事単位を取ったことになり、「京大ちょろいな」と一蹴。

 2つ目のコーナー、「シチュエーションを決めて台詞を言ってもらう」では、藤原竜也を炸裂させた後に「飲んだくれOL」という「これ5年前のあたしじゃん」も披露。1人で演技をすると大変だ、というので隣に座っていたダイノジをひっつかまえてガールズトークを展開。それまで緊張気味だったダイノジだったが、そこそこ落ち着いて来たのか、「旅行とか行きたいじゃなーい?」というあやっぺの台詞に「そうよねー」とアドリブで返して爆笑をかっさらう。ダイノジ頑張った。

 3つ目のコーナーは、同好会が作ったドラマにその場でアテレコする朗読コーナー。15分という謎の長尺、しかもあやっぺの役以外にも男の子A,女の子B,ナレーションと3つも別な役がしゃべるパートがあり、あんまりあやっぺの台詞が多くない。しかもあやっぺ演じるメインヒロインは開始3分で死亡して星になるという謎展開で、あやっぺも「しんみりしようと思ったけど、流石に死ぬのが早すぎる」とチクリ。ただ、ドラマの他パートも全部アイムに依頼して製作していたため、ラストのキャストクレジットでは男の子Aを内田雄馬、女の子Bを小澤亜李が演じていたことが判明して会場がどよめく。「うちの事務所の一押し新人です、よろしく! 千代ちゃんと、あと、なんかガンダムやってる人!」。

 以上、全行程90分のイベントだが、体感時間はマジで30分くらいかな。臆することなく、ただ真っ直ぐに挑戦と挑発を繰り返す洲崎イズムにしびれました。多分、彼女の根っからの真面目さがここまでの怒濤のイベントを作り出したんだろうなぁ。「とにかく自分を見に来てくれるお客さんばかりなんだから、絶対満足して帰ってもらおう」というサービス精神がすさまじい。彼女が憧れた「アイドル」という存在に、また一歩近づいた……のか、遠のいているのか。それは誰にも分からない。しかし、また今日も、彼女のファン層が拡大し続けているのは間違いないことだろう。豚リスナーに幸おおからんことを。

 

余談:イベント終了後、出口で京大声優同好会の冊子が販売されていたので、記念に何冊か購入させて頂きました。最新号では「声優結婚ダービー」を展開するなど、案の定、キモいコンテンツが充実しています。いいんです。声優オタなんてものは、元々その存在自体がイレギュラーなものなのです。他人に理解されないくらいにキモくて然るべき。ボクのこのブログも、たまに「キモい」というお褒めの言葉(?)を頂けるようになりましたし。学生の皆さんも、この調子で今後とも健やかであられますよう。

*なお、冊子の中では去年のひーちゃんイベントの裏話の捕逸として、何と当ブログの記事urlが掲載されていてビビったのである。スタッフが見てたかと思うと、なんか申し訳ない。記事中のブログタイトル間違ってたりするのもご愛敬である。

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 今年2つ目の学祭イベントは、これまた毎年恒例、同社VA研によるイベント。今年は草津キャンパスの方のイベントは予定が合わずに参加出来なかったので、例年よりも参加する本数が少なくなってしまったため、貴重なイベントである。去年一昨年と参加しているわけだが、並べて見るといつもコンビ芸人を呼んでいるので、単独イベントってのは初めてかもしれない。それが何とまさかの明坂聡美その人である。あけこも単独イベント回せるような存在になったのだなぁ、としみじみしてしまいます。



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自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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