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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 喋り方のトーンと「爆笑ジョーク」のおかげで、杏夏のキャラがどこぞの面倒臭いヒーラーと被る、第3話。多分、杏夏にウインクさせると全てが判明するに違いない。

 順当に進歩を続けているTiNgS。とりあえず(なんか面倒臭そうなのも混じってるが)固定ファンを確保し、ここからは具体的にユニットとしての完成度を上げていくフェイズに入ったようだ。元々ダンスが下手とか歌が下手とかトークが下手とか、あんまり致命的な欠点を抱えてはいない3人である。春のポテンシャルは高そうだし、あとは流れに乗って「猛特訓」でもしてくれれば結果は自然についてくる……なんて単純なお話にはなりませんね。次なる主役はサブタイトルの通り、常に脇に控えてワケ知り顔でボケ倒していた杏夏である。彼女の問題は非常にシンプル。「3人の中でもスペックは高い方なのに、過去にたまたま1回失敗しちゃったせいで積極性に欠ける」という部分。一番足りてないのに自信は足りてる理王とは好対照を成している。まー、センターワークってのはアイドルのお仕事の中でも特別に負担は大きいだろうし、初めてそこに立って失敗しちゃうってのはありそうな話だよね。ポジションゼロで物おじせずに暴れ回れる春の方がおかしいだけである。ただ杏夏はそこからなんやかやと理由をつけて自分を誤魔化している、というのがマネージャーの見立て。こればっかりは本人のスタンスが変わらないとどうしようもないため、(催眠術も含め)多少の荒療治で彼女の性根を叩き直すプロジェクトが展開するワケだ。

 そんな杏夏矯正プランに大きく関わってきたのが、どうやら同じ事務所に所属しているらしい二人組ユニットの子たち。前から登場はしてたし、オープニングを見れば明らかに「4人目と5人目」なわけだが、どうやら単なる事務所の同僚という以上には関係性は深い様子。杏夏の過去についても赤い方(雪音という)はかなり具体的に内実を知っており、さらにそんな杏夏の矯正計画についても割と協力的。てっきりライバル的な関係性なのかと思っていたが、どうやら想像以上に仲がいい連中のようだ。ここから何をどういじったら3人+2人が5人になるかはまだ想像がつかないが……ま、現時点であの近さなら、合流してもあんまり抵抗はないだろう。

 ところで、気になるのは彼女たちの名前の配分である。最終的に5人が集合することになると思うのだが、赤いのと青いのの名前がそれぞれ「雪音」と「紅葉」で、明らかに冬と秋のモチーフである。それに加えて青天国「春」と玉城杏「夏」で、綺麗に四季が揃っている。揃っているのだが……そうするとどう考えても「理王」だけ余るんだよな。なんで5人組でこんな微妙な配置になっているんだろう。最終的に理王が脱退して、ラスボスとして立ちはだかる展開とかだったら最高に笑えるのだが……あるわけないよなぁ。理王さん、他の2人はファンからふつーに褒められてたのに、1人だけ「頑張ってましたね」って励まされてんの草。

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 ドルオタっておっかないんだな……第2話。後方彼氏ヅラは聞いたことあったけど、後方マネージャーヅラというか、後方批評家ヅラというか……料理漫画とかで突如現れるよく分かんない審査員軍団みたいな奴だ。

 これ、ありそうで今までになくて、我々が見たかったタイプのアイドルアニメなんじゃなかろうか(主語が大きいのは仕様です)。アイドル運営をマネージャー視点で描き、輝くものを持っているアイドルの卵に対し、どこぞの孔明のごとき軍略を授けて才能を開花させていくというサクセスストーリー。アイドル運営なんてものは形のある困難やその対策が見えにくいのでなかなかそうしたフォーマットに乗せづらいジャンルだったとは思うのだが、少なくとも今作2話目については「私が策を授けましょう」という軍師ムーブがそれなりに説得力を持って機能しているように見える。その上で、マネージャーが策を打つ大前提には「アイドル本人が才能を持ち輝いていること」があるため、最終的には個々のキャラの魅力に還元させる用意も出来ている。「このアイドルの魅力ってなんなんだい?」って話が視聴者目線でも気になるように作られていれば、あとは餌を引っ掛けた魚を釣り上げるばかり。新人アイドルの導入プランとしてはかなり抜け目ないデザインになってるんじゃなかろうか。

 そうしてメインユニット「TiNgS」の魅力を掘り下げていくわけだが、今回はそれぞれの性格面について改めて違いや長所、短所についても確認している。意外だったのは一番ヘンテコポジションになったおっとり(杏夏)がアイドルとしての実力は一番安定していたという部分。ぱっと見の印象だとあんまり前に出てこず、時に主張が弱すぎて舞台で輝けないタイプのキャラかと思ってたのだが……なんと真反対で「神経ごんぶと、面の皮が厚すぎて新人らしさすら危うい」というとんでもキャラだった。対して、ギャーギャーと騒がしい金髪ツインテ(理王)はイメージに近いキャラだが、天真爛漫なバカというわけではなく、なんなら3人の中で一番闇が深そうだったというのでこちらもギャップがある。あんだけ大見得きっといて、あっさりとマネージャーから「実力が一番劣る」とか看破されちゃってる時点で立つ瀬がない。普通だったら主人公に配置されそうな「がむしゃら努力ポジ」にツインテが割り当てられるという、これまた変則構造。

 それなら肝心の主人公はどうなのかというと、なんとこちらは「良すぎる観察眼」という、一応主人公らしいチートスキルを与えられながら、そのスキルのせいで3人の実力差に翻弄されて真価を発揮できなかったという面倒臭い設定になっている。一番能天気な元気キャラだと思われていた春がまさかの調整ポジ。まぁ、アイドルのセンターってのは大なり小なりまとめ役にならなきゃいけないはずなのだが、過去のアイドルアニメを見ると、ほとんどの場合は「天性のカリスマでメンバーに背中を見せて引っ張っていく」キャラが多かったので、こういう気苦労の多い「統括」側の設定というのは案外珍しい。春の突き抜けた明るさはそうした気苦労を隠すためなのか、それとも天性の明るさは疑いなく本物で、それを発揮するための最後の枷が外れた状態なのか。なんにせよここから彼女たちがどんな牙を剥くことになるのかは非常に気になる。

 あと、サブのアイドルチームもやたらにキャラが濃い。ちらほらキャストに棒が混じってるのは残念なところだが、変なキャラの変な圧力のかけ具合は面白い。さて、どんだけ振れ幅のある作品になるかな?

 

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 江崎グリコの全面協賛なんだろうか、第4話。これだけ荒廃した世界にパッケージとしてビスコが残されているということは、この世界でもちゃんとグリコの工場が稼働してるってことなんだよな……。

 クソ女との絡み回、そしてカニとの絡み回でもある。「魚心あれば蟹心」「お前、蟹の才能がある」など、蟹がゲシュタルト崩壊し始めるくらいにどっぷり蟹のエピソード。今作は蟹などの巨大生物、それにキノコあたりの背景になりうるオブジェクトはCG中心で作画されているのだが、アクタガワのモーションなんかは「そもそも蟹だし」というので多少硬くても気にはならないし、蟹だから硬い方が自然な可能性すらある。サイズ感の違いとか、多少異物っぽさが入った方がかえって迫力が増して面白いかもしれない。いちいち変な画が出てくる部分は相変わらず面白いアニメである。

 シナリオの方は導入のドタバタが終わってロードムービーとしての1話目ってことで多少まったりし始めている部分はあるが、そこに刺激を与えてくれたのが1話目からちょいちょい挟まれていた女の子・チロルの存在。ちなみにビスコはグリコ、ミロはネスレで、「チロルチョコってどこの製品だっけ?」と思って確認したら製造会社自体も「チロルチョコ」だった。いろんな協賛で強い子になろう。

 登場時点から割とクズっぽさがにじんでいたチロルだが、いざ街を出てサバイバルが始まるとそのがめつさとクソっぷりが際立つようになっている。この世界で「金にがめつい」ってのがどれくらい意味があるのか分からないが(そもそも通貨がどれくらい通用してるのか分からないが)、エロも辞さずに一人したたかに生き延びようとする女の子は嫌いじゃない。ましてそのCVが富田美憂ならなおさらである。考えてみりゃパウーが近藤玲奈、そして富田美憂まで絡むとなると、ますますこの世界がドロヘドロっぽくなるっていう……。どこかに小林ゆうも紛れてそう。

 是非エロい方向にも頑張っていただきたいと期待していたのだが、残念ながらチロルは同行する流れにはならないみたいね。まぁ、このインパクトで使い切りキャラってこともないだろうし、今後ちょいちょい絡むことを期待しよう。

 

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 絵面が全部変なアニメ、第2話。やっぱこんだけキノコまみれになってると印象としては「ドロヘドロ」なのだが……あっちがごみごみした街中でのドタバタをメインにしていたのに対し、こちらはグッと世界が広く見えるところが大きく印象を変えている。

 「最大の武器はやはりそのイかれたビジュアルなのだ」ということをスタッフはよく分かっており、異物感は隠そうともせず、ぬけぬけと異物を異物として画面に提示してくるのが面白い。キノコだけでも充分変な世界なのだが、そこに「カニに乗る」とか「カバで攻めてたる」なんて映像が絡むと、もう本当に何が何やら。ここまで好き勝手に生命が暴れまくると、我々の中ではそこそこタイラントの領域である。もしここで少しでも「普通の世界」の匂いが残っていれば、「いや、流石に騎乗用の動物としてカバを選ぶのはおかしいでしょ。陸地に適応できないし、獰猛さから飼育にも向いてないし……」とかいいだしちゃいそうだが、ここまでむちゃくちゃな世界なら「カバに乗ってるのね、OK、見た目が面白ければいいぞ」とすぐにゴーサインを出してしまえる。そうしてがっつりと「変な世界」を前面に押し出して、とにかく見た目に楽しいビジュアルが広がるので見ていて退屈しない。さらに、なんでか分からんがOPの演出担当がまさかの舞城王太郎という……。いろんなところがトチ狂ってんなぁ。

 お話の方も、1話から引き続いて時系列が混ざり合っており、エンドレス緊迫シーンで脳が休まらない。ビスコの荒くれた性格も主人公として見栄えがよく、パンダ先生の真面目なキャラとの対比もお手本通りに決まっている。ビスコっていう名前、当人が「強い子のビスコ」って言ってたから、ふつーに我々が知ってるあのビスコから来てるのね。そうなると相方のミロは当然「強い子のミロ」になるのか。変な名前だ。

 あと、個人的にはビスコの中に人にも注目したい。鈴木崚汰はこれまでも何度かメインクラスで見てきた名前で、直近なら「海賊王女」の雪丸なんかも担当していたのだが、今回のビスコ役でようやく脳にインプットできた気がする。エンディングの歌唱での声の使い方が良い。

 

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 今作のタイトルを見て、ふと「そういや昔、時田光っていう声優がいたっけなぁ」ということを思い出した、第2話。せっかくなので調べてみたらまだ役者として事務所には所属してるようだが……活動してんのかしら。

 新番チェックが一通り終わり、今期はどんな作品の感想を書いていこうかと模索し始めているわけだが、まぁ、2話目は基本的に様子見。ジョジョの作画が今ひとつでがっかりしたこととか、「着せ替え人形は……」で採寸にまるまる1話使ったことに驚愕したりとかがあったのだが、せっかくなので今後触れるかどうか分からない今作を取り上げてみた。ふむ、2話目でなんとなくルールが分かり、当座のところは見やすくなったんじゃなかろうか。

 結局写真云々っていう設定はあくまでタイムワープのための制限と装置であって、今作の眼目は他者の目線から過去の事件を追い、他人の人生にちょっかいを出すことである。1話目はあまりに後味の悪いラストに気持ちの持っていき方が分からなくて途方にくれたのだが、2話目は普通にいい話だったので救われた気がした。おもて面では男×男の関係をがっつり描いておき、サブシナリオでは熟女百合というなかなかにテクニカルな様相を見せてくれている。まぁ、この展開を「百合」というのは流石に脳が歪んでいるかもしれんが……同性間の長きに渡る友情物語、良き。中の人がロサギガンティアとロサフェティダっていう組み合わせもとても良き。やっぱこのくらいの年代のね、声優がね、好きなのでね。ふとどうでもいいことを思ったが、薔薇様の中で現時点で結婚してない(かどうか定かでない)のって祐巳だけか……。あ、いや、瞳子もか……(離婚してる令ちゃんはおいとくとしてな)。

 「女性2人の友情物語」を描く際に使うツールが「麺」というのもお国柄が見えて面白いところで、がっつりと飯テロを食らいつつ、「たかだか10杯食っただけで麺を見たくもなくなるとか正気か?」と鼻で笑っちゃうのだが、今時「47都道府犬」でしか見たことがない「一緒に麺を食べていたら1本の麺で繋がっちゃった」なんてシチュエーションを臆面もなくやってくれるのが実に良い。オチも気が利いてるし、こういうところであんまり日本人が書かない(気がする)シナリオをバンバン出してくれれば中国アニメのサンプルとしてとてもありがたい。クライマックスの演出も色々と面白いことをやろうとする気概が見て取れるし、ちょっと不思議な素材リストとして注目していきたいところ。私がこうして「1話完結のオムニバス能力アニメ」がなんか好きなのって、絶対に「地獄少女」の影響がでかいよな。

 

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 典型的分からせ展開、第3話。幼女に分からせるのには、やはり泣かせるのが手っ取り早い(問題発言)。

 いよいよ本格的に探検がスタート。ぶっちゃけ基本的にはワイヤーでどっかに飛んで適当に岩を掘るだけなのでそんなに「穴ぐら冒険譚」として目新しい要素があるわけではないのだが、もっちゃりしたマシンの動きが案外スムーズだったり、タイトル通りに「削岩」の部分がかなりフィーチャーされて必殺技っぽく処理されていたりと、なんとなく冒険している感じは出ているだろうか。

 今回も相変わらずメメンプーとガガンバーが仲良く喧嘩しており、タイトルに表れている通り、「現場の勘を大事にしろよ」というガガンバーの老害的発言に対し、「理論は完璧なのです」というメメンプーの破天荒お利口発言がぶつかるという関係性。こういう場合って大抵は「やっぱり経験しなきゃ分かんないよね」みたいな感じで「職人の勘」が勝つことが多いのだが、今回に限って言えば、メメンプーの計算も全部あっていたという状況ではあるので、あまり「どっちが正しい」という結論を出そうという姿勢ではない。「どっちもあれば良い」という仲直りが最終目標だしね。そもそも、この世界の全容が明らかになっていないので、何がどこに作用しているかが分からず、計算が合ってるかどうかは視聴者目線で確認のしようがない。そんな状況で「どっちが正しかったんや!」と頭ごなしに言われても説得力がないので、なんとなく2人の折衷案を取っておくのが丸い選択肢なのだろう。

 そう考えるとガガンバーの態度ってのは良し悪しで、メメンプーにろくに説明もせずに「俺の勘がそう言ってるから俺に従え」と命令しているのは明らかに悪手。若くして大学を出ちゃっている頭でっかちのメメンプーがそんなこと言われて素直にハイというわけがないし、かえって反発するってことは目に見えているからだ。ただ、おそらくガガンバーもこれまでの経験からそんなことはわかっているはず。その上で、おそらく「理詰めで丸め込もうとしても俺は敵わないからなぁ」っていう諦めもあるのかもしれない。ガガンバー自身は自分が間違っていないと信じているが、それをメメンプーに伝えるうまい手段がなく、それならもう、開き直って「そういうもんだ」と押し付け、反発してきたらその都度トライアル&エラーでメメンプーに直接ぶつけていくのが手っ取り早いと思ってるのかも。メメンプーが勝手にマシンを進めちゃった時にもあんまり積極的に止めようとしなかったのはそういうことなんじゃなかろうか。過保護なように見えて、案外放任も出来て、自学自習に任せている。悪い親父さんではないのだ。メメンプーも、今回の一件でそんなガガンバーの存在価値を確認できたはず。すったもんだの末に父娘がちょっと仲良くなる。そんな良い話なのだ。

 これでラストに細谷が出てこなければハートウォーミングなままで終われたのだが……最近の細谷キャラ、だいぶきな臭い印象が定着してきた。

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 おっぱいとか好きならしょうがない、第5話。神谷ボイスだと何を言っても説得力があるのはずるいな。日本おっぱい党の代表だもんな。

 本作に関して、新番チェック時に「CGモデルに慣れてくれば楽しめるかもしれない」みたいなことを書いていたわけですが、割と早い段階で慣れていたことをご報告申し上げます。うん、そりゃもう早かった。2話目3話目あたりで「もう、このデザインはこれでいいんだよな……」と思えるようになっていた。内容がどこか絵本みたいなところがあるおかげで、CGのちょっと硬くて癖のあるデザインが、「そういうデザイン」として処理できる部分もあるし、女の子がたくさん出てくるようになると、ちゃんと全員に個性が与えられて見栄えがよくなっているのもプラスの要因。普通に「なんか可愛い童話」くらいの手応えで楽しめるようになっていますね。これでもうちょっとエロ要素が少なければNHKで放送されても問題ないくらいのレベルですよ。まぁ、そうならなくていいんだけども。

 5話目はこれでもかというくらいにヴィオラメインのお話。こちらもまっすぐで捻らない水瀬ボイスによる説得力に満ちており、あざと学で博士号を取っていそうなキャラクターも全く嫌味がないのが良いし、「背伸びして魔性を騙ろうとしているヴィオラ」が自然に「生きながら魔性のアリス」との対比になっているおかげで互いに魅力を引き立てあう形になっている。結局今作は全ての要素がアリスに還ってくる形を取っているので、どのキャラもアリスのために働いてくれているのがわかりやすいのである。それは坊ちゃんとて例外ではないな。

 まぁ、毎度同じような流れになるだろうから毎週感想書くのには向かない作品なのだが、ささやかな癒しとして楽しみに観てます。あとおっぱい。

 

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 これでこそよ、最終話。綺麗なフィニッシュ、原作が続いてる作品なので、これくらいが無難な終わり方じゃないでしょうか。

 正直、蓋を開けてみるまで勝つか負けるかも定かじゃないな、と思ってドキドキしていたのだが、流石に2試合連続で宵越が砂を噛む展開になってしまうとイライラが募りすぎるか。ここは最後の一本で宵越が魅せての完勝パターンである。これでいよいよ「大会」に臨むことが出来ますね。まぁ、現実世界には高校カバディなんてものはないけどな!!!

 想定していなかったのは、Aパートで水澄のパートが挟まれたこと(先週時点で、正直攻撃1回で終わると思ってた)。言われてみれば、散々打ちのめされてきた水澄が捲土重来のタイミングをまだもらってなかったんだね。今まで溜めてきた分をきっちり返すかのような見事な活躍っぷりで一気に汚名を返上。これでまた、能京に名選手が1人生まれたわけだ。しかしまぁ、こうして水澄1人の活躍を描くためにもこんだけの尺が必要だったわけで……現実的に考えて、ここからさらに1年生トリオの成長とかも描かれる必要があるし、どっかで伊達が主人公になる展開もあるんだろうね。そう考えると、ちょっと原作も気にはなるなぁ……今度読んでみようかしら。一応、アニメ2期があるかもしれないことを考えると悩ましいのだが……。

 まぁ、とにかくラストは宵越の見せ場だ。結局、前回言ってたような「後ろへの移動」をフィーチャーした必殺技はまだ見せられなかったが、今回顕著だったのはサッカー経験を活かした戦略眼の確かさと、勝負勘の良さ。この辺りは、Aパートで描かれた水澄の必死の努力とは対比的な部分で、「スポーツマンども」の代表たる宵越が水澄とは全然違う方向で強くなっていく対比を見せている部分なのだろう。佐倉の相方の糸目の先輩(名前認識してない)だってひとかどのプレイヤーだったはずなのだが、その先輩の思惑を全て乗り越えてもぎ取る勝利。二転三転する白熱の展開は、まさにカバディというスポーツの面白いとこ取りの見応えあるクライマックスであった。

 このアニメを見てからなら現実のカバディをもっと面白く見られる……って思ったんだけど、Youtubeとかに上がってるカバディ動画見ても、いまいち細かい部分がどうなってるか分からなくて途方にくれるんだよ。いちいち「Struggle!」って叫んでくれる人いないんですかね。

 

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 頭おかC、第11話。これまでのお話は「なんか……様子が変だぞこのアニメ!?」くらいのもんだったが、今回のお話は確実にイカれている。流石に……この展開はどうなんだ?

 もちろん「いつも通りにおかしい」部分も多々ある。毎度おなじみ小熊脳は世界をカブ中心に回しており、「カブが今から助けに行く」「お礼ならカブに言って」「カブにも……それはできない」などなどのトチ狂ったセリフは健在。世の中の女子高生、多分あんまりピンチの時にカブに助けてほしいとは思ってない。他にもママチャリに乗り換えざるを得なかった椎ちゃんを見て「にあわねぇな」と素直すぎるコメントを残したり、そこから「乗りたいものに乗れない民はかわいそうだな」とよく分からない同情を向けるメンタリティは相変わらず。これでこそのカブ世界線である。

 ただ、それにしたってやっぱり事故のくだりは問題が多すぎる。以前、今作はバイクの2人乗りがどうのこうのとアホみたいな話でちょっと盛り上がっていた記憶があるのだが、今回の話を見てしまえば、もう2人乗りとかどうでもよくなるだろう。何しろ事故の報せを受けて、警察にも救急にも一切連絡しないという時点で、もうこの世界には法も秩序もあったもんじゃないからだ。

 まずもって椎ちゃんの行動からしておかしい。真冬の極寒の川に沈み、1秒でも早くそこからあがって暖を取らなければいけない状況下で、半身を川に突っ込んだ状態で小熊に電話しているという状態がシュールすぎる。スマホ壊れなくてよかったな、とかいう話もあるが、まずその状態にもっていくのにどんだけ体力使ったんだ、という話。たまたま転落して、動く方の手が届く場所にスマホが落ちており、それを掴んで、かじかんだ片手のみでスマホを起動し、電話をかけ、状況を知らせた。いや、まずその前にそっから出ろよ。スマホの操作できるなら(そして後の動きを見る限りでは)、少なくとも体起こして岸辺に寄るくらいのことは出来たやろ。そして、電話かけるにしてもなんで小熊やねん。そこはまず救急だろ。もしかして履歴にしか指が届かなかったとかいう設定なんだろうか。流石にその状況下でも119は押せるんじゃねぇの?

 そして、連絡を受けた小熊もなぜか頑なに緊急通報をしない。警察はまだしも、救急は呼んでおけ。お前の判断で人一人死んだかもしれねぇんだぞ。いくら「カブが助ける」ことを最優先に考えたとしても、そこで独力で動こうとしたのは完全に失策。下手したら犯罪である(その後の椎ちゃん運搬は完全に犯罪だが)。仮に今回の椎ちゃんの様子が即命に関わるような状態に見えなかったとしても、あれだけの距離からの転落。頭を打っている可能性も高く、素人が勝手に動かして良いものではない。無事を確認した後からでも、改めて救急に連絡するのが筋だろう。それをやらずに、全てを身勝手に処理したのは、幾ら何でも教習所で単車の免許とった奴が取る行動ではない。

 万一、この小熊の行動に合理的な説明をつける方法があるとすれば……それは、小熊も椎ちゃんも、警察や救急に頼れない何か後ろ暗いところがあるという可能性だ。なるほどそれなら警察は頼れないからな! というわけで、今作のバックには何かとてつもない犯罪集団が関わっている可能性が……あったらすげぇな。オッドタクシー・スーパーカブという、2つの「犯罪系乗り物アニメ」の夢の共演。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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