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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 焼きそばバゴーンは東日本限定、第6話。今更なんですが、今期いくつかある純正ギャグ作品の中で、一番好きなのがこれなんです。毎週それなりに楽しませてもらってたけど、今週の話はなんか好きだったのでせっかくだから記事立て。

 1本目、カレーからのタイムスリップ。この作品は1話目からしてそうだったけど、やたらと食い物の話が出る(ミノスとぺこらのせい)ので、深夜に見るとむやみに腹が空く。別に映像部分でうまそうに見えるほど映像面が優れてるわけではないのだが、今回だったからカツカレーからのハンバーグカレーとか、それに対するゆりねの反応とか、そういう部分で何かが刺激されるんじゃなかろうか。ちなみに私はカレーにマヨ賛成派です。過去に死ぬほどカレーを食い続けて飽きた時期に色々試した結果、手軽な味変の選択肢としてマヨネーズは重宝しました。辛すぎる時の緩衝材にも良いぞ。

 2本目、なぜか続けてかき氷。遊佐とコウジが再登場するとは思わなかった。遊佐さんは毎回出てるけども。今回はコウジが血液をぶっしゃぁ〜するシーンしかなかったけど、最初の男はレモンの方が美味しいって言ってたんだよなぁ。問題あるよなぁ。そして遊佐未森とかぶっ込んでくるあたりが今作の今作らしいところ。扱い悪いわ。

 3本目、ぺこらVS後輩。今作の難点をあえてあげるとするなら、ぺこらの境遇が純粋に不憫すぎるので笑うよりも先に同情がきてしまうという部分だろう。ぺこらさん、一部は自業自得ではあるけど、基本的には単なる被害者なんだよな。可哀想なのに、さらなるどん底に送られるぺこらさんまじ不憫。彼女のまん丸に開いた目がどんどん濁ってくると切ないやら可愛いやらで本当に悩ましい。まぁ、今回は(本当にちょっとだけ)ハッピーエンドなので救われたよね。ところで、突然邪神ちゃんがタイガージェットシンになったのは何だったんでしょうね。今回は最初から最後までずっとカレー縛りだったからインドつながりなのかしら。

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 シンクの皆さんの男前っぷりホント好き、第10話。今作で最大の癒し成分は女子高生なんだよなぁ。ラスピリにおけるワイズマン枠やで(だいぶ違う)。

 なんか予想外の展開に進んだもんだ。まず、レンちゃんたちがドームで巻き込まれた大ピンチを救ってくれたのがシンクの皆さん。「たまたま利害関係が一致しただけさ!」というのもあながち嘘ではないだろうが、それでものこのこライバルであるレンちゃんの前に顔出しちゃうあたり、もう単なる仲良しである。その後のシーンでレンちゃんが「手負いだろうが知ったことかぁぁ! 絶対殺すぞピトフーイ!」と心構えを新たにしたことで、事情をじっくり聞いて共闘してくれちゃうシンクの方々との対比が鮮明だ。まぁ、リアル人命がかかってるヘンテコ事件に巻き込まれてしまったと聞いたらなぁ……。普通、オンラインゲームでこんなこと言われても「何言ってんだコイツ」で終わりそうなものだが、シンクの面々の場合はちゃんとリアルでレンちゃんとの交流があり、お互いの人となりが分かった上でコミュニケーションとってるからね。あの状況から一転して共闘ムードになるのは仕方ないところである。正直、シンクのリベンジマッチを期待してた部分はあるのだけど、さすがに今回のミッションをレンとフカの2人だけでこなすのは無理があるので、仲間が増えたことは素直に喜ぼう。

 そしてまぁ、このシンクってチームが思い切りのいい作戦でシャキシャキ動けるわけですよ。事前に「LM」対策として盾をぶっ壊す方法を用意していたというのも、エムが前回優勝者であったことを考えれば自然な流れ。本当なら「レンたち」に向けられていたはずの武器が、結果的にレンを助けるための武器になるというねじれ方はなかなか格好いい。まぁ、対策っつってもひたすら大火力で吹き飛ばすというシンプルなものだが……ゆーみんボイスのデブ(アバターがね)が堂々たる仁王立ちならぬ仁王座りで役割を果たしている様は圧巻。他の面々も実に効率的に、そして機能的に動いていることがわかり、シンクというチームの完成度の高さをうかがわせる。もう、このチームを主人公にした作品が一本見てみたいもんである。

 全てが狙い通りというわけではないが、最終的にエムの盾を吹き飛ばし、完全防備と思われていたPM4の門をこじ開けることに成功。本来ならここで挟撃を行い、裏から迫ったレンちゃんがピトと本気の殺し合いを演じるはずだったのだが、なんの因果かうっかり残っていたヘタレスナイパーの手によって一足お先にゴートゥーヘヴン。なんやねん、そんなに簡単に撃たれるのかい。この程度なんだったら、もうちょい作戦を練りこめば、別にあいつじゃなくてもピトの暗殺はできた気もするな。まぁ、3チームの強豪が入り乱れての乱戦だったからこそ可能だったアクシデントなのかもしれんけど。

 まさかの狙撃で生死の淵を彷徨うピト。さっきまで「殺そう」と思っていたレンちゃんが必死に無事を祈る倒錯した状況。さらにもう1チームが乱入してきて現場はカオスに。しかし、すんでのところで「魔王復活」が間に合い、ミリタリゲームには一切そぐわないライトセーバーで返り咲くピトさん。うーむ、やっぱりこの人は勢いまかせだな……エムはどんな気持ちで彼女の復活を待ったんでしょうね……。

 ログハウスに乗り込んだ一団は復活のピトによって瞬殺。となると、あとはレンちゃんたちとシンクの残りメンバーがチームを組んでピト包囲戦に挑む構図か。果たしてここから勝機はあるのか。そして、勝ち負けによってピトの人生は変わってくるのか。こんだけ楽しんでるんだから、もうずっと生きとけばいいのにね。

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 鹿児島県民が北海道民の役やってる違和感、第9話。北海道にGがいないっていうのはよく出てくる逸話ではあるけど、逆でいうなら鹿児島はG天国だったりするんだろうか。

 さておきタイトルドン。予定通りのピトさん劇場が展開される。でもまぁ、これくらいの大暴れなら大体予想通りだからそこまで驚くもんでも無いよな。すでに第1回大会でレンちゃんだって似たような功績を残しているし、チームPM4は他の面子も優秀な人材が集まっているらしいので、ピトさん1人の無双にもちゃんとバックアップがある分一応の説得力はある。……まぁ、なんであの展開から徒手空拳で相手をなぎ倒していくのかは謎ではあるが。この世界って銃も刃物も使わないで人殺すの割と簡単だよな。途中で切られたプレイヤーとか殴られたプレイヤーが「いてぇ!」って叫ぶんだけど、さすがに痛覚は無いよね? なんとなく痛そうに感じてるだけだよね? そうでないと色々と凄惨すぎるシーンが……。あとよくわからんのはピトさんの活躍を見て「すげぇ筋力だ!」って言ってたところなんだけど、このゲームって生身の身体能力はどういうふうに反映されるんだろう。SAOとかと同じギミックってことは頭にギア被って寝てるだけなんだよね。肉体全ての情報をギアが電気信号とかにして読み取ってるってことなのかな? だとしたらマジで切られたり撃たれたりした時に痛い可能性もあるが……。

 とにかく、生身でも充分戦えるレベルの立ち回りを見せつけたピトさんが一気に台風の目に。さりげなくエムは作戦の口火を切る時に策略を巡らせていたりするのは偉い。単なるチート無双劇で終わってないのがね。あとはまぁ、ピトさんのイカれた精神性も今回のことで多少は確認できたかな。根源的には「死にたがり」のはずなのに、その裏返しで殺すことも問題なく楽しんでいる。殺すにしろ死ぬにしろ、自分で望んでしまった時点でそこに倫理が介入する余地はなく、言ってることもやってることも本当に最低。そりゃま、なんとかして粛清してもらわないとゲームの品位が危ないわな。

 しかし、そんなピトさんに負けず劣らずレンちゃんもやばい。ピトさんは20人殺しだったらしいが、レンちゃんだって十数人はサツガイしてるわけで、こちらも充分イカれキャラである。ピンクの煙幕は一応自分の個性を逆手に取った妙案のようだが、あれって別にピンクである必要ないよね。煙幕が充満した時点でレンちゃん自身がフカに「もう見えないから」って言ってるわけで、相手側もピンクだろうが黒だろうが見えないことは一緒である。気分的なものなんでしょうかね。あとはまぁ、少しでも見えにくくする工夫ではあるか。

 途中様々なピンチを挟み、ストレートな変態との心温まる交流なんかもあったが、最終的には銃弾の補充を済ませて再びのピンチに転がり込む。やっぱり優勝候補はかたっぱしから狙われるのが辛いところよね。でもまぁ、今のところ戦ってるのは全般的にモブ顔っぽいのでなんとかなるでしょ。ドームから出てシンクとかちあったところからが本当の勝負かなぁ。

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 睾丸はお持ちですわよ、第8話。まったく、美人声優朝井彩加さんになんてこと言わせるんですか(野太い声)。

 いよいよ始まった第2回SJ。とはいえ、序盤戦は当然有力者たちがマップの各地に分散させられるため、まずは露払いのターンである。第1回大会では誰が強者か定かでなかったために流れも一切読めない乱戦模様になったが、今回はちゃんと「倒すべき敵」がある程度絞り込まれているため、全体的な流れもいくらか組織立って読みやすいものになるはず。

 幸か不幸か、レンちゃんが配置されたのはピトさんの真逆のポジション。まぁ、運営側からするとピトが危険人物かどうかは確認できていないわけで、おそらく前回優勝者のレンとエムが一番距離を取る配置になるように設定されていたのだろう。同様にシンクの面々もマップ隅に追いやられてしまったようで、本命同士の対戦は今後のクライマックスまでお預け。それどころかピトさんたちの戦いは今回一切描かれず次週までお預け。まぁ、サブタイトルからして壮絶な展開になるのはほぼ間違いなかろうが。

 そのほか、今大会から出場したと思しき注目株がいくつか。描写のウェイトから考えると、主に雪山にいた集団と緑髪の女の子のチームの2つが今後も絡んでくる勢力ということになるだろうか。これだけでもレン・ピト・シンクと合わせて5チーム。殺し合いをするには充分な数である。まぁ、ぽっと出の新キャラたちがストーリーを進める上でどれくらい絡めるかは定かでないのだけど。第1回の時だって初見では「なんやねん、このゴリラの集団」って思った連中が大活躍してくれたわけで。また新しい厄介者が出てくることを期待しよう。今作の場合、リアルとアバターの2種類のキャラのギャップで見せることができるのでキャラの楽しみ方が多いのは良いところだね。

 そして、今回活躍の機会が与えられたのは何と言ってもフカ次郎である。ぶっちゃけ素人なので開幕からいきなりレンちゃんの足を引っ張ったり、自分の足を欠損したりしてるんだけど、さすがに単なる雑魚はこの大会には呼ばれない。「いっぱい練習した」とかいう適当極まりない理由により、何故かグレネードの遠距離射撃が超強い。いや、それで1チーム殲滅できるほどの火力が出るなら、どのチームでもそういう重爆撃兵を1体くらい雇っておくのでは……まぁ、今回はたまたまエムが出資してくれたおかげでクソ高い武器を揃えられたというのもラッキーの1つなのかもしれないけども。一応他のネトゲでの経験値も活きてるって設定になってんのかな。そんな手軽に新しいゲームに対応できるのかどうかは知らんけど。変なとこ繊細なくせに、肝心なとこで大雑把なゲームである。

 そして、そんなフカの活躍すらも凌駕してしまうレンちゃんの圧倒的王者の貫禄。「第1回優勝者の実力を見せてやるよ!」って言ってたけど、マジで優勝がどうこうとか関係なしにこの子強いんやな。そりゃピトさんだってこの子に殺されたくなるのもわかる気がするわ。ピンクのうさぎには牙がある。うむ、「対魔導学園35試験小隊」でそんなくだりを見たことがあるぞ。うさぎにだって牙はある。

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 赤﨑千夏さんがWIXOSSからログアウトし、GGOにログインしました、第7話。どちらにしてもテンションは常に高めですが、こっちではせいぜい幸せなゲーム生活を送ってほしいものです。

 1クール作品だろうから1戦目と2戦目の間にあんまりブランクを設けるわけにもいかないのね、もう始まってしまったよ第2回SJ。作品世界内ではどれくらいのインターバルがあったんだろうか。少なくともフカ次郎(以下フカ)がある程度トレーニングできるくらいの期間は欲しいところだが。そもそも、フカの中の人のことはこれまであんまり描かれていないので、なんでレンちゃんが彼女を誘ったのかもよくわからないんだよな。会話から察するに、わりとネトゲ廃人だから理解が早いだろう、ってことなのかな。あんまりGGOの機微を理解しているようには見えなかったが……前回はエムの指示の下でレンちゃんはあくまで一兵卒として作戦を遂行していたが、今回は同じ二人小隊でも確実にリーダーがレンちゃん。自分の意思、自分の考えでピトとの対決に挑まなければならないのは色々大変そうである。

 そして、大変な要素はそれだけにとどまらない。何しろ前回優勝者の威名はゲーム内に轟いているわけで、前回のように「ちっちゃくてピンクだから」という理由だけで軽んじてくれる相手はいないだろう。はっきりしたキャラクター性がある分だけ、寄ってたかって狙ってくる連中も照準を絞りやすいはずだ。まずはピトやシンクの面々よりも前に、それ以外の参加者をどうさばいていくかの勝負になるんじゃなかろうか。今回からサーチ機能にチーム名も搭載されるようになり、レンちゃんは「ピトが見つけやすくてラッキー」みたいなことを言っていたが、逆にピトの方からも見つけやすいのだし、前回優勝者の首を狙って攻めかかってくる輩がいることを考えれば、純粋にデメリットでしかない気もするのだが……もう、その他の有象無象は相手にするつもりもないってことなんですかね。強者ですかね。前回の優勝だって、そこそこビギナーズラックの領域だった気もするのだが……。

 それぞれの目的を胸にスタートするSJ。今のところ、ピトを警戒している人間はあまり多くはない。こうした大々的な対人戦闘イベントが無かったのか、気の狂ったプレイヤーがいてもゲーム世界はずっと平和だったようだ。さて、ここからピトの悪名が轟くことになるのかどうか……。

 

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 銃が出てくる作品ばかり書いてる小説家はもう協賛に回れなかったのか……第6話。まぁなぁ、前回のアレで運営側と問題になったみたいだしなぁ。

 さぁ、第2章の幕開けだ。今回は残念ながらドンパチのシーンはなかったが、その分頭のおかしさは存分に楽しむことができる展開になっている。現在は他作品では「奴隷区」でも「頭のおかしい人」が活躍中ですが、なんらかの流行語になったりしたらどうしよう。まぁ、色んなところにいますよね、頭のおかしい人。「キチガ○」が使えないならこういう風に表現するしかないのです。

 さておき、殺伐とした雰囲気よりも前にレンちゃんのお家にたくさんの女子高生がやってきたことをお祝いするべきだろう。正直いうと中学生かもしれないと思って公式で設定確認してきたんだ。みんなして本当にちっちゃいんだよな。その辺もレンちゃんと対比になってるのが面白いところなんだろうけども。さすがにまだ6人全員の区別がつくほどキャラが立っているわけではないが、6人ともキャスト陣が実に賑やかで聞きごたえのあるパーティなのである。中でもリーダー役をあやちゅが務めているのがポイントで、この子は本当に地声から萌え声までのメリハリが良い。「ユーフォ」の葉月とか聞いた後で本人の勇ましい声を聞くと結構なギャップで驚くからね。さらに副官役には我らがゆーみんも控えているし、顔文字さんとのチーム編成は「とじみこ」でも見られる安定のコンビネーション。内山ネキとM・A・Oネキという、現代声優業界におけるサブキャラのスペシャリスト二人がいるだけで僕はこの上ない幸福感を覚えてしまうのである。これに種﨑敦美まで加わり、単なる女子高生集団にしておくのはもったいないくらいだ。まぁ、だからあんなゴリラなチームが完成しているとも言えるのだが。

 女子高生との交流会は無難に終わり(まぁ、たまたまご近所だからって女子大生が高校生集団と積極的につるむ理由もないわな)。もともとソロプレイヤーだったレンちゃんは、この程度のつながりでゲームのモチベーションが上がったりはしないようである。Pちゃん(二代目)見つけた時の方がよっぽどいい顔だ。

 そんな状況で、もし2回目のSJが開催されてもレンちゃんは見る側に回る……はずだったのだが、さぁ、やってきましたリアルエム。想像以上にイケメン風だったのは驚いたが、中身はきっちりぶっ壊れ。そして、明らかに「頭のおかしい人」であるはずのエムも、あくまでピトというラスボスの斥候でしかないのである。エムを突き動かす諸悪の根源、さぁ、いよいよ出てこいピトフーイ。彼女は一体何者なのか、という部分が掘り下げられ、なんとここでまさかのSAOとの関係性が明かされる。なるほど、こういう方向でちゃんと原作設定を活かしてくるわけね。スピンオフ作品だというのに本当にそつがなくて感心する設定だ。いや、別に無くてもいい設定ではある(単なる変態にすればいいだけだ)が、わざわざスピンオフにしているのだから、共通のキャラが出て来ずとも「世界観を共有しているんですよ」ということがより直接的に伝わるのは原作ファンには嬉しいサービスなのではなかろうか。SAOサバイバーでは無く、SAOルーザー。そんなカテゴリに負い目を感じるのは、よっぽど頭のおかしい人だけなのだが……世界にはそういう奴もいるってことだ。そこに一切歯止めをかけない面倒臭い手下のエムが加わってしまえば……さぁレンちゃん、想像以上に厄介な状況に巻き込まれてしまいましたよ。この地獄の闘争劇から、生きて帰ることができるかな? まぁ、別にレンちゃんは負けても死なないけども……。

 ちなみに、180センチを超える彼女はどう考えてもこれまで壁ドンなんてやられたことないだろうし、もしかしたらあの壁ドンがきっかけでエムにちょっとときめく展開もあるかとおもったのだが、頭のおかしさが斜め上を行ってたので全くそんな展開にはならなかった。自分よりもでかい人に壁ドンは抵抗あるよなー。

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 これが……後書き作家の底力……総集編! 総集編でも楽しませてくれるアニメは有能。

 まぁ、総集編が無い方がファンとしては嬉しいわけですが、尺の問題だったり、製作体制の疲弊だったり、致し方ない事情もあることなのだろう。昨今のアニメでは1クールでも間に休憩を入れる作品が増えてきている。そうした実情を「いかにお茶を濁すか」ではなく、「いかに視聴者を楽しませるか」で考えてくれている作品というのは嬉しいもので。最近では「Re:CREATORS」が総集編にもかかわらずとんでもねぇ新規カットをぶち込んだ上で度肝を抜いてくれたし、作画チームの労力を減らしながらも工夫できる余地ってのは案外あるものだ。芸人を集めて訳のわからないことをやっている「BEATLESS」は見習って欲しいもんである。

 今回はピトさんとMの二人対話の形式をとった総集編。完全にメタ視点から「今までの物語を振り返ってみよう!」みたいな中身ではなく、あくまでエムが戦果報告するためのアーカイブという立ち位置で語られているのが興味深く、例えば本人は絶対に言いたくない「あのくだり」についてはなんか自然にうやむやのままで話が繋がっている。エムさん側の事情を考えればそこは察してあげられるところだろう。また、いちいちBGMの入れ方にこだわったりして新たなテイストを盛り込むところも興味深く、クライマックスのレンの大活躍はまさに「エムさんが頑張ってピトのために編集したレンちゃんのいいところ動画集」みたいな趣が愉快である。本編中ではあまり触れられていないピトとエムの関係性も今回の対話から掘り下げられているため、新規の情報も上乗せされて単なるまとめになっていないのは丁寧なところ。これって流石に原作には無いパートなのだろうし、わざわざ原作者自らアニメのために「総集編のシナリオ」を書き起こしたってことなんだよね。そういう一手間がやっぱり嬉しいところ。

 そして、そんな一手間が二手間にも三手間にもなっているあたりが業の深いところで……後書きちゃうやん。単なるMADやん。原作者がフルで遊んじゃうアニメって凄いな。今後も出番があるんでしょうかね、「銃が出てくる作品ばかり書いている小説家」。

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 最後の顔よ、第4話。もう、あの顔で「レンちゃん可愛い」って言いたいだけのアニメな気もするのだが、それで満足なので結構です。

 今回はリアルの描写が一切入らず、GGOの中の世界オンリーのお話。まぁ、やっぱりこういう構造になっていくよね。別に「SAO」の時みたいにリアルのボディが死にそうになってるとかいうわけでもないのだし。ただ、そうなってくると「これ、オンラインゲームじゃなくてそういうファンタジー世界のお話と何が違うの?」というお約束の疑問が生じてくる。私が常々SAOに抱えている不満ポイントがここで、「ゲームの死がリアルの死に直結するからとんでもない!」って言ってるけど、それってだからゲームの中の世界を描いたアニメと変わらないじゃん、っていう。今作の場合、そのあたりの「ゲームである必要性」が諸々の設定部分で満たされているのが筋立ての妙になっており、今回明かされたエムの強さの理由は、「リアルでも狙撃スキルがあったからゲーム的なオート調整に頼らずとも戦える人間だった」というもの。なるほど、強キャラであることが素直に伝わってくる(非常にお手軽な)設定であるし、「ゲームの中は現実の戦闘とここがシステム的に違うんだよ」ということをちゃんと説明してくれれば、「ゲームならではの戦闘」に意味が生じるので作品のオリジナリティにもつながる。別に取り立てて新しい方策でも無いのだが、こうしてちゃんと必要と思われる部分に説明が付されていくのは筋を追う上で大きな安心感につながるのである。突然「現実には絶対ない超硬い金属」が飛び出してくるのもご愛嬌である。

 そうして「わかりやすい」シナリオラインを作りながらも、今回は最後の最後で大どんでん返し。お手紙読んで突然のエムさんご乱心。そのタイミングでエンディングに入られたので「うわー、これは理由が気になるまま来週に続くパターンだー!」って思ったら、何とCパートでもっと訳のわからない展開が待ち構えており、「うわー、何を楽しみに待てばいいかもよく分からなくなったー!」っていうカオスな状況。そらレンちゃんだってあんな顔になるわ。お手紙の主はピトさんなんだろうけど、このタイミングでの同士討ちと、エムさんのとんでもないメンタル形成は全く説明が思いつかないので予想することも諦めた。来週、何が起こるんでしょうかね。

 

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 何しに出てきた原作者、第3話。「キノ」のときもそうだったけど、この人、割とホイホイ作品世界に登場するな……まぁ、別にそれでいやな気分にならないから構わないのだけども。銃が出てくる作品ばっかり書いてる小説家……捕まらないことをお祈りしています。

 第1話でいきなりスクワッド・ジャムの戦闘シーンから入ったので、そこに至るまでの過程が描かれた2話・3話は全て予定調和ではあるのだが、パートナーとなるエムとの出会いと交流が存外あっさりしていたのは驚いた。これだけでもコミュニケーションが取れるようになっているあたり、レンがもともとそれなりに人懐っこい性質だったのか、それともピトの影響で多少なりともコミュ力が上昇しているのか。ほんと、アニメ業界ではぴかしゃの軍門に下ると少なからず影響が出るよなぁ。この世界も日笠陽子に支配された世界なのかもしれない。まぁ、あれだけしつこくレンたちの好きな歌い手の話が出てくるってことは、「そういうこと」なんでしょうけどね。友人の結婚式(迫真)。

 とりあえず現状は「レンちゃん可愛い」だけでも割とテンションを維持できる作品になっており、ずっとつるんでいたピトさんの顔がぶっちゃけあんまり可愛くないこともあり、ちまっこいレンちゃんがコロコロと表情を変えたり、実際にコロコロとフィールド上を転がったりしている様子はちゃんと可愛い。ピンク一色というゲーム効率度外視の外装も、やはり女の子らしい可愛さという武装を考えれば欠かせないものであろう。別に自分の意思で動かせるわけではないのだろうが、時たま揺れているうさ耳もさりげないチャームポイントである。あとはこんな子がナイフを振りかざして白兵戦に挑まなければ万事OKなのだが……今回のフリを考えれば、どう考えても機動力を活かした近接戦闘がメインになりそうだよなぁ。

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Thraxi
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自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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