忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]
 さいしゅうかーーーーーーい!! 終わるの? ホントに終わるの? せっかくコンテンツが熟し切ってきたところなのに! ようやくヤング師匠の稲が収穫できるのに! すげぇタイミングで終わったもんだ! なんかフォローしてよぉぉぉ! 新作みたいんだよぉぉぉ! 徳島県のTシャツなんか作ってる場合じゃねぇだろぉぉぉ! というわけで、私は永遠にこの47都道府犬の新作を待ち続ける人生を歩んでいきたいと思います。いつかお金持ちになって、この番組を再開させるんだ……

 
 EX04「愛媛犬の四国オフ」
 
 予定通りエクストラ4話目は残ったレギュラーキャラ愛媛犬の出番だ。しかも、これまでの3本のエクストラと違い、レギュラー以外のキャラクターも贅沢に参加し、なんとなんと、四国四県がそろい踏み。だから! 俺が見たいのはこういうコラボなんだよぉぉぉ! もっと見せてよぉぉ!

 というわけで、「四国オフ」とやらに参加することになった愛媛犬。一体何をするのかと思ったら、なんと、でっかい四国の地図を広げて、お互いの県の場所を確認する、という作業を行っていた。……え? 今更? お前ら都道府県の化身なんだから、場所なんてわざわざ確認せんでも……と思ったら、愛媛ったら予想以上に残念な子だったみたい。ま、確かに「四国の県の所在地が分からなくなるよねー」みたいな会話ってのは割と定番だから、「場所がどこなのか」っていうのは都道府県ネタとしては鉄板ではあるのだが……よりにもよって都道府犬本人が分からないとは……

 4人で集まり、1人ずつ自分の県の場所を確認する四国軍団。香川・徳島・高知はテンポ良く自分の県を指して正解を得ていくが、主旨を理解していないのか、愛媛が最初に指し示したのは何故か徳島。おかしいだろ、ってことでもう一回チャレンジすると、今度は香川を指す愛媛犬。「一緒じゃおかしいぜよ」と当たり前の主張をする高知に対し、愛媛は脳天気に「何で?」の返事。これには3人ともぽかーんである。最後のチャレンジ、とばかりに今一度自分の位置を確認する3人。さぁ、これで残ったのは1箇所しか無いだろ! とでも言いたげで、最後の最後に愛媛はようやく正しい場所にたどり着くことが出来たが……「私はこことここぞなもし!」と2箇所を……駄目だこの子。可愛いけどアホだったんだ……福岡、惚れる相手は選んだ方がいいぞ。

 というわけで、最終回という記念すべき放送回で、愛媛が突然残念な子属性を発揮するという謎の展開。そして、番組史上ほぼ初めて、地域ごとのキャラが一堂に会してコミュニケーションを取るという夢のコラボが実現した回でもある(一応、過去には長野回や富山回は隣県同士のコミュニケーションがあったけどね)。高知なんて初登場が5話だったので、ほぼ半年ぶりの再登場。小野Dも再びあの土佐犬を演じることになるとは思ってなかったんじゃなかろうか。また、初登場時にはひたすら踊り狂っていただけの徳島も今回それなりに台詞があり、彼女の語尾が「〜やけん」であることも判明した。愛媛には申し訳ないが、こういうサブキャラたちの共演の方が楽しかったので、これはこれで良しとする。アイキャッチ画面では4人で楽しくピクニックランチを広げている様子も確認出来て、こういう和気藹々とした楽しさがシリーズを通してもっと出てくれば良かったのに、と切ない気持ちにもなります。しかし、うどんのくせにウインナー喰ってんじゃねぇよ……

 ちょっと視点を変えてみると、「四国オフ」で集まった中の人は水樹奈々・豊崎愛生・中村悠一・小野大輔と、恐ろしいくらいの高カロリー。たった30秒のオフ会のためにこれだけのキャストが集まるというのだから、げに恐ろしきは47都道府犬である。若手が多い地域だけでもいいから、レギュラー増やした拡大枠が見たくなるのも無理はないでしょう! 
 
 
 EX05「愛知犬世にはばかる」
 
 さぁ、泣いても笑っても最後のエピソード。偉大なるエビフライ犬の勇姿を拝める最後の30秒。エクストラ5話目、大トリを飾るのは、当然我らが名古屋犬である。

 最終回くらい何かいいことやって見せろよ、と思ったが、残念ながら三つ子の魂。愛知が今回企んだのは、落とし穴による悪戯である。たまたま完成したタイミングで近付いてきたのは山梨で、愛知は山梨を引っかけてやろうと声をかける。ホント、あんだけ良い子の山梨を、何も悪いことしていないのに穴にたたき落とそうとするあたり、下衆の中の下衆である。何が目的だか分からないが、見ている側としては「やめたげて!」と叫び声をあげそう。

 しかし、悪事というのはうまくいかないもの。例によっていつも通りに誰か(愛媛かな)と野球をしていた静岡が「オーライ、オーライ」と下がってきて、それにぶつかった愛知は、見事に自分の掘った落とし穴に転落。一体どれだけの時間掘り続けていたのだろう。想像を絶する深さに落ちていった彼女は、哀れ帰らぬ人(犬)となった。慌てて寄ってきた愛媛や福岡が心配すると、山梨は涙ながらに「名古屋が自分を庇って穴に落ちてしまった」と語る。それを聞いた静岡の口から「まさかあの名古屋が……」というひどい台詞が漏れるのも仕方ないところだ。

 「名古屋のこと一生忘れないずらー!」と涙混じりに叫ぶ山梨。数々の死と破壊が繰り返されたこの世界で、この別れがどの程度の重みを持つのかは想像も出来ないが、山梨の一言を契機に、居合わせた4人は夕暮れ空に向かって「無茶しやがって……」の構図。空に浮かぶ巨大なベロ出しウザ顔に向かって、心を込めて「ありがとう名古屋犬」。実に最終回らしい物憂げな地平に、「愛知犬だがねー!」という空しい叫びが響くのでした……

 綺麗に1話の「愛知犬の戸惑い」と同じネタで締めてくれましたね。一応アイキャッチ画面ではみんなで力を合わせて愛知を引き上げている様子も確認出来るのだが、最後の最後でもう一回落ちているような気もする。ほんと、愛知はどんだけ深い穴を作り上げたのやら。しかも、同じ空き地で野球やってる静岡はそのことに全然気づいてなかったんだよね。どんなシチュエーションだよ。

 結局、この作品の全ては愛知の手にかかっていた。彼女がいたからこそ、この作品は刺激に溢れたものになり、ここまでよく分からない味わいが出たのだ。その愛知の顔が見たことのないサイズで画面に大写しになっただけでも、この最終回は見事であった。終わってしまうことに一切の悲しさを訴えかけず、「無茶しやがって……」なあの感じは、グダグダのままに番組を終了させたスタッフたちに送る賛辞と非難の入り交じった感情そのままだ。僕たちは、あの名古屋犬たちの勇姿を決して忘れないよ!
 
 
 終わるなぁぁぁあぁ!

拍手

PR
 終わるよ! もうこのコーナーが終わるだけじゃなくて「SAY YOU SAY ME!」自体が終わるからね! くそう、結局、47都道府県+エクストラ5回で最終回か……まだまだ見たいネタはあったのに……いっそのこと、終わった後の番組枠で30分の「47都道府犬」がはじまらんもんかな〜。個人的には宮城と埼玉と神奈川と徳島と兵庫の絡みとかがみたいなー、バンドとか組めそうだよなー。新曲、「練り物はおかず」。普通や。
 

 EX02「アフロディーテ山梨犬」
 
 エクストラ2話目の主人公は山梨犬。エクストラが5回でメインレギュラーが5人だから、つまりはそういうことだな。次回は愛媛が来て、ラストが愛知で〆かな。まぁ、ある意味綺麗な終わらせ方といえるかもしれません。ただ、その場合には最低限「都道府犬」だけをまとめたソフトは出して欲しいもんですけどね。全部入れても30分無いんだから余裕だよね!

 花を摘みにきたかしまし三人娘たち。実は比較的穏和な愛媛なのに、がっつり山梨と絡んだ経験ってほとんど無かったんだよね。数少ない、見ていてホッと出来る組み合わせ。「お前らも植物だけど花摘みとかするんだ……」とかいう、いい加減やり飽きた突っ込みはスルーの方向で行きましょう。綺麗なお花を2人で分け合う愛媛と山梨。愛知はそれを遠巻きに見ながら、何だか怪しげな花を持参……それ、食虫植物? どこに生えてんのよ。逆にすげぇよ。そしてなんで欲しいと思ったのよ。そして、自分だけしょーもない(?)草を掴まされた愛知は、静岡の摘んだ綺麗な花に目をつけ、「名古屋にもあげるずら」と好意を見せたのを良いことに、ほぼ全てをむしり取って「花満開だがねー!」と上機嫌。このまま行くと、また愛知が起点になって何かトラブルが……と思いきや、1輪だけ残された花に蝶がとまり、その1輪を蝶のためにその場に残して立ち去る山梨。なんと、この番組が始まって早半年、ようやく、本当にようやく、純正ハートフルストーリーになったのだ。良い子過ぎるだろブドウ……

 いやぁ、良かったです。もう、育った娘を嫁に出す父親の心境です。長らく苦労を続けていた山梨も、2度目のメイン回で文字通りに幸せが花開いた。彼女は、ひたすら善行を重ね続けてきたのだから、こんな小さな幸せだけでなく、もっとみんなを笑顔にする幸せを満喫して欲しいところです。まぁ、相変わらず愛知の名前を正しく言わないところだけはご愛敬ですがね……こういう回があるのもいいものです。
 
 
 EX03「フェニックス静岡犬」
 
 エクストラ3回目の主人公は静岡。こたびの彼の目的は、「とにかく割れないこと」である。過去には6話、32話と二度も彼岸へ渡った経験のある静岡。32話では山梨に「また割れたずら」と言われてしまうくらいに、彼が割れるのは日常茶飯事らしい。ま、これまで半年で2回だから、実は他のキャラと比べて目立って死亡回数が多いってわけでもないが……やはり「容器系」の化身のさだめとして、割れてしまうのは避けられない。そんな理不尽極まりない人生に待ったをかけるために、彼は私財をなげうって新たなパワードスーツを開発したのだ。

 スーツっていうか単なる「箱」であるが、前面をびっしりと覆う鋼鉄製の四面体は、たとえボールが飛んでこようともびくともしないのは間違いなさそう(ご丁寧にトレードマークである茶柱だけは外に出しておく穴がついてます)。「割れないら、今日こそは絶対に割れないら!」と心に誓う静岡を見た悪ガキコンビ(愛知・福岡)は、挑発に乗るかのように、まずは鉄パイプとハンマーで彼を滅多打ちにする。しかし、静岡の努力は確かに実を結んでいた。執拗な打撃攻撃にも、シャッターをおろした彼のシールドの前には無力であり、その後も30分かけて愛知たちが持ち寄った武器は、彼の脆いボディを打ち崩すには至らなかった。スパナ、小型ドリル、大槌、鋸、釘バット……(何故かろうそく、鞭、仮面の女王様3点セットや太鼓のバチまであるけど)。全ての打撃を耐えきり、満足げな静岡。しかし、得意げに帰ろうとしたその時に悲劇は起こった。足下のスパナに躓いたおかげで、内部で「ガチャン」。全壊とまではいかなかったみたいだが、鋼鉄製のシールドの足下から転がり出る陶器の破片、無惨に広がるお茶の染み……「割れて……ないら……割れてなど……」と、無念の詰まった静岡の涙声が、厚く閉ざされたシールドの奥から漏れ聞こえるのであった……

 ふーむ、そこまで「静岡=割れる」というイメージは無かったのだが、どうやら静岡本人はことのほか気にしていたようだ。おそらく相当時間をかけたのだろう、渾身の一作となった鋼鉄シールドを用いてまで、彼は割れることを拒絶する。まず恐ろしいのは、「もう割れたくない」と思っているということは、やはり今元気にしゃべっているあの静岡犬は、過去に2度割れた静岡と同一人物であるということだ。決してこの世界には同じ存在が複数いるわけではないのだ。ということは、6話で粉々になったあとも、彼は何らかの超常的なエネルギーで復活を果たしたということであり、この世界には死という概念がなかった可能性も。恐ろしい世界である。

 また、大丈夫だったから良かったが、「大丈夫だから」と言われたからって、突然親友を鈍器でタコ殴りにする2人もいつも通りにひどい。愛知なんて普段から鉄パイプ持ち歩いてるんですかね。あと、女王様セットも……いや、あれは福岡の趣味っていう可能性もあるけどな。ちなみに福岡がガンガンハンマーで殴りつける時のかけ声は、いつぞやのように「デュクシ!」である。この2人が絡むと、基本的に他人を傷つけることしかしないな。

 「結局転んだあとはあの鉄の箱の中はどうなってたんだろう……」「そもそもお茶を注いだ状態で箱被ったら、中身がものすごい蒸れそう」とか、突っ込みどころはまだまだあるのだが、今回はそのへんは置いといて、最後のアイキャッチ画面に注目しよう。またしても駄目だった、ということで、新たなシールドの開発に勤しむ静岡。だが、その様子はもう、既にシールドというよりもデスマスクといった方が近いような……もしくは世紀末覇者に倒される某キャラだ。角をつけようが鼻をつけようが、今回のミス(転んだ時などの内部衝撃)は緩和されてないと思うんだけどね。まぁ、本人が楽しそうだからいいけどさ……日の当たる縁側での工作、テレビに映っているのはおそらく高校野球(デーゲームだし、球場が甲子園っぽい)なので、多分あの仮面は「夏休みの工作」の一環なんでしょうね。宿題ごときに溶接技術を駆使する恐ろしい奴である。

 そして、なんだか気になるのが、そんな静岡が傍らに置いている野球の道具。多分これも「夏休み」っぽさを出すために置かれたものなんだろうけど、ボール、バット、グラブは分かるけど、野球帽もあるんですよ。どう考えても静岡はかぶれないのに。しかも、中日ドラゴンズの。もちろん、この番組を作っているのがテレビ愛知なんだから当然だけど……野球好きキャラの愛知はほぼ間違い無く中日ファンだろうが、静岡も中日ファンなんでしょうかね。やっぱ東海民はドラゴンズに偏りがちになるのかしら。

拍手

 さっ、最終回だとぉぉぉぅ! 何故だ! この番組、一番面白いのがこのコーナーなんだから、終わったらどうしようもないじゃないか! ひょっとして番組自体が終わるのか? なら許す! でも、そんなそぶりはなかったし……この先の「SAY YOU SAY ME!」は一体どこへ行くのか、気になるような、そうでもないような……このまま延々ミルキィホームズが味噌を混ぜる番組になってしまったら……それはそれでいいかもしれぬ。
 
 
  最終回 「第四十七回東京兎花火大会」
  さて、どこから突っ込んだらいいものか……まぁ、まずは……犬じゃないんかい! 兎かい! そこだけ東京都の「都」と絡めてネタにすんのかい! だったら大阪と京都と北海道はなんやったん! そもそも一匹だけウサギだったら「47都道府犬」っていう番組タイトル自体が既に嘘やんけ! …………やはりこの作品には何を突っ込んでも空しいだけだなぁ。

 というわけで、最後のキャラクターは東京犬ではなく、東京兎。モチーフとなったのは雷門のシンボルである巨大提灯。なるほど、「東京」というと一体何を名物として扱っていいのか分からないが、いっそ日本の首都である東京を日本文化発信の中心地としてみて、日本文化、江戸文化の象徴とも言えるこの提灯を持ってくるというのは、言われてみれば「なるほど」というチョイスである。そして、その中の人を務めることになったのは、何と業界の大重鎮、野沢雅子御大。あー……これはもう、何も言えない。「東京は出身声優が多いから誰を選んでも遺恨は残るんじゃないか?」と思っていたが、ここまでの大物を連れてこられたら、誰も文句は出るまいて。ホント、この番組が金をかけるポイントは正しい方向におかしい。そしてまた、東京兎のしゃべるチャキチャキの江戸言葉ってのが、イメージにしっくり来るんだよね。最後の最後に登場したキャラクターのくせに、レギュラー陣同様に、ずっと前から知っているかのような存在感がある、それが東京兎。流石でございます。

 で、そんな東京兎のお仕事といえば、これまた「江戸の華」といえる花火を打ち上げること。アイキャッチ画面ではレギュラー全員集合で川岸の花火を見上げている図があり、おそらく国内最大規模のイベントである隅田川の花火大会のイメージなのだろう。ただ、これを見て東京兎が「花火職人」なのかというと、実はそうでもない。何しろ打ち上げ筒に入っているのは山梨、福岡、愛知の3人。別に誰かが花火を作ったわけではなく、東京兎は単に点火して打ち上げる役目を任されているだけである。

 そしてもちろん、ここで問題になってくるのは、「こいつら、どういう原理で打ち上がってるんだ?」ということ。もうこの世界の生き物たちに突っ込むのも野暮ってなもんだが、打ち上げ筒に入った3人は、特に嫌がるでもなく、嬉々として点火を受入れ、自分が打ち上げられるのを今か今かと待ち構えている。そして、火が付けば勝手に飛び上がり、夜空に大輪の自画像を描くのだ(その際には自分で「たまやかぎや」のかけ声もつけている)。もう面倒臭いので、「他人を花火にする能力」というのが東京兎に備わっているものだと認識してしまえば良いと思う。打ち上げられるのを嫌がらないのは、多分打ち上げられても生命に支障を来さない、という能力であるため。その証拠に、既にこのイベントは47回目を迎えているらしいし、トラブルが起こって筒が倒れ、発射口が地上を向いた愛知は涙目で暴れている。これは、自分の死ではなく、花火化した自分が爆破することによって目の前の静岡・愛媛の命を奪うことを恐れたからだ……そうに違いない。……そういうことでお願いします。

 こうして、華々しい一夜のショーをもって、この作品は無事に47の都道府県を制覇し、最終回を迎えることとなってしまいました。……そうだよなぁ、そもそもこんな地方局のマイナー番組、しかもユル過ぎて声優ファンでもあんまり見たくないような番組の1コーナー、そんなに長く続くはずがないよなぁ……もっと愛知や福岡の活躍が見たかったなぁ……
 

  EX01 「福岡犬の青春」
 と思っていたら、なんか知らんけど番組最後に怪しげなものが始まりました。EXて! 喜久子お姉ちゃんの朗読コーナーよりも後って! ……これはどういう扱いと見たらいいんだろう。私が期待しているような、これまで出てきた47のキャラクターたちが、特に制限無しに暴れる素敵空間がこれから毎週放送されるのだろうか。それとも、エクストラということは大して本数は用意されていないということなんだろうか。うまいこと番組自体が次クールも続くなら、このコーナーを終わらせるのは勿体無いだろうから、少し本数を重ねることは期待しても良さそうだ。だが、もし今期で番組自体が終わるなら……サァ、どっちが幸せなのかな? そして、今後続編が作られるとして、レギュラー以外のキャラクターは出てくるのかな?

 ということで、今回は記念すべきEXエピソードの第1回目(クレジットがEX1ではなくEX01になっているということは、最低10話以上続くことを期待してもいいんだろうか)。そのタイトルには福岡が登場しており、やはりこの作品は福岡・愛知の2人によってなりたっていたということがよく分かる展開である。しかも、登場した福岡は例のあの、不気味モードになっているのだ。……なんでそこだけ伸びるんだよ。もう明太子でも何でもないよ。キャラの等身やスタイルに合わせて自転車の形変えるとか、そういう工夫はないのかよ。そもそも自分の意志で手足が伸ばせるなら、7話で夢想してたあの未来図は大して高い理想じゃなかったってことかよ。自転車の造形も微妙に古いよ。もう、何がどうなんだよ。

 とにかく、福岡は「ナイスな自転車」を手に入れたらしい。自慢ついでに、これでアキバまで買い出しに出かけるという。後部シートもついていたので、羨ましげな愛知をのせて2人乗り(犯罪です)でレッツサイクリング。しかし、そこに登場したのは福岡の憧れのあの子、愛媛犬。誘ってみたところ、愛媛もアキバに行きたいとのこと。福岡の決断は早く、愛知をさっさと下ろし、愛媛を後ろに乗せて愛のランデブーである。後ろに乗ってぎゅっとつかまってくる愛媛に福岡のテンションは急上昇。「うひょー!」と奇声を上げたあと、オタクの見本のごとく「デュフフwwwデュフフwww」と含み笑い。流石にキモ過ぎる上にいらだった愛知は、容赦無く自転車をぶっ倒したのでした。めでたしめでたし。

 まさか、福岡と愛媛の恋路の続きが展開するとは思わなかった。見たところ愛媛は(2話の頃からずっと)福岡のことを嫌っているというわけではないようで、福岡が一方的に彼女のことを見て一喜一憂しているだけみたい。まぁ、直前のエピソードでは静岡と愛媛は相変わらず仲睦まじく花火デートをしていたわけだが……(ただ、アイキャッチ時には福岡は愛媛の隣で花火を見上げており、静岡は東京を挟んだ向こうにいる。ちょっとだけ距離が縮まったのかもしれない)。

 愛知が福岡の自転車を「あ、どっこいしょー!」とぶっ倒したことで、ひょっとして愛知までもが福岡絡みで嫉妬に駆られているのかと思ったが、まぁ、彼女の性格から考えて、単に自分を無視して二人でいちゃつこうとしていた福岡が気に入らなかっただけなんだろう。となると愛媛はとばっちりで吹っ飛ばされたことになるわけだが、自分を乗せるために愛知をおろした福岡を見て平気で座ってくるあたり、あまり空気が読めていない感じもあり、ここは自業自得だろう。青春時代の人間関係ってのは、なかなか難しいものだ……ちなみにどうでもいいことだが、福岡の背中にしがみついてるときの愛知は妙な格好なので何だか可愛らしい。あと、愛知に話しかける時の福岡が露骨に緊張したり浮かれたりしてるのも何だか愛らしい。そういえば、結局シリーズを通じて愛知は一度たりとも正しく名前を呼ばれずに「名古屋」で通されてんだよなぁ。もう本人もめんどくさくて訂正してないしな。

 ラストシーンとなるアイキャッチ画面では、アキバに到着したと思しき3人の姿が描かれている(結局3人で仲良く歩いたんだろうか)。愛知は格闘ゲーム「Nice!! Fighter2」(以前福岡が大分とゲーセンで対戦していたゲーム)のストラップゲームを手にしており、彼女もあのゲームのプレイヤーであることを伺わせる。そして福岡はあのマジカルめんたい小町のフィギュアを手に愛媛にアピールしている。回りにはガチャガチャの空きカプセルが散乱しているが、サイズから見て彼が持っているのはカプセルフィギュアではなくてもう少しちゃんとしたもの。カプセルは愛知や愛媛が開けたものだろう(妙なタコのような生き物のキーホルダーが散らばっているので、それ目当てか)。小町ちゃんフィギュアは画面奥に完成品が展示されており、その脇には同じようなキャラクターデザインで緑色の和服キャラと、仮面をした怪しげな殿様キャラが確認出来る。また、商品のチラシから、今まで当ページでは「マジカルめんたい小町」と表記してきた作品の正式タイトルが「マジカル!明太小町」であることも判明した。今後はこれを使っていきますよ。

拍手

 さぁ、いよいよ残すところあと1県になりました。やはり最後に残されたのは東京。出身声優が最も多いこの首都を勝ち取るのは、一体誰になるんでしょう。これで彩陽だったらごり押しだって叩かれたりするんだろうか……個人的には、彩陽がだめなら川澄綾子を強く希望。
 
 
 #45「ミョルニル千葉犬」 (CV:吉野裕行)
 
 東京よりも一足お先に登場した千葉。そしてそのモチーフは、やはり落花生であった。ま、あとは個人的には某夢の国のイメージぐらいしかないですから、誰も文句の出ないところなんじゃないでしょうか。千葉出身の友人が帰省すると買ってきてくれるピーナッツバターのお菓子が、本当にうまいんです(名前忘れたけど)。そして中の人はよっちんこと吉野裕行。千葉出身っていうパーソナルデータは知らなかったけど、知ったところで「へぇー」というくらい。当方田舎生まれの田舎育ちなため、首都圏だと大体一緒くたにしか見えないので大した差を感じません。ちなみに、今回よっちんのプロフィールを確認して、「意外と歳いってたんだ……」と初めて知りました。ついでに調べたら、マブダチの保村真も大体同い年くらいか。まぁ、「GA」に出てたのがデビュー後少し経ってからのことで、そっから10年経ってるんだからそんなもんかなぁ。

 さておき千葉犬である。落花生の化身ということで、中身をポロッと出すネタをやると同じ豆類の岐阜と被ってしまう恐れがあり、今回は何故か「地面の中で育つ」というよく分からない特徴がフィーチャーされた。愛知ら仲良し3人組が遊びに来たお祭りの縁日で「元祖! もぐらたたき」という謎の屋台を経営する千葉犬は、ボードに穴が3つというシンプルなディスプレイの中を行ったり来たりして、巧みに愛媛の操るハンマーをかわす。

 いとも容易く打撃を避けていく千葉犬にしびれを切らした愛知たちは、「穴が3つなんだから3人でかかればイチコロじゃね?」という、本当に身も蓋もない作戦にでるのだが、金さえもらえればいいや、ってんで千葉犬は意外にもこれを承諾。3人はワクワクしながら千葉が頭を出すのを待ち構える。ちなみに、屋台の看板には「1回100円、当てたら¥100↑」と書かれた看板があり、おそらく「うまく叩くことが出来たら賞金500円あげる」ってことなんだろう。愛知たちは最初の1回で100円、続く3人参加費で300円を支払っており、これで勝ってもあんまり儲からない状態である。

 しかし、千葉のしたたかな地中潜行能力は、そんな苦境でも一切容赦しなかった。3人が待ち構える屋台のボードをよそに、全然関係無いはるか遠方から出現して「こっちだーよー」とやる気のない声を上げる千葉。もう、何が卑怯で何が正統なのかもよく分からないゲーム展開である。なんだこのグダグダ。多分、あんだけひどい詐欺商売をしたんだから、千葉犬はそのまんま地面に潜って逃げおおせたんだろうなぁ。

 ネタとしては本当に適当な展開なのだが、よっちんの演技がなんだか妙にテンポが良くて、グダグダキャラなのにどこか歯切れが良いのが謎。「はい残念こっちだーよー!」っていう台詞が、やたら耳に残るのである。アイキャッチもやる気なさそうにタイトルコールしてるけど、なーんか憎めないんだよねぇ。ちなみに、本編中では千葉はずっと半身を潜らせた状態なので、全体像が確認出来るのはアイキャッチ中だけである。……やっぱり岐阜と被るよな……

 余談だが、タイトルにある「ミョルニル」は北欧神話に登場する伝説の武器であり、形状は鎚である。今回サブタイトルに使われたのは、千葉の驚異的なまでの地中掘削能力を神話の武器に例えてのものであろう。まぁ、ミョルニルがガリガリ地中を掘り進むドリルっていうイメージはあんまりないんだけども。あと、声がよっちんだから何か厨二病臭いフレーズが使いたかったのかもしれない。
 
 
 #46「白球はともだち広島犬」 (CV:細谷佳正)
 
 46県目となるのは、西の大都市広島県。ここもモチーフが色々と選べそうな県であるが、割とあっさりもみじ饅頭のフォームで登場した。確かに、県外の人間が一番最初にイメージする広島っていえば、やっぱりもみじ饅頭なのかも。ちなみに、中の人はめでたく細谷が担当することになりました。個人的にはまつらいさんの登場機会が減ったのが残念で仕方ないけど、ここで細谷を起用しないっていうのは流石にいじめだしね。仕方ないさ。MC業も割と頑張ってくれてるし、ご褒美みたいなものかね。

 さて、もみじ饅頭がモチーフとはいっても、既にこの世界には温泉饅頭やカステラなど、数多の甘味が台頭している。今更、一介のお土産品が登場したとて、スイーツネタは掘り尽くされているのだ。そこで、今回ネタとなったのは、広島県のもう1つの顔とも言える、広島カープとひっかけた野球ネタだ。12球団の中でも「おらがチーム」の色が濃い地域密着型球団、広島。おそらく広島犬も、カープのファンに違いない(その割りには帽子の色が青だったのが謎だけど。権利関係で揉めない保険だろうか?)。

 そんな豪腕投手広島の相手を務めるのは、これまでも何度か野球に参加している描写があった2人、静岡・愛知と、遊ぶことなら労を厭わない福岡の3人。ピッチャー広島に対して、バッター静岡、キャッチャー愛知、ランナー福岡という配置だ。一応2対2の構図にはなっているが、キャッチャー愛知が「ピッチャーびびってる!」とヤジを飛ばしたところを見ると、案外腕自慢の広島が3人を相手に勝負を挑む形になったのかもしれない。そして、既に福岡が出塁してるってことは、福岡は広島を打ち崩したということである(ひょっとしたら選んだだけかもしれないけど)。なんだ、あんな引きこもりのオタクに打たれるとか、ひょっとしたら大したことないかも。

 2人目(?)のバッター静岡に対しては、意地でも打たれるわけにはいかない広島。剛速球でカウントを追い込むと、最後の一球は「三日三晩寝て起きて」編み出した魔球を放つ。「五月雨紅葉下ろし14号」という珍妙な名前のついた魔球は、ゆっくりとホームへと向かう途中で忽然と姿を消す。なんと、広島は定番である消える魔球を体得していたのだ! 三日三晩寝て起きて、つまり普通の生活をするだけで恐ろしい魔球が編み出されるとは、何と末恐ろしい期待のルーキーよ……ただ、消えたボールは残念ながら広島の思い通りにはならず、亜空間を越えて突如別の空間から飛来。結果、「リーリーリー」とやたらうるさかったランナーの福岡を直撃することに。……どういう仕組みだってばよ! ま、結果的には大暴投です。一応、ぶつかった時点では福岡は塁から離れていたので、ダイナミックな牽制球と取れなくもないけど(投球モーションに入ったからその場合はボークだな)。

 結局広島犬の人となりはよく分からないエピソードだったが、声の感じとかからして、純粋に野球好きの好青年っぽいかな。余談だが、やはりというかなんというか、静岡が入っていた打席は左打席である。つまり静岡は左投げ左打ちの外野手だ。愛知もキャッチャーミットを右手につけていいたので、彼女も左投げであると考えられる。せっかくの機会なので確認したら、愛知は他にも18話では左手でスコップを使う描写もある。どうやら純正の左利きだ。現状、右投げなのが広島だけだな(なんと、滋賀県も手裏剣を左手で投げているのだ。この世界はやたら左利きが多いのか)。どうでもいいって? そんなこと言われたら、この記事の存在意義が……

拍手

 群馬のG! ……あれだけスタジオのネタ仕込みしておいて、一切拾わずに終わるのがこの番組のクオリティ。この番組にゲストで呼ばれるのって、単なる罰ゲームだよね…… 残すところ、あと3県! これは東京がラストでほぼ確定かな。気になるのは48話目やね。いっそ30分まるまる都道府犬スペシャルとかやってほしいもんだぜ。
 
【千葉】【東京】【広島】
 
 
 #43「うどん大国香川犬」 (CV:中村悠一)
 
 うどん県から登場した香川犬。もとい、香川県から登場したうどん犬。まぁ、香川でうどん以外を採用したら他に何を選ぶんだよ、っていう話ですからね。ちょっと油断するとゆでられるらしいし、香川は恐ろしいところだ。まぁ、私の数少ない香川の知人は出身地の名物がうどんだってことを知らなかったらしいんですけどね。多分、あまりに日常に浸透していたせいで気づかなかったんだろう、と好意的に解釈。

 香川出身声優といえば当然この人、ゆうきゃんこと中村悠一である。マクロスのラジオとか「東京エンカウント」のおかげで単なるゲーム好きのそのへんにいるあんちゃんのイメージなんだけど、多分間違ってないと思う。男性声優の中ではまだ「若手」の方に属すると思うんだけど、香川犬は何故か他の連中に対して上から目線(年寄り目線?)でしたね。

 さて、今回はもう、長らく(半年未満だが)この番組を応援してきたファンからすると、待ちに待ったエピソードといえるだろう。ついに、レギュラーキャラたちの間の人間関係が公式で明らかになったのだ! まず、静岡と愛媛は、男女の関係としていい仲である。そりゃ、これまでずっと二人で行動してることが多かったしね。2話では2人でのんびりテレビを観てくつろいでるし、17話で岡山を茶化すときも2人だったし、28話では桜島に登山、37話では中華街に行っている。これまでは特に2人でいちゃいちゃする様子はなかったのだが、今回はついに、あからさまに頬を染めて2人とも意識している様子。デートに一杯のうどんとか、どんだけ渋いデートですか。うどんを食べるために乗ってるミカン箱は、多分愛媛の提供品なんでしょうね。余談だが、愛媛が左利きであることも判明したぞ!(ただ、右手で食べている静岡も、左利き疑惑があるのだが。2度登場した野球シーンで右手にグローブをつけているので)。ここまでまったりと2人で過ごせるってことは、もう付き合ってから随分長い、安定期に入ったカップルなわけですよ。そうなると、2話で飲まされそうになったゲボジュースは、体液の交換なんだから性的な意味合いすらあるような気も……

 そして、実際に2話でゲボジュースを飲んだのは、静岡ではなくて福岡だったわけだ。彼が愛媛に思慕の情を抱いていることは、既に12話で京都が看破している。好きな娘を虐めたくなる微妙な男心。それが、今回あからさまなデートをしている2人を見て爆発してしまったわけだ。普段からやる気のない彼が初めて見せた本気。「何をしとーと〜! お前らぁ〜〜!!」って、どんだけ本気で嫉妬してるんですか。うわー、みっともねー。でも可愛いー。愛媛がモテモテの構図になったわけで、ここからは逆ハーレムものの幕開けですよ! まぁ、今のところ候補になってるのはすっとぼけた天然キャラと、純正オタクキャラですけどね。セオリーからいうとやっぱり天然キャラを取るかなぁ。次の沖縄のエピソードとも合わせて見ると、愛媛が福岡とくっつく未来はない気がしますね。

 しまった、他の3人にばかり目が行ってしまって、今回登場した香川のことが全く注目できない! ……まぁ、特に何もしてないしなぁ。「あらゆるイベントにうどんは最適!」ってアピールしているちょっと度が過ぎたうどん信奉は、いかにも香川県らしいといえばらしいかな。容器系の犬で中身がぶちまけられたのは、静岡についで2人目かしら。あ、違う、新潟も茨城もぶちまけてる。となると、現在無事なのは岩手だけか……容器の化身は、絶対に中身をぶちまける。それが都道府犬クオリティ。
 
 
 #42「沖縄犬のエクソシスト」 (CV:新垣樽助)
 
 ついに南端に到達。沖縄名物といえば、やはりその象徴はシーサーである。他にも色々と沖縄オリジナルはあるだろうけど、シーサーが「犬」になるって、それが一番分かりやすいですからね。少なくとも「土佐犬をモチーフにした犬」よりはずっと理解しやすいわ。沖縄出身声優といえば、今をときめく(?)儀武ゆう子大先生とか、悪役ボイスで引っ張りだこの三宅健太ぽんなんかがいるのだが、今回はBLなどでも渋い役どころで出番の多い新垣樽助が起用された。個人的にはあんまりパーソナリティを知らない人なのでコメントに困るけど、「名字から沖縄出身であることが分かりやすい」ので、あんまり違和感は無いですね。

 さて、シーサーといえば県を代表する守り神である。これまでも神性を帯びたキャラは何人か登場しており、秋田の魔物なまはげや、奈良の信仰対象大仏様、島根の勾玉などがいた。しかし、今のところ積極的に魔を打ち払おうとしたキャラはいなかった。これだけ業の深い連中が集まった世界ならば、魔除けとして生まれたキャラクターは引く手数多の大活躍チャンスであるにも関わらずだ。そんな状況に、シーサーが黙っちゃいなかった。悪しきものを滅するためにパトロールに余念のない沖縄が発見したのは、悪霊かどうかはよく分からないけど、とにかくあんまり良くないものに魅入られちゃっている福岡。愛媛にフられた鬱憤をギャルゲーにぶつけていたところなんでしょうか。ディスプレイに語りかけるのは、割と末期な症状ではあります。

 退魔の技術には自信のある沖縄は、可哀想な福岡を救ってやることにしました。地方色豊かな謎の呪文を唱えて……物理的クラッシュ! 全身石で出来たシーサーの体当たりを喰らえば、HDだってイチコロさ。福岡が愛を囁いていたディスプレイは見事なブルースクリーンに。これで福岡は救われた……わけがない。愛しのアイドル小町ちゃん(マジカルめんたい小町か!)を亡き者にされた福岡は、本日2度目のブチ切れ状態になったとさ。めでたしめでたし(?)。

 普段はトラブルメイカーの福岡が2話続けてひどい目に遭うという珍しい流れだが、流石にこれは可哀想である。彼のネトゲ廃人っぷりを考えれば、多分小町ちゃんに注いだ愛(と時間)は相当なものだったのだろう。それを、リセットボタン押されるくらいなら許せるが、起動中のディスクともども破壊されてしまっては……おそらくその他の大切なデータがたくさん詰まっていただろうし、彼の人生の8割がおじゃんである。ま、それも含めて「悪霊」と言えなくもないですけどね。ちなみに、私は現時点でハードディスクぶっ壊されたらそのまま樹海に突入する自信があります。

 それにしても、福岡の駄目っぷりは本当に愛おしいね。オタクキャラなのに、人前に出ると結構やりたい放題で引っ込み思案なところがないのが凄い。そして、「マジカルめんたい小町」はゲーム派生のアニメであろうことも判明した(アニメ派生のゲームでPC移植はあんまりなさそうだし)。でも、再放送やってる時期にわざわざゲームをやるっていうのも、ガチオタの福岡らしからぬ対応の遅さだけど……ハッ、ひょっとして、愛媛にフられた哀しみを、過去にプレイした一番のお気に入り名作ゲームヒロインに癒してもらおうとしていたのか?! 涙無しには語れない究極の現実逃避か?! だとしたら、沖縄はとんでもないことをしてくれたもんだぜ……

拍手

 細谷佳正の心のタフさはちょっと見直した。なんでこんな風にお互いに傷つけ合う番組になってしまったのだろうか……残りあと5県!
 
【千葉】【東京】【広島】【香川】【沖縄】
 
 #41「和歌山犬スパイラル」 (CV:小西克幸)

 みかんを早々に愛媛に取られてしまった和歌山だったが、大丈夫、和歌山には紀州梅もあったのだ。そして、他の果実の類が素材そのままで提供されているにもかかわらず、何故か梅だけは加工されて梅干しになって登場しちゃうあたりが謎である。まぁ、「梅の実」のキャラクターって、いじりにくそうだからねぇ。ちなみに、和歌山出身声優の中の人はこにたんこと小西克幸。番組内でオリジナルコーナーを持っているわけで、ここで出てこなかったら嘘ですよね。あれ? でもマジ兄は登場しなかったな……残された広島犬役でちゃんと細谷が起用されるのかどうか、この番組での細谷の扱いのひどさが間もなく明らかに!

 さておき、うめぼしの化身である和歌山犬であるが、タイプで分けると「進んで食べてもらいたい」側のキャラクター、登場した時点で既に愛知には一口かじられた状態になっており、その証拠に愛知の口元はあまりの酸っぱさから「*」マークになってしまっている。自分だけ酸っぱい思いをした愛知は、通りがかりの福岡もそそのかし、あっという間に口元「*」。どうやら酸っぱさのせいで*化した人間を、「スーパーすっぱ団」というらしい。福岡を巻き込んで構成員3名となったスーパーすっぱ団のもとに、更なる生け贄である山梨がやって来て…………はい、今週もみんなで、「山梨が可哀想ずら……」。

 しかし、1つだけ不可解なところがあるぞ。愛知や福岡が*化したのは分かる。が、なんで和歌山本人も*状態なんだ? 自分で自分の身を食べるなんて自傷行為を働いた後には見えないし、生まれながらに*だったということなんだろうけど、しゃべり方を聞いていると、絶対に「酸っぱいものを食べた後だから口が縮こまっている状態」のはず。つまり、自分の外皮の影響を常に受け続けているということになるのだが……この原理が他の連中に当てはまるとエラいことになるよね。福岡は四六時中辛いだろうし、宮崎は永遠に苦い。兵庫はずっとずっと「あま〜い」。……この世界の住人も生きていくだけで大変そうだなぁ。

 個人的には、なんか妙なキャラになっちゃった和歌山犬の口調が妙に可笑しかった。こにたんはイケメン役からギャグまで、幅広い対応が可能な便利な役者さんだが、こういう役になってもどこか存在感があるのがよいね。何だか地元を愛してそうなキャラ造りである。
 
 
 #42「しっとりプレシャス長崎犬」 (CV:立木文彦)
 
 九州からは最後の1県、長崎が登場。異国情緒豊かな長崎は色々とオリジナリティのあるモチーフも多そうだが、その中から代表として選べれたのは、文化交流の花形お菓子、長崎かすていらである。この記事を書くためにカステラの作り方のページを確認してみたのだが、これまでのどの県の記事を書くときよりもお腹が空く結果となった。焼きたてほやほやのカステラ、うまそうだなぁ。でも、生まれたてなのに立木ボイスって、どんだけ渋いんだよ。こえぇよ。立木さんは長崎出身だったのかー。

 できたてのカステラは、とにかくでかい。製造工場のWebページを見るとざぶとんみたいな大きさのカステラ1枚が確認出来るし、これを切り取って販売する、いわゆる「1号」サイズに裁断しても、他の和菓子類と比べたらかなり大きな部類だろう。ながーいカステラを羊羹などと同じく「1本、2本」と数えるのも納得がいく。

 出来たてほやほや、湯気が出た状態で登場した長崎犬は、まだ食べるのに適した1口サイズに裁断されておらず、後ろから探し歩いた静岡が「やっと顔ら」というくらいに長い。そして、そんな長いボディを維持できるのは出来上がってから食べられるまでの短い時間であることも分かっているようで、「かぶりつきたい気持ちはよ〜分かるばってん。ばってん、もう少し余韻に浸らせてくれんね」と、どこか余裕のある態度だ。それを聞いた静岡は「でももう無くなっちゃうかもら」と、衝撃的な事実をサラリと告げる。あまりのボディの長さのせいで、遙か向こうから飢えた野獣共がかぶりついていることに気づかなかった長崎の不幸。まぁ、このままあっという間に末期を迎えることになったのでした……

 「長い」という、県名にもちなんだ(?)特性でひとネタ見せてくれたわけだが、今回だって、さらっと描かれた中に謎が多い。「こいつ、この状態でどうやって歩くんだろう……」とかいういつも通りの謎は置いておくとして、アイキャッチ画面を見る限りでは、薄く切り取られた部分も「長崎犬」として機能している。仮に、ながーい状態のボディを切り取った場合、一番手前の薄い部分だけが生命体として機能し、残りの後ろ部分は単なる抜け殻になるのだろうか? それとも、切断面から新たな長崎犬が産声を上げるのだろうか。切り取り済みの製品などを考えたとき、その内1枚だけが長崎犬であると考えるのは不自然であり、全てのカステラが独自に「長崎犬」として機能すると考える方が自然だ。となると、切れば切るほど長崎は増える? ……なんか、怖い。

 そして、背中(?)からかぶりつく荒ぶる野獣の役割を果たすのは、愛知・福岡のお騒がせコンビは当然として、何故かどさくさに紛れて常識人であるはずの愛媛も混じっている。愛媛は最近、栃木を容赦無くミキサーにたたき落としたり、着られもしない(?)ワンピースを持っていたり、ちょっと言動に謎が多くなってきている気がする。初期の愛らしい被害者体質の愛媛に戻ってきてほしいなぁ……ただまぁ、栃木や長崎に対する無茶な行動を見ると、単に「甘いものが絡むと容赦無くなるスイーツな女子」っていうだけかもしれないけど。愛媛被害者団体は、現状で熊本・栃木・長崎と、全員甘いのである。

 そして、もう1人のひどい奴といえば、なんと言っても静岡だ。相変わらず、悪気はないのだろうが、「ボーッとしているせいで被害者が増える」といういつも通りの静岡パターン。「無くなっちゃうかもら」じゃねぇよ、人が死んでんねんで!

拍手

 本放送から一週遅れでの更新御容赦。この番組だけはなかなか遠隔地で見ることが出来ない。さぁ、めでたく放送は20回を越え、本当に残すところあとわずかだ!

 【千葉】【東京】【和歌山】【広島】【香川】【長崎】【沖縄】
 

#39「今日は徳島犬祭りの日」 (CV:豊崎愛生)

 大方の予想通りに豊崎ボイスで登場したのは、鳴門巻きの化身、徳島犬。とりあえず、これで満貫クラスの役である「放課後ティータイム」が成立。更に役満級の役である「sphere」にもリーチがかかったわけだが、残りの1牌である彩陽は東京都という巨大な山の中。ピンポイントで引いてこられるかどうか、要注目。

 さておき、徳島はすだちになるんじゃないか、というような無難な予想が多かった気がする中での鳴門巻き。確かに鳴門市は徳島県であるし、鳴門の渦潮は徳島名産と言っても構わないと思うのだが、加工食品としての鳴門巻きは、一切徳島風味がしないというのはちょっと困りもの。相変わらずwiki頼みの知識になるが、なんと国内のナルト生産高は9割が焼津市(静岡)とのこと。うーむ、なんかしっくりこないよなぁ。というか、焼津が9割作っているという事実が驚きである。全然関係無い知識がまた1つ増えた。

 でもまぁ、今回の徳島犬は、特に鳴門巻きとしてのステータスを発揮することなく、単に踊り狂うだけのキャラクターになったので、正直ナルトだろうがすだちだろうが、大した問題ではなかった。徳島といえば阿波踊りですからね。踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃそんそんですからね。相変わらずの愛生ボイスで「ええじゃないか、ええじゃないか」とただひたすら踊るだけの明快なキャラクター性は、素材の味があまり活きていないだけに、今後の他のキャラとの絡みで無限の可能性を秘めているといえるのかもしれない。

 しかし、今回の問題も、当然そんなところには無いのがこの作品の凄いところ。徳島が仲裁した喧嘩は愛知と愛媛のものだったのだが、その喧嘩の原因となったのが、愛媛が気に入っていたワンピースを愛知が着てしまったこと。そりゃねぇ、揚げ物のくせにそんなものを着たら、油まみれになっちゃうのは当然じゃないか……って……着たの? え? なんで? 普段、お前ら全員全裸じゃん。かろうじて服を着てるのは滋賀犬くらいじゃん。え? なんで着たの? いや、ちゃんと着られたの? そして何で持ってたの? 愛媛もいつ着るの? どうやって着たの? 入らないだろ? 手ぇ出ないだろ? どゆこと? ……もう、突っ込みどころが多すぎて途方に暮れちゃうよ。……あぁ、そういや7話の愛知の妄想の中ではドレス着てたこともあった。ひょっとして、アレが最終的なスタンダードなのだろうか。普段、みんなして全裸で遊んでいるのは、実は大胆過ぎる露出プレイということなのか? すげぇ、この世界ホントすげぇ。

 ちなみに、徳島の力を借りて踊り出した愛知は、後ろ足だけで立つ必要性から、今まで見せたことのない実に奇妙な格好になり、これまでほとんど見せたことがない腹の部分を露出してのダンスになった。これまで色々と可愛らしい仕草をみせてくれた愛知だが、縦に伸びると、ちょっとキモいかもしれない……
 

#40「2人は山形犬」 (CV:遠藤綾)

 こちらも大方の予想通り、遠藤綾が登場してきました山形犬。そしてそのモチーフも、これまた誰1人裏切ることなく、真っ直ぐにさくらんぼになっています。一応果物キャラが多すぎる気がしたので「将棋の駒」っていうのも考えてたんだけど、県のイメージが完全に確立してたらいじらなくてもいいのかしらね。

 これまで既にりんご、ぶどう、桃などのベーシックな果物を網羅してきたこのシリーズ、今更フツーの果物が普通に食べられるだけの話では新しいネタなど生まれるはずがないため、サクランボがオリジナル要素として持ち出してきたのが、シリーズ初の「双子」という要素。過去には大分犬が(何故か)兄妹設定で2体登場していたわけだが、同時に登場して同時に2体でしゃべるのは初の試み。どちらの声も遠藤綾が担当しているが、左右の粒でちょっとだけ声は変えてある。ただ、キャラクター性はあまり変わっていないようだ。

 「瓜二つ」ならぬ「サクランボ二つ」な双子姉妹は、「息もぴったり!」と得意がってみせるが、双子に対しては最もありがちとも言える「好きな食べ物は?」の質問に対して、「玉こんにゃく」(左)「だだちゃ豆」(右)といきなり別回答(ちなみにどちらも山形の名産品である。農作物のくせに農作物を食うな)。不穏な空気が流れる中、質問者の山梨が気を遣って「じゃぁ、好きなスポーツは?」と続けて質問をすると、「サッカー」(左)「野球」(右)でまた意見が合わない。おかしいだろうに、二人分かれることが出来ない状態なんだから、スポーツなんて常に一緒にやらないといけないんだから、好みは合致しそうなもんなのに。っつうか、そもそもその身体では野球は不可能な気がするし……

 意見が合わないと分かると、陰湿な張り手を繰り出す「左」。応戦する「右」。最後に「どっちがお姉ちゃん?」の質問には、始めて声を合わせて「私!」と即答。最終的にはお互いに「ブス! ブス!」と罵りあっての殴り合いだ。もう、せっかくの双子設定が綺麗さっぱり台無しである。この2人、今までどうやって生活してきたやら……

 割とシンプルなネタいじりなので大した突っ込みどころもないのだが、とりあえず言えることは、「山梨が可哀想ずら……」という相変わらずの感想だけである。それにしても、山形方言って「にゃー」なのか?
 
 
 

拍手

 いなくてもネタになる名越アナの存在感も恐ろしいが、最近は秦ちゃんが可愛くて困る。さておき、いよいよ残り10県をきってきましたよ。
 【山形】【千葉】【東京】【和歌山】
 【広島】【香川】【徳島】【長崎】【沖縄】
 

 そうそう、別に宣伝する必要も無いんですが、公式ページの壁紙・アイコンが、これまではレギュラーキャラだけだったのが一気に増えました。これであなたもお好きなキャラと毎日一緒に! ……パソコン起動して画面いっぱいの愛知犬って、結構怖いもんがあるんだぜ。そういう意味で、お勧めは秋田かな。絶妙に反応に困るビジュアルが素敵。
 

 #37「30秒クッキング神奈川犬」 (CV:日笠陽子)
 愛知があの扱いだったんだから「よこはまけ〜ん」っていうネタがあるかと思ったけど、そんなことはなかった神奈川。モチーフ的にも中の人的にも激戦区となったと思われるこの県を制したのは、なんとあのぴかしゃこと日笠陽子であった。これで宮城(しゅが美)・埼玉(竹達)・兵庫(美奈子)が並ぶと綺麗に軽音部員が揃っていることになる。ということは残された徳島は……あとは分かるな。

 そして、モチーフとなったのは横浜中華街名物のシュウマイ。知名度充分だしキャラとしてもそれなりにいじりやすそうなので、納得のチョイスといったところだろうか。そして、この何気ないシュウマイが、日笠のおかげで絶妙なウザさを伴ったイケてるキャラクターに仕上がっている。ほっこりドリンクコンビを従えての3分ならぬ「30秒」クッキングは、安心のグロオチになるという気配りを忘れていないぞ。まぁ、30秒っていってるくせに30分蒸し器に入ってる時点でなんか間違ってる気もするけど。3分クッキングらしく「こちらに完成したものがあります」っていうのをやってくれれば、「神奈川犬は2人いたんだよ!」「なんだってー!」が出来たのに。

 さて、神奈川は調理過程を得意げに見せていることから、「積極的に食べてもらいたい」方の指向性があることは想像出来るのだが、この世界特有の謎として、「さて、どこまでが神奈川犬の本体なのだろう」という謎が残されている。加工食品のキャラクターは数多いが、神奈川の場合、登場直後の姿はいわゆるシュウマイの中身、「あん」だけの状態。そこに皮を装備し、さらにグリーンピースをのせることで蒸し器に入場した。ってことは、本体は「あん」だけということになるんだろうか? それとも、全て装着した時点で1体の「神奈川犬」という存在になるのだろうか。過去の事例を紐解くと、例えば大阪は体内のたこを失った時点で自我を崩壊させた。逆に、兵庫は頭からサクランボが落ちても生命活動に支障はきたさずすんだ。また、微妙な例ではあるが、お茶によって体組織を崩壊させた愛知は、衣の部分から断末魔の声を上げる様子も確認されている。全体的に、コアとなる部分(たこ、えびなど)が生命活動を規定するが、実際の活動基盤は外側(皮、衣)に与えられていると見るのが自然であろう。となると、人前で堂々と皮をまとったこの神奈川は異端の存在ということになるが……

 うん、真面目に考えることじゃないのは知ってる。ちなみにどうでもいい話だが、外野でやんややんやと盛り上げている静岡と愛媛、客のように見えるが、神奈川がグリーンピースを装着する際にさりげなく鏡を出してサポートしている様子から見るに、おそらくサクラである。いや、何がしたいのかはよく分からないけどさ。
 


 #38「ぐぎぎぎぎ岐阜犬」 (CV:立花慎之介)

 サブタイトル考えるのがめんどくさくなってる気がするのは、中部地方最後の1人となった岐阜犬である。モチーフは枝豆なのだが、残念ながら岐阜に枝豆のイメージは全く無かったのは、私が無知なだけなのだろうか。実際に調べてみると、生産量では千葉が断トツであり、岐阜はギリギリベスト10に入れるかどうかのレベル。山深い土地柄もあり、そこまで大量に生産しているというわけではなさそうだ。ただ、岐阜市の広報ページによれば、市町村単位でなら岐阜市が「トップクラス」とのこと。なかなか難しい扱いだ。ちなみに、wikiで「枝豆」の項目を見ると、曖昧さ回避でお笑い芸人に飛ばされるリンクが張ってある。大きなお世話である。

 さておき、そんな隠れた名産品のアピールのために現れたのがこの岐阜犬である。例によっておこぼれに与りたくて現れた愛媛に自らの中身を振る舞おうとするが、枝豆にありがちなのが、取り出す際にポーンと飛び出しちゃう例のアレ。岐阜犬の場合はその飛距離も並々ならぬものがあり、はるか彼方への大遠投である。地面に落ちただけなら洗って食べられたかもしれないのだが、まず1粒目は、いつものように野球をやっていた静岡の湯飲みに綺麗にイン。これがほんとの茶豆……って、いうてる場合じゃない。流石にこれじゃ食べられない。

 続いて2投目。ポーンと飛び出した豆粒は、今度は通りすがりの愛知が見事にお口でキャッチ。そのままムシャムシャとごちそうになりながら通り過ぎた。愛知よ、お前は突如空から降ってきた枝豆を食べる勇気があるのか……相変わらず無駄な運動神経を見せ付けてくれるな。そして、2粒も失敗した岐阜は、背に腹は代えられぬとばかりに最後の1粒を差し出そうと我が身を絞り始める。その壮絶な様子に思わずとめようとした愛媛だったが、救いは間に合わず、最後の一粒は遠くへリリースされる前に、内部で粉々に砕け散ってしまったのであった……あれ? これも死亡オチ? でも、岐阜生きてるっぽいけど。

 今回のポイントは、背景でおこぼれを頂戴した2人が何やってたんだろう、という部分。静岡はいつも通りに野球の外野をやっていた模様。いつぞやのように「オーライ、オーライ」と言っていたので、フライを捕ろうと後退していたであろうことが分かる。まさかボールじゃなくて豆がふってこようとは思いもしなかっただろうけど、本人は気づいてないみたいだ。あのままお茶の中で少しずつ枝豆がふやけてぐちゃぐちゃになる図を想像すると……怖い。そして愛知。現れた方向が逆だし、手ぶらであるところを見ると、静岡と野球をやっていたのは愛知ではなかったらしい。静岡は誰と遊んでいたのだろう? そして、豆の存在に気づかなかった静岡と異なり、愛知は積極的に豆を食べに行き、「デリシャスー! ヤッター!」と歓声を上げている。うむ、どこまでも美味しい役周りの奴よ……

 あ、ちなみに中の人はBLやら何やらでナヨナヨした男役には引っ張りだこの立花慎之介。よく聞く声なんだけど、あんまり顔のイメージが浮かばない、(私にとって)珍しいタイプの役者かもしれない。岐阜出身とか、また絶妙に反応に困るステータス持ってるんだな……

拍手

 名越アナは、この仕事が将来的に黒歴史になったりするのかな……もう、いっそ局を飛び出して声優目指せばワンチャンスある気がするよ。コネは出来たんだし、キャラ立ってるし。そしていよいよ残る県は11県。未だに広島や沖縄あたりが残っているのが少し意外ですね。

 【山形】【千葉】【東京】【神奈川】

 【岐阜】【和歌山】【広島】

 【香川】【徳島】【長崎】【沖縄】

 

 #35「滋賀犬忍法帳」 (CV:間宮くるみ)

 鹿児島の例があるからひょっとしたら琵琶湖の化身とかで攻めてくるんじゃないかと思っていた滋賀県だったが、残念ながらそんな無体なことにはならず、近江の国は甲賀忍者の化身として現れた。ちなみにライバル(?)の伊賀は既に三重県が使われているために存在しないぞ。そして中の人は、この人が滋賀県出身とは知らなかった、間宮くるみ。一言しゃべるだけで空気を変えてしまう、本当に声優になるために生まれてきたような声の持ち主。トリッキーなキャラクターものだろうがとにかく違和感を無くして溶け込めるのは流石。

 さて、ジャパニーズマジシャン、忍者といえば、チート級になんでも出来てしまう万能の存在として各種RPGやアクションゲームなどでもお馴染みだが、この世界においても忍者は万能。みんなで遊ぼうと思って集まった愛知たちが相談していると、突如煙を噴き上げて瞬間移動してくるという唯一無二の特技を披露し、一体何を見せてくれるのかという期待が高まる。みんなでやる遊びは「かくれんぼ」であり、隠密活動は忍者の真骨頂! これはすげぇものが見られるぜ……と期待したものの、致命的な欠点として、忍者はじゃんけんに弱かった……結果、まったく忍者のスキルが使えない鬼の役を任された滋賀は、寂しく「もーいーかーい」と訴えるのでありました。めでたしめでたし。

 相変わらず期待のシナリオから半分ずらして腰砕けにする見事なお話。しかし、今回はなんと言っても衝撃のシーンが一番印象に残っているはずだ。それはもちろん、「おまえら、じゃんけんって……」。いやぁ、あんな細腕でまさかじゃんけんが出来るとは思ってもみませんでした……って、いやいや、無茶だろ。これまで30話以上もかけて培ってきたキャラ造形が無茶苦茶だよ! もうこいつら何でもありだよ! いやぁ、気持ち悪い。こうして色々とメタモルフォーゼが可能であることを考えると、7話で愛知と福岡が妄想していた「夢の自分像」も、あながち冗談とも思えなくなってきたな……

 そういえば、今回3人が遊ぼうとしていたのは「かくれんぼ」だが、愛知と山梨は21話でもかくれんぼをやってましたな。流石に2人では遊ばないだろうから、あのときも福岡とか静岡あたりが一緒に遊んでたのかな? こうしてみると、福岡も思ったよりはインドア一辺倒ではないようである。

 

 #36「栃木犬100%」 (CV:緑川光)

 関東圏も随分埋まってきました、栃木県。こちらの予想では絶対に餃子で来ると思っていたが……予想と違い、とちおとめで有名な苺の化身となった。例によって県別の苺出荷量を調べてみると、栃木は2位を倍近く突き放して文句なしの日本一。これなら文句はありませんね。ちなみに、2位は意外にも福岡で、そこから4位までは九州勢が占拠している。北関東もそこそこの量みたいだけど、こういう2極化が起こっている農産物も珍しいかも。

 そして、可愛らしい苺の化身ならばそれこそ茅原実里とか、可愛らしい声を用意すりゃ良かった気もするのだが、何故か中の人はグリリバ先輩こと緑川光である。確かに栃木声優としては割とステータスがあったりするのだが、愛らしい外見にストレートなイケメンボイスというギャップはなかなか強烈。このアニメも後半になってぐっと男性キャラが増えてきたなぁ。

 で、本編であるが、本作では安心のグロバットエンドである。女たらし風の栃木の周りに突如キャピキャピした女の子達(愛知・山梨・愛媛)が現れ、ちやほやされ始めたかと思ったら、よってたかって巨大なミキサーの前に連れ出され、「第1回・新鮮いちごジュース争奪戦」が開催される。「ビタミンたっぷりずら〜!」「女子力アゲアゲ↑だがね〜!」と、周りの女子達はテンション最高潮。ただ、栃木目線から考えて、突然ミキサーに放り込まれる展開はどう考えても鬱エンドなわけで……「ミキサーは嫌だっぺよ〜!」と必死の抵抗。そもそもアイキャッチを見ると他の県と違って食べられるのは嫌なタイプのキャラみたいだし。でもまぁ、男女の差があるとはいえ、3対1の状態から逃れられたとは思えないけど……

 さて、当然の突っ込みどころとしては、「ビタミンたっぷり」の苺ジュースを狙っているのが、総菜一匹と果物二匹であるという点。ぶどうとミカンがよってたかって苺の奪い合いっていう時点で、どこかおかしい。ビタミンだったらお前等も負けないだろうが。加えて、巨大ミキサーに栃木一匹放り込んだら、結構な量のジュースになる気がするのだが、それをわざわざ「争奪戦」するというのも業が深い。1人しかのめない量になるのか? いや、2話の愛媛ジュースを考えれば、流石にいちご1体を生け贄に捧げればジュース3杯分くらいは召喚出来そうな気がするが……うん、考えるだけ無駄だったな。

 それにしても、この世界の倫理道徳というのは相変わらず謎である。何しろ、これまで作中唯一の良心だと思われた山梨が、こうも簡単に殺人()計画に荷担してしまったのだから。しかも栃木を引っかけた言葉が「ちょっと時間あるずら〜?」って、いや、終わりますがな、時間云々じゃなくて人生に幕引きですがな。どんだけ軽いんですか。確かに山梨は自分が食べられることにあまり抵抗がないキャラだったけど、それを嫌がる他人に押しつけるのはどうかと思います……そして愛媛は30話に続いての前科2犯。相手が自分と同じ果物だと容赦無くなるな、こいつ。愛知に至っては……もう、何人の命を奪ったか分かりませんな。いや、自分もすでに2回くらい死んでるんだけどさ。怖すぎるよ、この世界!


 

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
26 27
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[04/25 な]
[04/19 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/13 NONAME]
バーコード