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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 松本さちの名前をマジで久しぶりに見た気がする、第7話。最近はほとんど仕事してなかったみたいなんだけど……なんのご縁でこのアニメに出てたんでしょうかね。なんで名前覚えてたかっていうと、我が心のアニメの1つ「プリンセスチュチュ」のレギュラーだったから。

 毎度おなじみ中の人的な話題から入るなら、やはり今回のAパートは「早見回」というのがふさわしかろう。どういうキャラで出てくるかと思ったら、絵に描いたような(アニメキャラのような)完璧主義者のメンタル脆い系若人だった。アニメにはよく出てくるけど現実ではあんまりお目にかかったことがないタイプのキャラクターね。いや、どうだろう、程度の差こそあれ、こういう考えのミニマリストって最近は増えてきてんのかもしれんな。注目すべきは、みさおボイスであるにも関わらず喋る言葉は間違いなく京都弁であるということ。まぁ、流石に生育地方言ではないので多少辿々しい部分はあるのだろうが、そもそも主人公の信長だって若干怪しいところはあるのだし、これくらいならあまり気にならないだろう。

 むしろ面白いのは、こういうキャラも全員京都弁を話してるという部分なのかもしれない。アニメだとどうしても「京都弁喋るキャラ」ってイメージが固まりがちで、すげぇ端的に言うなら「なんか遊佐浩二的キャラ」が多い気がする。どっかすかしてたり、他人を馬鹿にしていたり、貴族意識があったり(どこぞの双葉はんに迷惑かけまくりクソ女みたいな)、そういう京都のステレオタイプがてんこ盛りのキャラ以外の「京都弁」ってなかなかお目にかかる機会がない気がするのだが、今作の場合は、なんといってもほとんどのキャラが京都弁。色んなキャラが全員京都弁を話しており、普段なら絶対「京都キャラ」にならないメガネクイッの完璧女までもが京都弁なのである。その辺のギャップだけでもちょっと面白かったわね。お話は……まぁ、わかりやすく。気づいたら一果ちゃんが随分ダイレクトに和の前でもデレるようになっちゃったわね。あの子の性格を考えると、たとえうっかり(?)和を褒めるようなことになったとしても、自分の信念を曲げるようなことは許さないということなんでしょう。小学生に正論で怒られたら、そりゃメンタルだってバキバキにされるわ。

 そして割とあっさりと新キャラ・緋色ちゃんの登場エピソードは終了。そこからはさらなる和ageイベントである小学校訪問へ。伊藤彩沙ボイスのそばかすっこは充分に可愛かったのでそれでいいんじゃないでしょうか。せっかく名前入りのキャラクターになったけど……多分この後の再登場はなさそうだな……。どっちかというと、本当にAパート明けで緋色ちゃんがすぐ馴染んでることの方が注目ポイントかもしれない。緑松、意外に懐が広くていい職場なのかも。ただ、近所の常連のお客さんが平気で「あの子愛想無しやんか」とか言っちゃうあたりはドロドロの京都的フレバーも感じる。……京都人の性格は別にワルクナイヨ?(考えてみりゃ純正京都人なんてそんなに知り合いにおらんわ)

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 複雑な家庭環境ッ、第6話。こういう母親がらみのエピソードになると、どうしても心穏やかではなくなってしまうな……。何がハッピーなのかもよくわからんのが難しい……。

 Aパートは何もダークな部分が無い秋晴れの運動会エピソード。そもそも「学区運動会」ってのがなんなのか私はよく分からんのだが(少なくとも私の故郷ではそんなんに参加したことがない)、まぁ、地元町内会のおっきめのイベントだと思えばいいのかしら。京都のご町内って割とそういうイベントが目に見えて展開されてる気はしてて、私はこっちに来てから初めて「地蔵盆」なる行事の存在を知ったのだが、あれもご町内で子供を招いてイベントをやってるのが見えるのだ。今のご時世ではなかなかそういう催し物も大変そうだが、お子さんたちが地域密着で郷土愛を持てるイベントはどっかでやってくれると嬉しいですね。まぁ、近年では「坊主と学生しかいない街」とか言われてる環境ですんで、入れ替わりの激しい不審者たちに警戒する意味でも、地域の結束は強めていきましょう(部外者目線)。ちなみに今回の運動会をやった小学校については流石に場所はわかりません。不審者じゃないので。

 そんなわけで和気藹々としたイベント。和のあの性格のおかげでじっくり6話もかけて一果の心も解きほぐされており、今回のイベントでいよいよ「家族」という言葉にも言及してお互いの距離を確かめあった。表面上はツンしか出さないけど後ろを向けば顔がにやけちゃう系ロリはなかなか可愛らしいですよね。おそらく一果の場合は精神年齢が高めなので、5年生の現時点からもうちょっとした反抗期みたいな時期になっているのだろう。このまま中学・高校と上がっていった時に和との関係性がどう変化していくものか……佳乃子さん、きちんと手綱握っといてくださいね。

 しかし、そうしてほっこりエピソードを積み重ねた先に波乱が待ち受けるのもホームドラマのお約束。いよいよ登場した一果の肉親。我が子を放置とかよっぽどの毒親かと思っていたのだが、これがまたふつーの感性を持つふつーのお母さんであった。まぁ、離婚云々で夫婦仲が拗れちゃったところで娘さんの処遇が難しいのはしょうがない。放置するつもりもなく結果的に捨て子状態だったのはお互いにとってバッドラックと言えるだろう(まぁ、全部親父が悪いのだが)。その上で、ママさんの言ってる「一果は責任を持って引き取り、納得のいく環境に置く」という提案は極々当たり前のものであり、法的にもそれがベストなのは間違いない。もちろん和たちもそれを分かっているし、一果の幸せを自分達が決めるなんておこがましいことは言えない。残念ではあるがここでお別れと腹を括る。

 しかしそこはまさにドラマでのこと。一果がデレに突入したタイミングだったこともあり、別な意味でママさんの心は2度目のクラッシュである。いや、悲しいかどうかは微妙なところだが……「ママよりよそんちの方が楽しい」ってダイレクトに言われたようなもんだし、これはこれでショックだよな……彼女の場合は自業自得とも言いにくいし……ママさん目線だとなんだかかわいそうなお話であった。

 でもまぁ、これできちんと連絡もつくようになったし、それこそ一果の友達が言ってたように「海外出張が多いから和菓子屋で面倒見てもらってる」みたいな扱いが公的なものになったと考えればいいんじゃなかろうか。週1とか月1とかで面会して少しずつ距離を詰めていけばいいと思うよ。あと、その度に和のことはちくちくつついていけば不埒なことにもならないと思うよ。

 次回予告では早見ボイスの新キャラ登場、そしてここまでは京都声優としてモブを担当していた彩沙にようやく名前ありの役が回ってきそう?

 

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 げに恐ろしきもの、汝の名は女、第5話。ABパートともに、それぞれに強さが出ているエピソードでしたな……。

 Aパート、女VS女の水面下の戦い。いやー、芯の強そうな佳乃子がこういう展開を見せるのは分かるんだけど、まさかの美弦ちゃんもなぁ……。私は男ですので、男と男の関係性はよく知ってるつもりなんですよ。男と女の関係性だって、まぁ一般よりはだいぶ低いですけどある程度認知できる。でも女性どうしの関係性ってものは感知のしようがないので理解も共感もなかなか出来ない。だからこそきっと、私は百合に無限のファンタジーを感じてしまうわけで。しかし、女同士の関係性というのは何も百合ばかりではない。そう、こういう関係性もまた女&女の関係性なわけで……美弦ちゃんのこの態度も割と普通に出て来うるものなのでしょうかね……強いなぁ……現時点で美弦ちゃんから和への感情はかなり明確。それは一果も佳乃子も承知しているところ。ややこしいのは佳乃子から和への感情で、今んところどっちも「相手にフラれた」と思っている(和はそのまんまの意味でフラれてるし、佳乃子目線では和菓子を優先されたと思ってる?)。しかし京都に来てからの佳乃子はどうやら和に対して特別な感情を持ち続けているようで、好きあらばヨリを戻す可能性も十二分にある状態。そんな中、激しく思惑をぶつけ合う女性2人に挟まれた一果の運命は…………トラウマ、引きずりそうだね……なんとか、一果ちゃんがいい女に成長した暁には、こんな殺伐とした心理戦を演じないような人間になってくれますように。

 毎度「京都のどこをどう移動してるかなー」なんて聖地巡礼目線で見るのが楽しい作品なのだが、今回序盤の動きは正直よく分からなかった。そもそも緑松の具体的な場所が分からんので何とも言えないのだが、まず、一果と美弦ちゃんが遭遇したのは間違いなく左京図書館である(内観はあんま覚えてないが外観は確実にそう)。そこから所在地不明の蕎麦屋への道中で佳乃子に遭遇。その後は「楽器店」→「アイスクリーム屋」と巡り、一度橋を渡った後に「どこかの神社」→「吉田神社」というルート。途中に道のりはさっぱり分からないのだが、渡った橋は川幅や周りの様子から見て少なくとも出町柳よりも北で間違いない(おそらく御影橋だと思われる)。橋は西→東と渡っているので、楽器店やアイス屋があったのは下鴨界隈だろうか?(実際にあるかどうかは正直分からん)。となると、そこから橋を渡った先の神社は田中神社だと考えるのが妥当。そこからならちょっと足を伸ばしてすぐに吉田神社である(ちなみに最後のシーンは京大正門バス停)。いうても結構な距離を歩いてることになるので、真夏に、小学生がうろつくのは大変だっただろう。ま、それでもホイホイ歩いちゃうのは京都のいいところでもありますね(ここまでの情報、誰が得をするんだろう)。

 Bパートは何と和のばあちゃんというなかなか強烈なキャラが登場。この一家は親父さんが割と老けてるのでばあちゃんが突然現れてやたら若々しいのがびっくりだったが、まー、旦那に先立たれた女性というのはむしろ活力が増すという話も聞いたことがあるので、このばあちゃんもそんな感じでエネルギーに満ちているのだろう。もちろんそれは薄情とかいう意味ではなくて、2人分の人生を背負い、余生を満喫しながらも後進の育成に励む理想的なお年寄りの姿でもある。和はこんだけ立派なばあちゃんに育てられてあんなふうになったんか……。お母ちゃんが割と優しそうやからなぁ……。

 今回の見どころはそうしたばあちゃんのキャラはもちろんのことだが、何気なく描かれる「日本のお盆」の姿にさまざまなノスタルジーを感じる部分。残念ながら昨今のコロナの影響で里帰りも難しく、法要なんかを執り行うにもしがらみの多い時代になってしまったが、私が幼い頃なんかはそれこそ田舎のばあちゃんの家に親戚が集まってお盆はたいそう賑わったものである。「家族が集まり、お寺さんを呼んでの年法要」とか、日本人ならしみじみと受け入れられる文化に違いないが、さて、これって海外配信とかで見てる外国の人にはどう映るんでしょうね。護摩札の文化とかもそうだし、こうして小さいけど確実にあった日本の原風景みたいなものを見せてくれる作品は、内輪で申し訳ないが貴重な気がしますね。

 ……今年の夏は実家帰りたいなぁ。

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 一果ちゃんちの苗字「ゆきひら」なのかよ! 第4話。今まで全然気づいてなかったわ……ってことは当然親父さん(CV松岡禎丞)の苗字が「ゆきひら」なわけで……おあがりよ……。よく見れば田所恵もおるしなぁ……。

 毎回禎丞に触れてる気がする作品だけど、作品の中身もしぶ〜くいいとこ突いてくる感は健在。今回は初めて2本立ての構成になっているが、特にAパートの話は分かりやすいネタにちょっとだけ意外な要素を混ぜ込んでて笑ってしまった。あの格好で夜の木屋町を闊歩してるのは危なすぎるんじゃないかなぁ……多分それなりに声かけられることも多いだろうし……単に着替えるだけじゃなく、そのかっこである程度人がいる場所を歩かないとストレス解消にはならないんでしょうかね。難儀な性癖をこじらせたもんだ。あ、「みよし」のアニメデビューおめでとうございます。

 一応ABパートを通してのテーマとして「一果と和の関係が近づく」ってのがあって、Aパートではちょっと呆れられていたが、Bパートでは歩み寄りの姿勢が窺えた。このままいい感じに距離が縮まっていくのか、と思っていたら、なんとここで更に「一果の親父、実は和の先輩だった」という更に面倒な情報も公開。なんて人間関係の狭い世界なんだ……。多分京都市内だけでもギター弾いてる人間なんて山ほどいると思うんだけど、偶然行ったプールで偶然ギター弾いてた奴が親父。……こいつ、逃げる意思はないんかな? まぁ、そもそも現時点ではなんで娘を捨てたのかもよく分かってないし……いや、でも普通はもっと距離おこうとする気がするが……平和なほのぼのアニメのフリをして、まだまだその奥に根深い何かを残しているのかもしれんな……。

 とりあえず今回店員の男の子にスポットが当たったので、店のメンバーは一通り扱ったと思うのだが、ここからはどういう方向に話が転がるんだろうか。一通り扱ったとはいえ、2話目以降、美弦ちゃんの出番が少ないのは勿体無いですね。せっかくの水着回だったんだから連れてってくれよ。

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 信長の京都弁だけでもちょっと面白かったのに禎丞までがっつり京都弁喋り始めた、第3話。ついでに中の人の話を付け加えるなら、清子がいる店にご先祖がやってきたので、京都のまちカドも少しずつ魔族の血が濃くなってきた。

 どうしてもロケーションとかのことばかり気になってしまう作品なのですが、今回は大原参り、そして祇園祭とメジャーな観光スポットが多かったのであまり細かいことは気になりませんでしたね。しかし言われてみればそう、出町柳から直ですぐに大原まで行けてしまうんやんな。運賃も400円そこらで小学生にもそれなりにリーズナブル(まぁ、お小遣いなくなっちゃったけど……)。あの状況で平日昼間っから幼女を放っておくバス運転手はちょっと問題があるんじゃなかろうか。

 しかし不幸中の幸い、祇園祭を餌にして、たまたま京都を訪れていたのは和の元カノのかの子さん(漢字表記は佳乃子らしい)。変なところが似たもの同士だった2人が巡り合い、さらに和とも腐れ縁な引かれ合い。おおごとにならずに事件は収束した。一果ちゃんからしたら「小学校をサボってしまった」というのが一番の事件だったのかも。あんだけ緊迫した状況でも、バスに揺られたら眠くなっちゃうあたりがまだ小学生なのよなぁ。でも、バスって問答無用で眠くなりません? 私はバスとか電車とか、乗り物が一番安眠できる気がする。

 結局一果の父親の行方は知れず、そして店員のジジイが何故か催眠術を使えるとかいうお店の謎も底知れず。「催眠がありなら何でもありやんけぇ!」というミステリへのお約束ツッコミをしつつ、「ジジイお前、薄い本に呼ばれる要員でしかないだろ……」という言葉は胸の内にしまっておくことにする。……でもほら、ちゃんと真っ当な元カノが出てきたことで、和が一果ちゃんとよろしくない関係になる展開は避けられたから。うさぎはドロップしないから。

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 上田瞳も京都出身だったんや、第2話。キャスト表から勝手に京都出身声優図鑑が出来上がっていくアニメ。

 およそ1話目の雰囲気を維持してそのまんま進んでくれてるのでホッとしますね。ただ、ドラマを作らなきゃいけないので引き続き「ちょっとだけ悪意をひとつまみ」みたいな部分があるのが厄介なところで、1話目なら悪質な悪戯電話、そして2話目は「ネットの個人情報の扱いは気をつけろよ」という展開。あんな末端配信者の情報を見つけていちいち凸するやつとかおるかいな、と思ったが、美弦ちゃんは女子高生であることは配信でも明かしてたんかなぁ。結局、女子高生配信者というだけでも気をつけなきゃいけないという可哀想な話で……まぁ、おっさんであっても身バレには気をつけような。

 そんな私はとにかく舞台となってる京都のロケーションが気になって観ちゃう程度に京都在住(身バレ)。1話目の出町大橋や烏丸今出川交差点などのロケーションから勝手に緑松があるのは出町商店街のあたりなのかと思っていたが、今回のラストシーン、一度お店に寄ってから登校すると言っていた2人が出町の交差点を交番側から西に向かって渡っているので、どうやら店自体は鴨川よりも東にあるらしい。店の前の様子とかを見ても「出町の近所、こんなのんびりした風景ないけどなぁ……」とか思っていたのだが、もしかしてお店のモチーフって緑寿庵清水か? ……あそこは「和菓子屋」っていうカテゴリではない気がするのだが……。まぁ、具体的なイメージは別な場所のお店なのかもしれんが。

 それにしても、ミュージシャン志望の夢破れて転がり込んできた和のところに、ミュージシャンに憧れる女の子のトラブルが舞い込んでくるという非常に分かりやすいサービス精神。周りには音楽活動についても配信についても詳しい人間なんておるわけがないので、自動的に一番頼れる人間が和になってしまうという。おかげで単にアホ面下げて自分の思うように行動してた和の野郎がいつの間にやら問題解決に貢献してるし、美弦ちゃんが完全に惚れ込んじゃってるみたいだし……あかんでお嬢ちゃん、そいつ、多分想像以上にヘタレやからな。……でも人畜無害なあの様子は芸能界隈に飛び出そうとしてる子にしてみれば安牌と言えなくもないか……。

 

 

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 最新鋭のCGで作るインゲンの胡麻和え、第6話。日本のアニメは、キャベツの呪い以降食物をきちんと描かないとダメ作画の烙印を押されてしまうという(怖い)。

 普段なんとなく見ている作品で、それなりに楽しんではいるのだが、今回は割と好きなシーンが多かったので取り上げてみた。単純にシリアス無しでわちゃわちゃしてる中身だったから楽しいというのもあるだろうが、なんだか今回は作画部分でのこだわりが見える部分が多くて画面をみていても面白かったのである。

 永遠のテーマである「フルCG作劇の是非」というのはなかなか結論の出せない問題で、そりゃまぁ功罪どちらもあるわけで結論なんてあるわけがない話。今作を作っているサンジゲンの場合、CGスタジオの中でも割と特徴が強く出る製作技法を取っており、個人的に思い入れのある「バンドリ」シリーズだと勝手にキャラの表情やらモーションやらに脳内補完してしまっていたために一切不満は感じなかったのだが、今作はキャラに思い入れが特にないので、「まぁ、普通に見るとこれくらいだよなぁ」という気持ちで眺めていた。

 ただ、今回はギャグが中心のお話だったおかげか、キャラクターの表情がコロコロ変わる部分が非常に楽しくて、「あれ、このCG作画でもちゃんと表情芝居を作ることができるんだ」ということが新鮮だった。まぁ、純正の作画と比較すると「顔のパーツにそういうデザインを貼り付けただけ」みたいな印象になることもあるが(璃奈ちゃんの顔ボードみたいなもんである)、それでも今までより賑やかだったのは事実で、特に昼食シーンのテラスから真秀がツッコミに回ってドタバタしてるシーンや、りんくのアホっぽい顔の作り方、むにちゃんのえもいわれぬツンデレっぷりの発露など、表情や仕草から見て取れる要素が多くなっていたのは注目に値する。この方向性で進化を続けるのなら、長年の命題であった「CGの硬い作画と萌え絵の融和」も果たせる日がくるのではなかろうか。

 ところで、今作はバンドリと違って1チームが4名で構成されているわけだが、どこのユニットも「2×2」っていうカップリングが構成されてるって認識でいいんだろうか。今までハピアラについては漠然と「仲がいい4人組よなぁ」という見方だったのだが、前回急接近したむに×麗がかなり露骨に吸引力を発揮していたので、「そこは公式にカップリングなのか?」と察した次第。むにはなんとなく麗の理解者たらんとしている部分があるし、りんくと麗がイチャイチャしてるシーンではどこかやきもきしてる感じもある。単に自分が目立てないと満足しないだけって可能性もあるのだが……まぁ、こういうのは成り行きを見守るしかないからね。こうして1クール使って主人公チームがゆっくり掘り下げられていく様子を見ているのは良いものである(まぁ、バンドリ1期だってそうだったはずなんですがね?)。

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 やってみる価値ありまっせ! 最終話! まー、こうなればこうなるやろ。大団円である。

 いや、文句はあるけどな。結局、問題解決にあたってのすべての鍵がほぼ後出しみたいな要素ばっかりだったからあんまりトラブルシューティング自体に達成感は無かったのよね。ジルさん便利すぎだし、デカダンス換装パーツがあんなに簡単に手に入るとも思ってなかったし、オメガが強いんだか弱いんだかもよく分からんかったし。一応伏線というか、最後のカタルシスにつながったのはカブラギさんのリミッター解除でしたかね。

 ただ、そうして割と行き当たりばったりみたいな終わり方にはなったのだが、じゃぁ何が不満かと言われるとそれも特にない。そうなってほしいエンディングが、なってほしい通りに実現しているだけである。細かい部分の見せ方はやっぱり面白いものが多くて、個人的には「最後にナツメがカブラギさんのことを信じて精一杯頑張ってるよ!」という姿を見せているはずなのだが、冷静に考えてみると、ナツメさん、今週何一つ役に立ってはいないんだよ。意味のある行動は1つも取ってない。そりゃそうだ、今更たった1人のタンカーが頑張ったところで何が変わるもんでもないだろう。しかし、そうしたナツメの姿をみてカブラギの心が動かされて力になるなら、それは意味があるのだ。「力になる」と言っても、それは奇跡のパワーが云々とかじゃなく、単に「ナツメの無鉄砲な性格が最終的にカブラギさんのリミッターを外すきっかけとなる」という結びつき。人間には頑張ったところで限界はあるだろうが、それを文字通りの意味で解除できるのがサイボーグなのである。2人の関係性は、多分これで良いのだろう。

 他にも、ドナテロさんの勢い任せの特攻なんてのは普通のアニメだったら自己犠牲の象徴としてクライマックスに持ってくる部分だが、この世界ではそれが単なる「キャラロスト」でしかないなんてところはどこまでもゲーム。これまで完全に差別化が図られていた人間とサイボーグ(素体)という違いが、ドナテロさんの特攻によって「サイボーグがギアという外身を脱ぎ捨てて、完全に人間と同じ地平に立つ」ことにもつながってくる。まぁ、ぶっちゃけリブートしたデカダンス(跡地)はどう考えてもソシャゲとして面白くなさそうなのだが、多分これまでのように「夷狄を狩るエキサイティングゲーム」としての見せ方ではなく、「旧来より地球に生きてきた人間というヘンテコ種族とコミュニケーションを図るゲーム」として生まれ変わったのだろう。みた感じサイボーグ連中の娯楽ってあんまり多くなさそうだし、とりあえず見慣れないことができればそれでいいんじゃなかろうか。だって、サ終確定のゲームのラストミッションっていうだけであんなに復帰組がなだれ込んでくるっていう時点で……楽しそうで何よりです。

 最後までナツメはナツメのままでブレずにいたが、ガドル退治の必要がなくなった結果の右手があの様子で、「ますますマジでロックマンみたくなってるやん」とか思ったり。もう、人間たちだって周りにたくさんのサイボーグが溢れてる状態になっちゃったので、サイボーグとのハイブリッドみたいなナツメさんのギミックにも驚く必要がないんでしょうね。いや、でもガドルと触れ合える状態はやっぱり抵抗がある気がするが……(その辺りもパイプの存在が伏線になってはいるのだが)。最終的に、タンカーたちはどれくらい世界の真実を知ることになったんでしょうか。そして、システムはこの現状をどれくらいの理想度で容認しているんでしょうか。また、何か悪い「バグ」が出てきたらこの世界もまたひっくり返るのかな……いや、2期はないか……。

 

 

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 色々シュール、第11話。カブラギさんがデカダンスコアに埋め込まれてくるくるしていくところ、どこまでが本気でどっからがギャグなのかよくわかんねぇな。

 およそ予想通りの展開にはなっているか。システム側からしたら別にデカダンスを保全する必要もないから、いざとなれば廃棄になるよね、っていうところまでは読んでいた部分だが、まさか、成長したバグ(オメガ)がシステム側にまで介入するほどの超パワーを手にいれるとは思わなかった。いや、なんだその無茶な成長は。ポリゴンピクチュアズ版のゴジラも真っ青な放射熱線を吐き出し、およそ視認不可能と思われるターゲットに先制攻撃を見舞った。あれはもう、どう考えても相手側の兵器がそこにあると把握していなければできない狙撃である。おそらく熱源感知とかそういう文脈の機能なのだろうが、もともとがうさぎくらいの大きさだった地上生まれのバグが、いきなり大気圏を飛び越えての感知&反撃を見舞えるようになるってのは、流石に進化というにもやりすぎじゃなかろうか。実際にそれができてしまったということは、つまりもともとガドルの「遺伝子」にはそれくらいのポテンシャルがあったということなのだろう。本来ならばそれをシステム側で管理して、ユーザーのレベルアップに合わせてステータス強化していくのが正しいゲーム運営なのだろうけど……タガが外れて、いきなりレベルマックス状態のチートボスが出現してしまったと。まぁ、いくらチートでも「ゲームがシステムに攻撃する」ところまで設定してるのは問題ありすぎだけどね。

 とにかく、そんな奇跡の大進化を遂げたオメガに対し、デカダンスは蟷螂の斧。ゲームが成立するはずもなく、システム側はさっさとクローズを決定。その瞬間にフギンさんが退場しちゃったのって、あれは「フギンはデカダンスの管理保全のためのシステム」っていうことだったんでしょうかね。ってことは入れ替わった奴はシステム内でより高位の管理者ってことになる。ゲームの内容なんて一切考えずにクローズ&デリートを速やかに決定させられるくらいに。

 まぁ、クローズしたところでサイボーグ連中はログアウトすればおしまい(もう一回オメガが大気圏越えのポテンシャルを発揮すればわからんが)。しかし、そうなったらタンカーたちはどうなるのか。「また新しく始めればいいじゃないの」と言ってたところを見ると、おそらく現在デカダンスで管理されているタンカー以外にも、少なくとも人間の遺伝子データとか復旧のための手立てはどこかに保管されてるんだろうね。今のデカダンスがまとめて潰されても、人間なんてちょっといじってやればまたすぐ増えるだろうって寸法だ。そして当然、この状況で地球に降りているサイボーグなんてものはバグだから放っておいてもいい。その2つは、オメガと一緒に消えてくださいという。

 この2つを守ることを使命としたカブラギさんの選択は、「コアをデカダンスと結んで再起動すること」である。うーむ、そもそもデカダンスのパンチが効かなかったところから話が始まってるはずなのだが……今更それを復旧させる意味ってあるのかしら。まぁ、システムが見放した時点で、地球上の最大戦力がデカダンスなのは間違いないが、それが効くならわざわざこんな事態にならなかったわけでねぇ……。何か考えはあるのかしら。ミナト司令までそんなカブラギさんの熱気にあてられてしまって、もうどうにも止まらない青春の衝動。まぁ、きっと愛が奇跡を起こすのだろう。そして、またいざとなったらジルがなんとかしてくれるかもしれない。ドラえもんのような女である。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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