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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 タピオカって、別にうまくはないよね、第3話。まぁ、単にデンプンのかたまりなんだから、いかに外側に味をつけるかの話だけど……うどんでもラーメンでも餅でも大福でもなくあいつを食う意味はよく分からん。とか言ってしまうのが陰キャの陰たる所以なのでしょうか。いや、私は単にタピオカを食う世代じゃなかったというだけなのだが……美津未たちは青春真っ只中だからスタバに憧れるのもしょうがないし、タピオカだって美味しい。

 3話目に入って、引き続き絶妙な距離感にジリジリさせられるアニメ。2話目時点で美津未を取り囲む「親愛? いじめ?」みたいな不思議な空気感もなんともいえなかったが、今回はさらに美津未と似てるようで全然違う面倒臭さを抱えた久留米さんが登場、そこに無敵キラキラ女子の村重さん、そして腹黒打算女子の江頭さんなどが絡み合い、「女子高生、めんどくせぇ!」の極みみたいなコミュニケーションが多数発生しまくっている。美津未のキャラがとにかく強いので、扱い方次第ではとんでもなくドロドロして気持ち悪くなりそうな人間関でも持ち前の田舎者パワーで全部吹き飛ばしてくれるのが心強い。かといって美津未は理屈無視の「無敵の人」というほどでもなく、ちゃんと悩んだり、困ったりできる普通の女子で、そこからちょっとだけはみ出しているおかげでパワーがもらえる、この匙加減がとてもよろしい。こうして色んなヒエラルキーの学生同士が打算も体面も乗り越えてコミュニケーションとってる様子、なんだかとてもキラキラしている。「明日ちゃんのセーラー服」なんかにも通じるものを感じるなぁ。

 あと、個人的には「ナオちゃんが頑張ってファッションのセンスを是正しようと抗ったけど、最終的に残されたクソダサさくらんぼトレーナー」好き。そこだけは譲れないラインだったのか、ナオちゃんが美津未に気ぃつかった結果あれは残さざるを得なかったのか……。美津未の自我が働いてる領域は本当に絵力が強いので、冒頭の宇宙服姿なんかも不思議と似合ってるように見えちゃうのよね。

 

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 俺たちはいったい何を見せられてきたんだろうな……最終話! 襲いくる不条理の波に脳が悲鳴を上げる。記録じゃねぇ、記憶に残れ。

 先週で嵐子が去り、残るはエピローグのみ。そんな姿勢で最終話を事勿れに収めようものなら叩いてやろうかとすら思っていたのだが、大丈夫(?)、この作品にそんなお為ごかしの心配は無かった。想像以上の理不尽、想像以上のどないやねん。この作品は、これでいいのだ。元々「メイド+任侠」というよく分からない足し算からスタートしたこの作品。作中世界ではそんな歪な足し算がさも当然であるかのように、一切容赦なく粛々とストーリーが進み、その条理と実在のギャップに視聴者は苦しめられる。その不協和音こそが今作最大の売りであり、何を叫んでも無駄なのだという絶望こそが最大の楽しみだ。しかし、人間という生き物は恐ろしいまでに「慣れる」生き物。どれだけの不条理が垂れ流されようとも、1クールもアニメが続けばその異和にも次第に慣れようというもの。そうして迎えた最終回は、慣れ親しんだこの秋葉原に調和と収斂をもたらすものかと思っていたが、そんなことは無かった。突きつけられたのは更なる不協和。萌えと仁義が織りなす、まごうことなき「任侠メイドアニメ」。走り切った先には焦土だけが残り、草木も生えぬ荒地の果てに、和平なごみはただ微笑むのである。

 OK、私の負けだ、このアニメは凄まじい。よくこの最終回を選んでくれたものだ。意味など無い。ただ恩讐の果てにあるのは、殺し殺される憎しみの連鎖。終わりなき抗争の先には崇高な理念も尊い犠牲も無い。力無き者が淘汰され、己が信念に従い、強かに生きた者だけが勝ち残るケダモノの世界。嵐子の精神を受け継ぎ、なごみは生き抜いた。ただそれだけの結果なのだ。もう、誰がどう死んだかなんで、どうでもいいじゃないですか。まぁ、ラストカットをあの御徒町で決めてくれたセンスは最高すぎるけども。

 「どんな最終回だったの?」とか「どんなアニメだったの」と言われても、私はこのアニメを自らの言葉で解題出来る気がしない。ただ1つ言えるのは、「大馬鹿だったけど、達成感は得られたよ」と。結果は残したので、後の判断は1人1人の受容者に委ねられます。もう、多分書くこともないだろうから、最終感想は声優の話ばっかりしようかと思ってます。とんとことんに幸あれ。

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 ラジパンダ会館にはなるまいよ、第11話。ラジパンダで思い出したんですが、門脇舞(現・門脇舞以)のデビューシングルは「メガパンダ」でした。アルバムは買っててね、割と好きだったなぁ。今の若いもんは知らんじゃろ。え? ほんと関係ない? ほら、関係ない話しないとやってられない気持ちってありません?

 というわけで(?)、話の筋だけ追うなら本当に真っ当な(??)任侠映画の展開なので、むしろツッコミどころが少ないというこの作品ならではの状態。前回の末広や御徒町をめぐる騒動はなんだったんだという気もするのだが、一週跨いで「お萌様になってしまったが故の報復」という展開がようやくとんとことんに降り注いだ。先週大ごとにならなかったから総帥も許してくれたのかと思ったが、まぁそんなことは無いよね。よりわかりやすく、よりヤクザらしいあくどい手口とダイレクトな絶縁状でサクッと殺しに来た。そりゃま、こうなったら死ぬしかないわよ。

 とんとことんメンバーは諦めの境地だが、当然嵐子はこれに抗うことになり、残りのメンバーもそんな嵐子を放っておけないってんで最後の戦いに挑む。なごみ以外の面子で陽動を行い、その隙に嵐子たちで本丸に攻め入ろうという作戦だが、これはあっさり失敗。まー、軍団規模を考えれば豚小屋ごときが逆らえる相手ではなかったということ。しかしそれでも嵐子とボスの腐れ縁。なんだかよく分からん対話がしばらく続き、最終的にはなごみがちょっと髪切ったくらいで許しを受けてしまった。もしかしたら総帥の方にも罪悪感とか、自分が間違っているかもしれないという焦りみたいなものもあったのかもしれない。嵐子の真っ直ぐで無骨な態度も、無理を通すのに一役買ってくれたのだろう。「自分、不器用ですから」と言いながら無理を通す、これこそ日本のヤクザの真骨頂である。

 嵐子たちのやりとりだけを見れば結果的にはほぼ無血での和平。何事も丸く収まったはずなのだが、囮を引き受けていた残りのメンバーの間では血で血を洗う抗争が渦巻いており、死なんでいい人間もちょいちょい死んでる。最後に撃たれたカンガルーメイド、マジで可哀想。あと見せしめのとばっちりで死んだシーンすら描かれなかった常連の赤い人もかわいそう。メイドに死人が出るのはしょうがないが(?)、カタギに手ぇ出したらあかんやろ。

 ま、人の命がエプロンよりも軽いのがアキバの街なので致し方ない。これで一応形の上ではハッピーエンド……と思ったがラストシーン。これもまた任侠映画のお約束ではあるか……特に引っ張ることもなく、これはもう確実に絶命してますね。ショックな展開ではあったはずだが……なんだろ、このアニメだったらそういうこともあるかな、ぐらいの妙な納得感がある。その前の銃撃戦のシーンでも、「こういうシーンって不思議と味方サイドに弾当たらないんだよね」と思ってたらしぃぽんが普通に撃たれてたしな。今まで殺してきた人数を考えれば、嵐子が刺されるくらいはなんの不思議もない。

 むしろ意外というか、際立っていたのはその末期のシーンの描写ではなかろうか。死に際は「満足げに後進に道を託して死ぬ」とかじゃなく、顔は苦痛に歪み、なんなら今までで一番醜い顔で死んだ。その辺もやたらリアル。そのくせ、最後に漏れた一言は力無く、むしろ強面の嵐子の口から出た「最初で最後のサトリナっぽい発声」でもあった。もしかしたら嵐子さん、キャラを守るために普段は無理やり低い声だしてました? そりゃな、総帥(皆川純子)と対抗するには多少ドス利かせないといけないからな……。来週が最終回? でかい墓でも作るか?

 

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 すげぇ綺麗な構成だったな……第10話。こんな作品じゃなかったら(ヲイ)素直に褒めるだけで終わっちゃうくらいにすっきりしてて理知的な構成になってるんですよ。ただ、ちょっとメイドと豚とパンダが邪魔なだけで…………。それだけで簡単にこんだけのカオスを生み出せるんだから不思議なもんですよね。

 前回勝ち取ったお萌様の栄光もあり、とんとことんが放送開始以来初の大賑わい。なごみたちの表情も終始明るく、こんな風景はまったくとんとことんには似合わないと思っていたら、なんとこれまで辛い時でもぎりぎりで店を支えてくれていた常連さんがまさかの刺客だったという1つ目のサプライズ。末広という名のその男は、15年前からこのアキバでケダモノランドの指令を受けて邪魔者を消すスイーパーの仕事をしていた。そしてそんな男が足繁く店に通ったことで嵐子と通じ合い、ついには「デート」にまで至ったという。

 これだけだったら単なるスパイものというか、騙し騙されの関係だけで話が進行した可能性もあるが、そこにさらに2つ目のサプライズ、これまで頑なに沈黙を貫いてきた御徒町が、いよいよ表舞台に躍り出たのである。そりゃな、もう10話目なのでぼちぼち出てこないと間に合わないが……初めて言葉を発した御徒町。そしてその正体も実に驚くべきものであった。「どんな顔してるんだろうね」やら言われてたのに、なんとまぁ、まさかこのアニメの1話目で早々に顔を見せていたというのだから驚きだ。なんならその時に声も発している。つまり、御徒町の「中身」は2か月前から既に我々の前に開示されていたのである。いや、知らんて。慌てて第1話を確認したが、当然キャストロールには名前は表記されていない。厳密に考えるなら「あれ? 冒頭で襲撃にきた鉄砲玉のCVがわかんねぇぞ?」ってなってたのかもしれないが、1話目の時点で既に大量の木端メイドが乱立しており、たかだかモブ1人のキャストが出ていなかったところで誰も気にしていなかったのである。そしてその実態は、なんとまさかの平野綾……いや気づけんて。流石にそれはスルーするわ。

 てなことで、嵐子・末広・御徒町という三つ巴の展開へと進むが、筋立てだけだったらこれまた凡庸な昭和のドラマっぽさがある。裏切り者の悲恋なんてものは散々素材として使い尽くされたもので、今回みたいな関係性のドラマなんてのも過去にはいて捨てるほどあっただろう。しかしそこに紛れ込む御徒町の異形。「パンダになりたい」というよく分からないくせにどこか分かる気もする感情。ご丁寧にその前に上野動物園に行くことで伏線(???)が張られており、今回はいろんなところに「それそういう使い方する?」みたいなガジェットが転がっているのである。なんだか久しぶりに脚本レベルで「してやられたな〜」と感じるお話でした。

 個人的に気に入ってる要素は大きく2つ。1つは悲恋を引き立てるラストシーン。ご丁寧にボスが電話口で「豚と心中」というフレーズを出しており、耳で聞いただけで「豚に真珠」というフレーズとのリンクが想起される。このタイミングではまだ「なんか上手いこと言った感じだけど単なる駄洒落やんけ」と思っているのだが、そこからさらに末広の狙撃シーンにつながり、そこで彼が嵐子に贈ろうとした指輪がまさに真珠だったことが判明する。無念にも豚小屋の嵐子には届かなかった真珠。それは「嵐子にはこの指輪の価値を理解できない」という皮肉にもなっているように見えるが、本当はそうではないのだ。蘭子は、この「真珠」の重要性に気づいており、なごみに粛々と挨拶を済ませ、本来ならその真珠を受け入れる用意もあったはずなのだ。

 そのことが分かるのは雨に濡れた御徒町と別れた後のロッカールーム。その前の時点で、嵐子はロッカールームで銃を眺めており、「末広が暗殺者であるという情報を得た嵐子は、銃を携えて彼に引き金を引けるのか!?」という展開になると思わせている。末広の本心を信じて逃避行に乗じるか、それとも襲い掛かる末広を警戒して先制して始末してしまうか。せいぜいその2択だと考えられるのだが、実際には末広は御徒町に狙撃されるので会うことすら叶わない。そして、その後蘭子がロッカーを開くと、なんとそこには持ち出したはずの銃が置かれている。つまり、嵐子は末広に会いに行くに際し、銃を持って行かないという判断をしていたということ。彼女の中で、今回の誘いは受け入れるつもりがあったということ。無骨な嵐子からすればこれこそ一大決心。本人の言葉を借りれば不退転の決意だった。しかし、その決意は運命の悪戯により打ち崩され、銃は次なるターゲットへと狙いを絞る血塗れの凶器と化す。

 間違いなく悲劇。切なさ満点のエピソードだったはずなのだが……やっぱりどこか絵面がおかしいせいでそれが笑いにつながってしまうという……ほんと、どういう顔で見たらいいのかワカンねぇアニメなんだよ。なごみさん、あと数話でこれがどうにかなりますかね!?

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 破壊してるのは生態系じゃなくて日本の歴史認識なんだよなぁ……第9話。この世界のメイドの始祖がCV釘宮理恵とかいう、納得感しかない設定。

 メイドリアンが滅亡したことで、とんとことんが向き合う対象はいよいよケダモノランドそのものという構図になった。敵の大きさは充分に認識しているつもりだったが、巨大組織としてアキバを統べることとなったケダモノランドの絶大な支配力、そして理不尽なまでの統率管理力をその身に叩き込まれる面々。なごみたちもそこそこの期間働いているような気がしたのだが、未だにグループ内の序列の厳しさについてあんまり把握してなかったあたりが彼女の抜けっぷりを示しているようだ。一応、メイドリアンとの抗争がメインだったもんでグループ内でのヒエラルキーは今まであまり問題にならなかったという事情はあるのだろうけど。フェスでアキバ中のメイドが一堂に会するという状況もあり、なごみや嵐子はあまりにひどい扱いに憤りを覚える。

 そして、そんな彼女たちに用意されたおあつらえむきの下剋上の舞台が、「流石にそんな奇祭は日本中探してもないわ」という「メイド様登り」である。……無い……よね? まぁ、どこぞの神社の「初男」みたいに他人を蹴落としあいながら神の寵愛を求めて競い合うタイプの祭事はいくらもあるが、この世界の場合、神と言ってもせいぜい明治期に成立した神格だしなぁ。今となっちゃぁ単なるメイドたちの権威誇示にしか使われていないみたいだし、どっちかというと伝統行事じゃなくて本当に単なる「イベント」扱いなのかもしれない。

 そんな謎イベントの報酬に、さらにいつものことながら店長のうっかりが重なってとんとことんにとっては千載一遇のチャンス。他店曰く「ちょっと強いメイドが加入したくらい」のとんとことんだが、なるほど、このイベントなら一極集中で武力さえ上げておけばどうとでもなる。ゾーヤ・嵐子という2人の兵器を携え、見事になごみの情熱が生態系の頂点へと至った。なお、そのために打倒するライオンの長が日笠陽子というのは、なんかもうそれはそれで必然だった気もする。ちなみにその他にも今回はちょっとしか出ないモブに伊藤静やら渡辺明乃やら富田美憂やら関根明良やら、相変わらずメイドの密度が濃い次元であった。

 ちなみに、今回も注目したいのはやはり店長のブレないクズっぷりだろうか。手引き書の紛失という分かりやすいやらかしまでは普通なのだが、その後、どうしようもなくなって暴れるでもなく、泣きつくでもなく、逃げるでもなく、ただ近所の釣り堀でボーッとしてるっていう。その「無気力に何もしない様」が本当の本当に「こいつ、クズだな」って思えるムーブになってるのよね。こいつ、なんで店長業務続けられてるんだろね? スタッフがそれなりに優秀ってことなのか、それとも、実は御徒町が真の店長だった、とかいうオチなのか……。

 そうそう、今回のお話を見て突然理解したのだが、今作の「この感覚、どこかで……」っていう印象の正体がわかった。「歴史レベルでトンチキ改変された常識のねじれた世界」「女の子たちの戦い」「無駄に作り込まれたアクション作画でねじ伏せる」という構造、これ、完全にガルパンの戦略だったわ。唯一の違いは、この世界に特殊なカーボンが無いので人の命は簡単に失われること。

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 野球回があるアニメは名作の法則、第8話。最近だとどうだったかなー、と思って過去ログを遡ってみたら、明確な言及があったアニメは「Sonny Boy」と「BNA」だった……。ヲイ! どっちもイカレまくった回じゃねぇか! ちなみにその他「ドロヘドロ」「博多豚骨ラーメンズ」あとジョジョ(ダービー戦)などがあります。…………法則なぁ……。

 どうしても突発的な野球回はイカレエピソードになりやすいですが、今作は元からイカレてるので割と平常運転でしたね。まぁ、相変わらずしれっとした顔でやってることはエグいのだが。どうにも前回までの一件でなごみの脳の一部が破壊されてしまっているらしく、ある意味ではとても主人公らしい真っ直ぐすぎる情熱を手に入れている。それがねるらちゃんの弔い合戦を目指したものなのかはよくわからんのだが……敵対せずに融和を目指すといいながら、彼女のマインドは秋葉原に良い影響を与えているのだろうか。結局は抗争が激化したり、各地に遺恨を残したりしてる気がするんだよな。なにしろ今回はメイドリアントップがついに殺されてしまったわけで。とんとことんの周りには常に火種しかありません。

 野球回のクオリティってのはそのアニメのベースラインを測るのにちょうど良くて、野球のモーションや細かい試合展開などから、どれくらい丁寧に作られているかが読み取りやすい。本作の場合、野球のモーションなどは並程度だが、各所に細かいネタ回しを配置しておく手管は手慣れたもの。そう言えば、同じP.A.WORKS作品である「SHIROBAKO」もバッティングセンターでのモーションだけで話題を呼んだこともありましたね。今回は嵐子のモーションがやたら注目されており、バッティングは王、そしてピッチングはサブマリン。打席は左だから完全に王のコピーだが、ピッチングも左なので、左のアンダースローという非常に珍しいスタイルになっている。今ググったら、少なくとも日本球界ではあまりこの例に出せる選手はいないらしい。そんなところにオリジナリティを発揮されても……。「塀の中」での野球経験でなんでアンダーを学んだのかはよくわからんな。

 その他、なんだかんだでフィジカルが無駄に高いとんとことんの面々は、ゆめちとしぃぽんがやたらハイクオリティな二遊間を見せていたり、とにかくパワーバッティングでスタンドに運びまくる御徒町がいたり。御徒町、あれだけ殺伐とした試合で一番危険なファーストについてるのに無傷で逃げ切るのすげぇよな。敵サイドからすれば主砲のこいつを攻め落とすのが一番旨味が多かっただろうに。やっぱ周りの連中から見ても手ェ出しにくいのかしらね(そりゃそうだろ)。

 そして実はなごみがゲームメイクという意味ではほとんど役に立っていないという事実。足の引っ張り方を考えると、多分ベネズエラ三人衆を上回る最大のウィークポイントだったんじゃなかろうか。まぁ、マスクワークができれば別になんでもいいんですけどね。ソフトボールやってた経験のおかげで野次要員としてそこそこ優秀なのがかえって寂しい。

 結局最後まで見ても「なんで野球だったんだろう?」という疑問は一切解消しないのだが、それが野球回というもの。アニメ業界の理不尽を煮詰めたような存在だな。

 

 

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 忍者衣装でのイケイケドンドンは文脈的に1つしかないのよ……第7話。まぁ、最終的になごみさんも忍びなれども忍んでませんからね……やっぱり忍びなるよりパーリナイ。

 というわけで、最愛の姉妹の死を乗り越え、なごみがメイドとしての矜持を確立させるお話。とはいえ、例によってこの世界の常識はよく分からんので、彼女の覚悟どこからきて、どこへ行くのかも完全に雰囲気でのお話である。メイドに憧れて秋葉原に出てきたウブな娘っ子、というのがなごみの立ち位置だったと思うのだが、あまりに恐ろしいメイドの世界を目の当たりにしても逃げることすら出来ず、アキバでの生活を余儀なくされていたのがこれまでのお話。そこでねるらの死というショッキングな事件を体験し、普通に考えたら絶望に打ちひしがれたらアキバを去ると思うのだが……何故かなごみはアキバを抜けずに、職種を変えてひっそりと生きていた。これは「もう故郷には何も残していない」という決死の覚悟でアキバに飛び込んできたということなのか、それとも、やはり心のどこかではメイドを捨てきれなかったからこそ、姿を変えてアキバに残っていたということなのか。文脈的には後者であってほしいという気もするが、単に「いや、なごみのこれまでの人生とか実家の設定とか考えるのもめんどいし……」というだけな気もする。まぁ、そこのバックグラウンドはあんまり重要じゃないでしょうからね。なごみが今作で意味を持つのはあくまでも「今メイドであるから」。彼女の物語はこれで一段落ついた気がするので、ここからはいよいよ嵐子が中心となり、アキバの巨悪と戦っていくことになるのだろう。まぁ、巨悪と言ってもかつての同僚のはずなのだが……。

 ヤクザ+メイドという単純な足し算でお手軽カオスを生み出していたこの作品に、「動物園」「宇宙人」というエッセンスをトッピングしていたのが先週まで。そして今週はさらにそこに「忍者」までが混ざり込んできた。これ、間違いなく偶然なのだが、並べてみると忍者(ニンニンジャー)→「動物」(ジュウオウジャー)→「宇宙」(キュウレンジャー)っていう戦隊の歴史と並びが共通してるんですよ。いや、ほんとこじつけですけどね。まぁ、何かのモチーフにバリエーションを出そうとしたら発想がかぶるってことなんでしょうね。この流れで行くと1つ前の世代は「電車」(トッキュウジャー)で後ろの世代が「快盗」(ルパレン)ということになります。……アキバだったらワンチャン電車モチーフはあるかもな……。

 カオスを極限まで高めた一大抗争。これまでもやたら容赦無く気合が入っていた抗争シーンが、今回は一際力が入っており、それゆえに救いのない描写にもなっている。もう、何がこの世界のスタンダードかも分からんから、描写がおかしいのかあってるのかも分からん。とりあえずゾーヤのファイティングスタイルがあまりにストロング過ぎるのがいちいち笑う。本物の任侠映画でもここまでプロレステクニックを駆使して戦うキャラはでてこねぇだろ。なごみが忍者修行の末に戦闘力を上げており、的確なクナイシューティングなどでいっぱしの戦闘員になってるのも違和感バリバリなのになんか納得させられてしまう。他の組員(?)と違って銃を使わないので、クッソ物騒なくせに一応「不殺」スタイルになってるのがポイントだ。

 あまりに凄惨な最期を迎えた愛美。最後まで筋を通し、やることをやりきったいいキャラでしたね。ちなみにそれに対する我欲の権化たる店長が今週やったことは「人質を取るも失敗して敗走」だけ。これはこれで筋の通ったストロングキャラである。

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 流暢な広島弁、なんだか不思議な音律に魅力を感じる、第6話。考えてみりゃ、「ヤクザ方言」である広島弁ってなんちゃっても含めてアニメでは男が使ってるシーンはよく見るが、女性が喋ってるのってあんまり聞かないよね。ありし日のまつらいさんが「たまゆら」で使ってた優しい広島弁が懐かしい。

 さて、もう単なる任侠アニメになってしまったが(もとからそやろがい)、「メイド+ヤクザ」という単純な足し算だけでは物足りないということなのか、抗争をおこしたケダモノランドとメイドリアンはそれぞれさらにコンセプトを加えた業務形態が人気を博しているという設定が前面に出てきた。「メイドがドスを聞かせて道理を語る」というだけでも珍妙な絵面なのだが、さらにそのメイドが宇宙人設定を盛り込んで訳のわからん比喩まで使い始めたらカオスってレベルじゃないのよ。もうどこから突っ込んでいいか分からんわ。

 その割に(そのせいか)やってることはすげぇベタな展開であり、今回はあまりにインスタントな姉妹の契りを結んだネルラちゃんが、それをフラグだと認識させるのとほぼ同時に散っていくという、あまりに生き急ぎすぎた展開になっている。まぁ、これまでのエピソードもだいたいがインスタントにネタを出しては刈り取りという流れを続けてるだけなので既に持ち芸みたいになっちゃってるが……ふつーの外面のアニメだったらいい加減に飽きられてる頃合いなんじゃなかろうか。ほら、シンプルなスパイを描いたシナリオだと「忍びの一時」が既に「もうええかな」ってなってる感じよ……(あと、ついでに今週は「銃殺された恩人の最後を看取る」というエンディングもとあるアニメと被ってた)。今作は本当に派手な装飾(虚飾?)でベタも何もかも吹き飛ばして最後まで走り切ってほしいもんですね。店長が反吐が出るくらいにクズの中のクズ路線を突っ走ってくれているのが、今作では一番輝いてる部分でしょうね。

 ちなみに毎度恒例の中に人ネタですが、彩陽らに加えて今回はちょい役でゆーみんも登場し、やはりこの設定だと低音でドスが効かせられるキャストが集まってきていい具合だな、と思ったり。ケダモノランドの上層部、嵐子とかつて契りを結んでいた現リーダーが皆川純子で、「これ、ネオベネツィアの三大妖精じゃん……」ってなった。もう一人もどっかに隠れてたらどうしよう……。

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 今期は豚アニメが多いな(?)、第5話。多分、史上最も豚にフィーチャーしたアニメになってると思いますよ(対抗は「はれときどきぶた」)。

 これまではなんとなく「こういうモチーフの話かな」ってのがあったんだけど、今回は……もう、単なる抗争の話やな。シリアルキラー的なものを扱う話……ってほどでもないよなぁ。なんでメイドシープの子があんな殺し方を試みたのかはよく分からない。別にアリバイトリックが必要だったわけでもなかろうし……単にトマトジュースの在庫がめっちゃ余ってたんでしょうかね。多分、なんか元ネタがあるギミックなんだろうな。

 嵐子が36歳の誕生日とのこと。中の人はもうちょい上だが、近い人を探すと店長の中の人がちょうどこないだまで36歳だったので、だいたいそのあたりの年齢感です(なんの情報だ)。声楽声優・高垣彩陽の歌唱を最も無駄にできるアニメ。メイドに年齢が関係ないのと同様に、声優はもっと年齢なんて関係ないですね。ちなみに更なる声優の話を片付けておくと、今回最大の聞きどころはアバンでのなごみの絶叫です。いやぁ本当にいい声で鳴きますね……近藤玲奈(23)。今回も上へ下へと大忙しの絶叫劇で楽しませてもらいました。そして、そんななごみに対抗するのは小倉唯(27)。……え、もう27なのか……。まだ二十歳くらいのイメージですわぁ(おじさんになると時が止まる)。

 中の人の話題しか出してないのは、あと何をいじったらええねん、というのがよく分かってないからです。ツッコミどころなんていくらでもあるんだけど、もう、今作の場合はどこに突っ込んでも負けな気がするからなぁ……。えっとね、今回は「インクの色」というのがよく分からないギミックとして機能していて、最終的にトマトジュースじゃなくて羊メイドの流した血によってチラシが染まっていく、っていうのがいい演出でしたね。……ちゃうねん。真面目に演出の話するのもなんかちゃうねん。今週のコンテワークはP.A.WORKSが誇る抜群の安定感、許琮氏ですよ。この人が参加してるだけで安心の象徴みたいな印象があるんだが、最近は1作品1回だけとかで登場回数が減ってる気がする。どういう仕事体制なんだろう。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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