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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「アンダーニンジャ」 5→5

 変なアニメだった。なんだろ、正直いうとあんまり好きなデザインではないんだけど、だからとて嫌いというわけでもなく、気になって最後まで観ちゃった、そんな作品。

 「好きなデザインじゃない」ってのは2つの側面があり、1つは単にキャラデザの青年誌っぽいビジュアルが単純に好みじゃない。これは本当に好き嫌いの話なので別に作品に責任は一切ない部分で、私がどれだけ歳くってもなかなか「ヤング○○」みたいな雑誌に移行できなかったのは、こういうリアル寄りの作画を求めてなかったからというのはある。ジャンプは読まなくなっちゃったけど、心はいつまでも少年。単なる萌え豚じゃねぇか、ともいう。ただまぁ、そうして好きな絵柄ではなかったおかげで、CGを多用したクセツヨの画面でもむしろそこは気にならなくなったし、ぶっちゃけこういう作風ならこの絵が合っているという理解もできる。アニメの作画として不備はないので、トータルでプラスにもマイナスにも働かない。

 そしてもう1つのデザインの話は、群像劇のような構造を細かく切って、さらに時系列もずらしながらモザイクのように繋いでいった、特に序盤に多かった構成の話。上述の通り、顔からキャラがあんまり入ってこなかったもんで、「いつの時間に、誰がどこで何をしてるのか」というのがなかなか入ってこず、没入が阻害されてしまった。多分原作漫画よりかは11話の長さがあるので細切れ感はむしろアニメでは改善されているのかもしれないが、それでも「あれ、先週どんなことしてたんだっけ?」がおっつかないと無駄にハードルが上がる。特に主人公の雲隠自身が「上は何を考えていて、世間で何が起こってるのか」を知らない状態で話が進行するし、視聴者目線ではそんな雲隠自身もどんな人間なのかがさっぱり分からない状態で話を追わねばならず、緊張感を強いる状態が長いのである。ただまぁ、そうした煩雑さも「謎多き現代ニンジャの世界」を描くための一手法であることは理解できるし、ちゃんと観ていれば少しずつピースが繋がって大きな事件像になっていく構造自体は、ちゃんとモチベが維持できれば面白いものだったという気もする。ラストの展開は素直にびっくりしたしね。多分、もっと「ちゃんと」見る必要があった作品なのだろうから、有象無象のアニメの中に埋もれさせて消費してしまった自分の責任が大きかったんじゃないかというのは素直に反省である。

 ……でも、やっぱ苦手なんだよなぁ、こういう雰囲気……。こればっかりはほんとごめん。

 

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