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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「休日のわるものさん」 4

 定休をきちんと取ってくれる悪の戦隊組織ってどれくらいあったんでしょうね。確認取ればもしかしたら分かることかもしれんが……個人的な印象では案外ザンギャックはその辺の福利厚生がちゃんとしてる印象がある。ボーゾックは多分シフト制。

 そんなわけで割と出オチ感が漂う一発ネタ作品。出自を確認するとまず「ガンガンpixiv掲載」っていう時点でなんかよく分からんのだが、今やそういうのも「掲載誌」として立派に成立する時代になっているのか。まぁ、いわゆるTwitter漫画から出てきたようなデザインなので、本当に1ページとかで小ネタをやってちょっと目を引くというタイプのもの。正直言ってこのネタで30×1クールが持続するとはあんまり思えない。

 過去の例を見れば例えば「悪の組織の幹部が戦隊リーダーとイチャイチャする話」はとても面白かったし、「侵略も視野に入れた宇宙人が地球に溢れるもふもふ生物に夢中になってしまう話」も大好きだったのだから一発ネタでも面白くはなるやろ、とも言えるのだが、今作の場合、あんまりそこに「奥行きを見たいな」というモチベが湧かないというか、本当に単発ネタのためだけに作ってるから設定が歪な印象があるというか。例えば禍原デス美さんは今作主人公と同じ「悪の組織の幹部」だったわけだが、同時に地球のふつーの女子高生だったからこそ恋愛にも繋がるし、そこに生活感があって地続きの物語を作りやすかった。今作の悪い奴(そういや名前ないんか)は割と最近地球に来たらしくて地球の文化もさっぱり理解してないが、何故かコンビニにお気に入り商品がある程度には文化に馴染んでおり、いちごもモチも知らないけど何故か「苺」という漢字は普通に読める。まぁ、そこはどうとでも理由がつけられるから問題があるというわけではないのだが、猫に魂を持っていかれたリザさんのようなカルチャーショックを受けた様子もないので個々のエピソードのインパクトに乏しい。「この人はどういう生き方をしてるのかな? 何を考えて地球に来たのかな?」という部分がすげぇ行き当たりばったりに設定してる感じがあって飲み込みにくいのだ。

 また、タイトル通りにマジで「休日の」様子しか描かれていないというのも引っかかる部分で、デス美さんの場合は有事の死神王女として荒ぶる恐ろしい本性と素敵JKの側面が同時に見られるからそのギャップに萌えや笑いが生まれるわけで、今作のわるもののように休日の様子ばかりをただ描かれたのでは、それは単なる暇なニートの日常である。頭の中で悪いことを考えている描写はあるが、実績が伴わなければ単なる厨二病の妄想と同じわけで、笑いにつながるネタになっていない。まぁ、今後そういうシーンが挟まって少しずつ「悪VS正義」の構図が見えてくるかもしれないが……せめてその掴みは1話目でやっておいてほしかった。

 映像部分も並程度で、ギャグ作品ならこれくらいのユルさでもいっかな、くらい。しいて良かった点を挙げるなら、近所のコンビニ店員が東山奈央なのはちょっと羨ましすぎるって話。あんな元気で声の通るコンビニ店員がいたら毎日通う。

 
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