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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「勇者のクズ」 5→4

 話はもしかしたら面白かったのかもしれないのだが……作画クオリティの低迷が如何ともしがたく、見た目のしんどさから中盤くらいで心は離れてしまった作品。それでも2クール見守ってはいたのだから、何かしら引っかかるものがあった気もするのだが。

 もしかしたらそれは「一応『勇者刑』と同じ作者らしいからなぁ」という先入観はあったかもしれない。でも、これは決して的外れな期待ではなかった気もするんだよな。世界設定のヒネた感覚とか、きちんと人間関係を構築してその妙を描いていこうという姿勢とか、ストーリーテリングへの責任感はある程度「勇者刑」同様に感じ取れる部分ではあった。

 主人公のヤシロのキャラクターがとにかく一貫しており、タイトルに冠する「勇者のクズ」であるところは魅力的な部分。彼はポーズだけでなく、本当にやさぐれながらも心のどこかにアツいものを持つ無視できない主人公。そのために弟子がいっぱいついてくることにも説得力があり、結果的には「女学生3人をはべらせるハーレム」みたいな絵面にはなっているが、絶対にその女の子たちを性的な目で見たりしないし、自分の生き方への負い目から「俺みたいになるんじゃねぇぞ」的スタンスは絶対に崩さない。その上で実力があるからこそ3人の少女たちは少しずつ態度を変えながらもヤシロについていく選択している。この中心にある「弟子教育ファンタジー」は他作品ではあまり見ないオリジナリティだ。

 さらに、そうして付き従う3人のヒロイン勢は皆それぞれに魅力的だ。城ヶ峰の徹底したアホっぽさと根源的な人の良さ・人懐っこさ、印堂のクーデレ感漂う無骨な愛嬌、そしてセーラのお嬢様要素を持ちながらもはすっぱさを見せたいちょっとしたこじらせ具合。みんな単なる心酔者ではなく、それぞれの人生観に従ってヤシロを選んでいることが伝わってくる。これに加えて1人1能力の特殊な戦闘構築が可能で、軍師役と言えるヤシロが教育を施すことで着実に勇者として成長していく様を見守るのも楽しい。

 ……楽しいのだが……その戦闘がとにかくショボい。コマ送りなんてレベルじゃねぇし、アクション作画になると殊更に演出の拙さが際立ってしまう。どれだけ筋立てが魅力的だったとしても、流石にこの画だとついていくのがやっとですわよ。「勇者刑」との強烈な対比になってしまったのも皮肉な状況である。

 まぁ、同じ作者でもそんなに何本も恵まれた環境でのアニメ化が実現するわけじゃないってことですよ。案外、今作も画のマイナスを取っ払うためにコミック版をあたってみるのは悪くないのかもしれない。

 
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