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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 GOSICK」 5→3

 正直いうと、中盤以降は全く真剣に見ていなかったので、あんまり評価をどうこういえる作品ではない。一応、「最後まで真剣に見るモチベーションが維持できなかった」という風に自分勝手に解釈して、点数は下げさせてもらった。結局、最後まで何を足がかりに見たらいいものか分からずじまいだったしなぁ。

 導入時は、ミステリのフリをしながらあまりに適当なネタを次々に連打してくる様子に辟易し、しばらくすると、観るのをやめてもいいんじゃないかというところまで行った。不快だった「なんちゃってミステリ」要素こそあんまり重要じゃなくなっていったが、だったら何を目当てに見れば良いのか、という部分も特になく、ヴィクトリカが偉そうに何かを説明しているのを、「そんなわけないやんけ」と突っ込む作業すら出来なくなってしまったのだ。思わせぶりなキャラクターの行動は一向に腑に落ちないし、謎を半端に残しながらのシナリオ進行のせいで、どこまでが自分のせいで、どこまでが脚本のせいなのかも分からない。「何が分からなくていいのか」が分からないというのは、結構なストレスなのである。

 最終的にはお国を賭けた戦争にまでお話が広がり、推理がどうこうってレベルではなく、単なる理想論、精神論で話が進む。そうなるとヴィクトリカ・一弥以外のキャラが何を考えてどう動くのかがよく分からないというこの作品の最大級の問題が更に肥大化してしまい、誰の思惑で話が進んでいるのかもあやふやに。もう、単に嘆美な雰囲気を味わうためだけに観るしかないですがな。これ、原作読んでたらもう少しすんなり観られたんだろうかねぇ。

 そんなわけで、シナリオラインへの理解が全く出来なくなったので評価は出来ない。それでも最後まで観ていたのは、ある程度画面に魅力があったのが1つと、なんと言っても中の人要素である。中盤以降に活躍したコルデリア・ヴィクトリカの親子コンビが沢城・悠木という師弟コンビで結成されているのが最大の見どころで、この2キャラは容貌もほぼ同じであり、それぞれの小さな身体に複雑な人生行路を抱えているという、なかなか面白い配置。これをまずあおちゃんがどのように料理するか、というのがメインの楽しみであり、それを受けて、師匠である沢城みゆきがどう返すのか、というのがクライマックス。まさかみゆきちに娘が出来る日がくるとは思ってもみなかったが、それがあおちゃんならば何だか納得出来てしまう。この2人の共演はもっとどんどん見たい見事なものでありました。

 あとは、一弥役の江口拓也は、与えられた仕事を十全にこなしたのはプラス評価。「81最後の大型新人(自称)」らしい堂々とした役さばきである。他にも下屋則子、鹿野優以なんてあたりはなかなか渋い配置だし、大川さんや菅生さんあたりの重鎮達の時代がかった演技も美味しい。そういや2期に渡ってエンディングテーマを勤め上げたコミネリサの仕事も見事だったね。ほんと、画面は綺麗で音響面も楽しいんだから、あとは脚本部分で問題が無ければ傑作になったかも知れないんだけど……

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