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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「青の祓魔師」 5→5

 昨今のアニメは流石に劇場版に頼り過ぎな気もするのだが、これってどこかの作品でセールスモデルとして結果が出たからなんだろうね。どのへんかなぁ、マクロスとかかな? ま、この作品の場合にはヘリに乗った文人さんが笑顔を固めたまま女子高生の頭を打ち抜いて去っていったりはしなかったので、1つのシリーズとしてもそれなりの達成感はありましたがね。

 良くも悪くも予定調和な内容だった今作。シナリオ部分に関しては典型的なジャンプ漫画だったので友情が努力で勝利な筋立てであり、つけいる隙もないし、いじり甲斐もない。ただ、実は夕方5時にジャンプアニメがきっちり友情努力勝利してくれているというのは最近では珍しいことであり、純度の高い少年漫画テイストが毎週安心品質で楽しめるというのは、思えばありがたい話だったのかもしれない。やっぱり日曜ゴゴゴ枠というだけで画面のクオリティは一段上がるみたいで(つまり制作に金がつぎ込まれるみたいで)、余計なことを考えずに「アニメの画面」を楽しみたいなら、これ以上のものはないだろう。次作は更に子供向けガンダムが続き、なかなか良い方向で「アニメの本来の姿」に立ち戻ろうとしている節もある。貴重な休日夕方枠を維持し続けるMBSには、この路線でしっかりセールス面も維持して頑張って欲しいところだ。

 もう少し突っ込んで見ていくと、岡村天斎の描くダークファンタジーということで、脇でちょこまかしている悪魔のディティールとか、取り憑かれた人間のどこか現実離れしたモーションとか、「黒い」部分がきちんと黒く見えるのは実に見事な部分。主人公チームの技のエフェクトもど派手でバトルものとしても見応えがあったし、緩く力を抜いたときにはアホな男子生徒どうしの掛け合いなんかも楽しい。少年漫画らしいテーマの1つに「よわっちい奴がなけなしの勇気を振り絞って戦いに挑む」っていうのがあって、子猫丸とか志摩あたりのサブキャラもいつの間にかちゃんと男の子として頑張れるようになっていたのが実に好印象。そして、しっかり女の子も可愛い。ここまでしてもらえれば原作者も本望だったのではなかろうか。個人的に好きだったキャラは……クロかな。あとシュラ。駄目だよおねーさん、こんな時間帯に乳振り回しちゃ。

 そしてやっぱりキャラの話なら中の人の話。今作は男女ともに人気声優そろい踏みの節操のない配置だが、やはり岡本・福山・神谷と並べられると、1つ1つの演技に妙な艶っぽさというか、味わいが出てくるので男から見ても贅沢である。個人的にはサタンにのっとられた時の福山潤が楽しかったですね。ま、元々の声が藤原啓治だから、そのまんまはっちゃけ演技でトレースするとみんなやりたい放題になるんですけど。いっそピコリンにも憑依してみて欲しかったもんだけど。そして女性キャラは、メインがキタエリ・花澤という今まさに花盛りの共演。これにサトリナやらが混じって彩りを添える。圧巻だったのはクライマックスのキーパーソンとなったユリを演じた林原めぐみだろう。ほんのちょっとの登場だったのに、世界を揺るがすだけの事件を生み出す存在感がある。今のご時世、閣下と共演出来る機会も多くはないので、一緒の現場にいられた若手にとっては貴重な体験になったことでしょうな。

 さて、劇場版か……いくかなぁ。

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