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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 男性キャラが出てきてもこの世界は何ともないぜ! 第2話。今回登場した先生、鬱陶しいけどなかなかいいキャラじゃないですか。予想以上のご当地押しがなかなか強烈。これで広島にもファンが押し寄せることになるんでしょうかね。いや、その前に「かみちゅ!」で行っとけよ、って話なんですけど。

 毎回何かものすごいことが起こるわけじゃないから、多分毎週記事を起こすような作品ではないと思うんだけど、ちゃんと1話の品質が維持されていたことが喜ばしかったので、2話だけでも言及しておきますね。今回はコンテに佐山さん、そして作監が伊藤郁子。こりゃブレない。細かいデフォルメキャラがちょろちょろと画面上に出てきて遊んでる演出は、なんかシャフト作品……というか大沼心っぽいかも、という気はします。

 そして、今回今更ながら気づいたのだけど、メインキャラ4人ってそれぞれ人間の五感を表したキャラだったのね。「妙な趣味持った連中ばっかだな」と思ってたんだけど、そういうことなら合点がいく。楓は当然カメラを持ってたまゆら探しをしているので、視覚担当。ただ、彼女の場合はファインダーを覗くことで初めて世界を変えられるという設定なので、他の3人と違って「世界を全て統括する」という役割も持っている。他の3人の感覚を寄せ集めて、最終的に出来上がった世界を受容し、視聴者に伝えるディスプレイの役割を果たしているのだ。五感の中で最も優位である視覚担当の楓がその任を担うのは当然といえる。

 その他、かおたんは嗅覚、のりえが味覚、そして麻音が聴覚を担当。この中で最も異端なのが、嗅覚を担当するかおたんだろうか。「アニメで伝わらない」という意味ではのりえが担当する味覚もスタンスは同じはずなのだが、「味覚を言葉にのせて伝える」というのはアニメではよく見るシーンだ。また、日常生活において、他者と共有するのが最も困難なのが「味覚」なので、これはアニメでも現実でも「伝わりにくさ」が一緒なのだ。それに対して、嗅覚は違う。もちろんアニメでは伝わらないのだが、現実の「臭い」ならば、場を共有した人間ならばその感覚を共有することが可能になる。つまり、画面の中に描かれたたまゆらワールドと、画面の前の視聴者を最も弁別し、差別化してしまうのが「嗅覚」という感覚なのだ。

 そして、そんな「違うもの」を極力アニメとして描き起こそうというのが、この作品のテーマなんじゃなかろうか、というのが勝手な印象である。いわゆる「日常もの」であるから特別なシーンなど全く出てこないのであるが、そんな日常生活の中でのめいっぱいの「共感」を呼び起こすのが、今作で与えられたチャレンジ。光の世界を幻想的に描くことで視覚情報は充分に補完されているし、「口笛で返事をする」というとんでもない属性の麻音を介さずとも聴覚情報は共有出来る。残された嗅覚、味覚の情報までもを積極的に共有させるような演出を用いることで、世界全てが共有出来るような、そんな感覚が提供出来るというわけだ。それが万全の状態で成功しているのかどうかはまだ分からないが、なかなか面白い切り口なんじゃなかろうか。

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