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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ビビッドレッド・オペレーション」 6→4

 毎週感想を書いてきたものなのでまとめる要素は少ないが、改めて総括すると「おもてたんと違う」。まぁ、何事も先入観を持って見始めると良くないな、という戒めである。

 まず、1話感想を読み直してみると、開始直後は「これは戦隊アニメだ」と思っていた。ということは、戦隊ものの中で繰り広げられるお約束の諸々を楽しみにしていたわけだ。実際、気合いの入った変身シーンやど派手なバトルアクションが1話では目を引いたのだし、これに萌えもののエッセンスを掛け合わせた新たな時代の戦隊ものが作られることを期待した(まぁ、それってプリキュアじゃねぇかって話もあるのだが)。しかし、回を重ねるにつれて、だんだん変身バンクの扱いがなおざりになっていった。それだけでなく、アローンとの戦闘要素自体がなおざりになっていった。これではせっかくのパレットスーツも合体ギミックも持ち腐れである。要所要所で面白いものは出ていたと思うのだが、いかんせんそのウェイトが軽すぎて、入れ込むモチベーションになりにくかったのは完全にミスだったと思う。戦闘に力が入らないとなると、戦隊ものに残された要素は「お約束の勧善懲悪路線」ってなことになるのだが、こちらも敵キャラのセッティングに失敗した感がある。カラスさんの無茶な敵対要素はシナリオ全体が破綻しているように見えてしまい、そこまで思慮の無い女子中学生が戦う相手としても、あまり相応しいものではない。れいちゃんを巡ったややこしい善悪の判断と友情を絡めるならば、それに抗する敵対勢力は、極力分かりやすい存在にすべきだった。それこそプリキュアみたいに。

 メインシナリオに難が出てしまうと、残る要素としては高村監督頼みの萌え要素。つまり「百合」と「尻」である。こちらのファクターについては割と良かったはずなのだが、やっぱりキャラの造形というのはシナリオラインがあって初めて形作られるものである。心情が追いにくかったり、とってつけたような行動に出てしまうキャラたちでは、どれだけそこに萌え要素でドーピングしようにも、没入度が違う。同じ高村監督の「ストパン」の方は、キャラが多いにも関わらず破綻が無く、シンプルに楽しむことが出来たのは、やはりシナリオが分かりやすく、そこで生きている各キャラクターの個性が見やすかったおかげだと思う。今作の場合、不安定なメインシナリオを回すために時間を取られ、個々のキャラクターにまで時間を割けなかった印象がある。おかげで百合要素を推すにしてももう一歩、というところである。すると、残った要素は「尻」だけになってしまう。まぁ、ここはね。

 というわけで、この作品は「股間からご来光を拝むアニメ」という結論になった。うーむ、唯一無二ではあるが……ストパンのズボンでも代用が利くからなぁ。ストパン見直せばいいと思う。一応中の人絡みで今作の功績を最後にフォローしておくと、1つは当然内田真礼の良い起用方法だと思うが、最大の功績は村川梨衣の発掘だろう。ん、まぁ、埋もれさせといた方が良かったんじゃないか疑惑もあるが……声優業界にまた新たな爆発物が誕生したのは、この作品のおかげ。りえしょん地獄の幕開けだ。


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