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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 じじい何どさくさに紛れて戻ってるんだよ、最終話。多分あの謎のメビウスリングのおかげなんだろうけど、世界をまるまる1つ復旧して、小娘を送り届ける心遣いを見せて、あげく完全に自業自得で獣になっていたじいさんを戻す。アフターサービス良すぎるだろ。流石にカラスの暴走に責任を感じたんだろうか。いや、それならカラスが暴走してる段階で止めに来て欲しかったものだが。

 さておき予定調和な最終回。色々と「そうなれば、そうなるやろ」という展開だったが、想定していなかった部分もちらほら見受けられた。そして、その想定外が、ことごとくなんか勿体ない方向に違っていた。まず、カラスさん暴走からの流れは想定通り。前回「いくら何でも無茶苦茶言い過ぎやろ」と憤懣していたわけだが、やっぱり「宇宙の偉い意志」は特に関係しておらず、長らくの中間管理職に嫌気が差したカラスの独断専行、無茶行為であることがちゃんと説明された。カラスさんたら、矢がまとめて手に入ったものだから、調子に乗りすぎて「やべえ、宇宙超えたわ。上司もこれでボコるわ」と死亡フラグを乱立。あげく、よく聞いていると最初は「地球をぶっ壊す」だったのに、最後の台詞のあたりでは「宇宙をぶっ壊す」になっていた。いやぁ、流石にそれは……グレンラガンでも無理だったんだし……結局、女子中学生のグーパンで敗れるという体たらくであった。

 そして想定外だったのは、そんな調子乗りカラスさんに対抗するあかね達の行動が1つ目。流石に最終回だからそれなりの山場を持ってくるだろうと思ったのだが、なんと4人でやる行動が「同時多段変身」だった。単にこれまでのバンクを繋げて繰り返しただけ。正直、全員合体とかそういうギミックがあると期待していただけに、これはショボーンである。確かに個々の必殺技を連打する展開は、最終回に相応しい作画もあってアツいものもあるのだが、ドッキングって既に過去のモスラアローンに通用しなかったわけで、今更それをカラスに連打されても……って、効くのかよ。やっぱカラスさん口だけだよ。そして、全力でドッキングを終えるとあかね以外のメンバーは全員エネルギーをロストして沈んでいくという、完全に使い捨てカートリッジ状態である。まぁ、示現エンジンを乗っ取られたからエネルギー供給が出来てないってことなんだろうけど。文字通り「捨て駒」にしかなってなかった3人がちょっと不憫である。せっかくの「パレット」スーツなんだから、色を混ぜるギミックがもっと多くても良かった気がするんだけども。

 そして、クライマックスに待っているのは当然救出したれいとのドッキングだが、ここも想定外といえば想定外。まず、れいちゃんの分のキーが出てこない。つまり、れいちゃんのパレットスーツがない。これはご不満だ。結局5人目のビビッド戦士は存在しなかったことになる。そして、ドッキングの配分はなんとあかね→れいの形であった。確かに「ビビッドレッド」というタイトル通りにするにはこの方向性が正しいわけで、逆だと「ビビッドブラックオペレーション」になってしまうのだが、だからといってパレットスーツも着てない一般人(?)を基盤にしたドッキングが突然行われる唐突さは美しくない。せめて他のメンバーで逆バージョンのドッキングが出来ていれば説明力もあったのだが。まぁ、異世界人のれいちゃんだからこそ、ドッキングの法則を無視出来たってことなんだろうけども。そして、個々の必殺武器が違っていたドッキングの最終版、ビビッドレッドが何を使うかと期待させておいてのパンチである。これまでの法則を考えればブーメランが正しいはずだが、流石にラストバトルでブーメランは無いだろう、ってことで、大気圏外まで上昇しての熱いパンチである。うん、まぁ、アツいといえばアツい展開なのだが、パンチの演出も割とあっさりめだったし、あんまりあかねにもれいちゃんにも肉弾戦のイメージが無いのが難点。基本的に勢いだけで押し切った部分である。

 こうして、何とも据わりの悪い最終決戦が終わり、最後に最大の想定外、れいちゃんの帰還が待ち構えていた。いや、簡単に世界直りすぎだろ。そこは多少苦しい結末でも、「自分の世界はもう無いからあかねたちと友情を育んでいくれいちゃん」にすべきだったんじゃないか。最後の最後まで戦隊は4人だったよ……一応、ラストシーンで再び帰還してるので、2期以降でビビッドブラックが誕生する可能性はあるわけだが、カラスさんが滅びて何の憂いも無くなった世界で新戦力はいらないよな……

 その他、エンディングバックではじじいの復活に加えて一色家のママンが無事に退院出来たことなども描かれており、「もう少しゆっくりやってよ」というもったいなさがちらほら。確かにすっきりしない部分を残しておくのも問題だろうが、いくら何でも適当過ぎるやろ。やっぱりこれで1クールは無理があったのでは……いや、せめてあと1話、あと1話あればなんとか……なぁ。結局一番苦戦した相手ってモスラアローンでしたやん。むー、色々と勿体ないお話であった。あ、でもカラスアローンのデザインは悪くなかったよね。あのモーションでもう少し色々とラスボスらしい動きが見せられれば画面映えしたと思うんだけどな。

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