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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 はい、劇場作品です。毎月1日は映画が安い。連休中で混雑するのは覚悟の上で、どうせなら一日使い潰す覚悟の映画鑑賞。予定通りに3本一気観しました。順番としては「ヒーロー大戦」→「シュタゲ」→「いろは」(2回目)という並びで、実はいろは視聴後にそのまま「変態仮面」も見られる時間があったのだが、流石に体力が限界だったのでギブアップ。多分しばらく劇場にはいかないだろうから、結局変態仮面は諦めざるを得なかった。まぁ、今回の主な目的はこの「ヒーロー大戦」だったので別に良いのです。後のシュタゲへの流れで図らずもスーパーセキトモタイムになったのはご愛敬。

 

<以下、ネタバレを含みますのでご注意>




 さて、「スーパーヒーロー大戦」の名を冠する2本目の劇場作品である。元々前作より前にライダー大戦とスーパー戦隊199があり、更にそこから悪のりしての作品なので、多少の無茶苦茶には当然目をつぶることが前提である。あんまりややこしいことを考えるもんじゃない。多分今になって冷静に考えれば、前作のシナリオとか本当に酷かった(いや、視聴直後の感想でも「酷かった」って書いてるけども)。でも、そういうことは言っちゃ駄目なんだ。それを理解した上でのお祭り騒ぎを楽しむ作品である。

 まず、個々の要素を見ていく前に、流石に慣れて来たのでちょっと残念だったポイントからあげていこう。一番残念だったのは、やはりあからさまに規模が小さくなったこと。これは視聴前から公式ページのキャスト紹介なんかで分かっていたことだが、今回は「全員集合」ってわけにはいかない。生身のキャストはほとんど現役と1世代前で占められており、この手の作品の贅沢さ加減では「199」を超えるのは多分不可能だろう(戦隊40周年で何かが起これば分からないけども)。特に今回は宇宙刑事が中心となるお話なので、戦隊ヒーローの扱いは正直あまりよろしくない。まぁ、前の「大戦」の時の主人公がジョーだったので(?)、今回は仕方ないところだろう。戦隊しか知らないのはこちらの責任だしね。正直、「戦隊出番少ないなぁ」と思いながらも「ウィザードはやっぱり恰好いいなぁ」とか思って見てたので、別にウェイトの置き方がそこまで不満だったわけじゃない。ただ、つまみ食いみたいにちょろちょろと出てくるだけ、っていうのが消化不良ぎみだったんだよね。途中で「ビースト縛り」「宇宙縛り」のコーナーをやるためにギンガマンやデカレンジャーが揃って出てきたときにはテンションが上がったのだが、その後のシーンに一切出てこなかった。何故か最終決戦の地で戦隊代表を務めたのが、シンケンジャーとボウケンジャーだったのである。そして、謎のレッド選抜からレッドホーク、デンジレッド,ハリケンレッドの3人。なんでやねん。パンフによると「各年代レッド代表」ってことらしいのだが……いや、出てくれるのは嬉しいんだけど、戦隊から単品でチョイスされると、「頑張って召集かけたけど予定が合わなくて吼太や七海が来らんなかった」みたいな気がしてくるんだよね。そりゃブラックコンドルとかは来らんないだろうけども(199の時はいたけどな)。

 あと、大きく残念だったのは先代ギャバン、一条寺烈が、今回すごく残念なポジションにいたこと。そういやコム長官はお亡くなりになっていたので出てこないのは当然であるが、前回のいざこざの後に無事に管理職に落ち着いたであろう烈が、今回は完全に「情けない大人」でしかなかった。もちろん新ギャバンの活躍を描くためには仕方ないポジションだったことは分かるのだが、それにしてももう少し彼の行動の必要性を補足してもらわないと、単なる臆病者に見えてしまう。よろしく勇気のギャバンが地球に向かって懺悔する姿なんて、見たくなかったですよ。今回はある程度バトルの規模が小さくなったことで、相対的にドラマパートで見せる部分が増えていたと思うのだが、そこでヒーローを貫けない事態になると、ちょっと切ないわけですよ。今回は敵側であるマドーに今ひとつ存在感が足りなかったので、絶望感の描写が足りなかったんだと思う。

 というわけで、見ていて気になったのは主に上の2点である。他にも「メタルヒーロー勢揃いって適当過ぎるやろが」とか、「ヒロムとリュウさん弱すぎぃ!」とかあるけど、まぁ、その辺は勢いでね。だって、イナズマンの絡みとか、ほんとどうでもいいやないか! でも笑ってしまうねん。「サナギマンは耐える」って言いたかっただけやん! セキトモはあのナレーションが出来てさぞ嬉しかっただろうなぁ。今回は本当にセキトモ祭りでね。モバイレーツに加えてイカデビルやってアカレンジャーやって。そういや「アキバレンジャー」でチャイナマン役もやってたよな。少しくらい鈴村に分けてあげてもいいと思うよ。

 個々の要素で見ていくと、まずあんまり詳しくないライダーについて。今回はウィザードがギャバンと並んでのメイン主人公。やっぱりウィザードのバトルスタイルはスカしてるけど恰好いい。個人的には好みの造形だなぁ。ビーストも初めて見るけど面白いコンセプトだったし。彼のおかげでギンガマンに出番があったんだからそれだけでも感謝しなくちゃ。ウィザードは本当に超然としてて、どこまで行ってもピンチに見えないのが今回の「敵の微妙さ」の原因だった気がするのだが、慌てふためく姿を見たくないのも事実。ラストバトルで一切断りもなく無茶苦茶な指輪でシャバドゥビってやがったのも良い思い出。なんやねんスーパー戦隊リングって。キョウリュウジンに専用コクピットがあるのも謎だぞ。フォーゼはゴーバスターオーに乗るときにわざわざヨーコを追い出して乗ったのにな。ちなみに、その他のライダーだとフォーゼがチョイ役だった以外に、どさくさに紛れてディケイドもちゃんと戦ってるのがずるい。お前、前回のごたごたのことは一切気にしてないのな。あと、最終決戦前の整列名乗りの場にちゃっかりオーズが参加してたのだが、一切スポットが当たってないのが可哀想だった。多分ゴーカイジャーまでは義務的に並んでたから、そのための年代合わせだと思うんだけども……出すならもうちょっと出番あげてよね。

 宇宙刑事サイドについては、今回もう圧倒的にギャバン映画だったので、なんの文句も無いだろう。シャリバンだけはちょい役程度だったけど、シャイダーも前の映画より出番は増えたし、今後着実にこの手の映画で絡む準備が整っている。っつうか、もうギャバンはそろそろ地上波放送してもいいレベル。ピカピカボディが実に鮮やかにスクリーンに映えるが、「ひょっとして撮影クルーが映り込んでないだろうか」とか気になって凝視しちゃうのが悩みの種。宇宙刑事じゃねぇけどキョーダインは去年のフォーゼから続けての参戦。かつ、毎度扱いが酷い。まぁ、この劇場版だけだとなんのバックグラウンドも無い単なるイロモノキャラだしな……イナズマンとか、最後の思わせぶりなキカイダーとか、今後どういう展開になっていくんでしょうね。それにしても、何にも知らない子供がいきなりサナギマンとイナズマン見せられたら泣き出すんじゃなかろうか……。

 そして最後は我らが戦隊ヒーロー。今回は戦隊側の主役がヨーコと鎧である。ヨーコについては、今回の映画の紅一点。おかげできっちり他との差別化を図りながら活躍出来たのは良かったが、やっぱり残りのメンバー2人の扱いが残念だったのがな……時系列的に仕方ないのだが、ヨーコたちが頑張れば頑張るほど、決して埋まらない戦隊の空席の存在が喚起されてしまう……グレートゴーバスターで出撃出来ないんだもんなぁ。陣さんがいてくれればなぁ……あと、ゴーバスターズは敵幹部を劇場版に送り出せないのが辛いところね。スタンドアローンのエンターさんは本当に絡みにくさが尋常じゃないからなぁ。一応メタロイドは多数登場してたらしいけど、一気に出てきたせいで全然わからんかった。ダマラスさんやダイランドーは見えたけど、インサーン様やスニークブラザーズもいたなんて。そうそう、樹液の野郎が何しに来たのかもよくわからんかった(から笑った)。ず〜っとヨーコ1人の頑張りを見ていて「そうか、陣さんがいないからな……ゴーバスも辛いよな……」とかしっぽりしてた矢先の登場だったので思い切り悲しみ損である。空気の読めなさは本当に見事だ。「金色の奴に被ろう」っていうポリシーがあるんだろうな。今後の戦隊祭りでの活躍に期待だ。

 鎧については、なんかもう、戦隊ヒーローっていうか、「世界観を無視して全ての事情を知ってる便利なキャラ」っていう立ち位置。おかげで彼にしか出来ない活躍が出来るのはラッキーなことで、今後もこの手の作品が作られ続けると、もうナビゲーターとして毎回登場していいんじゃないかと思ってしまう。彼が出るだけ不思議と画面が華やぐ気がするのは、私の贔屓なんだろうか。でも、楽しいじゃない。誰とでも思いっきり絡めるし、熱血展開もハマるし、それに殺陣がやたらうまいのよ。今回は他のヒーローたちも生身のアクションシーンが多かったのが凄く嬉しかったんだけど、鎧のグルグル回し蹴りのシーンが一番凄かった。それにしても、なんで1人だけで地球に来てたのかな。「地球が大変らしいんですよ!」「じゃぁ、お前1人で見てこいよ」みたいなやりとりをマーベラスとしたんだろうなぁ。

 そして、現役戦隊のキョウリュウジャーだが、実を言うと現役の割にかなり扱いが悪い。前半はほとんど出番が無かったし、後半メインで戦うくだりも、「なんかしらんけど、そこに来た」みたいな唐突な登場だった。ま、どうしてもギャグメインの戦隊はこういうシナリオには組み込みにくいんだけどね。ウィザードとキングの生身の殺陣は実に良かったし、最後はきちんとお約束のコラボライダーキックを決めてくれていたので、それだけでも満足すべきところか。ギャバン、ウィザード、キョウリュウが全部「龍」モチーフで統一されている、っていうのが分かるシーンは良くできてるなぁ、と素直に感心した。そしてどさくさに紛れて登場したゴールドもなかなかおいしいポジション。ウッチーったらホントにツンデレさんなんだからー。

 まとめると、流石にこんだけ回数を重ねてくると色々やりにくい部分も出てきているとは思うのだが、どうせこのお祭り騒ぎはやりたいことをやるだけの場所である。無茶苦茶なネタでもとにかく騒げりゃ勝ち。そういう意味で、やっぱり今作も楽しかったのである。正直言うと、ギャバンが出てくるとなんかそれだけでいいような気がしてくるのである。是非とも、また新しい形で次の作品も見たいです(まぁ、多分やるだろうけど)。その際には、余計な縛りになるだけだろうからこの「ヒーロー大戦」のタイトルは使わない方がいいとは思うけどね。なまじ1作目でちゃんと「全員集合」をやってしまったものだから、今回みたいに「足りない」となるとちょっと不満が出てしまうのさ。なんかいいタイトルが無いものかなぁ。「宇宙刑事と魔法ライダーが修羅場すぎる」とか「今回は戦隊が少ない」とか「変態エンターさんと笑えないのっさんギャグ」とか(願望含む)。

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